トライアンフ(TRIUMPH) 2013 バイクモデルカタログ

公開日: : バイク


100年以上もの歴史を誇るモーターサイクルメーカー、トライアンフ。アメリカはハーレーダビッドソンと同じく歴史の長い老舗ですが、ハーレーが伝統を重んじるモデルを中心にラインナップを続けているのに対し、トライアンフは伝統を大切にしつつも先進的モデルに積極的という姿勢が強く感じられます。これはトライアンフに限らず欧州老舗メーカーの多くに当てはまりますね。

伝統を重んじるモデルにはクラシックのボンネビルシリーズが有名。日本のモーターサイクルの基本形ともなったトラディショナルスタイリングが魅力。その一方で、ハーレーのようなローロングを意識したクルーザー、現代風ロードスターにスーパースポーツ、ツーリング、そして近年人気が高まっているアドベンチャーなど、様々な展開を見せています。

日本での取り扱いは、ハーレーやBMWほどではありませんが、2番手クラスの人気を持つメーカーです。トラディショナルなスタイリングのクラシックモデルは、特に日本人受けの強いモデルと思います。

BONNEVILLE | クラシック

空冷バーチカルツインエンジンを搭載したトラディショナルスポーツモデル、ボンネビル。トライアンフ伝統のスタイリングを持ちながらも、現代風に進化したメカニズムをしっかりと搭載し、十分な性能と環境面も考慮。まさしく現代のメカニズムと古き良きスタイリングが融合したというモデルです。

このモデルのルーツは1959年のT120ボンネビルにまで遡ることができます。1956年にアメリカのボンネビル・ソルトレイクにて時速343kmという記録を打ちたてたことにちなんでボンネビルという名前のモデルが誕生。そして2001年に現行ラインナップにトライアンフクラシックとして新たにボンネビルが登場したのでした。

スタイリングはレトロモデルと呼ばれるジャンルの基本的なシンプルな美しいデザインとなっています。シンプルではあるものの、エンジンのルックスやキャブレター風フューエルインジェクションデザインなど、外観から醸し出されるオールドオーラを追及するためのこだわりが徹底されています。しかしホイールは現代的なアルミキャストを採用するといった点もあり、完全なるオールドルックは上級モデルのボンネビルT100に譲る形となっています。

新車税込価格はモノトーンモデルが98万4900円、ツートーンモデルが100万5900円。車体色はインペリアルパープル/フュージョンホワイト(ツートーン)、オーラムゴールド、ファントムブラックの3色を用意。

BONNEVILLE SE | クラシック

クラシックモデルのベーシックモデルであるボンネビルの上級バージョン、ボンネビルSE。基本構成は共通しつつも、エンジンカバーに古風なポリッシュ仕上げを施すなど、よりクラシック感を強めたモデルに仕上がっています。

トライアンフクラシックならではのバーチカルツインにキャブレター風フューエルインジェクション、クレードルフレームといった基本はベースと共通。すでにクラシックテイストの強いモデルでしたが、エンジンカバーの外観がアルミポリッシュ仕上げとなったことで驚くほど古さが際立っています。また、タコメーターを標準装備するといった変更点も上級モデルならではです。

ホイールはベース同様に現代的なアルミキャストホイールを装着しています。よりクラシカルが強いモデルとなるとボンネビルT100の選択となってしまいますが、T100では前後17インチホイールは前19インチ後17インチの組み合わせと換装されることで雰囲気がまた変わってきます。完全なるレトロ寄りまでは求めていない場合は、SEモデル辺りが無難に満足できることと思います。キャストホイールによるチューブレスタイヤの装着は、ツーリングの面でも助かることでしょう。

新車税込価格はモノトーンモデルが112万3500円、ツートーンモデルが114万4500円。車体色はインテンスオレンジ/ファントムブラック(ツートーン)、パシフィックブルー/フュージョンホワイト(ツートーン)、ファントムブラックの3色を用意。

BONNEVILLE T100 | クラシック

ボンネビルをベースに完全なるレトロテイストを求めたモデル、ボンネビルT100。ならではのトラディショナルデザインにワイヤースポークホイールやクラシックフェンダー、フォークブーツを装着、クロームメッキやアルミポリッシュといった加工ポイントもムードを高めています。

足回りは現代的要素が強かったボンネビルとボンネビルSEでしたが、こちらのボンネビルT100では足回りまでもがしっかりとレトロを踏襲しています。前後ワイヤースポークホイールを装着し、フロントには大口径19インチサイズを選択。フェンダーはクラシカルな大型タイプ。フロントフォークにはインナーチューブを傷から守るフォークチューブを装着。

足回りの変更点だけで大きくムードが高まっていますが、そこにさらにSE同様にエンジンカバーにアルミポリッシュが施されており、マフラーにはトラディショナルの基本ともいえるキャブトンタイプを選択。また、シートはライダーとパッセンジャー部を真っ直ぐなフラットにしたデザインに変更されています。現行モデルで可能な限りのレトロテイストを求めたモデル、それがこのT100です。これで満足できなければ、もう古車を買うしか手は無いでしょう。

新車税込価格は126万円。車体色はジェットブラック、フュージョンホワイト、グラファイト/ファントムブラックの3色を用意。なお、ジェットブラックカラーモデルのみ、新車税込価格は128万500円に設定されています。

BONNEVILLE T100 110AV | クラシック

トライアンフ110年の歴史を記念したボンネビル特別仕様モデル、ボンネビルT100 110AVE。T100をベースに、トライアンフの歴史を感じさせるカラーリングと装備を装着。プレミアム感が非常に高いモデルです。

カラーリングには古風なブルックランズグリーンとアルミニウムシルバーによるツートーンを採用、サイドカバーには女王の王冠を象ったアニバーサリークレストが描かれるなど、プレミアム感の高い外観に仕上がっています。また、クロームメッキが施されたチェーンガード、ピリオングラブハンドル、カムカバーなども上質感をさらに高めています。

基本はボンネビルからクラシックテイストを高めたT100モデルと共通です。ボンネビルシリーズならではの排気量865ccバーチカルツインエンジンをパワーユニットとし、マフラーには左右2本出しキャブトンマフラーを装着。キャブレタ風インジェクションといった演出ももちろん同じです。足回りにはフロント19&リア17インチワイヤースポークホイールの装着。ファットな足回りは以下にもクラシックなロードスポーツといった装いを演出しています。フォークブーツの装着と言った細かなポイントも共通です。

新車税込価格は131万2500円。カラーは110周年AV専用の特別色の1色のみのラインナップです。なお、生産数は世界で1000台、日本国内では60台の限定販売となっております。プレミア感が非常に高いモデルですので、欲しい方はお早目のご決断を!

DAYTONA675 | スーパースポーツ

トライアンフラインナップ中最も過激なモデルと称されるミドルクラススーパースポーツ、デイトナ675。ボンネビルの直立2気筒エンジンに並ぶトライアンフならではの並列3気筒ユニットを搭載し、ミドルクラスならではのスリム&軽量サイズも魅力です。

スタイリングは軽量コンパクト性が徹底されたフルカウリングスタイル。まさにスーパースポーツらしいルックスです。他メーカースポーツと違い、トライアンフでは並列3気筒ユニットを搭載している点がポイントで、それは車体をより軽くスリムにすることにも大きく貢献しています。乾燥重量では166kgと、非常に軽いスポーツモデルに仕上がっています。

エンジンは先述している通り、並列3気筒を採用。トライアンフ自慢の形式です。国産メーカーでは並列4気筒が基本ではありますが、トライアンフユニットも負けず劣らずのハイスペックを発揮します。最高出力は125psを発揮、最大トルクは72Nm。そのフィーリングはあらゆる気筒数のエンジン全ての良いところを集めたとも言われるほどと好評です。

エンジンのみならず、ランニングシステムも当然ハイスペック。コンパクトエンジンの利点を限りなく活かす設計が施されたアルミ製ビームツインスパーフレームを骨格とし、サスペンション、ブレーキ共にエンジンスペックに相応しい選択です。

新車税込価格は通常モデルが128万1000円、デイトナ675SEモデルが131万5020円(国内限定50台)。カラーは去るファーイエロー、ファントムブラック/ゴールドホイール、ディアブロレッドの3色をラインナップしています。

DAYTONA675 R | スーパースポーツ

過激なトライアンフスポーツ、デイトナ675のバリエーションモデル、デイトナ675R。ブレンボ製ブレーキにオーリンズ製サスペンションといった豪華装備が加えられた、よりレーシーなモデルです。また、さらには専用クイックシフターやエキゾーすとシステムといったアイテムも用意されています。

当初は排気量600ccを備える並列4気筒エンジンを搭載するデイトナ600がトライアンフスポーツとして活躍していましたが、2006年に排気量を675ccへ拡大、さらに気筒数は3として再デビューを果たしたのがデイトナ675でした。以降好成績を残すことで「トライアンフの3気筒スポーツ!」というイメージを強めることとなりました。

そのデイトナ675のRモデルでは、他のRモデル同様に足回りがグレードアップしています。前後サスペンションには専用設計が施されたオーリンズ製を採用。フロントは41mmから43mm径へとアップしています。ブレーキはニッシン製からブレンボ製に換装。フロントは4ピストンラジアルマウントモノブロックキャリパーを採用しています。その他、Rモデルならではのデザインが施された外装も大きな魅力です。また、パフォーマンスエキゾーストやクイックシフターといったアクセサリーアイテムも充実しています。

新車税込価格は154万3500円。ベースのデイトナ675通常モデルと比べて、約25万円アップしています。カラーはクリスタルホワイトの1色をラインナップしています。

SCRAMBLER | クラシック

ダートスポーツマシンスタイルを意識したボンネビル派生モデル、スクランブラー。現在のようにオンロードとオフロードの境がはっきりとしていなかった時代ならではのスタイリングを見事に蘇らせているモデルです。

スクランブラーの外観特長は、1960年代のダートレースマシンスタイルを忠実に再現している点があげられます。最大のポイントは、走行時にマフラーが地面に接触しないように考慮されたアップタイプマフラー。バーチカルツインらしい2本のクロームメッキ輝くエキゾーストが、タンクとシートのすぐ下を真っ直ぐに後方へと伸びています。前後ホイールはワイヤースポークホイールを装着することで路面からのショックを吸収、さらにオンオフ兼用のタイヤを装着しています。フロントフォークインナーチューブの傷を防ぐフォークチューブも、ダート走行モデルならではのアイテムです。

古風なダートマシンですが、ボンネビルシリーズ特有のネオクラシックメカニズムをしっかりと搭載しています。パワーユニットはシリーズ共通の排気量865ccバーチカルツインエンジンですが、360度から270度クランクに変更されています。最高出力はボンネビルシリーズ中では控えめに設定されていますが、非常に扱いやすく心地良いトルクフィーリングが与えられています。例によって、最新インジェクションのルックスはキャブレター風となっています。

新車税込価格は126万円。カラーはマットグラファイト、ジェットブラック、マットブラックの3色をラインナップしています。

SPEEDMASTER | クルーザー

ミドルクラス排気量バーチカルツインを搭載したトライアンフならではのヨーロピアンクルーザー、スピードマスター。扱いやすい車体サイズとスペック、そしてVツインとはまた違ったフィーリングが楽しめるクルーザーです。

初登場は2003年。当初は790cc排気量を備えるモデルでしたが、翌年現行モデルまで拡大しています。さらには2011年にフルモデルチェンジが施され、フューエルインジェクション化、ライディングポジションやホイールサイズ、外装に手が加えられています。バーチカルエンジン搭載のトライアンフならではのクルーザーは、熟成により完成度を高め続けています。

スタイリングは、クルーザーならではのロー&ロングスタイル。ステップはフォワードコントロールを装着し、ならではのワイルドポジションを生み出しています。走行性ももちろん、クイックな旋回性よりも堂々とした直進性に優れており、また似合います。

しかし雰囲気こそアメリカのそれでありながらも、パワーユニットにバーチカルツインが選択されていることで、間違いなくトライアンフモデルという主張性が感じられます。エンジンルックスはブラックが際立っており、エキゾーストはボンネビルシリーズ同様に左右2本出しスタイル。これぞトライアンフといったレイアウトです。

新車税込価格はモノトーンモデル(ファントムブラック、クランベリーレッド)が99万7500円、ツートーンモデル(サファイアブルー/ジェットブラック)が101万8500円です。

SPEED TRIPLE | ロードスター

排気量1000ccクラス並列3気筒ユニットを搭載するトライアンフストリートファイター、スピードトリプル。異形デュアルヘッドライトを備えるアグレッシブな個性スタイリングにトライアンフ3気筒ならではのフィーリング、そしてパフォーマンスを楽しむことができる痛快ロードスターです。

スタイリングはまさにストリートファイター。このジャンルの火付け役となったと言われているだけはあるモデルで、異形デュアルヘッドライトにシュラウド、マッチョなショートサイレンサーなど随所にアグレッシブな精神が感じられます。

エンジンはトライアンフスポーツスピリッツが宿る並列3気筒ユニットを搭載。排気量は1050ccを備え、全トライアンフラインナップ中最もハイスペックな最高出力135psを発揮しています。フィーリングも魅力で、フラットなトルク性に高回転の吹け上がりの良さという、まさに2気筒と4気筒の良いところ取りをしたという印象です。

フレームは鋳造によるアルミ製ビームツインスパーを採用。スイングアームは片持ち式を採用し、ルックスのスマートさも高めています。また、サーキット走行を想定したギアインジゲーターやラップ表示機能、空気圧監視システム(オプション)といった装備面も充実している点も見逃せません。

新車税込価格は通常モデルが139万6500円、ABS装着モデルが149万1000円。カラーはサルファイエロー、ファントムブラック、クリスタルホワイトの3色をラインナップしています。

STREET TRIPLE 85 ABS | ロードスター

2013年、ロードスターエントリーモデルに新登場したストリートトリプル85ABS。最大出力は85psを発揮、先代モデルから比べてシャシーの一新やハンドリングの向上、さらに90万円を切る低プライス性といった魅力を備えての登場です。

スタイリングは先代モデルと比べてよりアグレッシブなものへと生まれ変わったと言えるでしょう。フロントには異形デュアルヘッドライトを装着し、ストリートファイターらしいイデタチとなりました。エッジの効いたタンクデザインにシュラウド、そして低くマウントされたサイレンサーが新たなる個性を大いに発揮しています。サイレンサーマウントはルックスだけでなく、重心を下げることに貢献して運動性を高めてもいます。

エンジンは先代同様に排気量675cc水冷DOHC並列3気筒ユニットを搭載。出力トルク共に抑えられているものの、十分なパフォーマンスに独自のフィーリングも相変わらずです。

フレームは新型アルミ製ビームツインスパーを採用。ルックスのアグレッシブさを高めると同時に、軽量化と低重心設計により安定性を高められたことにより、よりエンジンの性能を引き出しやすく、より楽しく乗ることをも追求されています。また、ブレーキにはインストルメントパネルの操作により切り替え可能なABSを標準装備しています。

新車税込価格は89万190円。先代スピードトリプルと比べて大幅に価格が下がっています。カラーはファントムブラック、クリスタルホワイト、カリビアンブルーの3色をラインナップしています。

SPEED TRIPLE R | ロードスター

排気量1000ccクラス並列3気筒ユニットを搭載するスピードトリプルの上級モデル、スピードトリプルR。サスペンションやブレーキ性能を強化し、ホイールも軽量化が図られており、走りのアグレッシブ性を大きく向上させています。

ベースのスピードトリプルからの変更点は、主に足回りです。前後サスペンションはRモデル専用開発されたオーリング製を採用しています。ちなみにベースモデルはショーワ製です。ブレーキはブレンボ最新製タイプが装着され、制動力はベースモデルと比べて5%アップしています。また日本仕様ではABSも標準装備となっています。

前後ホイールが変更されているのも外観から分かります。Rモデル専用設計が施されたホイールは見た目でのスタイリッシュ感が高まっているだけでなく、リムの厚さを調整することでフロントが0.7kg、リアが1kgもの軽量化を実現しています。その他では、専用のカーボン製タンクカバーやシュラウドなど、ストリートファイターらしいアグレッシブ性を大いに高める外装へと変更が加えられています。

パワーユニットのスペックはベースと共通です。最大出力は135psを発揮し、最大トルクは111Nmを発揮。しかしながら上記の通り足回りの向上効果により性能の引き出しやすさは大きく向上しているということは、言うまでも無いでしょう。

新車税込価格は179万3400円。スピードトリプル通常モデルと比べると約40万円アップしています。カラーはファントムブラック、クリスタルホワイトの2色をラインナップしています。

SPRINT GT | ツーリング

排気量1050cc並列3気筒エンジンを搭載するトライアンフツアラー、スプリントGT。2005年登場時は955ccでしたが2010年のフルモデルチェンジによって排気量と快適性を大きく向上。ネーミングもSTからGTへと進化しました。

スタイリングはトロフィーに比べてシャープ感が強いこともあり、スポーツマインドを感じさせてくれます。ウインドスクリーンは控えめの高さでありながら、優れたウインドディフレクト高価を発揮、カウルマウントのミラーにはウインカーが内蔵され、フロントマスクのシャープ感、シンプル感を高めています。シートデザインも快適性を意識しながらもリアテールへのラインが鋭利に際立っています。リアにはツアラーらしいパニアケースを装着しています。

エンジンは先代モデルのスプリントSTユニットに際セッティングを施した並列3気筒を搭載。出力の向上や扱いやすさも高めています。エキゾーストは片側アンダー一本出しとし、軽量化や低重心に貢献しています。フレームは直進安定性を高めるロングホイールベース設計が施され、十分なサスペンションとブレーキを装備。ABSも標準装備です。

ユーティリテー面では、リアサイドパニアが合計62リットルもの積載容量を確保しています。その外シート下収納スペースやインナーカウルポケットなども備わっています。オプションのトップパニアを装着することで積載量が大幅に向上するだけでなく、電源ソケットも確保することができます。

新車税込価格は166万9500円。カラーはファントムブラック、パシフィックブルーの2色をラインナップしています。

STREET TRIPLE R | ロードスター

デイトナ675をベースに開発されたストリートトリプルの上級モデル、ストリートトリプルR。前後サスペンションにフロントブレーキの強化が図られ、よりアグレッシブな走行性能を楽しみやすい車体に進化しています。

ベースのストリートトリプルは2007年にデイトナ675のロードスター(ネイキッド)版として登場しました。いわゆるスーパースポーツモデルからカウルを取り除いたアグレッシブモデル、ストリートファイターといったトライアンフミドルクラスモデルの誕生です。最高出力は106psを発揮し、スリム&軽量性も相まって公道のみならずサーキットでも通用するネイキッドとして玄人からの高い支持を受けました。

ただ単にフルカウルが取り除かれたというわけではなく、ストリートに向いた専用セッティングが施されています。最高出力は106psということで、デイトナ675の持つ最高出力からは約20psほどダウン。またホイールベースも数ミリの変化が加えられています。

Rモデルでは足回りがベースと比べてレーシーに進化しています。サスペンションは前後フルアジャスタブルタイプが装着され、フロントブレーキは4ピストンラジアルキャリパーに変更されています。過激なハイスペックを持つストリートトリプルの性能は、この足回りの進化により確実に楽しみやすく扱いやすくなっています。

新車税込価格は114万6600円。ストリートトリプルから比べて約15万円アップしています。ストリートトリプル同様にニューモデルの登場によりラインナップから落ちてしまった様子です。

STREET TRIPLE | ロードスター

スーパースポーツモデルのデイトナ675をベースに開発されたミドルロードスター、ストリートトリプル。デイトナ675譲りのミドルクラス3気筒を搭載し、最高出力はオーバー100ps、最大トルクは67Nmを発揮。2013年にニューモデルが登場しましたが、ハイスペックな旧モデルも大いなる魅力を備えています。

トライアンフスーパースポーツのデイトナ675が搭載する排気量675cc並列3気筒ユニットと車体をベースとして2007年に誕生したのが、ストリートトリプルでした。ロードスターモデルということで性能も引き下げられてはいるものの、ミドルクラスでありながら最高出力はオーバー100を発揮。扱いやすさよりも玄人が楽しむという、まさにストリートファイターらしいアグレッシブスピリッツでした。

ハイスペックなエンジンを支えるランニングシステムもまた豪華です。フキャスター角やスイングアームピポットをストリート向けに再調整を施したデイトナ675フレームを骨格とし、フロントに41mm径倒立フォーク、リアにリンク式モノショックを装備。前後共にショーワ製を採用。ブレーキはニッシン製を採用しています。

スタイリングは3イン1イン2レイアウトサイレンサーがリア周りを豪華演出しているのが特徴的です。また、2011年のマイナーチェンジによりデュアルヘッドライトは異形つり目型に変わっています。

新車税込価格は99万9000円。2013年に新型モデル、ストリートトリプル85が登場したことによりラインナップから落ちてしまいましたが、新車中古在庫がある限りはまだ入手が可能です。

THRUXTON | クラシック

スポーティーなカスタマイズが施されたボンネビルモデル、スラクストン。古き良き時代のカフェレーサースタイルを現行新車購入ができるというスペシャルな1台です。

1960年代イギリスでは、トライアンフをはじめとする英国車をベースとしてセパハンやバックステップといったカスタムを施してはカフェに集まり、またカフェを目指してレースを楽しんでいたことから、カフェレーサーというカスタム文化が誕生しました。

スラクストンは、そのカフェレーサーカスタムスタイルを見事に再現している現行モデルです。ハンドルは極めて低く狭いドラッグバー。セパレートハンドルを大いに意識しています。バーエンドミラーの装着もスラクストンならではのお洒落ポイントです。そしてステップはバック。シートはシングルタイプ。公道レースから生まれたカスタムらしいアグレッシブなライディングポジションとなっています。前後ショートタイプフェンダー、アップタイプメガホンマフラーもスポーティな演出に欠かせません。

エンジンはボンネビルシリーズ共通の排気量865cc空冷バーチカルツインが搭載されていますが、専用チューニングによりボンネビルシリーズ中では最もハイスペックを発揮しています。足回りではフロントに18インチホイールを装着。前後ともワイヤースポークを装着している点は、古き良き時代を重視しての選択でしょう。また、前後サスペンションにプリロード調整機能が備わっており、フロントブレーキにはフローティングマウントを採用しています。

新車税込価格は131万2500円。カラーはブルックランズグリーン/ゴールドストライプ、ファントムブラック/ゴールドストライプの2色をラインナップしています。

THUNDERBIRD | クルーザー

リッターオーバー排気量を備えるトライアンフメガクルーザー、サンダーバード。排気量ならではの高性能、快適性は、弟分のスピードマスターと比べて1枚も2枚も上手。トライアンフ伝統のネーミングサンダーバードを与えられるに相応しい堂々としたモデルです。

弟分同様にこれぞクルーザーと言わんばかりのロー&ロングスタイルに、フォワードコントロールと鞍型シートによる快適かつワイルドなポジション。大柄な車体ながら、シート高は700mmという低さを実現しています。エンジンはトライアンフ印のバーチカルツインを搭載し、マフラーは左右2本出しです。

スピードマスターと比べて単なる排気量的な兄貴分ではなく、ネオクラシックテイストが高められている点に注目です。まず第一にエンジンは空冷ではなく水冷が選択されています。組み合わさるミッションは6速。フロントブレーキはフローティングダブルディスク化、さらに安全性を高めるABSも搭載されています。

外装面では、ニュースクールテイストの強いティアドロップタンクを採用し、クルーザーらしいタンクオンメーターを装着。フレームダウンチューブ間には水冷らしいラジエーターを装着し、サイレンサー部はアップタイプのスラッシュカットが選択され、弟分よりもインパクトとスピード感を高めています。フェンダー埋め込み式テールランプもハイセンスです。

新車税込価格はモノトーンモデルが176万4000円、ツートーンモデルが179万5500円。カラーは、クランベリーレッド、マーブルブルー、ファントムレッドの3色をラインナップしています。

THUNDERBIRD STORM | クルーザー

サンダーバードをベースに排気量の拡大、ルックスにもワイルドな変更が施されて個性を増した上級モデル、サンダーバードストーム。性能面、外観面共に最高クラスの完成度を誇るハイパワーバーチカルツインクルーザーです。

上級クルーザーとしてまず注目すべきはエンジンです。形式こそ水冷270度クランクDOHC並列2気筒ユニットとベースモデルと同じであるものの、ボアを拡大することで排気量は約100ccアップして1699ccへ。最高出力は12psアップの98ps、最大トルクは10Nmアップの156Nm。トライアンフクルーザーラインナップはもちろん、他メーカーのクルーザーと比べてもハイスペックを実現しています。なお、エンジン以外の足回り、フレームやサスペンション、ブレーキ、ABS搭載等はベースと共通しています。

外装面でも変更点が見られます。ヘッドライトには個性フェイスを放つ丸型2灯式を採用。ハンドルも変更されてより痛快なライディングポジションとなっています。カラーリングはブラックが際立っており、近年主流のブラックワイルドテイストを演出しています。その外5スポークアルミホイールやアップスラッシュカットサイレンサー、ティアドロップタンク&タンクオンメーターといったサンダーバードらしい装備はベースと共通です。

新車税込価格は189万円。ベースのサンダーバードと比べて約13万円ほどアップしています。カラーはシックなイメージを演出するマットブラックとジェットブラックの2色をラインナップしています。

Tiger 800 | アドベンチャー

オンロードとオフロードの走行性能を両立したトライアンフアドベンチャーのベーシックモデル、タイガー800。オンロードを主体としつつも、フロントには19インチ口径ホイールを装着。オンロード主体、時々オフロードといった楽しみを提供してくれるモデルです。

オンオフ兼用ではあるものの、メインとなるのはオンロード。そのたオンロードタイヤを履くキャストホイールはフロントに19インチ、リア17インチを装着。オンロードセッティングにより車高はオフロードテイストを強めたタイガー800XCよりも低く抑えられています。そのため日常での取り回しに優れ、また女性のような小柄なライダーにも扱いやすくなっています。

個性的ヘッドライト上にはウインドスクリーンを装備し、高速巡航時にウインドディフレクションを発揮。リアシートとフラットになるように装着されたキャリアは、多積載が行えるようにという配慮が感じられます。

エンジンは水冷DOHC並列3気筒ユニットを搭載。排気量675ccエンジンをベースにストロークアップを施し、専用設計のシリンダーヘッドやスロットルボディを採用。足回りにはフロントに43mm倒立フォークとダブルディスクの組み合わせ、リアにはリンク式モノショックとシングルディスク。ABSモデルもラインナップされています。

新車税込価格は通常モデルが114万7650円、ABSモデルが124万2150円。車体色はサファイアブルー(ABS仕様)、ファントムブラック、クリスタルホワイトの3色を用意。

Tiger 800XC | アドベンチャー

アドベンチャーシリーズのベーシックモデルであるタイガー800をベースにオフロード性能を高めたモデルが、タイガー800XC。フロント21インチホイールにワイヤースポークホイールの組み合わせは本格的な悪路走行性を発揮。オフロードツーリングを主体に楽しみたい方に喜ばれるタイガーです。

前後ワイヤースポークホイールとフロント21インチ大口径サイズというルックスからすぐ分かる通り、オフロード走行を重視したデザインがこのモデルのコンセプトとなっています。ベースのタイガー800と比べて、フロント上下に備わるデュアルフェンダー、ハンドガードの標準装備といったポイントが目立ちます。

足回りにはフロントに倒立フォークとダブルディスクの組み合わせですが、ベースが43mmフォークであったのに対し、XCでは45mmフォークと口径がアップしており、さらにストローク量も増えています。これにより車高がベースモデルと比べて35mmアップしています。またベース同様にABSモデルもラインナップ。なおABSはスイッチ操作によりオンオフの切り替えが可能となっています。

排気量799cc並列3気筒ユニットはベースと共通です。ウインドスクリーンの装着、ペアライド時や荷物の括り付けに活躍する大型タンデムグリップ、多積載を行いやすいリアシートとフラットなキャリアといった利便性も、共通しています。

新車税込価格は通常モデルが129万5700円、ABSモデルが139万200円。車体色はマットカーキグリーン(ABS仕様)、ファントムブラック、クリスタルホワイトの3色を用意。

Tiger EXPLORER | アドベンチャー

トライアンフアドベンチャーシリーズのフラッグシップモデル、タイガーエクスプローラー。最先端電子デバイス搭載の排気量1215cc並列3気筒ユニットを搭載し、アドベンチャーツアラーとしての頼もしい性能を発揮。対抗馬はBMWのGSシリーズのR1200GSということもあり、いかにこだわりが追求されたモデルかが分かります。

オンロードでの走破性の高さはもちろん、前後ホイールにワイヤースポークを選択するなど、タイガー800XCのようなオフロード性能も十分に発揮。フロントには大型スクリーンを装着し、ハンドルバイザーも標準装備。大型のフューエルタンクは容量20Lを確保。タイガー800シリーズと比べ、より積極的に長距離の冒険に挑戦できる頼もしい姿となっています。

タイガーシリーズ共通の水冷DOHC並列3気筒エンジンを搭載という点は共通していますが、完全専用新設計のエンジンであり、排気量はリッターオーバー。最高出力は137psを発揮し、対抗馬のBMW R1200GSの性能を大きく上回っています。

優れた点は性能のみならず、950Wジェネレーターによる快適ツーリングの信頼性の高さも注目です。現代のツアラーモデルには標準となりつつある快適装備による電力消費をサポートすべく、エクスプローラーのジェネレーターはエンジン回転とは関係なく必要な電力を発生可能です。これによりツーリング先でのバッテリートラブルのリスクを防いでいます。

新車税込価格は199万9200円。車体色はサファイアブルー、ファントムブラック、グラファイトの3色を用意。

Tiger Sport | アドベンチャー

2013年に新たにアドベンチャーラインナップに加わったモデル、ニュータイガースポーツ1050。タイガーシリーズの進化モデルとして発表されたこのモデルは、オンオフ両用でも特にオン寄りのスポーツ設定による性能の向上が図られているだけでなく、シート高を低く見直すなどの親しみやすさも求められています。

フロントマスクには4つのリフレクター式ヘッドライトを備え、独自のルックスを演出、優れた高速走行時のウインドディフレクションも発揮します。シートは5mm低く抑えて830mmへ、さらに前部を狭く工夫することで優れた足つき性が求められています。また、タンデム性も高められており、オンロードツーリングに向いたデザインが伝わってきます。

エンジンには改良された並列3気筒ユニットを搭載。排気量1050ccを備え、吸排気にも改良が施されたこともあり、パワー&トルクは全回転域での向上を実現。フレームやサスペンションもオンロードスポーツのコーナリング性を高めるべく見直され、またリアサブフレームは剛性を高めることでペアライドや多積載時の安心感も高められています。足回りには細心のABSを標準装備。より積極的にアクセルを開きやすくなったエンジンパフォーマンスをしっかりとサポートしてくれます。

新車税込価格は144万9000円。車体色はクリスタルホワイトとディアブロレッドの2色を用意。なお、豪華装備を追加したDパッケージモデル(限定40台)も用意されており、こちらは新車税込価格153万5940円です。

TROPHY | ツーリング

2013年、10年ぶりに復活した名前を関するツアラーモデル、トロフィー。洗礼されたデザインに、排気量1215ccを備える並列3気筒エンジンとシャフトドライブによる優れた走行性能と安定性を発揮。ハイテクノロジーを搭載したトライアンフ自慢の最新作です。

スプリントGTと比べて明らかに高いツアラー性を感じさせるスタイリングです。大柄なフロントカウリングにウインドスクリーン、居住性を追求したシート形状にハンドルポジション、そして最大出力134psを発揮する3気筒ユニットにより快適かつ痛快なクルージングが楽しむことができます。

最新のテクノロジーがふんだんに搭載されているのも注目です。ライド・バイ・ワイヤー電子制御スロットルシステム、アジャスタブル電子制御サスペンション、切り替え式トラクションコントロール、前後連動式ABSブレーキなど、数多くの最新機構が搭載されています。

またユーティリティー面での最新性も見逃せません。電動調整式フロントスクリーンに、パニアケースを可動させるトライアンフ・ダイナミック・ラゲッジ・システム、上級バージョンのトロフィーSEではブルートゥース機能を持つオーディオシステムを搭載、またオプションでグリップヒーターやシートヒーター(前後)の装着も可能です。

新車税込価格は通常モデルは229万8975円、SEモデルは247万9995円。トライアンフ全ラインナップ中、最も高価設定となっているモデルです。車体色はパシフィックブルー、ルナシルバーの2色をラインナップしています。

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