バイク免許教習所ガイド:大型自動二輪教習について

公開日: : 最終更新日:2015/12/24 バイク

大型二輪と普通二輪の違い

普通自動二輪免許を取得することで乗れることができるようになる二輪車は、排気量が400cc以下のモデルとなる。400ccを超えるモデルとなると、大型自動二輪免許へのステップアップが必要となる。もちろん普通二輪が悪いわけでは無いが、全てのモデルに乗ることができる大型二輪の魅力は大きなものがある。

所有欲の違い

大型二輪と普通二輪の違いとしてまず、所有欲の差があげられる。大型二輪というのは日本の道路事情を考えると、オーバースペックなモデルが非常に多い。日常の利便性を考えれば普通二輪で十分とも言える。ただし、多くのライダーが憧れるハーレーダビッドソンやBMWといった外国車、国産車のハイスペックスポーツモデルなど、趣味性が非常に強いマシンは多くのライダーを魅了する。そしてそれらを手にしたものは乗って嬉しく見られて嬉しく、所有欲を大いに満たしてくれる。それは時に偉そうな態度と思われることもあるが、満たされる気持ちに違いは無い。

責任感の違い

大型二輪には普通二輪以上の責任感も必要となる。これは大きく分けて2つあり、1つはオーバースペックなマシンを操る責任感、もう1つは多くのライダーの見本となる運転をする責任感だ。排気量が高ければ出力も高く、速度も簡単に出すことが可能となる。スロットルを捻りギアをあげていけば簡単に300km/hに達してしまうマシンもある。それを正しく扱える人間だけが、本来は手にするべきだ。また大型二輪所持者は普通二輪所持者の良き見本にならなければならない。自分の周りだけでなく街中を走る自分を見たものに良い影響を与えられる、良きお手本になるというのが、大型二輪所持者の1つのテーマなのだと僕は思う。

大型を知り普通の良さを知る

普通二輪しか乗れない状態では、大型はとても魅力に見える。しかし普通二輪にも素晴らしい魅力がある。ただしこれは大型にステップアップしてようやく気がつくことがほぼだ。大型は重くハイパワーで扱いにくいし、燃費も悪い。400cc以下はというと色んな意味でお手ごろサイズで気負い無く乗れる。そんなことを悟り大型から中型や軽二輪にスケールダウンするライダーも少なくないのだ。

大型二輪教習の特徴

大型二輪となると難易度が大きく増すように思い悩む人もいるかと思うが、実はそうも難しくなく、むしろ普通自動二輪教習と比べて難易度は低いくらいなのだ。それもそのはず、二輪で最も難しいのは乗り出しで、発進停止などの基本動作なのだから。それらを既にマスター済みでとてつもないブランクでも無い限りは、本当に簡単にステップアップできてしまう。

波状路課題の追加

大型自動二輪教習ならではの課題としては、「波状路」があげられる。これは一定間隔に設けられた高さ5cmの幅14cmの段差を立ち姿勢運転でクリアするという課題で、9.5mの距離を5秒以上かけて通過するのが目標となる。コツはリラックスした立ち姿勢で半クラッチや断続クラッチを用いてできるだけ遅い速度を保ってクリアすることだが、卒業試験ではタイムオーバーは減点のみですむため問題なく通過できれば不合格となることは無い。公道でのバイク経験があればつまづくような課題ではない。

その他課題の難易度アップ

普通自動二輪教習の際に行った課題を再びチャレンジすることになるのだが、比べると難易度が若干上がっている。具体的にはスラロームの目標タイムが普通二輪の8秒から7秒へ、一本橋の目標タイムが7秒から10秒へと難しくなっている。普通自動二輪の教習を受けたばかりの人からしたら難しいように思うかもしれないが、日常でバイクに親しんでいる人からしたらたいした難易度変化ではない。またやはり卒業検定ではタイムは大きな問題ではなく、失敗無くクリアできればほぼ100%合格間違いない。

基本的には簡単に取得可能

多少の課題追加と難易度アップが違いとしてあるが、基本的には普通二輪教習と同じで、気持ち的には楽々ステップアップできる。ただしこの楽々というのが逆に問題点としてあげられるわけで、技量不足の大型ライダーを公道に多く送り出してしまい事故率を高めているのも事実だ。昨今は特に高速道路でのリターンライダー事故が話題となっている。簡単にステップアップできるが、大型二輪には大きな責任も伴うものということは忘れないように。

大型二輪にステップアップ!

普通自動二輪免許を取得し、次は大型二輪にステップアップしようか…… と考え中の方はきっと、よっぽどバイクが好きなのだろう。お金と時間に余裕があるのであり興味があるのであれば、ステップアップは絶対にオススメだ。

時期をあけてステップアップ

一般的にはこのタイプが多いことと思う。バイクの車検は2年、新車ならば3年だ。早ければこの車検サイクルの最初のタイミングに合わせて乗り換えを考え、ステップアップする。もちろんそれよりも早くても悪いことは無いのだが、そのほうが金銭的にも勿体なくないからだ。車検を通してしまえば、2年後にステップアップ期が待っているわけだが、大型の誘惑を受けながらの2年は非常に長い。逆に誘惑を特別感じなければ次もその次も普通二輪のままとなるのかもしれない。

そのまま勢いでステップアップ

最近はこちらのタイプが多くなってきたようだ。普通二輪を飛ばしていきなり大型自動二輪教習を受けてハーレーに乗ってしまったというライダーを、僕自身何人も見てきた。また教習所側も大型へのステップアップを押しているようで、普通二輪教習を卒業したばかりの生徒を対象に大型教習車の体験走行会を展開している。それが切欠でそのまま大型へ…… と、金銭的には勿体無いが決断してしまう人もいる。

どっちがいい?

人の人生だし考えなので早いほうがいいか、遅いほうがいいかは一概には言えない。だが個人的意見を述べるとしたら、ステップアップは最低でも1回車検を通してからを、オススメしたい。年数的には3~4年といったところか。僕自身、ステップアップが3年半後ということもあるが、その間に車検経験を含め様々なメンテナンスやツーリングなど、思い出を作ることができた。ステップアップは普通二輪での経験と思い出を十分に残し、大型に乗り換えた時にその違いがはっきりと分かる位になってからが良いというわけだ。乗る頻度にもよるのだが、それには3~4年が丁度良いと思う。普通二輪を飛ばして大型となると、大型の有り難味と普通の有り難味、どちらも分からない。

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