火山灰を調べた。生活への影響やその対処法は・・・

公開日: : 最終更新日:2015/03/27 生活

火山灰

富士山も活火山だった!

近年まれに見る火砕流の犠牲者を出した木曽の御嶽山の噴火や2000年以降もたびたび噴火を繰り返している鹿児島県の桜島など、日本は数多くの活火山を有する国です。

昔から日本一の山と歌われ、2013年にはついに世界遺産としてユネスコに登録された富士山も、江戸時代までに3度の大噴火を起こしており、年間数十回は噴火している活火山なのです。

日々の生活をしている中ではあまり気づきませんが、日本は諸外国に比べると国土が狭い国ですから、富士山のように大きな山が噴火すれば近県はもちろん、首都圏にまで影響がおよぶといわれています。

まず噴火した瞬間に首都圏でも窓ガラスなどが揺れる空震が起こり、大量に降り注ぐ火山灰で様々な被害が発生し得ると予想されています。

まさか富士山が噴火するわけがないと信じて疑わない人もいますが、活火山が噴火するのは大きな地震が繰り返した後。

実は、着実に富士山の噴火の危険性は近づいていると見る専門家は、少なくありません。
そして、火山灰は火口から100kmの範囲内なら降り注ぎます。

富士山の火口から東京都の新宿都庁は約95kmですから、しっかり火山灰の影響を受ける範囲におさまってしまっているのです。

日本のあちこちに活火山が点在しており、大地震が目立つ昨今ではいつどこの火山が噴火してもおかしくないといっても過言ではありません。

もしものときに備えて、火山灰が与える生活への影響や対処法を知っておいたほうがよさそうです。

火山灰の生活への影響

近年、頻繁に噴火を繰り返して周辺地域の人々の生活に被害を与えている活火山といえば、桜島です。

被害を少しでも防ぐために住み慣れた家から非難して暮らさなければならない住民が出たり、降り積もった火山灰を集積する場所が設けられているなど、日常的に生活に支障が出ています。

屋外に駐車しておいた自動車などに火山灰が降り積もるのも日常茶飯事で、掃除が大変なだけでなく安全運転に支障をきたす恐れもあります。

また、外出するだけで衣服がすぐに汚れてしまうというのも、火山灰の代表的な影響の一つ。

活火山の周辺地域では、火山灰が降っているときには洗濯物を屋外に干さないという鉄則もあるほどです。

窓ガラスにも常に火山灰が付着するなど、屋外に出なくても薄曇った中で生活をしなければならないのは心身ともに不健康でしょう。

当然のことながら、鼻や口、目から体内に火山灰が侵入してきてしまうこともあり、この状態に長くさらされると肺などの呼吸器に被害がおよぶこともあります。

こうした日常的な被害がもっと大きな形で現れるのが、停電や断水、交通網の麻痺です。

発電所が火山灰を取り込んでしまったり、送電線に灰が降下して漏電したり、常に火山灰が降り注ぐことで重みに耐え切れなくなった送電線が切れてしまう可能性もあります。

水源地に火山灰が降り注げば、その水も使用できなくなるため、断水になる恐れがあるのです。

火山灰を撤去するために必要になるのが、大量の水。

そのため、悪循環に陥ってしまう心配もあります。

交通機関で、早くに乱れが出るのは飛行機でしょう。

実際、海外で活火山上空を飛行中の英ジェット機が、火山灰を吸い込んで4基のエンジン全てを停止させてしまった事故もあります。

全国各地に空港があり、一日中飛行機が飛び交っている日本の上空で飛行機が1機でも動きを乱したら、他の飛行機にも影響が出るだろうことは容易く想像できます。

電車は、車輪とレールの間にたった5mmの火山灰が詰まっただけで動かなくなってしまいます。

道路でも、信号機が正常に機能しなくなり、交通渋滞や事故が起こる可能性があります。

こうした交通麻痺が起こると、物流にも影響が生じるため、水や食べ物などの日常生活に必要な物品が手に入りにくくなっても不思議ではありません。

電気関係にも被害がおよび、携帯もインターネットも通じず、エアコンも使えないとなったら、電気に頼った生活をしている私たちの生活は一変するはずです。

農作物にも火山灰が降り積もって育たなくなれば、自給自足の生活をすることもかないません。

備えあれば憂いなし

数え切れないほどの被害が想定される火山灰の影響を少しでも軽減するためには、どのような対処をすればよいのでしょうか。

自然災害は、防ぎようがありません。

そこで、災害が起こったときに、それまでの生活を続けるのに何が必要かを考えて準備しておく必要があります。

例えば、食料や水などの備蓄品を買っておく、最低限の電気や水でも生活できるように慣れておく、電気がなくても充電できる機器を揃えておくのも一案です。

遠方の人と連絡が取れなくなるかもしれませんから、近隣のコミュニティで人間関係を大切にし、普段から助け合いの生活をしておくのも役立つでしょう。

通勤で住まいから遠く離れる人は、交通機関が麻痺したときに家族や知人とどのように連絡を取り合うか、待ち合わせ場所を決めておくなどの工夫も大切です。

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