ビー・エム・ダブル(BMW) 2013 バイクモデルカタログ

公開日: : バイク


航空機エンジンメーカーとして1916年に創業を開始したのがBMW誕生とするのであれば、もう100年近い老舗モーターサイクルメーカーということになります。日本での知名度も非常に高く、大人のライダーがたどり着く先はハーレーかBMWと言われることもあるほどの人気を獲得しています。

BMWラインナップには、長距離快適性を追求したツアーモデル、オンオフのマルチな走破性を持つエンデューロモデル、日本で言うところのネイキッドと呼ばれるロードスターモデル、ハイスペックを追求したスポーツモデルといった4つのファミリーを用意。そしてまだ誕生して間もない、新世代コミューターを打ち出すアーバンモビリティモデルを加えた計5つのファミリーとなっています。

どのファミリーにも共通して言えることは、BMWらしい先進的装備を惜しげもなく車体に搭載し、上質感を高めているというところでしょう。そんな上質なモデルたちが、大人のライダーを魅了し続けているということでしょう。

C600Sport | Urban Mobility

BMW初となるマキシスクーターモデルとして展開するCシリーズ。そのうちのC600スポーツは、その名の通りオートマティックスポーツライディングが楽しめるコミューターに仕上がっています。

スタイリングからポジションまで、スポーツ要素が強められており、人間工学的に最適デザインが施されたシート、フットレスト、ハンドルは、アクティブなライディングポジションを提供しています。スクーターらしい実用装備もGTほどではないものの充実しており、ウインドシールドは手動調整式を採用し、グリップ&シートヒーターを標準装備。シート下収納スペースはフレックスケースを採用することで停車時にはヘルメット2個を収納できる容量を確保しています。

エンジンは2モデル共通で、270度クランクを採用する排気量647cc水冷並列2気筒ユニットを搭載し、実用域から高回転までパワフルな性能を発揮。最大出力は60ps、最大トルクは66Nmを発揮し、エンジン角度を70度前傾にすることで低重心化も実現しています。駆動系にはスクーター定番のCVTを採用し、スイングアーム内蔵チェーンドライブを介して後輪へと動力を伝えています。

新車税込価格は112万円。同じくアーバンモビリティスクーターのC650GTよりも約3万円低くなっています。者退職はコスミックブルーメタリック・マット、チタンシルバーメタリック、サファイアブラックメタリックの3色を用意。

C650GT | Urban Mobility

BMWアーバンモビリティシリーズのワンモデル、C650GT。GTの名に相応しい快適豪華な装備を多数備えたスクーターで、さらにBMWならではの頼もしい車体構成も魅力。市街地でのコミューター性はもちろん、ハイウェイやワインディングまでも楽しめる痛快快適性も備えています。長距離ツーリングをイージーライドで楽しみたい方にオススメのBMWスクーターです。

2011年にミラノショーで発表され、翌年東京モーターサイクルショーで日本にお披露目、同年C650Sportと共にとラインナップに加わりました。C650GTとC600Sportは、基本設計を共通としつつも、外装に変化を持たせることで、まったく違った個性を与えることに成功。ボリューム感溢れる車体デザインは快適性とシート下大積載スペースを確保するなどの利便性にも貢献。ライディングポジションにも快適性が徹底して求められ、パッセンジャー側にもステップボードを採用するなど、タンデム性の高さもうかがえます。

基本車体構成は2モデル共通です。新開発水冷DOHC並列2気筒エンジンを搭載し、同クラススクーターと比べてもハイスペック。270度クランクの採用やバランサーによる低振動性も際立っています。駆動にはスクーターには定番のCVTを無難に採用。骨格はスチールとアルミのハイブリットタイプにエンジンをリジットマウント。リアはスイングアーム方式とし、制動面ではABSを標準装備することで安全性も高めています。

GTという名に相応しいユーティリティ面も、もちろん魅力。シート下には容量約60Lを確保。そしてC650GT専用装備となる電動ウインドスクリーン、走行風の整流するデュフューザーといった革新装備も搭載されています。

新車税込価格は115万5000円。車体色はプラチナブロンズメタリック、バーミリオンレッドメタリック、サファイアブラックメタリックの3色を用意。

F700GS | Enduro

排気量800ccを備える並列2気筒エンジンを搭載したF700GS。上位ボクサーツイン搭載モデルと下位シングル搭載モデルの中間的ゲレンデシュポルトとして、アドベンチャーツーリングから日常使用までも頼れる性能を発揮してくれます。

このモデルは先代のF650GSの後継モデルとして登場し、先代の持つ長所を向上させ、さらにオンオフ切り替え可能のABSを標準装備、オションでオートマチック・スタビリティー・コントロール(ASC)と電子調整式サスペンション(ESA)も搭載可能になるなど、総合的な大幅な性能向上を果たしています。また、シート高は700mm台に抑えることでオンロードネイキッド並みの足つき性を獲得しているのもポイントです。外装面にも新デザインを採用することで、ブラッシュアップを果たしています。

エンジンは兄弟機に当たるF800GS同様に排気量798cc水冷2気筒DOHCエンジンを搭載。車両名から700ccクラスと勘違いしやすいのですが、排気量はF800GSと同じです。ミッションには現代的な6速を組み合わせています。性能数値的には先代モデルと比べて、最高出力が4ps、最大トルクが2Nm向上しています。なお、オリジナルの鋼菅トラスフレームやアルミスイングアームといった骨格は先代と共通しています。

新車税込価格は124万円。車体色はレッドアップルメタリック、オストラグレーメタリックマット、グレイシャーシルバーメタリックの3色を用意。

F800GS | Enduro

F700GSをベースに、よりオフロードに適した性能を発揮するモデルに進化しているのが、F800GS。同等の車体構成ながらスタイリングはオフロード向きに変更、またエンジンセッティングもより高出力となっています。より積極的にダートツーリングを楽しみたい方には、迷わず選択を進めることができる贅沢なビッグオフローダーです。

F700GSと比べ、大きく異なるのは前後ホイールのワイヤースポーク化、そしてフロント21インチ大口径ホイールの選択です。サスペンションはフロント45mm倒立式テレスコピックを採用しています。サスペンショントラベル量は前後大幅に向上し、それによりシート高は790mmから880mmへとアップしています。よりオフロード向きな足回りとなり、なおかつ高い視線からの爽快なライディングビューが楽しめるようにもなりました。

エンジンは兄弟モデルのF700GSと共通ながら、カムシャフトやECUなどの違いにより、性能はF800GSの方が高くなっています。F700GSが最高出力75ps、最大トルク77Nmであるのに対し、F800GSは最高出力85ps、最大トルク83Nmとなっています。足回りは先述したとおりオフロード寄りに大幅な変更が行われており、またオンオフ切り替え可能のABSはF700GS同様に標準装備です。

新車税込価格は149万9000円。車体色は

F800GT | Tour

ミドルクラス排気量を備えるBMWツアーモデル、F800GT。F800STの後継機として2013年に登場し、水冷並列2気筒ユニットは心地よいフィーリングと優れたレスポンス、そして低燃費性も発揮。長距離ライドはもちろん、扱いやすい車両重量もあって日常での活用にも期待が持てます。

上位のリッタークラスツアーモデル同様に空力に優れるフロントカウルを装着。人間工学的に最適化されたライディングポジションにより、快適性と操作性が追求されています。ホイールデザインなどは軽量化が図られることで車両重量は燃料満タン時に212kgと低くさを実現。またシート高765mmという点も日本人には親しみやすいサイズといえます。

エンジンは排気量798ccを備える水冷並列2気筒ユニット。先代モデルと比べて最高出力は5ps向上。優れたレスポンスにパワーはもちろんのこと、低燃費性も求められています。足回りには走行安定性の向上と低振動を実現するリアホイールスイングアームとタイトなサスペンションを装着。ボタン操作によって3つの設定に調整することができる電子調整式サスペンション(ESA)を搭載。最新の2チャンネルABSも標準装備され、後輪の安定性を保つトラクション・コントロール・システム、オートマティック・スタビリティ・コントロール(ASC)も用意されています。

新車税込価格は139万9000円。車体色はバレンシアオレンジメタリック、ダークグラファイトメタリック、ライトホワイトの3色を用意。

F800R | Roadster

BMWのFシリーズお馴染みのパラレルツインを搭載したミドルクラスロードスターモデル、F800R。兄貴分のK1300Rに習ったアグレッシブなスタイリングを持ち、エンジンスペックは最高出力87psを発揮。頼もしいスポーツライディング性を持ちながらも、親しみやすいサイズにより取り回しも良好です。ツーリングからシティライドまでオールに気負い無く楽しませてくれます。

2006年に新開発の排気量798cc並列2気筒ユニットを搭載したFシリーズがデビューすると、スペック&サイズのミドルクラス性が人気となり、BMWの親しみやすさにも大きく貢献することとなりました。そして2009年にロードスターモデルのF800Rがデビュー。ストリートファイター的なアグレッシブなスタイリングに、200kg以下に抑えた車両重量にローシート選択によりシート高は700mm台という、扱いやすい車両スペックを実現しています。

アグレッシブなストリートファイタールックスは伊達ではなく、エンジンは十分なハイスペックを発揮してくれます。中高回転域での出力特性を重視したセッティングを施すことで、Fシリーズ中最も高出力、高回転型の痛快なエンジンフィーリングに仕上がっています。また足回りでは、スイングアームは片持ちではなく両持ちとし、駆動にもベルトではなくチェーンを選択するなどのオーソドックスな装備となっているのも特徴的です。

新車税込価格は109万9000円。車体色はレーシング・ブルーメタリック/アルピン・ホワイト、サファイアブラックメタリック、ミネラルシルバーメタリックの3色を用意。

G650GS | Enduro

ゲレンデシュポルトシリーズの末弟モデル、G650。単気筒エンジンを搭載したスリムなボディが特徴的なビッグデュアルバーパスで、価格も非常にリーズナブルです。単気筒ならではの粘り強いトルクフィーリングが楽しめます。また、単気筒ならではの低燃費製も魅力です。車体サイズが上位モデルと比べて親しみ易いということもあり、小柄な女性やビギナーがアドベンチャーデビューするのにもピッタリのモデルです。

末弟モデルということで過小評価されることもあるでしょうが、ならではの魅力を十二分に備えています。単気筒エンジンを採用することで非常にスリムな車体を実現し、ミドルクラス排気量のトルクとパワーを持ち合わせながらも重さにより取り回しが困難となることを防いでいます。車両重量はガソリン満タン時でも196kg、シート高は780mm、ローダウンサスペンションを使用することでさらに10mm低くすることも可能です。

Gモデルの単気筒エンジンは水冷DOHC、排気量は652cc。最高出力は48psを発揮し、最大トルクは60Nm。好評最高速度は170km/hということで、十分な長距離高速ツーリングにも十分活躍できる性能を誇っています。足回りにはフロントに41mm正立フォーク、リアには両持ちスイングアーム、ブレーキは前後シングルディスクに、ホイールはフロント19インチにリア17インチのストリート向きのセッティング。過度な高性能スペックは見られませんが性能を楽しむには十分な装備ともいえます。

新車税込価格は89万9000円。車体色はオーラホワイト、サンセットイエロー、オレンジレッド(日本仕様)の3色を用意。

G650GS Sertao | Enduro

エンデューロベーシックモデルのG650GSをベースにオフロード寄りのセッティングを施した派生モデル、G650GSセルタオ。険しい悪路を走破すべくフロントに21インチ大口径スポークホイールを装着、ストローク量を増やしたサスペンションを採用。さらに灰ウインドスクリーンやナックルガード、ABS、グリップヒーターなども標準装備しており、ビギナーからベテランまでもが納得できるダートツーリングモデルに仕上がっています。

ベースモデルが主にオンロードを中心においた車体構成をしていたのに対し、セルタオではスタイリングからして明らかなオフロードテイストが感じ取れます。前後ホイールはスポークホイールへと換装され、リアは17インチのままですが、フロントはオフロード定番の21インチ大口径を選択。サスペンションとラベル量も調整され、ベースから40mmも増しています。外装では、フロントアンダーフェンダーが廃止されるなどの変更が行われています。

大幅にオフロード寄りへの調整が施されたランニングシステムですが、骨格となるフレームは両モデル共通です。パワーユニットも共通しており、単気筒ならではのトルクフィーリングから、1L当たり30km/hオーバーという低燃費性も同じく持ち合わせています。

新車税込価格は103万8000円。G650GSと比べて約14万円アップしています。車体色はオーラホワイト/アロヨブルーの1色を用意。

HP4 | Sport

BMWモデルの車両名では、エンジン形式を記すアルファベットに排気量数値、最後にカテゴリイニシャルが与えられるのが基本ですが、それとは別にスペシャルなモデルにのみ与えられるHP(ハイパフォーマンス)があります。HP4は、そんなハイパフォーマンスのイニシャルが与えられた最新モデルです。

ベースはスポーツモデル中、そしてBMWラインナップ中最もハイスペックを誇るS1000RRとし、そこからさらにスポーツ性を高めています。エンジン性能こそ共通ではあるものの、軽量化を高めることで燃料満タン時で199kgと200kgを切る軽量性を実現しています。ホイールからスプロケットキャリア、エキゾーストシステム、バッテリーにまでも軽量化を図っています。特にエキゾーストシステムはオールチタン製とすることで、S1000RRと比べて4.5kgもの軽量化に貢献しています。

そして電子ダンパーのダイナミック・ダンピング・コントロール(DDC)を搭載している点にも注目です。コンピューターで的確な減衰力を計算することで、あらゆる場面での最適なサスペンション性能を発揮することが可能となっています。

新車税込価格は280万円。車体色はーシングブルーメタリック/ライトホワイト/サファイアブラックメタリックが施されたレーシングカラーの1モデルのみです。なお、このモデルは製造工程の理由により2014年までの生産可能台数が限られているという、特別モデルとなっています。

K1300R | Roadster

まるでエイリアンとも思える奇抜なアグレッシブデザインが施されたスーパーストリートファイター、K1300R。2005年に登場したK1200Rno後継機として登場し、フロントマスクをはじめとする個性的デザインと最高出力173psの並列4気筒パワーはライダーを圧倒。そのパワーを支えるシャシーもスーパースポーツ並み。BMWラインナップ中、ストリートで最も熱い走りを楽しませてくれるモデルです。

フロントデザインは、まさに奇抜。無骨な印象を持つヘッドライト周りに、シュラウドからタンクへと流れるデザインも非常に斬新です。

エンジンは水冷並列4気筒ユニットを搭載。超軽量コンパクト性を実現した並列6気筒ユニットが話題中ではあるものの、性能面ではこちらの4気筒ユニットがまだ上です。最高出力は173ps、最大トルクは140Nmを発揮。スポーツモデルのK1300Sとほぼ同等の性能を持ち合わせています。ドライブトレインには新機軸シフトアシスト・システムを採用することでクラッチ不用のシフトアップを実現、また新型2ステージドライブシャフトを採用するといった先進性も見逃せません。

新車税込価格はプレミアムライン(インテグラルABS、グリップヒーター、オンボードコンピューター、ギヤ・シフト・アシスト、ESA II、ASC等を標準装備)で221万4500円。車体色はレーシングレッド、サファイアブラックメタリックの2色を用意。

K1300S | Sport

圧倒的な性能を持つメガスポーツモデル、K1300S。わずか2.8秒で100km/hに達するほどのハイスペックを誇る水冷並列4気筒ユニットを搭載。さらに安全性と軽快性を両立したBMWならではの優れた足回りも充実。オプションでパニアケースを装着すれば、スポーツツアラーとしても大いに活躍が期待できるモデルです。

K1200Sからリニューアルして誕生した欧州スポーツモデルの中でも珍しいメガスポーツモデルとなったK1300Sは、排気量1157ccから1293ccへと拡大。最高出力175ps、最大トルク140Nm、わずか2.8秒で時速100kmに到達というスペックが大きな魅力です。

確かにハイスペックが際立つモデルながら、そのスペックは必ずしも発揮させることが全てではなく、圧倒的なゆとりを楽しんで走ることを中心として楽しんでもらいたい、という目論見が、BMWにはあるのではないかと思います。目を吊り上げて走るのではなく、ツアラーのようにパニアケースを備えてどっしり構えて走るスタイルが似合うスポーツです。

新車税込価格はプレミアムライン(インテグラルABS、グリップヒーター、オンボードコンピューター、ギヤ・シフト・アシスト、ESA II、ASC等を標準装備)で242万6500円。車体色はサファイアブラックメタリック/ダークグラファイト・メタリック、チタンシルバーメタリック/サファイアブラックメタリックの2色を用意。

K1600GT | Tour

ハイパフォーマンスに徹底した軽量コンパクト性を求めた並列6気筒ユニットを搭載したツアーシリーズ最上級モデルとして君臨しているK1600GTL。このモデルの装備を簡略化することで軽量化と低価格化を実現しているモデルが、K1600GTです。

上位モデル同様のパフォーマンスと快適性が見事に融合したスポーツツアラールックスはそのままに、トップボックスが簡略化されることで、軽快感溢れるスポーツツアラーのイメージが高まっています。空車重量ではK1600GTLと比べて16kgもの軽量化を実現しています。シートは専用タイプが用意されており、こちらはGTLモデルの750mmから810mmへと高くなっているのも大きな特長です。

エンジンはGTL同様に並列6気筒ユニットを搭載。いまやボクサーツインに並んでBMWならではのエンジンとも言われるようになったこのユニットは、排気量1648ccを備え、最高出力は160ps、最大トルクは175Nmというハイスペックを発揮、そしてスムーズな走りも実現しています。軽快さを高めたスタイリングのK1600GTは、GTLモデルとはまた一味違った積極的な走行フィーリングをこのオリジナルのエンジンが楽しませてくれることに違いないでしょう。なお、エンジン同様に手呈した軽量化が求められたランニングシステムもGTLモデルと共通しています。

新車税込価格は285万円。車体色はライトグレイメタリック、モンテゴブルーメタリック、ダークグラファイトメタリックの3色を用意。

K1600GTL | Tour

ツアーモデルの最上級モデル、K1600GTL。並列6気筒という非常に珍しいエンジンを搭載し、優れた性能により快適かつ豪快なライディングを楽しむことができ、さらにツアラーらしい豪華装備も充実。さらに、量産二輪車としては世界初採用のアダプティブヘッドライトを搭載するなど、革新装備も充実。まさに最高峰グランツーリスモ。

ライダー、パッセンジャーともに快適な居住空間、そして大型電動スクリーンにサドルボックス&トップボックス、グリップ&シートヒーター、オーディオなど、ツアラーとしての装備は当然のように充実。さらにDTCうあESAII、エンジンモードの切り替えシステムを搭載し、極めつけは二輪車世界初となるアダブティブヘッドライトを採用するなど、BMWらしい先進技術の塊といったツアラーです。

パワーユニットには並列6気筒エンジンを搭載。排気量1648ccによるスペックはハイスペックと快適なフィーリングを提供。最大トルクの70%は回転数1500rpmで発揮します。また、性能もさることながらエンジンサイズにも注目です。各シリンダー間は5mmという薄さとし、それによって生じる熱問題は冷却システムを工夫することで回避。材質にはアルミ製、マグネシウム製を使用することで徹底的な軽量化も実現し、重量は僅か100kg少々、エンジン幅は555mmという並列6気筒ユニットとしては異例のコンパクトサイズに仕上げています。

新車価格は304万5000円。BMWラインナップ中、唯一のオーバー300万円です。車体色は、ダマストレッドメタリック、ダークグラファイトメタリック、ミネラルシルバーメタリックの3色を用意。

R1200GS | Enduro

DOHCを採用した最新型BMWボクサーツインを搭載したゲレンデシュポルトモデル、R1200GS。ビッグオフローダースタイルながら、圧倒的な快適装備とゆとりあるフィーリングはロングツアラーとしての要素も十分に兼ね備えています。まさしく行く道を選ばずに突き進んでいくイメージ。BMWを代表するモデル、そして世界クラスでも有数のアドベンチャーモデルでもあります。

究極の旅バイクとも名高いほどのこのモデルは、「陸であればどこでも走ることが可能」というコンセプトを持つエンデューロファミリー中最強を誇っています。そしてツアラー的な快適性も魅力的で、フロントには大型のウインドスクリーンを装着、グリップにはヒーター式を採用しています。リアにオプションでサドルボックス&トップボックスを装着すればロングツアラーとしても十分なモデルに仕上がります。

BMW伝統的なボクサーツインは、形式こそ伝統的であるものの内部は先進技術により高出力を発揮するエンジンに進化しています。最高出力は125ps、最大トルクは125Nmを発揮。スーパースポーツモデルのようなハイスペックモデルを覗けば十分すぎるほどの性能です。現行ニューR1200GSでは、フレームの強化、新設計フロントテレレバー、リアEVOパララバーなどを採用し、走行安定性とステアリングを向上させています。ブレーキにはABSはもちろん、インテグラルブレーキに電子サーボを搭載しています。

新車税込価格は219万9000円。車体色はレーシングレッド、アルピンホワイト、ブルーファイアー、サンダーグレーメタリックの4色を用意。

R1200R | Roadster

DOHCボクサーツインエンジンを搭載するロードスターモデル、R1200R。トラディショナルなBMWネイキッドという魅力を備えながらも、DOHCエンジンの低回転から高回転までパワフルかつスムーズに吹けあがる様はスポーツマシンさながらの魅力を発揮。アップライトなライディングポジションもあってストリートからワインディングまでスポーツを楽しめるモデルに仕上がっています。なお、クラシックモデルではスポークホイールを装着するなど、レトロテイストが高待っているほか、ローダウン仕様にもなっています。

スタイリングは、誰が見てもBMWと分かるものです。それほどまでに、BMW=ボクサーツインエンジンというイメージが強いとも言えるでしょう。他のモデルにもRモデルは展開していますが、最も素直にこのエンジンの美観を楽しむことができるのは、このロードスターモデルに違いないでしょうF800RやK1300Rがストリートファイター的な個性を持つヘッドライトなどを装着しているのに対し、R1200Rはあくまでもトラディショナルな装備でまとめられています。

伝統的なボクサーエンジンはルックスだけの魅力ではなく、DOHC高回転に特化した空油冷エンジンは排気量1169ccを備え、最高出力110ps、最大トルク120Nmを発揮。伝統的スタイリングを踏襲したエンジンとはいえ、決して性能面での妥協が見られないというのが、BMWらしいマシン、エンジンと言えます。

新車税込価格はハイラインモデルで157万5000円、クラシックモデルで159万9000円。車体色はモンテゴブルーメタリック、マグネシウムベージュメタリック、サファイアブラックメタリック With アルピンホワイトストラップ(クラシックモデル)の3色を用意。

R1200RT | Tour

BMW伝統の水平対抗2気筒エンジンを搭載するツアーモデル、R1200RT。1978年に登場したR100RT以降、基本はほとんど変わることなく現在まで熟成を重ねています。大型フロントカウルのウインドプロテクションにリアサドルボックスの積載製、優れた快適ポジションといいたツアー性はもちろん、アグレッシブなスポーツライディング性も兼ね備えています。伝統と高性能が両立した先進的ツアーモデルです。

フルカウリングスタイルから除く水平対抗エンジンは、まさにBMWらしいデザインです。それでいて人間工学に基づいたデザインとなっています。極限まで風や悪天候からライダーを守ってくれる大型スクリーンを装着するフロントマスクに、アップライトなポジションを生み出すハンドルにシート。大柄な車体ながら、シート高は700mm台に抑えているのは安心感にも繋がります。リアにはサドルボックスとリアシートとフラットなキャリアを装備。またオプションでオーディオシステムも搭載が可能となっています。

フルカウリングを纏いながらも、水平対抗エンジンのヘッド部が露出しているのがこのモデルの最大のデザイン特徴です。伝統のシリンダーレイアウトは現行モデルまでの間に熟成が重ねられ、最大トルクは120Nm、最高出力は11psを発揮。水平対抗エンジン独自のフィーリングをそのままに、ハイスペックな現代的ユニットに仕上がっています。

新車税込価格はハイラインモデルが233万円、プレミアムラインが261万3500円。車体色はミッドナイトブルーメタリック、フルードグレーメタリックの2色を用意。

S1000RR | Sport

市販モデルで競うスーパーバイク選手権の頂点を目指すべくBMWが誕生させたモデルが、このS1000RRです。全ラインナップ中最高のハイスペックを誇るエンジンに、先進ABSやトラクションコントロール、電子デバイスなどを備え、最強を目指すに相応しいモデルに仕上がっています。

スーパーバイク選手権を意識して開発したモデルということで、パワーユニットからランニングシステムまで、従来のBMWとは一線を画す設計思想によって開発されて誕生したモデルは、BMWというよりも日本製並列4気筒スーパースポーツに近いモデルとなり、BMWに新たな風が吹き込まれることにもなったといえるでしょう。

そうして2010年に誕生したS1000Rは、2012年に早くもモデルチェンジを行い、より頂点を目指すに相応しいモデルに仕上がりました。最高出力は193psを発揮し、車両重量は200kgを僅かに超えるほどに抑えています。ダイナミック・トラクション・コントロール(DCT)やレース・アンチロック・ブレーキシステム(RACE ABS)の搭載により、圧倒的パワーも見事制御しています。

新車税込価格はプレミアムライン(レースABS、DTC、HPシフトアシストを標準装備)で199万円。車体色はレーシングレッド/アルピンホワイト、グラニットグレーメタリックマット、サファイアブラックメタリック、アルピンホワイト/ルパンブルーメタリック/マグマレッド(追加8万4000円)の4色を用意。

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