看護師の資格を目指す人の為の基礎知識

公開日: : 最終更新日:2015/06/16 ビジネス


高齢化が進む日本では医療の分野でも目覚しい発展をしており、それに伴って医療機関も爆発的に増えています。
こういった背景を元に需要が伸びているのが看護師という職業であり、一昔前までは看護婦という言われ方をしていましたが、今では男女問わず多くの人の助けになりいという志を持って看護師を目指す人が増えてきました。
ここではそんな看護師の仕事内容や資格、就職先などに関して触れながら看護師という職業がどんな職業なのかを紹介しています。

看護師試験の概要

看護師になる為には看護師資格という国家資格を取得する必要があります。
この国家試験を受験する為には厚生労働省や文部科学省による認可を受けた学校で専門的な知識や技術を学ぶ必要があるのです。
では看護師の国家試験にはどのような内容の問題が出るのでしょうか。
内容をまずは説明しましょう。
まずは基礎的な範囲として人体の構造や機能に関する問題、疾患の成り立ちや治療に関する問題、社会保障制度に関する問題、基礎看護学、在宅看護学、成人・老年・小児・母性・精神看護学となります。
これらの項目で必修問題や一般問題、状況設定問題といった出題がなされています。
多くの場合は看護学校や看護系の大学などで学ぶ分野であり、専門的な知識が必要になるのではないでしょうか。
筆記試験のみとなっているのですが、問題分析や推論、思考能力、解決能力、対応能力などが問われる試験内容となっているので、専門的な知識だけでは合格するのは難しいのかもしれませんね。
例題数と合格ラインとしては、240問を午前と午後の部にわけて行われ、300点満点の試験となっているのですが、合格ラインに関しては毎年基準が変わり、必修問題、一般問題、状況設定問題のそれぞれで合格基準を満たすことも必要になります。
また合格発表に関しては3月の下旬から4月の上旬に行われるので、就職している場合には勤務先で合否を知ることになるのではないでしょうか。
試験は毎年2月下旬頃に行われており、ちなみに平成23年には2月20日に行われました。
全国で10ヶ所ほど試験会場が設けられています。
現在の受験料は5400円となっています。

看護師試験の受験資格

看護師資格を取得する為の試験を受ける資格としては、文部科学大臣指定学校で3年以上看護師になるのに必要な学科を修めた者、厚生労働大臣の指定した看護師養成所の卒業者、免許取得後3年以上業務に従事した准看護師または高校、中学を卒業した准看護師で指定学校を2年以上修業したもの、外国の看護師学校を卒業または看護師免許を得た者で厚生労働大臣が1または2と同等以上の知識および技能を有すると認めた者と国により定められています。
つまりこれらの資格を持っていない人は看護師の国家試験を受けることができません。
なんだか狭き門のように感じますが、やはり人の命を預かる職業である以上、正確な知識と確かな技術が必要不可欠となる為、適正なルートを経て看護師になることが義務付けられているのです。
看護師の職場がどんなに人手不足になろうともこういった受験資格は変わらず、適正なルールに基づいて看護師が生み出されているのです。
また最近では社会人に一度なってから看護師を目指す人が増えており、背景には就職難などの不況が理由となっているようです。
この場合にはかなり厳しいと考えられており、看護学校などによっては学生ではなく社会人を受け入れる為の枠を設けている所も少なくないのですが、やはりここに集中してしまうと競争率も高いものとなりますね。
独学では看護師の国家試験を受けることが出来ないので、まず学校に入学することが必須条件となります。
その為、社会人向けの予備校などが登場しており、こういった場を活用して看護師資格の受験を目指すのも良いのではないでしょうか。

看護師試験の合格率

看護師資格の合格率は毎年90パーセント前後を誇っており、他の国家資格に比べても比較的合格水準は高いのではないでしょうか。
看護学校や看護系の大学、短期大学などでお真面目に勉強することによって合格する率が高くなりますね。
現代の医療現場では深刻な看護師不測だと言われており、この合格率は大変喜ばしいことではないでしょうか。
多くの看護系の学校が国家試験の前に卒業試験を行い、この卒業試験である程度の点数が取れる学生のみ受験が許されているという所もあるので、必然的に合格率は上がってくるのでしょう。
合格発表は病院などの医療機関から内定をもらった後に合否がわかる場合がほとんどですが、やはり不合格であれば内定を取り消される可能性もあるようです。
不合格でもそのまま採用となることもありますが、働きながら来年の看護師資格取得を目指すことになるので多くの人が仕事と勉強を両立しなければならなくなってしまいます。
じつは合格率が高いのは初回のみの話しであり、こういった理由から2回目、3回目の合格率は下がる傾向にあるのも事実です。
余裕があるのならば、働くという選択肢を一度中止して、予備校などに通い、まずは看護師の資格を取得することが先決なのではないでしょうか。
一年採用を見送っても就職口は多くあるのが看護師という職業であり、大きな病院に限らず福祉施設や保健所、事業所、訪問介護、乳児施設など活躍する場はたくさんあるのです。

看護学校で取得できる資格

看護師の資格取得をするために設けられているのが看護専門学校や看護系の短期大学を総称して看護学校と呼ぶ傾向にあります。
看護系のコースがある大学は看護大学と呼ばれているのでこちらは4年生の大学になるのに対して、看護専門学校や看護系の短期大学は3年生となっています。
看護専門学校や看護系の短期大学で取得することが出来る資格としては看護師国家試験受験資格でしょう。
この資格を取得する為にこれらの学校に入学し、卒業するのです。
この他にも看護師に付随する資格として保健師や助産師などの資格がありますが、残念ながら3年生の専門学校や看護系の短期大学での取得は難しく、別途保健師・助産師養成所に進学しなくてはならないようです。
ですが4年生の看護大学であれば、特別なカリキュラムを用意し、保健師や助産師はもちろんのこと理学療法士や作業療法士、はり師などの医療系の資格取得が可能となります。
これが大学に進学するメリットであり、可能性を広げることが出来る所以なのです。
また小学校や中学校などの養護教諭になるにはやはり大学卒業資格と小学校、中学校、高等学校とそれぞれの教員免許が必要となるので、大学に行くことがメリットとなるのではないでしょうか。
さらに看護師になった後に専門看護師の資格を取得する場合などには大学院卒が条件となっているので進学の時点でどのような看護師になるのかを考える必要がありますね。
専門学校、短期大学、大学、それぞれにメリット、デメリットがあるのですが、やはり資格取得などの選択肢が広いのは看護系の大学に進むルートとなります。

一般的な看護師の仕事内容

看護師の仕事内容としてはやはり様々な病気や怪我をした人たちのサポートをするのが一番の仕事と言えるでしょう。
もちろん補助や介助と言ったサポートも行いますが、精神的なサポート、つまり心のケアも重要な仕事の一つとなります。
みなさんも病気や怪我などをした時には、いつもと同じような精神状態ではいられないことはないでしょうか。
こういった落ち込みや不安を少しでも和らげるのが看護師の仕事でもあります。
また病気や怪我をした本人はもちろんのことそれを支える家族の心のケアをすることもあります。
一家の大黒柱に万が一のことがあった場合には、経済的な不安などを抱える為、様々な助言をしてくれるのも看護師の役目だったりもするのです。
大きな病院ともなれば担当の医師よりも看護師との関係の方が深くなることも珍しくはないですね。
またこの他には、診察などをする医師のサポートも行い治療や説明などを行う場合もあります。
看護師は病院などの施設の中で医師にとっても診察や治療を受ける私たちにとっても必要不可欠な存在となっていますね。
看護師がいなければこういった医療行為は上手く回らなくなってしまいます。
一般的にはこういった仕事内容を把握して看護師になろうと決める人がほとんどなのではないでしょうか。
もちろん思っている以上に大変な職業とも言えます。
看護学校などの実習などで実際の業務をこなす中で、看護師としてやって行けるのだろうかと不安になる看護学生もおり、医療の現場で現実を見る機会があって初めて知る仕事内容なども出てくるようですね。

看護師の勤務形態

基本的には人の命を預かる病院などの医療機関ではお休みという概念は存在しません。
24時間体制で患者さんの様子を見なければならない、不測の事態に対応しなければならないのが一番の理由ですね。
ですがそこで働く医師や看護師さんは、当たり前ですがお休みを取らなければなりません。
そこで看護師さんの勤務形態について紹介しましょう。
24時間体制の病院などをベースとしてよくある勤務形態が2交代制と3交代制です。
最近では3交代制の方が主流になって着ているようですが、まだまだ2交代制を取っている病院もあります。
2交代制は一日24時間を二分割にして日勤、夜勤という形でシフトを組みます。
単純に考えると一日12時間労働?となるのですが、当直で16時間、8時間という場合もあり変則的にシフトが組まれているようです。
もちろん夜勤の時などには仮眠などを取ることもあります。
3交代制は一日24時間を三分割にして日勤、準夜勤、深夜勤という考え方でシフトが組まれています。
じつは3交代制の方が休日が少なくなる傾向にあるので、2交代制を希望する看護師が多いようです。
患者さんの様子を緊張感を持って見なければならないことから適度な休息や休日は必要不可欠なのですが、やはり人手不足が問題視されている医療業界では過度な労働などが問題視されています。
人手が足りない時や他の看護師の休日の調整などでシフト通りにいかないこともあり、この辺りは臨機応変に対応しなければなりませんね、

看護師の仕事で大変なこと

看護師と聞くと私は体力勝負の職業というイメージを持ちます。
24時間体制で患者さんのお世話をしなければならない病院などに務めるとなおさらなのではないでしょうか。
日勤はもちろんのこと夜勤もあり、真夜中のナースコールにも即座に対応しなければなりません。
また多くの場合勤務中は立ちっぱなしになり、患者さんなどの対応に追われると休憩を取ることが出来ないこともしばしば・・・・。
体力あっての職業だと思いませんか?また様々な職業の中で最も人の命、死と言った問題と深く関係している職業とも言えます。
ちょっとしたミスが命取りに繋がるので常に気を張っておかなくてはなりません。
緊張感というのが最も求められる職業でもあり、もう少し早く気づいていれば、あの時こうしていればなど後悔に苛まれることも少なくないようです。
肉体的にも精神的にも疲労が溜まりやすいのではないでしょうか。
ですがこういった難点もやりがいとして捉えることで、多くの看護師さんは毎日の業務をこなしています。
患者さんのことを常に第一に考えることによって患者さんがいかに快適に病院などの施設っを利用できるか、また治療に専念出来るかを日々考えて行動しているのです。
これが大変、あれが大変と言ってしまうとキリがないのはどの職業でも同じいことであり、その中にやりがいを見つけることが重要なのではないでしょうか。
気になる人は身近にいる看護師さんに聞いて見るのも方法の一つかもしれませんね。

看護師の普段の休暇

24時間体制で患者さんのお世話をする病院などでは、もちろん土日祝日といった休日の概念は存在しません。
歯科助手や歯科衛生士、個人経営の病院の看護師さんなどであれば話は別ですが、やはり休日のほとんどは平日になることが多いでしょう。
組まれたシフトで勤務しますので、休日も基本的にはシフト通りとなります。
中には24時間体制の病院勤務でも土日祝日をメインに休日を取っている看護師さんもいるようですが、これらの看護師さんはごく少数で、パートさんや准看護師さんなど条件があるようです。
どうしても土日祝日に休日を取りたいというのであれば、外来のみの病院などに勤務するのが良いでしょう。
看護師さんという職業を選んだからと言って、土日祝日の休みを取れないというわけではありません。
外来専門の病院であれば基本的には日勤のみとなり、土日祝日は病院事態がお休みとなっている所がほとんどですね。
ですがやはりお給料面などを考えると、日勤のみではなく夜勤も出ることが出来る看護師さん、平日に休みと取る看護師さんの方が比較的お給料も高くなる傾向にあるようなので、この辺りはお給料を取るのか休日を取るのか考える必要がありますね。
どちらがよくてどちらが悪いということはなく個人の考え方次第なので、こういった要素も就職先となる医療機関を選ぶ時の判断材料にしてみてはいかがでしょうか。
最近では看護師さんの派遣を行っている派遣会社なども増えているので派遣会社を通す場合にも休日の希望などを申告してみるとよいでしょう。

男性看護師

看護師の多くは女性です。
みなさんも看護師と聞くと看護婦さんやナースを連想し、女性の職業だとイメージしているのではないでしょうか。
ですが最近では男性の看護師さんもだんだんと増えてきているのをご存知ですか?ですから病院などの医療機関では看護婦さんと言った名称は使われていません。
男女どちらでも大丈夫なように看護師さんと呼ばれているのです。
それでも大半が女性という職場ですから、病院などで男性の看護師さんを見かけると少しだけ気になりますね。
やっぱり目立ちます。
ですが男性が看護師を目指すのはメリットが多いと言われているのです。
まずは女性が多い看護師という職業柄、男性の看護師さんがしっかりと役割を果たすことで実績が目立つので評価も高くなるのです。
また現在の医療現場は深刻な人材不足だと言われており、体力勝負の看護師という職業の中ではやはり男性の看護師さんに関しては売り手市場だと考えられているので、再就職なども豊富にあるようです。
また勤務中などに関しては、やはり女性の看護師さんに排泄の介助や入浴の介助をお願いするのは気が引けるという男性患者さんなどにとても重宝されます。
この反対に若い女性の患者さんには断られるケースもあるのですが男性の看護師さんが増えてきたことによって患者さんの選択肢も広がったと言えるでしょう。
まだまだ女性が多い職場がほとんどである看護師さんですが、今後は益々男性看護師さんの需要が高まると考えられており、看護師を目指す男性も増えています。

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