食中毒にに要注意!カンピロバクターの特徴、時期、予防などのまとめ

公開日: : 最終更新日:2015/02/15 健康・病気 , , , , ,

カンピロバクター
食中毒の原因菌のひとつである”カンピロバクター”をご存知でしょうか?
この後できるだけ詳しく説明していきますが、特に犬や猫などのペットを飼っている方に気をつけてほしい原因菌です。

今までと同様に今回も原因菌の特徴や症状、予防方法などをお伝えできればと思っています。
それではぜひ最後までお付き合いください。

カンピロバクター

カンピロバクターの特徴を見ていく前に少しだけカンピロバクターの歴史について見ていきたいと思います。
カンピロバクターは1972年にベルギーのButzler氏らの研究によって下痢症の原因菌とされ、1980年ごろには発展途上国を中心に感染が広がっていった。

そして日本では1979年に初めて集団感染が確認され、ようやく1983年に厚生労働省はカンピロバクターを食中毒の原因菌に認定したのです。
そして最後に感染件数の推移についてですが、1985年頃は感染件数が40件ほどであった。
その後1990年頃には一旦20件ほどまで減少したのだが、2000年以降再び増加傾向にあるようです。

特徴

①鶏や豚、牛といった家畜や犬や猫といったペットなどの多くの動物が菌を保有しています。
②主に5月から7月、そして10月ごろにカンピロバクターが原因菌となる食中毒の発生が多い。
③熱や乾燥した環境が苦手だが、4℃以下の環境下では長期間生存することができる。
④100から数百個といった少しの量の菌で食中毒を引き起こしてしまいます。

潜伏期間や症状などについて

潜伏期間

2日から5日間程度潜伏する。なお、2日から3日間が平均的な潜伏期間とされている。

発症期間

発症期間は2日から10日間と個人差がかなりあるようです。

死亡率

死亡率はおよそ0.001%以下と高くはありません。

症状

症状は腹痛や下痢、発熱、吐き気が多いようです。

なお、発熱とはいっても多くのケースでは38度以下の場合が多いようです。
また、下痢の症状が1日10回以上、そしてそれが3日間程度続くことがあるようです。
あまり重症になることはありませんが、重症化してしまうと「ギラン・バレー症候群」を発症するケースがあります。

「ギラン・バレー症候群」を知らない方もいることでしょう。
特に幼い子供さんやご高齢の方のようにあまり免疫力の強くない方は普通の人よりも重症化してしまうリスクがやや高まりますので注意をしてほしいと思います。

「ギラン・バレー症候群」は主に感染して数週間経過したころに手足や顔が麻痺したり、呼吸困難に陥ってしまうという症状があらわれる病気です。

カンピロバクターの原因となる食品

最も多いのが鶏や牛などの肉類である。その原因は肉を生のまま食べたり、加熱不十分のまま食べたことであった。
その他にはお水や魚介類、サラダなどが原因で起きているケースもあります。

予防方法

①肉類や魚介類を食べる際は十分に加熱をすること。
②生のお肉と調理済みのものを別々の場所で保存すること。
③カンピロバクターは熱や乾燥した環境に弱いため、使用した後の布巾やまな板などを熱湯でしっかり洗い、消毒をすること。その後にきちんと乾かすこと。
④生のお肉を扱った後は必ずきちんと手や指を洗うこと。
⑤料理を盛り付ける時は必ず使い捨てのビニール手袋などを着けて行うこと。

最後の④と⑤については二次感染を防ぐためのものです。

対処方法

対処法については前回も述べたとおりおおよそ食中毒の症状というのは同じですので今回もポイントだけを紹介したいと思います。
詳しくは1回目の「食中毒に要注意!サルモネラの特徴,時期,予防などのまとめ」をご覧ください。

①病院へ行く
<何らかの理由があってすぐに病院へ行けないとき>
①十分な休息をとり、適度に水分補給をする。
②下痢の症状が出ているからといって下痢止めの薬を服用しない。

ベストは真っ先に病院で受診することです。
病院へ行くことで点滴をするなどの必要に応じたベストの対処が可能となります。
それでも何らかの理由ですぐに病院へ行けない場合は水分補給をするなどできることをやってほしいと思います。

最後に

最後まで読んでみていかがでしたか?
案外知っているようで知らなかったことがあったのではないでしょうか。

ぜひできることからやっていって食中毒を防いでいきましょう。
予防をしたから必ず防げるということではないですが、個人個人の意識で少しでも食中毒を食い止めることができます。

また、食中毒になると自分の体がしんどいですし、今回取り挙げてきた”カンピロバクター”は死亡率や重症化するケースが少ないとはいえ、重症化してしまうと「ギラン・バレー症候群」になってしまうことがあります。
そうならないためにも今から予防方法を実践していきましょう。

さきほども書きましたが幼い子供さんやご高齢の方は普通の人よりも重症化のリスクがやや高くなってきますので特に気をつけてほしいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
なお、次回は腸炎ビブリオについて今回と同じような形で見ていきたいと思います。

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