ヤマハ(YAMAHA) 2013 バイクモデルカタログ

公開日: : 最終更新日:2015/07/05 バイク


国内メーカーとしてはホンダに次いで2番目に位置すると言われるヤマハですが、ラインナップ的には原付一種を除くと、スズキやカワサキと同等といった感じです。圧倒的なラインナップ数を誇るホンダと比べてしまうと、どうしても小規模なイメージにも思えてしまいますが、そこはヤマハらしい流麗なモデルを多数揃えてオリジナルの魅力を存分に発揮しています。

フラッグシップモデルとして「NEW-VMAX」が君臨し、スーパースポーツモデルには「YZF-R1」、ヤマハ伝統ネイキッドモデルの「XJR1300」。エントリーモデルでは超ロングセラーの「SR400」を筆頭に、国産中型クルーザーとしてトップの人気を誇る「ドラッグスターシリーズ」もあります。軽二輪では「WR250シリーズ」のような本格派から「セロー250」のようなビギナー向けデュアルバーパスが充実しています。

ちょっと寂しい点は、中型二輪クラスにネイキッドモデルが存在していないところでしょう。このあたりは、今後のヤマハの動向に注目したいところです。また、3月に開催されたモーターサイクルショーで発表された新型クルーザー「ボルト」や、軽二輪スクーター「マジェスティS」の登場も待ち遠しいところです。

アクシストリート | 原付二種クラス

実用に特化したリーズナブル原付二種スクーター、「アクシストリート」。街中の移動用マシンとして十分な性能と経済性、そして利便性を備えています。通勤・通学の足としても人気の高いモデルです。

シグナスXを上質なスクーターと位置づけ、2009年に新たに低価格原付二種スクーターとして登場しました。利便性を求める実用セカンドを欲しがるライダーは多く、できるだけ費用を抑えたいという方向けに喜ばれるモデルとして、アクシストリートは位置付けられています。

しかし、機能面では申し分なしです。フューエルインジェクションを採用する空冷4ストロークエンジンを搭載し、低回転から高回転までスムーズに吹け上がり、都市部でのゴー&ストップ走行に大きな力を発揮、また優れた環境性と燃費性能も実現しています。車体サイズがコンパクトな分取り回し性は原付一種並みに高いのも魅力です。足つき性はシート高735mmと良好です。

ユーティリティー面では、22Lシート下収納スペースを確保し、フルフェイスヘルメットの収納も可能です。さらにスペースの形状を工夫することでA4企画サイズの荷物も収納可能となっているところが、通勤や通学で荷物を運ぶ方に喜ばしいところです。また、フロントにはコンビニフックとインナーポケットも備えています。

車両税込価格は22万500円、カラーはペールパープリッシュブルーメタリック1、ニューパールホワイト、ダークレディッシュグレーメタリック2、ブラックメタリックX、ライトグレーメタリックHの5色が用意されています。

シグナスX | 原付二種クラス

タフネスコンフォートコミューターというコンセプトの元で開発された実用スクーター、「シグナスX」。都市部での走行に求められる利便性を追求し、ヤマハ独自のデザインを施されることで上質感も演出しています。

大きすぎず小さすぎないという原付二種サイズを持ち、快適な居住性を備えています。特にタンデム性が高いのが特長で、窮屈とならないシートサイズを持ち、またシート下にはジェットヘルメットとハーフヘルメットが1つずつ収納できるスペースも確保しています。都市部での実用性に特化したモデルではあるものの、ちょっとしたタンデムツーリングも十分にこなせる可能性を秘めています。

デザイン性の高さも魅力で、都会に映えるスポーティなルックスです。フロントには大型のマルチリフレクターヘッドライトが下方に備わり、大型ウインカーはハンドルカバー部に位置することで視認性も高めています。テールランプはLEDを採用しています。

ユーティリティ面ではシート下に31Lを確保。クラス中でも高い収納力となっています。また、フロントポケットを備えて500mlペットボトルを3本納めるスペースを確保しています。原付スクーターらしくフロアボードがフラットとなっており、いざという時は荷物も積みやすくなっているのも実用としてポイントが高いです。

車両税込価格は、27万8250円、カラーはホワイトメタリック1、ブラックメタリックXの2色をラインナップ。また、CYGNUS-X SRモデルでは価格が28万3500円、ビビッドレッドメタリック5、ホワイトメタリック1、ブラックメタリックXの3色をラインナップしています。

ドラッグスター250 | 軽二輪

排気量400ccクラスドラッグスターの弟分としてクラスを超える存在感を放っているのが、「ドラッグスター250」。空冷V型2気筒エンジンとロー&ロングというスタイルを見事受け継いでいる豪華なモデルです。

1996年にドラッグスター400が登場し、その2年後には派生も出るのクラシックが登場、さらに翌年には兄貴分にあたる1100ccモデルが加わりました。そして2000年にシリーズの最後に国産ラインナップに加わったのが、軽二輪モデルのドラッグスター250でした。

ルックスは兄貴分同様に豪華にまとめられ、クラスを超えた上質感に仕上がっています。ボリューム感溢れる前後フェンダーに、クロームメッキが施されたメーターが備わるティアドロップフューエルタンク。ポジションはワイドハンドルと鞍型シートにより、クルーザーらしいどっしりとしたものとなっています。シート高さは670mmと非常に低く、またスリムで軽量ということで小柄なライダーに人気があります。

また、さらに豪華さを高めたクラシックエディションもラインナップ。専用カラーを施し、タンクにはゴールドクロームの立体ロゴを装着。エアクリーナーは車体色に合わせられ、専用エンブレムを装備。さらに、ブラウンのオリジナルシートを採用し、タンデムシートにはDragStarのエンボスが上質感を演出しています。

車両税込価格は、ディープレッドメタリックK・ブラックメタリックXの2色が57万7500円、クラシックエディションのニューホワイトは59万8500円です。ちなみに、国産軽二輪クルーザーとしては、現行唯一のモデルです。

ドラッグスター400 | 中型二輪クラス

クラス唯一の空冷V型2気筒エンジンを搭載したクルーザーシリーズのスタンダート、「ドラッグスター400」。スタイリングデザインの高さから街中にも映え、クルーザーらしい快適な乗り心地でツーリングも楽しめるファッショナブル性の高いモデルです。

登場したのは1996年。登場するやいなや、大アメリカンブームのあおりも受けて大ヒットを記録。気がつけばSRに次ぐほどのヤマハ中型クラス大定番モデルにまで成長しています。SR同様にインジェクション化こそ果たしているものの、外観の美しさは相変わらずです。

ロー&ロングのジャパンクルーザーというスタイリングを決定的なものにしたといっても過言ではないモデルというだけあり、その低く長いルックスが特長の1つです。リジット風フレームを意識した骨格に寝かせたネック各によって生まれたホイールベースは1610mm。前輪には口径19インチを装着し、リアには15インチホイールに170mmファットタイヤを装着。名前通りのドラッグマシンらしい迫力のリア周りが印象的です。

そしてパワーユニットにはロー&ロングに並んでもう1つの魅力である空冷V型2気筒エンジンを搭載。V各エンジンの間に丸型エアクリーナーを備え、エキゾーストは右側後方へと伸び上下のテーパードサイレンサーへと導かれています。決して変わることが望まれないといったテンプレートのようなパワーユニットです。

車両税込価格は、ディープレッドメタリックK・ブラックメタリックXが81万2700円、マットグレーメタリック3が76万200円です。シティライドからツーリングまで軽快に走りたいという方は、派生モデルのクラシックよりもこちらがオススメです。

ドラッグスタークラシック400 | 中型二輪クラス

ドラッグスター400をベースに重厚感溢れるクラシックテイストを高めたクルーザーモデルが、「ドラッグスタークラシック400」です。派生モデルとして登場以来大ヒットを記録し、人気的にはベースモデルを上回るほどとなっています。

まずエンジンやフレームといった基本設計ですが、ベースモデルと共通です。クラス唯一となる空冷V型2気筒エンジンを搭載する骨格はリジット風の概観を意識したロー&ロングフレーム。外装を除けば、大きな変更点はフロントホイールとタイヤのみとなっています。

しかし、外装が大きく変化していることで外観の印象派ガラリと変貌しています。フロントホイールサイズが16インチ&130mmタイヤに変更され、さらにフェンダーはタイヤを覆い隠すスチール製ディープフェンダーを装着。大柄なティアドロップタンクは共通ですが、シートは前後セパレートタイプの鞍型に、ハンドルはワイドタイプに変更。足元ではフットペグがボードへと換装され、チェンジペダルもシーソータイプへと変わっています。

さらに細かい点を上げると、ヘッドライトは大口径化し、前後ウインカーも口径サイズをアップしています。フロントフォークインナーチューブにはクラシカルなフォークカバーが取り付けられています。より上質に、より快適に進化しているのが、このクラシックモデルの特長です。

車両税込価格は85万2600円、カラーはブラックメタリックXとニューパールホワイトの2色をラインナップ。快適にロングツーリングを楽しみたい、ペアライドを楽しみたいという方には、断然クラシックがオススメです。

FZ1 | 大型二輪クラス

2004年型のヤマハスーパースポーツモデルYZF-R1のパワーユニットを実用向きにチューンして搭載したスポーツネイキッド、「FZ1」。トレディショナルネイキッドのXJR1300とは違ってストリートファイターテイストが溢れるデザインが魅力的です。

フロントには異型マルチリフレクターヘッドライトが備わっており、倒立式フロントフォークもインパクトを高めています。フレームはダイヤモンド型とし、リアはテールが跳ね上がり、ショートサイレンサーがリアタイヤのインパクトを強調しています。これぞまさにスポーツネイキッド、ストリートファイターといったイデタチです。

そしてパワーユニットもスタイルの攻撃性の高さに相応しいスーパースポーツのエンジンを搭載。2004年型YZF-R1に搭載されていた水冷DOHC5バルブ並列4気筒ユニットの圧縮比を下げ、またカムプロフィール、フューエルインジェクションなどの最適化を施すことで、実用域でのスムーズでパワフルな味付けへと変化させています。公道で楽しむという点においては、大きくパワーアップしたエンジンに仕上がっているといえます。

ランニングシステムはスポーツネイキッドらしくハイスペックとなっています。フレームはメインからリアまでをアルミ製とし、高剛性と軽量化を実現、フレーム形式はダイヤモンドとし、エンジンをリジットマウントとして車体強度を高めています。フロントサスペンションには倒立式を採用し、ブレーキは320mmダブルディスクを装着しています。

車両税込価格は99万7500円、カラーはブラックメタリックXの1色をラインナップしています。同じくヤマハネイキッドモデルのXJR1300よりも低価格設定です。ビッグモデルエントリーライダーはもちろん、ベテランも満足できる1台です。

FZ1フェザー | 大型二輪クラス

スポーツネイキッドのFZ1をベースに、ハーフカウル等を装着してツーリング性能を高めたモデルが「FZ1 フェザー」です。各種豪華装備をセットすることで、より長距離や高速走行を積極的に楽しめるマシンに仕上がっています。

2006年に海外モデルとしてFZ1とともに登場し、2008年には国内ラインナップとしても発売されました。より高速化が進む道路事情、また日本では大型自動二輪免許を所持する大人のライダーが増えている傾向もあることから、スポーツ志向の強いビッグネイキッドは今や人気ジャンルに至っています。

ベースのFZ1とは、エンジンやフレームといった基本設計は共通しています。そこに加えられているのは、まずスタイリングを大きく添加させているフロントハーフカウルです。YZF-R1を彷彿とさせる攻撃的な2眼ヘッドライトを有したデザインで、当然ながら優れた空力も発揮しています。ハーフカウル以外には、ホールド性を高めるタンデムシートへの変更、専用のクラブバーが追加装備されています。

FZ1はシティに映えるストリートファイターとすれば、このフェザーは高速長距離ツーリング、そしてタンデムツーリングを楽しみたいという方に向いています。もちろん、YZF-R1譲りのパワーユニットによるスポーツスピリッツは備わっていますので、積極的なスポーツライディングも楽しめます。

車両税込価格は105万円、カラーはブルーイッシュホワイトカクテル1、ブラックメタリックXの2色をラインナップしています。豪華装備の追加により、ベースモデルより5万円ほどアップしていますが、ロングツーリングがお好きな方にはこちらの方が断然オススメです。

FZ1フェザーGT | 大型二輪クラス

ハーフカウルを装備することでツーリング性能を高めているFZ1フェザーをベースに、さらなる快適性を高めるアクセサリーを追加したパッケージモデルが、「EZ1フェザーGT」です。ルックスと快適性の向上により、よりスポーツスピリッツの高いエンジンを味わいやすく進化しています。

YZF-R1譲りの水冷並列4気筒パワーユニットやアルミダイヤモンドフレームに倒立式フロントフォークといったランニングシステムはFZ1やFZ1フェザーと共通ですが、アクセサリーパッケージが2点加わることでGTの名を冠するに相応しい姿へと変貌しています。

まず1点目はフルカウル。フェザーのハーフカウルの下にエンジンを覆うフルカウリングを装着し、スポーツツアラー的な精悍なルックスとなっています。そして2点目はスクリーンには高さと横幅を増してスモークも施したロングスクリーン。上半身のウインドプロテクション製を大きく向上させています。

上記2点はオプションパーツとしてFZ1フェザーにも装着が可能ですが、アクセサリーパッケージモデルにはオリジナルのカラーリングが施されています。こちらのプレミア感に加えて、さらにテールカウルにワイズギアオプションパーツのヘルメットホルダーも標準装備されています。

車両税込価格は113万4000円、カラーはダルパープリッシュムルーメタリックXの1色をラインナップしています。シリーズ中もっとも高値ですが、フェザーをベースにオプションパーツを装着した場合と比べれば、お得な価格設定となっています。

グランドマジェスティ | 中型二輪クラス

普通自動二輪免許で乗れるヤマハ最上位排気量ビッグスクーター、「グランドマジェスティ」。快適なタウンユースマシンとしてはもちろん、ソロからタンデムのツーリングまでも快適痛快に楽しむことができるラグジュアリー系スクーターです。

開発コンセプトとして掲げられたのはスポーツセダン。そのため、若者よりも大人をターゲットにしたような上品なデザインに仕上がっています。過度なエッジは控えられており、快適さが追求されたデザインにより高速長距離ツーリングといった用途において特に活躍してくれます。

フロントカウルは走行風を徹底的に低減し、スクリーンも上半身をすっぽりと覆うほどの高さを装着してウインドディフレクト効果を高めています。シートは腰をしっかりとホールドするバックレストを備え、パッセンジャー側にもバックレストを標準装備しています。エンジンは水冷式単気筒エンジンを採用し、フューエルンジェクションの採用、エンジン振動を低減させる一軸式バランサーの装備などにより、安定快適なフィーリングを実現しています。

スクーターには欠かせないユーティリティ面も充実です。リモコンロックシステムを採用するシート下収納スペースには60L大容量を確保。フルフェイスヘルメットを2個収納可能というキャパシティを誇っています、またフロントには、左側に8Lスペース、右側に2Lスペースを確保しています。

車両税込価格は、73万5000円、ブルーイッシュホワイトカクテル1とダークグレーメタリック8の2色をラインナップ。他メーカーの400ccクラスビッグスクーターと比べると、わずかながら低価格です。

マジェスティ | 軽二輪

ヤマハのベーシックビッグスクーター、「マジェスティ」。走行シーンに応じて変速特性を3つの種類から選べるYCC-ATを採用しており、オートマチックながらライディングの楽しみが得られる趣向が凝らされています。もりとん、ユーティリティもトップクラスです。

1995年に登場して以降熟成を重ね、2012年にもフルモデルチェンジを施してデザイン性を向上しています。ボリューム感のあるフロントマスクは高い防風効果を発揮し、新型ソレノイド式プロジェクターヘッドライトが個性を放っています。居住性も高く、ホールド感の高いバックレストを備えたシート、高さも700mmと非常に低く抑えています。

エンジンには水冷単気筒ユニットを搭載し、YCC-ATにより3つの走行モードを選択することを可能としています。また、I-Shiftスイッチを活用することでマニュアル的なシフト操作も味わうことが可能となっています。

革新的なシステムを搭載しつつも、ビッグスクーター特有の高いユーティリティー面もしっかりと備わっています。スマートキーシステムにより先進的キー操作が行え、フロントとリアのシートが別々に開くデュアルオープンを採用したシート下には容量60Lスペースを確保。また、バッテリー上がりを防止するアラームも備わっています。

車両税込価格は70万2450円、カラーはブルーイッシュホワイトカクテル1、ダークグレイッシュブルーメタリックE、ラックメタリックXの3色を用意しています。

マグザム | 軽二輪

タンデムライドを重視して開発されたビッグスクーター、「マグザム」。ベストタンデムアーバンクルーザーがコンセプトとして掲げられ、優れたタンデム性と、低く長いフォルムデザインが特徴的です。

2005年には高速道路の2人乗りが解禁され、自動二輪AT免許も導入されました。これによりビッグスクーターの需要やタンデムツーリングの増加が見込まれました。そのような背景から、マグザムのようなタンデム重視ビッグスクーターが誕生しました。

一般的なビッグスクーターと比べてマグザムの特徴は、ライダー側とパッセンジャー側のシートの高さの差が少ない点があげられます。これによりパッセンジャーの乗りやすさを高め、またライダーと視線が近まることで安心感や一体感を得やすくなっています。車体を低くしたことで、いわゆるロー&ロングというファッショナブル性も実現しています。シート高はライダー側で655mmと、マジェスティと比べても遙かに低く設定されています。

タンデム性を重視したためか、ビッグスクーター特有の大容量スペースは確保されていませんが、シート下に18Lと5Lスペースを確保、リアトランクには11L、フロントトランクには5Lと、複数の収納箇所を確保しています。

車両税込価格は68万2500円、カラーはダルイエローイッシュレッドカクテル4、ベリーダークオレンジメタリック1、ブラックメタリックXの3色をラインナップ。タンデムが多い、またシティライドが覆いという若者に人気のモデルです。

NEW-VNAX | 大型二輪クラス

ヤマハVMAXが登場したのは1985年のことでした。ドラッグレースを彷彿とさせる攻撃的なクルーザーデザインは世界を圧倒し、一躍ヤマハの人気モデルとしてロングセラーになりました。そのVMAXを、四半世紀ぶりにフルモデルチェンジを施して生まれ変わらせたモデルが、この「NEW-VMAX」です。

大型自動二輪へのステップアップが簡単になったことにより、大人のライダーが急増。そんなライダーをターゲットとする上質なモデルとしてヤマハが打ち出したというだけあり、スペックからデザインまでが全て至宝。初代モデルのデザインをしっかりと踏襲しつつ新世代のスタイリングとし、職人の手作業によるバフクリア仕上げを施すエアインテーク、マグネシウム合金の投入など、細部まで徹底的なこだわりが追及されています。

エンジンは先代の形式を踏襲したV型4気筒エンジンを続いて採用しつつも、新設計が施されています。排気量は1679ccを誇り、最高出力は国内仕様で151PS、最高トルクは148Nm。先代のようなVブーストシステムは搭載されていませんが、最新電子制御のYCC-Tを採用して回転数に応じてファンネル長をロングとショートに切り替えることで優れた吸気を発揮しています。ロットルバルブ制御には電子制御スロットルのYCC-Tを採用、排気には三元触媒内蔵のチタンマフラーが迫力のある外観と排気音を演出しています。

フレームには新設計のダイヤモンド型オールアルミ製を採用。メインフレームはミリ単位で肉厚の最適化を施し、徹底的な剛性バランスを達成しています。サスペンションはフロントにはチタンコーティングを施したインナーチューブ径52mmの成立式を採用。リアはものクロスサスペンションを採用し、ルックスのスマートさにも貢献しています。制動にはフロントにラジアルマウント方式ダブルウェーブディスクブレーキ、タイヤは圧倒的な加速感をサポートする専用開発となっています。

車両税込価格は231万円、カラーリングはマットブラック2となっています。ヤマハ国産ラインナップとしては突出した高価格設定ですが、拘りぬかれたデザインとスペックを考えれば、妥当の価格です。まさに大人のライダーに相応しいモデルです。

セロー250 | 軽二輪

軽量コンパクトで扱いやすく、さらにリーズナブルな価格設定もあってビギナーからベテランまで人気のデュアルバーパスモデル「セロー250」。小柄な方でも扱いやすい車体に実用域に特化したトルク特性を持ち合わせており、自由なツーリングマシンとして、オフロードエントリーとしても楽しめるマシンです。

シート高は810mmと、オフロード系モデルとしては低めに設定されており、また柔らかいサスペンションが沈み込むことで優れた足つき性を実現しています。フューエルタンクからリアテールまで弧を描いたようなフラットな形状をしており、ライディングポジションもライダーの好みに合わせて選べるのも親しみやすいポイントです。

オフロードスタイルではあるものの、最適なクッション性を持つシートや乗り心地の自由さや軽量コンパクトな使い勝手の良さ、さらにはシートとリアテールがフラット形状のため荷物が積みやすいという特長から日常用途やツーリングマシンとしても人気です。

エンジンはフューエルインジェクションを組合した空冷単気筒エンジンを搭載。WRシリーズと比べると最高出力は大きく差があるものの、実用域でのトルク性能に優れており、街中などの使い勝手ではむしろセローの方が良いとも言えます。

車両税込価格は49万3500円、カラーは、パープリッシュホワイトソリッド1(ホワイト/グリーン)・(ホワイト/レッド)の2パターンを用意しています。WRシリーズから比べたら非常に安く、値段的にもビギナー向け、もしくは手軽なセカンド向けとして人気です。

SR400 | 中型二輪クラス

1978年に初登場して以来、現在までの30年以上も基本デザインをそのままで生産され続けているヤマハ最高のロングセラーモデル「SR400」。そしてビッグシングルマシンの代表的モデルでもあります。

現在の二輪は厳格化する環境規制の影響を受けて泣く泣く生産終了が余儀なくされてしまうということが珍しくありません。そしてこのSR400も例外ではありませんでした。しかい、キャブレターからインジェクションモデルへと2009年に進化することで、変わらぬ美しさをライダーに提供し続けることが可能となりました。

内部構造こそ現代に合わせて進化しながらも、概観から溢れるレトロテイストはそのままです。シンプルなクレードルフレームに排気量399ccのビックボア単気筒エンジンを搭載し、エキゾーストはシンプルに後方へと1本出しメガホン。容量12Lのスマートフューエルタンクからフラットシートへと流れるように続くフォルム。まさにオードバイという呼び方が似合います。

シンプルだからこそ際立つ上質パーツも大きな特長です。前後にはクロームメッキが施されたスチールフェンダーを装着、フロントフォークにはブーツを装着、また、2連メーターのクロームメッキも、シンプルで不必要な飾り気が無いからこそ存分に存在感をアピールしています。また、レンズカットを施したヘッドライトにキックスターターといった古風装備も見逃せません。

車両税込価格は57万7000円、カラーはニューパールホワイトとヤマハブラックの2色を用意。シンプルでエレガントなカラーリングがSR400にピッタリです。中型クラスとしてはなかなかのリーズナブル価格というのもエントリーライダーには嬉しいところです。

TMAX | 大型二輪クラス

スタイリング的にはビッグスクーターながら、ヤマハはロードスポーツモデルとして分類している「TMAX」。事実、骨格には高剛性アルミフレームを採用し、パワフルな並列2気筒エンジンを搭載、足回りも豪華にまとめるなど、従来のビッグスクーターとは違うスポーツテイストの高いモデルとなっています。

デザイン派快適性の高いビッグスクータースタイルを踏襲しています。大型のフロントマスクと高く聳えるウインドシールドにより高い防風性を獲得しています。しかし、跳ね上がるようなテールデザインには、スーパースポーツのようなデザインとなっており、そのあたりにロードスポーツとしてのポリシーが感じ取れます。

エンジンはトルク性に優れるロングストローク型との水冷並列2気筒ユニットを搭載。排気量は499ccとミドルクラスです。フレームにはアルミ製ダイヤモンドフレームを採用し、エンジンを水平前輪寄りに配置することで、スーパースポーツでは重要となる優れた低重心化と前後重量配分を実現しています。

ロードスポーツらしい設計が施されてはいるものの、スクーターらしいユーティリティもしっかりと備わっています。シートはソロからタンデムまでを快適にこなせ、フロントにはバックレスト、リアにはタンデマーが安心できるクラブバーを装着。また、メインとランクやハンドル下に左右のトランクといった積載力も確保しています。

車両税込価格は94万5000円、カラーはブルーイッシュホワイトカクテル1とブラックメタリックXの2色をラインナップ。ルックスとユーティリティはスクーターですが、中身はロードスポーツ。積極的なスポーツライディングかつ快適なツーリングを楽しみたい方に、満足できるモデルではないでしょうか。

トリッカー | 軽二輪

ストリートとオフロードバイクの中間的スタイリングを持ち、これまで無かった新ジャンルを確立したモデル、「トリッカー」。オンからオフまで、自由に走ることを楽しめる遊び心が強いバイクです。

フリーライドプレイバイクという新感覚のテーマの元開発されて2004年に登場し、従来のジャンルにはどれにも当てはまらないスタイリングが話題を呼びました。モチーフはBMXというだけはあり、非常に軽量コンパクトな車体にセロー250と共通の実用域でのトルク特性に優れるエンジンを搭載しています。

車体スタイルはオフロードモデルに近いのですが、フロントホイールには19インチ、リアには16インチと小径サイズを装着していることでサイズがワンランクコンパクトに収まっています。また、セロー250と比べた場合、ホイールベースは1330mmと、30mm短く収まっています。このコンパクト感が、オフロードとは一味違うトリッカーオリジナルの魅力となっています。

シート形状はフロントからリアまでフラットな形状とし、優れたクッション厚を備えながらもシート高810mmという足つき性を実現しています。加えて車両重量125kgというスペックも扱いやすさに大きく貢献しています。また、フューエルタンク容量は7.2Lと少ないものの、時速60km巡航時で39km/L(カタログ調べ)の燃費性により200km以上の連続航続性も確保しており、ツーリングマシンとしても十分活躍できます。

車両税込価格は45万7800円、カラーはマットブラック2、ビビッドオレンジメタリック2の2色をラインナップ。お手軽な車体同様に、値段もお手軽となっています。

WR250R | 軽二輪

レースの世界で培ったオフロードスペックを搭載した市販デュアルバーパスモデルの「WR250R」。高回転まで吹け上がるパワフルな単気筒エンジンを搭載し、フルアジャスタブルの前後サスペンションを装着するなど、ベテランライダー向けの本格オフロードです。

スリムなその車体デザインには徹底的なマスの集中化がコンセプトに掲げられており、マフラーからフェンダーといった各種装備の装備位置から軽量化までもが考えられています。コクピットにはデジタル表示メーターが備わっており基本モードと計測モードの設定が行えるようになっています。基本モードではトリップメーターに時計といった通常機能が使用でき、計測モードではストップウォッチと距離補正トリップが使用できます。

エンジンには水冷DOHC4バルブ単気筒ユニットを搭載し、77mmのビッグボアと11.8の高圧縮比により1万回転もの高回転を可能とし、最高出力としては31PSを発揮しています。公道仕様でありながら、レース走行に適したパワー性能となっているのが、本格オフロードらしを感じさせてくれます。

エンジンのみならず、ランニングシステムまでハイスペックが求められており、アルミ製セミダブルクレードルとスイングアームを備え、フロントには倒立式フォークを装着し、リアにはリザーブタンクモノショックを装着。前後ともフルアジャスタブル式となっています。

車両税込価格は70万1400円カラーはディープパプリッシュブルーソリッドE、ヤマハブラックの2色をラインナップ。本格的オフロード性能を誇る分、価格は軽二輪としては高く設定されています。

XJR1300 | 大型二輪クラス

排気量1300ccをも誇るヤマハビッグネイキッド「XJR1300」。今では希少ともいえる空冷式の並列4気筒エンジンをトラディショナルな骨格に搭載。基本に忠実なスタイリングとしながらも、オーリンズ製サスペンションを装着するなど要所にさりげなく上質さを追求しているのが特徴的です。

昨今のネイキッドは奇抜なデザインを持つストリートファイターテイストが増えていますが、このXJR1300は、ホンダのCB1300シリーズ同様に基本を大切にしているネイキッドと言えるでしょう。エンジンとタンク、タイヤにシートと、はっきりとそれらが主張するデザインはまさにトラディショナルネイキッドです。もちろん、基本に忠実ながら、大型フューエルタンクはビッグネイキッドらしいボリュームを演出し、サイドカバーはエッジを効かせたスリムなデザイン、テールには2灯式LEDを採用するなど、各部に造形美が追求されています。

エンジンにはネイキッド大定番の並列4気筒ユニットを搭載。特筆すべき点は、間違いなく空冷式というところでしょう。排気量1250ccを誇る巨大な排気量が発生する熱を風で冷やすという古風スタイルを現在でも守り抜いているというのは、この車両の最大の魅力と言ってよいでしょう。吸気にはフューエルインジェクション、排気にはオーソドックスに右後方へと極太マフラーが一本出しとなっています。

フレームはエンジンと同じくシンプルなダブルクレードルフレームを採用。リアアームにはアルミ製を採用し、高剛性を獲得しつつも軽量化と痛快なハンドリングに貢献。フロントフォークには43mm系正立を採用。そしてリアには豪華にもオーリンズ製ツインリアサスペンションを装着し、20段の圧側減衰調整、伸側調整ダイヤルも備えています。

車両税込価格は108万1500円、カラーリングはブラックメタリックX 、ブルーイッシュホワイトカクテルの2色をラインナップしています。伝統的なネイキッドスタイル、空冷エンジンがお好きな方にはオススメの一台です。

XT250X | 軽二輪

セロー250の単気筒エンジンとスリムな車体をベースとして開発されたエントリーライダー向けモタード、「XT250X」。足回りがオンロード向きに特化したことでタウンユースでの活躍、またストリートで映えるスタイリングに変化しています。

デュアルパーパスモデルの派生バリエーションとしてモタードがラインナップされているのは、今や当然の状態です。ヤマハでは上位モデルとしてWRシリーズがあり、こちらのXT250X、そしてセロー250は低価格とエントリー向けのパワーセッティングにより見事に趣向を分けているといえるでしょう。

セロー250からの変更点としては、まずはモタードらしく足回りの変化。前後に17インチホイールを装着し、ストリートスポーツを楽しみやすいように専用のチューニングロードタイヤを装着。オンロード高速走行に適した前後サスペンションのセッティング、ブレーキも十分な制動力を確保しています。また、シート高が790mmと、セロー250よりも20mm低くなっています。

外装はよりストリート向きデザインが施され、フロントマスクには個性的な角型ヘッドライトを装着し、市街地での夜間走行においても十分な視認性を獲得しています。フォークブーツの廃止といった変化も見られます。

車両税込価格は、51万4500円、カラーはパープリッシュホワイトソリッド1をラインナップしています。WRシリーズのモタードよりも圧倒的に低価格となっています。

YZF-R1 | 大型二輪クラス

MotoGP譲りのハイパフォーマンステクノロジーを搭載したスーパースポーツモデル、「YZF-R1」。徹底的なパフォーマンス設計が施されたスタイルはルックス的にも美しさを放ち、レース場からツーリングまであらゆる場面で操る喜びを楽しませてくれる上質なスポーツモデルに仕上がっています。

ヤマハフラッグシップのNEW-VMAX同様に、YZF-R1も大人のライダーをターゲットに誕生したモデルでもあります。初代モデルが1998年に登場し、以降熟成を重ねて2009年に6代目となったこのモデルは、スーパースポーツらしいハイスペックに磨きを掛けるだけでなく、デザイン性から乗りやすさも向上し、親しみやすさを高めてもいます。

外観で大きく主張しているエッジの効いたフルカウリングは、空力からエンジンノイズの低減までが考えられた、形状となっています。フューエルタンクは18Lもの容量を確保しながらもフレーム枠内にすっぽりと収める形状とするなど、各部はマスの集中化が徹底されています。つり目型2眼プロジェクターヘッドライト、跳ね上がったテールデザインなど、攻撃的なスポーツテイストも際立っています。

エンジンは排気量1000ccクラスの水冷DOHC4バルブユニットを搭載。78mmものボア径を誇るショートストローク型とし、MotoGPマシンに習って開発されたクロスプレーン型クランクシャフトにより優れたトルク特性を引き出しています。燃料供給にはYCC-I、YCC-Tを採用し、D-MODEにより開度マップを切り替えることで出力特性を3通りに変更することを可能とし、あらゆる走行シーンにおいて性能を引き出しやすくなっています。また、フレームはアルミ製、リアフレームにはマグネシウム製と軽量材質が採用されていることもあり、車両重量は212kgという軽量さも実現しています。

車両税込価格は141万7500円、カラーはディープパープリッシュブルーメタリックC、ブルーイッシュホワイトカクテル1の2種類をラインナップしています。レース走行を楽しむのはもちろん、高速ツーリングを楽しむのにも最適な、大人のスポーツです。

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