やけどの正しい対処法とは?できるだけ跡を残さない丁寧なケアを

公開日: : 最終更新日:2015/03/28 健康・病気

電気ポット
やけどは、熱いものなどに触れたりすることで起こります。
軽いやけどの場合は皮膚の表層部分が赤くなるだけですが、重いやけどになってくると、やけどをした皮膚の組織が傷つき、その部分の血管から体液が漏れ出して腫れを起こしたりします。
また、腫れだけでなく水疱もできたりして、さらに進行する恐れがあります。
体の表層皮膚部分だけでなく、脂肪や筋肉、骨など体の深部の構造にまで達することもあって、とても危険な状態に陥ります。
やけどによって傷ついた皮膚の表面は、微生物の侵入を防ぐための防壁機能が働かなくなり、感染症を引き起こしやすくなります。
重症の場合は速やかに診察してもらうことが大切ですが、軽症の場合でもできるだけやけどの跡は残したくないです。
では、どんな対処法をとればいいのでしょうか。

やけどの正しい対処法

やけどをしたら、すぐに冷たい水で冷やすことがもっとも重要です。
最低でも15~30分ほど冷やし続けますが、すぐに冷やすのを止めてしまうと、後々の治りの早さを左右してきます。
速やかに冷やすことによって、やけどの深さが進むのを止めることができますし、やけどの跡が残りにくくなります。
冷やすことで、やけどの痛みを和らげる効果もあります。
水ぶくれができた場合は、水ぶくれは患部を冷やすためにできるものなので、破らずにそっとしておいてください。
破けてしまった場合は速やかに病院での診察を受けるようにしてください。
やけどをしたら冷やすことが大切ですが、やけどの冷やし方にも注意が必要です。

やけどの冷やし方

 
手足のやけどの場合は、水道水を出しっぱなしにして冷やします。
顔や頭をやけどした場合は、シャワーなどで水をかけ続けて冷やしますが、顔などの場合は流水がかけられませんので、氷水などで冷やしたタオルを当てましょう。
目や耳のやけどには、氷や保冷剤を包んだ冷たいタオルをこまめに替えて冷やします。
氷や氷のうを直接患部に当てると、皮膚が冷えすぎて凍傷を起こすことがありますので気を付けてください。
全身など広範囲にやけどをした場合は、水をためた浴槽の中にやけどをした部分をつけたり、水に浸したタオルなどで全身を包むようにして冷やします。
全身を冷たい水で冷やすと、低温症になるおそれもありますので、体温が下がりすぎないように様子を見ながら行ってください。

衣服を着ている場合の冷やし方

衣服を着ている部分にやけどを負った場合は、衣服を着たまま流水で冷やします。
無理に衣服を脱ごうとしたり、脱がせようとしないことです。
無理やり脱がせようとすると、やけどをした部分の皮膚が一緒にはがれてしまう恐れがあります。
水ぶくれが破れて痛みが強くなる場合もあります。
水ぶくれはやけどをした部分を保護する働きがありますので、破らないように気を付けることが大切です。
破れたりすると、かえって治療の時間を長くしてしまう可能性があります。
やけどをした部分は時間が経ってくると腫れてくる恐れがありますので、指輪やブレスレットといったアクセサリーは外してください。

やけどの跡を残さないようにするために

やけどの部分が治ったとしても、その痕はなかなか消えないものです。
治療後はできるだけ痕が残らないようにケアをする必要があります。

ビタミンCが効果的!

やけどの痕をできるだけ残らないようにするためにはビタミンCを多く摂取することをおすすめします。
ビタミンCには、色素沈着やメラニンの生成を抑える美白効果や、肌にハリや潤いを取り戻させる効果がありますから、ビタミンCを摂ることによってやけどの跡をキレイに治すことが可能であるとされています。
食事やサプリメントなどの内側から摂るだけでなく、皮膚に直接塗ることができるビタミンC のローションもありますので、直接塗る方法も効果的です。

紫外線対策を!

やけどの跡に紫外線は大敵です。衣服などで患部を守るようにして紫外線対策を万全にしてください。
やけど跡に紫外線を浴びてしまうと色濃くなる恐れがあります。
やけどをした後の皮膚は薄いので、いろんな刺激を受けやすい状態になっています。
そこへ紫外線を浴びてしまうと日焼けしやすくなり、やけどの跡が濃く残る可能性が高いのです。
その上、紫外線を浴びることで、ふたたび皮膚の炎症を起こし、かゆみや痛みが再発する可能性があります。
紫外線を浴びやすい所に外出する際には、必ず上着や紫外線のカバー力のある衣服で調節したりすることが、やけどの跡を残さないようにするためにはとても大事です

乾燥したらアロエを塗布!

アロエはビタミンも豊富で傷を修復し目立たなくさせる効果があります。
昔は、おばあちゃんがよくアロエの枝を折って、そのまま傷口に当てたりしていました。
あれはとても有効な方法です。
今では市販でアロエ軟膏も売っていますので、それを上手く活用することをおすすめします。
しばらく続けて塗っていると乾燥も防ぎ、徐々にやけどの跡も薄くなって目立たなくなりますよ。

食事によるケア!

やけどをした場合、傷口から浸出液が出ることでタンパク質と水分が漏出してしまいます。重症の場合は脱水や低タンパク血症になることがありますので、水分やタンパク質を補うような食生活を心がけてください。
傷の治りを促進するとされるビタミンやミネラルなども積極的に摂るようにすることによって、感染症の予防に役立てることができます。
・良質なタンパク質を含む食品
卵、牛乳、赤身肉、大豆製品、魚介類
・ビタミンを摂取できる食品
レバー・緑黄色野菜などのビタミンA、豚肉・カレイなどのビタミンB1、果物・芋類・野菜類などのビタミンC、かぼちゃ・アーモンドなどのビタミンE、
・ミネラルを含む食品
レバー・小松菜・ひじきなどの鉄分、牛肉・穀類・貝類などの亜鉛

もしやけどを負ってしまったら、落ち着いて処置するようにしましょう。
明らかに重症な場合は速やかに病院での診察を受けるようにしてください。
家の中には火を使う箇所が多くやけどの原因になるものがたくさんありますが、特に小さいお子さんや高齢の方のいる家庭では十分な注意が必要です。

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