パワー・ハラスメントの実態や対処について

公開日: : 最終更新日:2015/02/10 ハラスメント, 法律 , ,

パワー・ハラスメント

パワー・ハラスメント~

今回はセクシャル・ハラスメントとマタニティー・ハラスメントと並んで有名なパワー・ハラスメントについて説明していきたいと思います。

パワー・ハラスメントとは

パワー・ハラスメントとはpower(権力)+harassment(嫌がらせ)の造語です。
つまり、”権力を行使(利用)した嫌がらせ”のことです。このように言うと上司から部下に対して行われると認識している人も多いことでしょう。

確かに最も多いパターンが上司から部下に対してのものである。しかし、部下から上司へ、または同僚同士の間でも起きうるのです。
では、どのようなことがパワー・ハラスメントになるのかを見ていきたいと思います。

パワー・ハラスメントの行為例

・相手の人格を否定するような言動
・学歴の差による差別
・わざと無謀なノルマを課す
・仲間外れや無視などのいじめ
・物を投げつける
・時間外労働の強制
・理不尽な解雇を行ったり、退職をやたらと勧めてくる

これらのことが主にパワハラの行為例です。
社内以外でも接待会場や出張先、移動中の車内、慰安旅行の場でも起こりうるのです。

つまり「パワハラ=職場内」とは限らないということです。
しかし、自分がパワハラを受けていると思ってもパワハラとは認められないこともあるのです。

パワハラにはならない例

・多くの人が常識の範囲内と考えている指導や教育、業務命令
・社内の就業規定を守っていない社員に対しての髪型や服装についての注意や指導

つまり、自分のいたらない点が原因であるケースはパワハラとはいなされないということである。
次にパワハラになるかならないかの基準についてお話ししたいと思います。

パワハラの判断基準

・職務上の権力を盾にした言動かどうか?
・相手の人格に傷をつけるような言動で相手に対して精神的・肉体的苦痛を与えているのかどうか?
・人格否定や無視をした言動で働くことに不安を抱かせるようなものかどうか?

主にこの3つのポイントに当てはまっているかどうかでパワハラかどうかを判断します。
また、パワハラ上司というのは言葉や暴力によって相手を攻撃をすることです。
その中には愛情などないのです。

しかし、口うるさい上司の中には相手に対して直してほしい、成長してほしいとの愛情を持った人も多くいるのです。
この時に注意していただきたいのが、「口うるさい上司=パワハラ上司」とはならないのです。
では次にこれらの基準に当てはまった時の対処法を紹介したいと思います。

パワハラを受けた時の対処法

労働災害補償保険の認定

労働災害補償保険とはみなさんがよく”労災”と呼んでいるものです。
“労災とは職務中や通勤途中の事故などによる負傷や障害、死亡などによる災害に対しての治療費や休業補償を受けることができる”ものです。

パワハラによってうつ病になってしまうケースが多いので今回はうつ病を例に挙げてどのような基準でパワハラが認定されるのかを簡単に見ていきたいと思います。
まずは、何を基準に認定するかということですが、精神的な疾患の場合の労災認定は1999年に作成された『心理的負荷評価表』に基づいて審査をします。

今回の場合、うつ病を発病する半年前からうつ病発症時までの間に起きた出来事をすべて記録して1から3の3段階で評価をします。

パワハラや職場でのいじめについては2、そして退職の強要などの行為については3とされていました。
しかし、2009年に評価基準の見直しがなされ、パワハラや職場でのいじめについても3と評価されるようになりました。

パワハラ上司に対する対処法

・自分が受けたパワハラの行為をすべてできるだけ細かくメモを取ったり、発言を録音しておくと後々裁判に発展した際は有効です。
・パワハラ上司のさらに上の人間や人事担当者に証拠を突きつける。
 
この時に注意したいのは自分一人で動くと会社に揉み消されたり、周囲から冷たい目で見られてしまうこともあります。
ですので同僚の仲間を味方につけてから団体で会社の上層部にかけあうべきだと思います。

最後に

ここまでパワハラの行為や対処法などについて見てきました。
最初の方に上司から部下に対するパワハラだけでなく部下から上司へ、同僚同士のパワハラも存在すると言いましたが覚えていましたか?

どのようなことかというと社内での人間関係や学歴、職務上の必要な知識量などが原因となるパワハラもあります。ですから、社内の地位を用いての上司から部下へのパワハラが勿論多いのですが、それだけではないということです。

今後益々”学歴”が重視される社会になると思いますので部下から上司へ、そして同僚同士のパワハラが増えるのではないかと思っています。

これでパワハラに関する説明は終わりますが、いかがでしたでしょうか?
もし、ご自分がパワハラを受けていて苦しいという方は是非対処法を実践してほしいと思います。

しかし、対処法を実践する前にもう一度パワハラなのかどうかの判断基準をもう一度見直してみてください。
もしかするとあなたにとってはパワハラを受けているつもりでも社会の中では適切かつ常識の範囲内の指導や教育に当たる場合があります。

ですので再度パワハラかどうかの基準を見直したうえでパワハラを受けていると思ったら、本当にパワハラかどうかを信頼できる同僚などに相談してみることをオススメします。

まずは一人で決めつけずに周囲の人を頼ってください。
もしかするとパワハラではない場合もありますし、もしパワハラ行為だった場合にはその人が味方となってくれることでしょう。

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