火山灰を調べた。火山灰はこんなものに利用されている。

公開日: : 最終更新日:2015/03/27 生活

火山灰

日本は活火山の国

日本は狭い国土に数十もの活火山を有しており、鹿児島県の桜島などは周辺地域で暮らす人々の日常生活に火山灰の影響を与え続けています。

火山灰による被害を避けるのは日常茶飯事になっても、降り積もる火山灰を処理し続けるのも一苦労です。

というのも、火山灰を処理するためには、大量の水が必要になるからです。

桜島では各地に火山灰の集積所が設けられていますが、いつか他の地域の活火山が噴火の被害を受けるかもしれません。

日本人は昔から数多くの活火山と共存してきたため、火山灰を生活に取り入れて活用する工夫もしてきました。

降り積もった火山灰をゴミとして処理するだけでなく、資源として利用する方法が増えてくれば、少しでも噴火の影響をプラスに考えていけるのではないでしょうか。

ブロックなど、環境における活用

シラスとも呼ばれる火山灰は、軽く、水にもろいのが特徴。

しかし、そんな火山灰が降り注ぐシラス台地では、昔からさつまいもを植え付けて名産にするなどの活用が行われてきました。

海外でも、古代ローマではコンクリート状の石の塊を作る際に、火山灰を混ぜていたといいます。

そんなアイディアを活かして作られ始めたのが、シラスを使ったブロックです。

火山灰のもろさは混ぜ込む材料で補強し、軽量で固く、空気を多く含んでいるブロックを作り上げたのです。

鹿児島市内では電車軌道にも緑化対策として用いられており、屋上緑化にも便利な火山灰によるブロック。

芝生をブロックに植え付ければ、簡単に緑化がかなうといいます。

メリットとして、耐久性や保水性、音の吸収性がある他、アスファルトだった部分をこの方法で緑化すればヒートアイランド現象の軽減になるのではないかとも見られています。

日用品や基礎化粧品として

歴史的に見ても、火山灰に長く苦しめられてきた桜島周辺の地域では、シラスを有効活用しようと開発が進んでいます。

例えば、火山灰を1,000℃もの高熱で瞬間的に発泡させたシラスバルーンという塗料は、塗料としての用途を超えた応用もされています。

自然環境にやさしい上に、遮熱・断熱・調湿に優れているのがシラスバルーンの特徴です。

夏場は涼しく、冬場は暖かく過ごせることから、地球温暖化を防ぐ対策にもなるのではないかと期待されています。

このシラスバルーンを使って開発された洗顔料がヒットしたことから、複数のメーカーが類似の製品を発売したのも耳に新しい話です。

極小の微粒子が肌の角質にたまった汚れをきれいに取り除き、つるつるすべすべの肌にしてくれるというのが、この洗顔料の特徴。

以前から角質除去用の化粧品としても活用歴があるだけに、角質汚れが気になっている多くの人に受けたのです。

同じくシラスバルーンの汚れを落とす力を活用した日用品が、ガラスクリーナーです。

ガラスだけでなくタイルや金属メッキなどの汚れも落ちることから、九州ではバス会社や鉄道会社も利用するほどの人気を得ています。

シラスバルーンとは別に、マグマバルーンと名付けられたシラス微粒子の膨張体を用いた枕もあります。

竹炭に似た性質を持ち、マイナスイオンや遠赤外線作用があるため、新陳代謝が活性化されるのがメリット。

穴が多い性質なので、脱臭作用や湿度をコントロールする力も持っています。

もちろん、自然素材ならではのエコな面もあります。

この他、ガラス製品にも世界から注目されているシラス活用製品があります。

半導体チップの開発なども進められており、シラスを活用した製品から新たに生まれる王用品にも期待が持てそうです。

飲食品でも、シラス台地の地層に育まれた温泉水がペットボトルで販売されるなど、人気を博しています。

飲み水には水道水よりミネラルウォーターを購入するのが当たり前になってきた時代で、世界でも最高水準を誇るほどの温泉水が気軽に購入できるのは見逃せません。

超軟水ですから、日本人の口に合い、和食の調理にも有効活用できるでしょう。

紹介した火山灰の活用製品は、主に鹿児島県の桜島で開発が行われてきたものです。

省エネにつながり、エコロジーな火山灰は、人に被害を与えるのみではないことがわかってきました。

活火山に囲まれた日本では、桜島以外でも火山灰の活用がさらに進むのではないでしょうか。

ゴミとして処理するだけでは勿体ないと思われるほど資源として有効になれば、火山灰だけでなく活火山へのイメージも変わってくるかもしれません。

噴火のリスクに怯えるだけでなく、むしろ活火山に囲まれた地形を恵まれた環境として受け入れることが出来れば、日本人の生活はもっと豊かになるでしょう。

近年、自然の驚異を見せ付けられるニュースが増えていますが、自然とは上手に共存していかなければならないことを真剣に考える時期が訪れているとも考えられます。

桜島での火山灰の活用例を参考に、今後ますます自然と良い形でつきあっていけるといいですね。

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