食中毒に要注意!O157の特徴、時期、予防などのまとめ

公開日: : 最終更新日:2015/02/19 健康・病気 , , , , ,

O157
みなさんにとって一番聞き覚えのある食中毒の原因菌が”O157″だと思います。
ですが「”O157″はどんな特徴があるの?」や「どんな症状がでるの?」と他の人から聞かれてきちんと説明できますか?

“O157″という言葉は知っていてもどんなものかわからない。だけど今さら人に聞くのは恥ずかしいという人もいることでしょう。
ぜひこの記事を最後まで読んで”O157″に詳しくなってほしいと思います。

O157

O157は腸管出血性大腸菌という言い方もします。この記事ではO157の方を使って説明していきます。
日本でO157の感染が多くなったのが1996年頃と意外と最近のことのようです。

1996年に流行、そして当時社会問題となり、下痢原性大腸菌のひとつに分類されるようになりました。
“下痢原性大腸菌”というとなんか難しいな~というのが本音だと思います。
少しだけ長くなってしまうかもしれませんが、簡単に説明します。

まず最初に言っておきたいのは人間だけでなく他の様々な種類の動物も大腸菌を持っているということです。
大腸菌の中には感染症を引き起こすものとそうではないものとがあります。
その中で人間に対して感染症を及ぼす大腸菌のことを下痢原性大腸菌と呼んでいます。

特徴

①夏から秋口にかけて食中毒のピークを迎えます。しかし、他の種類の原因菌と比較してみると比較的気温の低い時期にも起こりやすいのだそうです。

②手を拭くタオルやバスタオルなどによって二次感染することもあります。

③熱湯や消毒に弱いという特徴がある。

④O157に汚染された食品を食べてしまった場合、腸の中で「ベロ毒素」と呼ばれる毒素をつくりだします。
「ベロ毒素」とはとても恐ろしい毒素なのです。どのような働きをする毒素なのかというと「ベロ毒素」という毒素は赤血球や血小板を破壊しながら全身に回るのです。
また、腸の粘膜をも破壊してしまうこともあるのです。

⑤犬や猫などのペットの糞も感染源になります。

潜伏期間や症状などについて

潜伏期

通常は3日から4日程の人が多いようですが、長い人だと9日間ほど潜伏することもあるようです。

発症期間

発症期間は2日から9日程度がスタンダートですが、人によっては数週間に及ぶ人もいるようです。

死亡率

全体の死亡率は2%ですが、HUSを引き起こした人はおよそ10%にまで死亡率が上がります。

症状

主に激痛を伴う腹痛や下痢、発熱などの症状が多いです。
しかし、発熱の場合でもそんなに高熱になることはないようです。

そして死亡率のところをみて「HUSって何?」って思いませんでしたか?
HUSとは溶血性尿毒症症候群と呼んだりもします。

HUSの症状について見ていきます。
HUSの症状がでるのは下痢の症状がでておよそ1週間経過したころに症状があらわれます。
その症状とは「ベロ毒素」によって赤血球を壊されたことによる溶血性貧血や血小板の減少、そして急性腎不全の症状がでることもあるのです。

最悪の場合、死に至ってしまうほど恐ろしいものです。

O157の原因となる食品

主にお肉や野菜、飲み物(特にお水)が多いのですが、そのほかにも様々なものが原因となり得ります。

予防方法

①野菜は調理をする前にしっかりと洗い、お肉は中心部分までしっかりと火が通るまで加熱すること。
②なるべく冷蔵庫の中に長期間保存しないこと。
③調理する前や食事の前など頻繁に手を洗う習慣をつけること。

対処方法

全快までは病院に行くこと。
そしてそれに加えてもし何らかの理由があってすぐに病院へ行くことができない人のために”十分な休息をとり、適度に水分補給をすること”と”下痢の症状がでているからといって下痢止めの薬を服用しない”という対処のポイントを毎回、みなさんに言ってきました。

もちろん他の原因菌による食中毒になった時でもできる限り病院へ行ってほしいのですが、今まで紹介してきた原因菌の中で一番病院へ行ってほしい食中毒がO157なのです。
死亡率が今まで紹介してきたものの中で一番高く、そして症状についても一番重たいのではないかと思われます。

O157に感染しているのにもかかわらず、もし放置しておくとHUSになり、やがて最悪の場合、死に至ってしまいます。
ですから今回はとにかく”すぐに病院へ行くこと”だけを対処法としたいと思います。

最後に

ここまで”O157″について見てきましたが、いかがでしたでしょうか?
今まで「サルモネラ」・「黄色ブドウ球菌」・「カンピロバクター」・「腸炎ビブリオ」について取り挙げました。さきほども言いましたが、初回から今回までにわたって紹介してきた原因菌の中で一番死亡率が高いのが「O157」なのです。

食中毒のリスクを少しでも減らすためにみなさんには今からでもしっかり予防をしていただきたいと思います。
また、ペットを飼っている方はペットの糞から感染するケースもありますので特に気をつけて頂きたいと思います。
長々となってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

また、次回は「ボツリヌス菌」について見ていきたいと思います。

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