世界のチーズ。特徴やおススメのチーズのご紹介!

公開日: : グルメ.食品, チーズ

チーズ

オランダのチーズ

オランダもチーズ作りが盛んな国で、今では世界でも代表的なチーズ輸出国になっています。
年間のチーズ生産量は、なんと70万トン。
そのうち、50万トンが輸出されていると言いますから、規模の大きさが伺えますね。
オランダ国内でのチーズ消費量は23万トンと言われていて、一人あたりで換算すると年間15kgにもなるということです。
オランダのチーズと言えば、まっさきに思い浮かぶのが、やはり「ゴーダチーズ」と「エダムチーズ」でしょう。
ゴーダチーズは、オランダを代表するチーズですが、日本で古くから親しまれているプロセスチーズの原料として使われているのがゴーダチーズですから、私たち日本人にも馴染みの深いチーズということができます。
プロセスチーズだけでなく、様々なチーズの元として使われていますから、言ってみればゴーダチーズは「チーズの母」みたいなものなんですね。
エダムチーズの方は、オランダ北部のエダム地方で作られ始めたもので、ゴーダチーズに比べると脂肪分が少なく長期保存ができることが特徴です。
口当たりもいいですから、パンにはさんだり粉チーズにして様々な料理にかけるなど、色々な楽しみ方ができます。
昔は、オランダの農家でチーズが作られていたのですが、その作業の中心を担っていたのが農家の主婦たちでした。
そのため、嫁入り道具の中にはチーズプレス機も入っていたとか。
そのようにして母から娘へと代々受け継がれていき、多くの人に愛されるチーズが作られ続けてきたんですね。

スイスのチーズ

スイスといえば、南はアルプス山脈、そして北西はジュラ山脈に囲まれ、山岳酪農で有名な国ですね。
もちろん、牧畜の歴史は長く、古代ローマ時代までさかのぼることができるとか。
当然、チーズ作りも古くから行われてきました。
現在、スイスでは年間13万トンのチーズが作られていて、その製法は昔ながらの伝統的なスタイルを守り続けているそうです。
また、スイスといえば思い浮かぶのが「チーズフォンデュ」ですね。
きっと、このチーズフォンデュも、酪農生活の中から自然と生まれた料理なのでしょう。
チーズフォンデュで使われるのが、スイスを代表するチーズでもある「エメンタールチーズ」ですが、その美味しさだけでなく、重さが70kgから100kgもあることからも「チーズの王様」と呼ばれています。
また、マンガやアニメで穴の開いたチーズがよく描かれていますが、あのモデルになっているのがエメンタールチーズなんですね。
アニメといえば、「アルプスの少女ハイジ」の食事シーンで出てきた「ラクレットチーズ」も有名です。
スイスではチーズフォンデュと並ぶほどの人気を誇るラクレットに使われるチーズですが、加熱して溶かしたラクレットチーズを、ふかしたてのジャガイモなどに乗せて食べると、まさに絶品。
こうして見てみると、チーズフォンデュといいラクレットといい、チーズはスイスの食文化にしっかりと浸透しているんですね。
元々、交通の便が良くない地域ですから、保存が効くという点でもチーズというのは風土に合っていたのかもしれません。

デンマークのチーズ

デンマークのチーズというと、あまりピンと来ないかもしれませんが、実はデンマークも年間30万トンの生産量を誇るチーズ大国なんです。
そのうち、約70%は輸出されていると言いますから、世界各国でデンマークチーズは食べられているんですね。
デンマーク国内でのチーズ消費量は約9万トンで、国民一人につき約17kgも食べていることになりますから、かなりのチーズ好きと言えそうです。
デンマークチーズの特徴を一言でまとめると、オリジナルのものが多いということが挙げられます。
本格的なチーズの生産が始まったのは戦後と言われていますが、製造方法を近隣の国から学びながらも、デンマーク独自の優れたチーズをたくさん生み出し、その名称もオリジナルで付けられています。
また、一般的にチーズといえば円盤形や円柱形が多いのですが、デンマークチーズは角型が多いというのも特徴の1つです。
このように、様々な部分でオリジナリティを打ち出しているんですね。
そんなデンマークチーズの中でも、特に有名なのは「ダナブルーチーズ」。
元々は、フランスのな「ロックフォールチーズ」をベースにして作られていて、当初はデンマークのロックフォールという意味で「ダニッシュ・ロックフォールチーズ」と名付けられていたようです。
しかし、フランスからクレームが付いたために「ダニッシュ・ブルーチーズ」と変更され、それが「ダナブルーチーズ」へと変化してきたんですね。
ちなみに、日本で最初に紹介されたチーズが、このダナブルーチーズだったようです。

ドイツのチーズ

ドイツと言えば、ビールとソーセージのイメージが強いものですが、実は酪農も盛んでチーズも数多く作られているんですね。
年間のチーズ生産量は150万トンにもおよび、国内消費量は98万トンと言われています。
ドイツ古来のチーズというのもあるのですが、現代のドイツ人に好まれているのは、他の国のチーズをドイツ風にアレンジしたもののようです。
例えば、バイエルン地方で作られている「カンボゾーラチーズ」というものがあります。
これは、フランスの「カマンベールチーズ」とイタリアの「ゴルゴンゾーチーズ」を組み合わせたもので、もともと美味しいチーズなんだから、その2つを組み合わせればもっと美味しくなるだろうという発想で作られたようです。
カマンベールは白カビチーズ、ゴルゴンゾーラは青カビチーズですが、青カビのクセの強さを白カビのクリーミーさで包み込んでいるために、とても食べやすいチーズに仕上がっています。
ドイツでは、フルーツと一緒に食べられているそうですが、なかなかの名アレンジになっているようですね。
また、いかにもドイツと言えるチーズに、「マンゼル・バベットチーズ」というものがあります。
これは、クリームチーズの中に高級ハムを散りばめスモークしたもので、口に入れるとハムの風味とスモークの香りが広がるビールのおつまみにはピッタリな味わいのチーズです。
チーズといえばワインがポピュラーですが、ビールに合うチーズというのもドイツらしくていいですね。

スペインのチーズ

スペインといえば、「闘牛」というイメージがありますが、酪農に関しては牛ではなく羊やヤギが中心となっているようです。
もちろん、牛乳で作られるチーズがないわけではないのですが、羊乳のチーズが全体の約60%を占めていて、他にも羊乳とヤギの乳や、牛乳との混合乳で作られたものなどがあり、他のヨーロッパ諸国のような牛乳がメインのチーズはかなり少なくなっています。
他の国と比べると、スペインのチーズというのはあまり耳にしませんが、それは国内での消費量が多いからなんです。
生産したチーズのほとんどが国内で食べられているため、輸出される量はごくわずかとなっています。
では、どんなチーズがあるのとかというと、まずは「マンチェゴチーズ」です。
これは、羊乳で作られているハードチーズなのですが、重さ3kgの円盤型チーズで、表面に付けられているジグザグの模様がとても特徴的といえます。
表面をオリーブオイルでコーティングして、6ヶ月以上かけて熟成させていますので、とてもコクがあり、スペインを代表するチーズと言われています。
また、マンチェゴチーズはドン・キホーテが称賛したチーズとしても有名です。
他には、フランスとの国境近くにあるバスク地方で作られている「イディアサバルチーズ」も有名です。
イディアサバルチーズは茶褐色で透明感のある表面をしていて、羊乳の酸味とスモークしたような香りが口の中に広がります。
主に、食前に食べられることが多いようですね。

ギリシャのチーズ

ギリシャのチーズと言えば、なんといっても「フェタチーズ」が有名です。
フェタチーズは、羊乳やヤギの乳から作られるチーズの一種で、単に「フェタ」と呼ばれることもあります。
ギリシャと言えば、古代文明が栄えた地域ですが、その中でチーズ文化も育まれていて、フェタチーズも紀元前からの製法を引き継いでいる、とても歴史の古いチーズなんです。
表面は真っ白なので、見た目としては木綿豆腐を思い出させます。
香りは穏やかで、味わいも素朴なのですが、その素朴さこそがフェタチーズの魅力といえるでしょう。
ただ、塩分がキツイので、食べるときには塩抜きが必要となります。
もっとも、それは保存性を高めるために高濃度の塩水が使われていたからで、最近では真空技術などが発達してきたことにより、かなり塩分を抑えた穏やかな味わいのフェタが出回ってきているようです。
ちなみに、ギリシャ以外でもドイツやデンマークに牛乳や水牛の乳で作らているフェタチーズがあるのですが、欧州委員会が「フェタという名称を使えるのはギリシャ産のみ」という決定を下したため、現在では他国産のものでフェタと名乗っているチーズはなくなっています。
食べ方としては、ギリシャ風のサラダやおかずパイに入れたり、サンドイッチやオムレツなどに入れたりしてみるのも美味しいでしょう。
「ギリシャ人は世界一チーズを消費する民族」と言われているそうですが、そのギリシャ人が愛するフェタチーズの素朴な味わいには、何とも言えない魅力が感じられます。

イタリアのチーズ

イタリアと言えば、パスタの国であり、ピザの国ですね。
当然ながら、イタリア料理にチーズは欠かすことができません。
そして、料理との密接な関係の中で発達してきたことが、そのままイタリアチーズの特徴となっているようです。
簡単にいえば、イタリアチーズは水分の少ないハード系のチーズが多くなっているんですね。
フランスなどでは、チーズそのものを楽しむためにソフト系のチーズが発達してきましたが、パスタやピザの材料としてチーズを使うイタリアではハードチーズが中心になっています。
中でも、特に有名なのが、「パルミジャーノ・レッジャーノチーズ」です。
「イタリアチーズの王様」と呼ばれることもあるほどなのですが、王様の名にふさわしく大変価値のあるものとして扱われ、その熟成庫は銀行が管理しているほど。
実は、投機の対象にもなっていて、お金と同じか、それ以上の価値を認められているものなんですよ。
また、ピッツァ・マルゲリータには欠かせない「モッツァレラチーズ」も有名で、日本でも広く親しまれていますね。
本格的なモッツァレラチーズは、南イタリアで水牛の乳から作られていますが、味のクセがなく、それでいて弾力のある歯応えを持っていますので、そこが何とも言えない魅力です。
他に、世界三大ブルーチーズ(青カビチーズ)の1つである「ゴルゴンゾーラチーズ」も有名です。
クセの強いブルーチーズの中で、クリーミーで食べやすい特徴を持っているゴルゴンゾーラは、世界中で広く親しまれています。

フランスのチーズ

フランスと言えば、「チーズ王国」と呼ばれるほど様々なチーズがあり、生産しているチーズの種類の多さでは世界一を誇っています。
また、1人あたりの年間消費量は世界で2番目になっていて、その量は約26kg。
これは、日本人の1人あたりの消費量と比べると、約14倍にもなるということです。
フランスでは、「1つの村に1つのチーズ」といわれるほど数多くのチーズがあり、実際に地名や村の名前がそのままチーズに付けられているものも少なくありません。
例えば、「カマンベール」や「リヴァロ」、「ポン・レヴェック」などがそうですし、「ロックフォール」や「マンステル」、「ヴァランセ」、「ブリー・ドゥ・モー」なども町の名前がそのままチーズの名前になっています。
フランス人がもっとも誇るチーズと言われているのが「ロックフォール」。
世界三大ブルーチーズ(青カビチーズ)の1つとしても知られていますが、フランス最古のチーズと呼ばれているものでもあります。
フランス南部のロックフォール=シュール=スールゾン村で作られているのですが、村の地下にある洞窟で繁殖させた青カビで羊乳のチーズを熟成させてつくるロックフォールチーズは、豊かな香りと刺激的な味わいが広がり、チーズ通にはたまらない逸品として広く愛されています。
また、ウィーン会議で、なぜかどこの国のチーズが一番かという議題になり、その結果、「ブリー・ドゥ・モー」が一番になったというエピソードも有名ですね。
この「ブリー・ドゥ・モー」のおかげで、フランスは敗戦国にもかかわらず面目を保ったとか。
チーズの力というのは、侮れないものです。

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