アメリカのバイクメーカーの歴史や特徴のまとめ

公開日: : バイク


20世紀初頭のアメリカでは多数のバイクメーカーが活躍していました。アメリカを代表するメーカー、ハーレーダビッドソンが誕生したのもその頃で、1903年のことでした。

一時はアメリカのバイクメーカーはハーレー1つと追い込まれた時期もありましたが、今はインディアンの復活やヴィクトリーモーターサイクル、数々のカスタムマシンにより賑わいを見せています。

アメリカのバイクの特長は、クルーザースタイルとVツインエンジン。どちらもアメリカバイクのシンボル的存在です。これは果てしなく広い大陸を持つアメリカだからこそ誕生したものと言えます。足を前に投げ出しふんぞり返るスタイルは直線を永遠走るに快適なスタイル。Vツインは長距離走行時に片肺が壊れてももう片方だけで走れるように…… だなんて言われています(笑)。

ボス・ホス

ボス・ホスは、アメリカのバイクメーカーの一つです。超排気量を誇るV8エンジンを搭載した、超大型クルーザーを手がけている事で有名なメーカーです。通常のバイク以外にも、後輪を横に二つ有しているトライクも製造しています。

ボス・ホスが誕生したのは1990年、アメリカのテネシー州でした。V型8気筒エンジン、を搭載、他のバイクではありえないような排気量を備えたモンスタークルーザーバイクを手がけるメーカーとして、ボスホスはアメリカのみならず世界に名を知らしめました。

ボス・ホスの魅力はその圧倒的な存在感とV8エンジン特有のモンスターサウンドです。これ以上は無いだろうと思えるほどの究極の自己満足をライダーに与えてくれます。しかし、あまりにも規格外の大きなバイクゆえに、扱える人と似合う人を選ぶ乗り物にもなっています。

ラインナップはスタンダートモデルとホイールベースを縮めたスーパースポーツモデルが存在し、後輪を2つ有するトライクもあります。現行のラインナップでは、排気量は4800cc(馬力は290ps)と6200cc(馬力は445ps)の2つが用意されています。どちらにしろ笑ってしまうほどの大排気量となっています。車重は500kg近く、トライクの場合は700kgに近い超重量となっています。

日本におけるボス・ホスの取扱いは、栃木県足利市に所在するボスホスジャパンが行っています。また、東京都板橋区にボスホスサイクル東京が店を構えています。

ビューエル

ビューエルは、かつてアメリカでバイクを手がけていたメーカーです。社名の由来にもなっている、元ハーレーダビッドソンのエンジニアであった創業者のエリック・ビューエルの理想を実現したコンパクトストリートファイターバイクが大きな魅力でした。

ビューエルが誕生したのは1986年のことでした。幼少からモペットやハーレーダビッドソンを巧みに操り、大学時代にはレースに参加していたエリックビューエルがハーレーダビッドソンに入社した後に、オリジナルのロードスポーツバイクを製作して販売するようになったのが、ビューエルの誕生経由です。

1998年には、かつてエンジニアとして在籍していたハーレーダビッドソンに買収されて同一ブランドとなったものの、ビューエル独自の魅力は損なわれる事なく臣下を続けました。しかし、2009年、ハーレーダビッドソンの売り上げ低迷を受けてビューエルは生産は中止されてしまいました。それはエリック・ビューエル、そして多くのファンにとって悲しいニュースでした。

ビューエルのバイクは徹底的なマスの集中化と軽量化により、大排気量V型2気筒OHVエンジンを搭載しているにもかかわらず、250ccクラスのロードスポーツバイク並の車体サイズを実現しているという、かなり個性的な特徴を持っています。

日本におけるビューエルの取扱いは、ハーレーダビッドソン・ビューエル正規取扱店にて行われています。生産終了した現在でも、サービスの提供はしっかりと行われています。

オレンジ・カウンティ・チョッパー

オレンジ・カウンティ・チョッパーは、アメリカのバイクメーカー・カスタムメーカーの一つです。通称はOCCです。名前は、ニューヨークのオレンジ郡に本社を置くチョッパーメーカーというところから由来しています。ディスカバリーチャンネルの人気ドキュメンタリー番組『アメリカンチョッパー』で一躍急成長したメーカーです。

ポール・タトル・シニアと息子のポール・タトル・ジュニアによってOCCが設立されたのは1999年のことでした。元々家業であった鉄工所の経営の傍らに趣味でカスタムバイクを製作していたのが切欠となり、カスタムチョッパー専門店を立ち上げました。

しかし、設立初期は経営が厳しく挫折を味わい、何度も店をたたむ事を考えましたが、OCCのドキュメンタリー番組『アメリカンチョッパー』がディスカバリーチャンネルで放送されるやいなや大反響を受けて急成長し、今ではアメリカの超有名カスタムチョッパーメーカーの一つに数えられるまでになっています。

取り扱う車両は、メーカーや個人から依頼されて製作するテーマバイクが特徴です。基本スタイルは、ロングフォークとワイドタイヤを装着したニュースクールチョッパーとなっています。また、自社オリジナルの量産バイクも市販されています。

日本における正規取扱店は確認できませんでしたが、メーカーに問い合わせて個人輸入は可能だと思われます。しかし、日本の公道を走るために必要な調整を施すことは必至と考えられます。

ハーレー・ダビッドソン

ハーレーダビッドソンは、アメリカを代表するクルーザーを手がけるバイクメーカーです。創業100年以上の歴史を持つ、アメリカを象徴するメーカーでもあり、その名は世界中にも知れ渡っています。通称はハーレー、略してHDと表記される事もあります。

ハーレーの歴史が幕を開けたのは1903年でした。北アメリカのウィスコンシン州のミルウォーキーにて、ウィリアム・S・ハーレー、アーサー・ダビッドソン。ウォルター・ダビッドソンの3人によって1台の鉄馬(バイク)が完成しました。そして1906年には、後に「サイレント・グレー・フェロー」と呼ばれる名車を誕生させ、翌年には株式会社を設立しました。当時、工場となったのは、わずか3m×4.5mという小さな小屋でした。

その後ハーレーは、V型2気筒エンジンを開発し、今なおそのエンジンスタイルは継承され続けています。近年は厳しくなりゆく一方の環境規制に対応すべく、徐々に内部構造を近代的に変化せざるを得なくなってはいますが、根本的なV型2気筒OHVエンジンスタイルと外観から醸し出される王道のクルーザースタイルは決して損なわれていないことから、ハーレーの大いなるプライドを感じる事ができます。

日本国内でのハーレーの知名度は非常に高く、バイクに興味もない方から小さな子どもまでもがその名を知っているほどです。それだけ日本においても古くからハーレーの存在は大きく、日本人に愛されてきたという証拠でもあるでしょう。ハーレー本来の魅力はもちろんのこと、クルーザースタイルを世に広めたという意味でも、ハーレーは偉大なメーカーであります。

日本における取扱いは、ハーレーダビッドソンジャパンが正規輸入・販売を行っています。店舗は全国にチェーン展開しています。

インディアン

インディアンは、アメリカのクルーザーバイクメーカーの一つです。アメリカで創業したバイクメーカーの中では、最も古い歴史を持つメーカーとして有名です。創業以来、数々の苦難により、歴史からその姿を消してしまうこともありましたが、2004年に復活し、インディアンの名を冠するバイクの生産が今でも行われています。

インディアンが誕生したのは1901年でした。マサチューセッツ州スプリングフィールドにて、ジョージ・マロリー・ヘンディーとカール・オスカー・ヘッドストロームがモペットを3台製作したことから歴史がスタートしました。翌年には100台以上ものバイクを生産し、1907年にはアメリカバイクの象徴ともいえるV2エンジンの製造を開始し、1920年には排気量600ccV2エンジンを搭載した「スカウト」を、1922年には同じくV2エンジン搭載の排気量1000ccの「チーフ」を発売しました。

1940年代には社の規模は世界最大クラスとなったものの、その後売り上げが落ち、1959年には会社が解散。その後、何度か復活を試みるも倒産を繰り返し、2006年にとうとう、本格的に復活を果たし、新たにV型2気筒エンジンを搭載した排気量1720cc「チーフ」を発売しています。

現行のインディアンのモデルは、過去に存在したインディアンを意識したビンテージルックがコンセプトとなっています。そのため、環境規制と性能を考慮した内部メカニズムのネオ化を除けば、外装の作りからカラーリングまで、その全てが古きよきインディアンそのものです。値段は高級バイクと名高いハーレーダビッドソンよりも上をいく、超高級価格となっています。

日本におけるインディアンの現行車両の正規輸入販売は、株式会社ホワイトハウスが行っています。ショールームを東京都と愛知県に構えています。

フェニックス

フェニックスは、アメリカのバイクメーカーの一つです。クルーザータイプのカスタムバイクを手がけています。パーツメーカーから部品を取り寄せて製品作りを行い、コンプリートチョッパーバイクを販売しています。製品の信頼性や安全性も十分配慮されています。

操業開始以来、完成されたエンジンを購入してバイク製造を行っていましたが、2002年に体制を変更し、S&S社からエンジン部品を単体で購入して優秀な日本人スタッフの手によって組み立てるようになりました。より品質や信頼性の向上を実現し、新フレーム開発などにも力を入れるようになりました。

フェニックスのバイクに搭載されるのは、かつてハーレーダビッドソンが1970年~1984年の間のビッグツインモデルに採用していた、特に人気の高いショベルヘッドエンジンです。現在のハーレーダビッドソン現行モデルでは決して味わえない味を堪能する事ができます。さらに、純正エンジンと比べてパワーや品質が向上しているため、より高い走行性能と故障問題も大幅に軽減されています。

ラインナップは、ベーシックモデルのFVS、グースネックフレームに200mmワイドタイヤを組み合わせたFVS-F、ロングフォーク仕様のCS、ロングライザーを装着したFRISCO-STYLEなど、スタイル別に各種用意されています。

日本での取り扱いは、フェニックス日本総販売元であるジェム・コーポレーションが行っています。店舗は京都府京都市に構えています。

サクソン

サクソンは、アメリカのバイクメーカーの一つです。ハーレーのようなクルーザータイプを手がけていますが、カスタムチョッパーテイストの強いバイク作りを行っています。チョッパーテイストを保持しつつも、製品作りには現代の環境問題を十分に考慮し、安全性にも重点を置いています。

2004年にアリゾナ州ギルバートで設立され、CADを用いた精密なフレーム開発や独自の品質管理システムを行い、カスタムチョッパーを扱うメーカーにも関わらず高い保障制度や量産体制を持って営業を行っています。オリジナル製を重視しつつ、低価格を実現した製品作りを心がけ、多くのチョッパー愛好家に支えられ続けています。

サクソンのバイクに用いられるのは、S&S製のV型2気筒エンジンです。燃料供給方法はキャブとインジェクションが選択できます。フレームはリジットとサスペンション付きのモデル2つがあります。

車両の安全性も十分に考慮するために車体設計はバーチャル3Dにて行い、実際の走行テストも念入りに行っています。さらに部品選択においてもスタイルだけに拘らず、ブレンボ製ブレーキやベーカートランスミッションなど、性能を考えた製品を選択も行っています。

日本におけるサクソンの取扱いは、岐阜県羽島郡に所在し四輪・二輪の輸入販売の事業展開を事業とする株式会社ユニーオートが行っています。

ビクトリー

ビクトリーは、アメリカのクルーザーバイクメーカーの一つです。スノーモービルや小型四輪オフロードを手がけるポラリスの子会社であり、1997年創業という比較的新しいメーカーです。完成度の高い近未来テイストのクルーザーを手がけ、ハーレーとはまた少し違った魅力でクルーザーファンを虜にしています。

1997年に設立され、翌年にはビクトリー製クルーザーバイクの製造販売を開始しました。ビクトリーの記念すべき最初のモデルとなったのは「V92C」と呼ばれるシンプルなクルーザーモデルでした。その後、大型スクリーンを装備した近未来的デザインを誇るツーリングモデルやカスタムテイストの強いオリジナルモデルを展開していくようになりました。

車両に搭載されるエンジンはクルーザーらしい空冷V型2気筒エンジンではあるものの、ハーレーのようにOHV方式ではなく、現代風のSOHC。どちらかというと乗り味は、ハーレーのそれとは違い、日本製メトリッククルーザーに近いものと考えられます。排気量は1634ccと1731ccの2つが用意されています。

ラインナップは、クルーザー、バガー、ツーリングの3カテゴリが展開しています。クルーザーでは、ベガス、ハマー、ジャックポットといったモデルが展開し、バガーでは、サドルボックスを装着し、モデルによってはフェアリングカウルやウインドシールドを備えています。ツーリングモデルではビジョンと呼ばれる圧倒的な美しい外観を備えるモデルを中心に展開しています。

日本におけるビクトリーの正規輸入販売は、岐阜県羽島郡に所在し四輪・二輪の輸入販売の事業展開を事業とする株式会社ユニーオートが行っています。

欧州の国のひとつ、オーストリア。オーストラリアとよく間違えられますが語源的にもまったくの別物。オーストリアは緑豊かな自然に恵まれ、モーツァルトといった超有名作曲家を輩出したクラシック音楽大国としても有名です。首都のウィーンには有名なウィーン国立歌劇場もありますね。気候は非常に温和で、日本で例えると青森や北海道と似ているとのことです。ただ日本のように湿度が高くないので非常に過ごしやすい国だとか。

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