高齢者向け住宅の種類・特徴・メリット・デメリット・選び方など

公開日: : 最終更新日:2015/08/31 生活

高齢者向け住宅の種類

サービス付き高齢者向け住宅

「サ高住」、「サ付き」とも言われている「サービス付き高齢者向け住宅」について、どのような施設なのか、どうすれば入居できるのかなどをご案内しています。

サービス付き高齢者向け住宅とは?

サービス付き高齢者住宅とは、自立が可能または、軽度の要介護状態である高齢者を受け入れている住宅のことです。
一般的な賃貸住宅よりも高齢者が契約しやすいというのが特徴です。
サービス付き高齢者向け住宅という名前の通り、住みはじめるとさまざまなサービスが受けられます。
そのサービスとは、介護スタッフによる生活の見守りや、生活に関する相談です。
また、一部の施設においては、介護職に就いているスタッフの介護処置、食事や掃除などの家事サポートを受けられるところもあります。
なかには入浴や排せつの助けを行い、身体的なリハビリをおこなってくれる施設もあります。
しかしながら、基本的には高齢者自身が生活のための活動をおこない、スタッフはあくまでもサポートにまわるということが基本です。

メリットとデメリット

サービス付き高齢者向け住宅は、住み慣れた地域を離れることなく、生活を送っていけることで、高齢者の精神的なリラックスが期待できるのがポイントです。
また、入居者の個人情報や権利に対して、しっかりとした保護事項が定められているので安心感が大きいのです。
しかしながら、入居しやすい点はあっても、家賃は高めであることがマイナスな点。
また、家族などに対して連帯保証人として同意を求められるので、そういった点でも入居を渋られてしまうということもあるのです。
さらには、要介護度が重度であるときには入居できないため、ほかの施設を探す必要があります。

入居する方法は?

サービス付き高齢者向け住宅に入居するには、各施設に対して個別で申し込みを行います。
このとき、本人に対する必要事項だけでなく、連帯保証人になる人に対しても、本人確認書類などが必要になっています。
入居自体は困難ではなく、住宅の数が増えているため比較的簡単です。
しかしながら、家賃が安いほどに競争率は高くなるので、いい物件を見つけた場合には、早めに申し込みを行うことがオススメです。

シニア向け分譲マンション

高齢者のための住宅の一種である、シニア向け分譲マンション。
どのような人が入居できるのか、入居希望はどうすればいいのかなどの情報を提供しますので、参考にしてください。

シニア向け分譲マンションとは?

シニア向け分譲マンションは、民間の事業者が運営する高齢者向けの住宅です。
分譲マンションという名前の通り、「販売」されている物件のため、購入してからさらに売却したり、相続も可能。
また、賃貸物件にすることも可能です。
物件の中は、バリアフリー機能が充実しています。
また、食事の提供や、緊急時の対応、スタッフによる見守り制度が確立されています。
つまり、シニア向け分譲マンションとは、自分のマンションとして購入してから、サポートスタッフによる介助を受けることができるのです。

入居条件が厳しい?シニア向け分譲マンション

シニア向け分譲マンションに入居するには、まずマンションの購入費用が必要です。
その価格は、数千万円~数億とも言われ、富裕層しか住めないとも言い表されます。
また、購入後の管理費や施設の修繕費も数十万円となり、月額で必要となるため、ますます高額な施設であることがわかります。
さらに、サポートスタッフは施設にいますが、重度の介護状態の場合は入居不可能です。
シニア向け分譲マンションの入居は、介護レベルが軽度または自立していることが条件となっています。

シニア向け分譲マンションの良いところ

シニア向け分譲マンションは、施設それぞれに、住居スペース以外にも設備が充実していることもポイントです。
共同スペースと呼ばれますが、その種類はさまざま。
カラオケルームや運動ができるフィットネスルーム、また園芸や家庭菜園が楽しめるスペースが確保されている場合も。
高齢者が自分自身の生活を充実させて、楽しみながら過ごすことができるのが、シニア向け分譲マンションのメリットです。
また、物件を賃貸に回したり、さらに売却することで資産を形成することにも繋がり、高齢者の生活を支える重要なものになります。
入居希望は、それぞれの施設に対して申し込みを行い、収入や資産などで審査され、入居可能かが決まります。
そこに暮らしていくという面だけではなく、その後の人生も豊かにするのが、シニア向け分譲マンションなのです。

高齢者向け優良賃貸住宅

高齢者向け優良賃貸住宅は、現在では「サービス付き高齢者向け住宅」に統一されていますが、高齢者が住みやすい優良物件であるとして、継続している地域もあります。

高齢者向け優良賃貸住宅の特徴

高齢者向け優良賃貸住宅は、収入が一定以下である場合に、口や地方自治体から4割ほどの補助を受けることができます。
しかしながら、生活の補助や介護などに関して、サポートの有る無しが施設によってバラついてしまったため、高齢者の安全を保障する制度によって、サービス付き高齢者向け住宅への統一が進んでいます。
しかしながら、家賃補助やバリアフリーの室内は、非常に高齢者にとって住みやすい環境であるため、数が減ってきたことを含め入居は高倍率であることも事実です。

入居条件のポイント

高齢者向け優良賃貸住宅は、60歳以上の単身・または夫婦とその親族で、施設がある都道府県在住または在勤であることが、入居の条件となっています。
介護レベルに関しては、自立可能か軽度であること、認知症に関しては対応が不可能となっています。
高齢者向け優良賃貸住宅は、高齢者が契約しやすく、住みやすい環境が作られています。
エレベーターの設置や、段差を作らないなどのバリアフリー構造が義務となっているため、まさに高齢者のための住宅です。
ほかの高齢者向け住宅と異なり、自治体からの家賃補助があるため、競争率が高めであることも特徴です。
しかし、家賃がそれだけ高額であるということなので、なかなか手が届かないということも。
また、重度の介護状態である場合は、継続して済むことができないというマイナスポイントもあります。
その場合、退去などを考えざるを得ません。

入居を希望するときは

高齢者向け優良賃貸住宅に入居したい場合には、各施設に対して申し込みを行います。
この際、連帯保証人が必要になるので確認しておく必要があります。
また、自立レベル、要介護レベルを判断材料に、収入や資産についても確認されることとなります。
もしもの場合に備えて、身元引受人が必要になる施設もあります。
今まで述べてきた中にもありましたが、家賃補助制度があるのが最大の特徴です。
そのため、施設の数よりも入居希望者が多くなっており、非常に競争率が高くなっています。
空き物件については自治体やUR都市機構のウェブサイトで公開されるので、まめにチェックを入れることが必要です。

高齢者専用賃貸住宅

「高専賃」と呼ばれている、高齢者専用賃貸住宅についてご紹介します。

高齢者専用賃貸住宅の制度

高齢者専用賃貸住宅というのは、自立している、または自立を望んでいる高齢者向けの住宅です。
高齢者というだけで入居を渋られるケースが多くなり、そうなると高齢者は住居を見つけるのが難しくなってしまいます。
そこで、高齢者を拒否しないという条件に、高齢者専用賃貸住宅が作られたのです。
ただ、高齢者専用賃貸住宅は、高齢者専用であるという事以外に特筆した条件がないことと、高齢者の安全確保に対しての法律が改正されたために、その制度が廃止されました。
そして現在は、「サービス付き高齢者向け住宅」と統一されています。

高齢者専用賃貸住宅を選ぶ際の注意

サービス付き高齢者向け住宅との統一がすすめられる中で、少数ではありますが、現在でも高齢者専用賃貸住宅は残っているために利用する人もいます。
賃貸契約を交わすので、有料老人ホームとは異なり、気軽に入居や退去ができることがポイントです。
そして入居者には、介護以外の食事や入浴、排せつなどのサービスが提供されます。
しかし、施設によって物件の内容が異なるため、最初にしっかりと吟味していかなければなりません。
バリアフリーではない物件や、提供サービスの幅が狭いこともあり、受けたいサービスが存在していないことも多々あります。
また、介護レベルが重たい場合には入居できないこともあるため注意が必要です。

選び方のポイント

高齢者専用賃貸住宅に入居希望をする場合は、その施設に問い合わせをする必要があります。
その際、収入や資産、本人の健康状態などが考慮され、入居可能かどうかを判断されます。
また、どの程度自立した生活が送れるかということもポイントとなっています。
入居に際し、審査が行われるのです。
入居する物件を決める時は、リビングや食堂などの施設を確認することや、トイレや浴室の入りやすさ、キッチンの使いやすさなども確認しておくのがポイントです。
基本的な居室と家事スペースの居心地が重要です。

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