オンラインストレージのメリット・デメリット!各サービス会社の詳細

公開日: : 最終更新日:2015/09/14 パソコン


インターネットが発展にともなって、さまざまなサービスが登場し、現在では多くの人が利用しています。
その代表格とも言えるのがオンラインストレージですが、名前は聞いたことがあるものの詳しく知らないという人も多いでしょう。
オンラインストレージがどういったものなのか、ここで紹介していきます。

オンラインストレージとは

オンラインストレージは、インターネット上でユーザーにディスクスペースを貸し出して、ファイルを保管できるようにするというサービスです。
ユーザーはディスクスペースにファイルをアップロードすることで、ファイルの保管や共有ができるようになります。
通常はユーザーごとに異なるパスワードが設けられ、ほかの人のファイルは閲覧することができませんが、ほかの人にファイルを公開する機能をもつタイプもあります。
有料タイプと無料タイプがあり、無料のものの多くは広告が表示されます。
利用可能な容量はサービスによって異なりますが、数MB~100MBというのがほとんどでしょう。
WebブラウザやFTPクライアントをつかって利用するものがほとんどですが、専用ソフトを自分のパソコンにインストールしてWindowsのエクスプローラから利用するものもあります。

オンラインストレージのメリット

オンラインストレージを利用するメリットとしては、インターネット環境さえあれば場所を選ばずファイルにアクセスできるということでしょう。
自宅のパソコンはもちろん、外出先で利用するノートパソコンやiPadなどのタブレット、スマートフォンなどからアクセスして、ファイルの編集や閲覧などができます。
最近のオンラインストレージは検索機能がついたものが多く、必要なファイルをすぐに見つけることができるのも利点です。
操作方法は利用するサービスによって異なりますが、一般的なフォルダ操作と近いものがほとんどです。
ファイルをドラッグ・ドロップするだけでファイルの保管が完了するものが多いので、はじめての人でも迷うことなくつかえるでしょう。
自分だけがファイルを閲覧することも可能ですが、ほかの人とファイルを共有できるオンラインストレージも多数あります。
メールで送る手間が省けるので、活用できれば非常に便利だと言えるでしょう。
オンラインストレージを企業で使用するメリットも多くあります。
オンラインストレージを社内で利用すれば、たくさんのデータを保存するためのサーバーやメディアを用意する必要はありません。
有料のオンラインストレージのなかには容量が無制限につかえるものもあるので、大容量のデータを保存することも可能です。
もちろん、社内サーバーやメディアの管理も必要なく、そういったものが破損した場合のリスクもありません。
災害などが起きた場合でも、大切なデータが損なわれることがないので安心感があります。
また、自社でサーバーなどを備えた場合、保守や管理に人員を割く必要がでてきます。
しかし、オンラインストレージを利用すれば、OSのアップデートやアプリケーションの更新と言った煩雑な作業を自社で行う必要はありません。
そのため、そういったことに裂かれるコストを少なくすることができるのです。
もちろん、サーバーを構築するための初期費用も必要ないので、大幅にコストを削減することができるはずです。
オンラインストレージの多くは日割り、もしくは月単位での料金設定となっています。
そのため、利用した分だけ料金を支払うため、期間が限定された開発プロジェクトなどにも利用しやすいと言われています。
短期間で移り変わるビジネスシーンに、オンラインストレージは対応しやすいというメリットがあるのです。

オンラインストレージのデメリット

オンラインストレージは増えた利用者に対応したり、競合よりも充実したサービスを提供したりするために、サーバー容量を増やしていきます。
当然ながら、サーバー容量を増やすにはコストがかかるので、無駄を省こうと一定期間ログインしないユーザーはアカウントが削除されてしまう場合があります。
それだけでなく、ユーザーが少なくなってくると、サービス自体が途中で終了してしまうといったこともあり得るのです。
そういったリスクを避けるためには、安定性の高いサービスを選ぶ必要があるでしょう。
また、無料版のオンラインストレージを利用する場合は、利用規約にしっかり目を通す必要があります。
無料版オンラインストレージは広告収入によって運営されているものが多く、メールの内容が自動で収集や分析されるケースがあるからです。
企業でオンラインストレージを利用する場合は、セキュリティ面での問題も考慮しておく必要があるでしょう。
大規模なオンラインストレージは、あらゆる企業の機密事項や個人情報を保管しています。
そのため、ハッキングの対象となることも多く、データが流出してしまう危険性はゼロではありません。
万が一の事態に備えて、オンラインストレージに保管するデータは流出してもリスクが低いものに限定したほうがいいかもしれません。
オンラインストレージを利用する場合は、どういったデータを保管するのかしっかり考える必要があると言えます。
オンラインストレージでは同一のシステムを多くの人でシェアするため、アクセス権をもつ利用者から情報漏洩がされる危険性があることも頭に入れておくべきでしょう。
暗号化やファイアウォールなど対抗策がなされるのが一般的ですが、どの程度強固なものかはサービスによって異なります。
実際にシステムに障害が起こって、復旧が不可能になったり顧客情報が漏洩したりすることも以前にあったようです。
オンラインストレージは非常に便利なシステムではありますが、それに全部頼り切ってしまうのは危険だと言えます。
サービスを提供する会社の倒産やシステム障害などのリスクを頭に入れて、バランスよく利用することが大切だと言えるでしょう。

主要オンラインストレージの詳細

大きな容量のデータを保存できるのが非常に便利なオンラインストレージですが、さまざまな企業が多種多様なサービスを提供しているため、どれを選べばいいのかわからないという人も多いでしょう。
それぞれ特徴をもったサービスなので、それらを理解したうえで適切なサービスを選ぶことをおすすめします。
ここでは、主要なオンラインストレージサービスを紹介していきます。

Drpobox

老舗のオンラインストレージで、多くの人が利用しているサービスのひとつです。
パソコンだけでなく、スマートフォンなどいろいろなデバイスからアクセス可能な便利なサービスです。
無料で2GB使用することが可能で、友人に紹介して、その友人が登録することで追加で500MBの容量が加わります。
2GBがどれくらいかというと、たとえばiPhoneで撮影した写真1枚がおよそ3MBです。
つまり、写真で換算するとおよそ700枚分の容量を使用できると思っておけばいいでしょう。
撮影した写真は自動的にアップロードが可能で、保管した写真を誰かとシェアすることもできます。
自動アップロードは設定画面でオンにしておくだけなので、とても簡単です。
Drpoboxのメリットのひとつが、連携可能なアプリの種類が多いという点です。
さまざまなアプリでDrpoboxに直接データを保存できるので、とても便利です。
バックアップツールとしても優秀で、間違って削除してしまったデータや上書き保存してしまったデータを元に戻すことができます。
やや難点なのが、無料で利用できる容量が他社と比べて小さめなこと、フォルダごとにしか権限管理ができないということでしょう。

OneDrive

Windows OSを販売するマイクロソフトが提供するオンラインストレージがOneDriveです。
操作画面などもWindowsに近いため、Windows OSを利用している人にとっては使いやすいかもしれません。
自動アップロードが可能なため、使い勝手にも優れています。
Windows 8には標準でOneDriveのインストールがされているので、すぐに利用できるというメリットもあります。
設定なども楽なので、はじめてオンラインストレージを利用する人でも問題なく操作できるはずです。
マイクロソフトアカウントでログインするだけで、パソコンに保存してあるデータを簡単に同期することができます。
このデータの同期は、インターネット環境が整っていれば、時間や場所を選ばす行うことが可能です。
たとえば、職場で編集したファイルをOneDriveをつかって同期しておけば、帰宅後に自宅のパソコンをつかって再編集することができます。
OneDriveは無料プランの場合、15GBまで容量をつかうことができます。
さらに、さまざまな特典によって最大で40GBまで増やすことが可能です。
非常に優れたオンラインストレージと言えますが、デメリットとしては対応アプリが少ないということです。

drivee

レンタルサーバーの運営会社としてよく知られているエックスサーバー社が提供するオンラインストレージがdriveeです。
iPhoneとAndroidのどちらでも利用可能なため、非常に便利です。
登録者以外の人でも特定のファイルを受け取り可能という機能がついているため、容量の大きなデータを送付することが多い人に向いています。
driveeはWebDAVと呼ばれる技術をつかってアクセスするため、操作がとても簡単です。
普段使用しているパソコン上でファイルを取り扱うのに近い感覚で、操作をすることができます。
専用クライアントなどのインストールの必要はなく、ツールを使えばブラウザ上での操作も可能です。
サーバーの管理は日本国内大手のデータセンターで行われ、専用の1Gbps高速回線が使用されるので、安全に早くデータのやりとりができます。
サーバーは災害や停電への対策がなされており、さらにデータの受送信ではSSL暗号化通信がつかわれているので、安全性の高いデータ通信がされるのです。
無料版は3GB、ビジネスプランでは50GB 1,575円/月となります。
メリットが多いオンラインストレージですが、他社のサービスと比べて有料プランがやや高めなことがネックと言えます。

Amazon Cloud Drive

Amazon Cloud DriveはAmazon.comが運営するオンラインストレージです。
Amazonは昔からAmazon Simple Storage Service(S3)というサービスを開発者向けに提供しており、多くの人が利用してきていました。
Amazon Cloud Driveはそのノウハウをつかってつくられているので、信頼性の高いサービスと言えます。
5GBまで無料で提供されており、年間20米ドルで20GB~の有料サービスも展開しています。
ただし、Amazonが提供する音楽配信サービスでMP3アルバムを購入すると容量が20GBに増量されるので、こちらのほうがお得かもしれません。
Amazon Cloud Playerというアプリを使用すれば、オンラインストレージに保管してある音楽に手軽にアクセスできるのが人気の理由のひとつです。
ただし、Android向けのアプリはあるもののiOSデバイス対応のアプリはまだ登場していないため、デスクトップ版のAmazon Cloud PlayerをダウンロードしないとSafariでウェブアプリを使用することは不可能です。
そのため、iOS利用者いとっては、使い勝手があまりよくないと言えるでしょう。
また、容量の大きさと音楽プライヤーとして優秀というメリットはありますが、機能面の充実はまだまだこれからといった状態です。
そのため、音楽をあまり聴かず、さまざまな機能を利用したという人にとっては不向きかもしれません。

Dropbox

老舗オンラインストレージのひとつであるDropboxは、利用者の多いサービスです。
無料で使用できる容量は2GBあり、さらにPCアカウントを作成してiOSアプリでログインする、知り合いを招待するなどすると、その分たくさんの容量がつかえるという仕組みになっています。
また、さらにDropboxが提供するCarouselというギャラリーアプリを使用することで3GB追加されるのでお得感が強いと言えます。
有料プランも展開しており、年間9,800円で1TBの容量を使用することができます。
一見高いように感じますが、月額でみると1GB=0.81なので、非常に安いと言えます。
できるだけ大容量を使用したいという人にとっては、お得なプランと言えるでしょう。
ブラウザ版は月額で1TB=1,200円となっています。
iOS 8からシェアメニューにDropboxが追加可能となって、さまざまなアプリから保存作業が容易にできるようになりました。
特にグラフィック系やドキュメント系のアプリでの保存がしやすいため、そういったアプリをつかう機会が多いという人にもおすすめです。

Googleドライブ

Googleドライブの利点はアカウントをつくれば、15GBの容量を使用することができることでしょう。
注意しなければいけないのが、容量はGoogleドライブだけでなく、Gmail・Google+ フォトなどと共用なので、メールでのファイルのやりとりが多い人などはすぐに圧迫されてしまう可能性があるということです。
GoogleドキュメントやGoogleスプレッドシートなどのアプリと連携することで、つくったファイルをGoogleドライブに自動的に保存していきます。
これらのファイルは容量に含まれないので、Googleのツールを用いてビジネス文書を作成する分には容量は注意しなくても問題ありません。
画像も2048×2048以下のものなら容量に含まれませんが、iPhone 5以降の純正カメラをつかうと容量オーバーとなってしまうので気をつける必要があります。
アプリの有料プランとしては、1年で100GB 2,000円となっています。
Googleが提供するサービスなので、保存したデータの検索や画像検索はレベルが高いと言えます。
ファイル数が多くこまめに整理できないという人は、便利につかえるはずです。

iCloud Drive

iPhoneを所有している人にとっては、なじみ深いサービスがCloud Driveです。
iPhone利用者の場合は、無料で5GBまで使用することができますが、バックアップだけで容量を使い切ってしまうので、ストレージとして利用するのなら、有料プランがおすすめです。
特に容量を多くつかう写真のバックアップをとりたい場合は、有料プランのほうが望ましいでしょう。
月額で20GBが100円と比較的安いプランのため、多くの人が利用しています。
ほとんどApple製アプリのみしか入れなかったiCloudですが、iOS 8の登場によっていろいろなアプリやパソコンとの連携が可能となりました。
iPhoneでの使い勝手は非常によく、簡単にOSデバイス・Macでファイルを共有することができます。
Windowsの場合でも、ツールを利用すればブラウザ版で共有することができるようになっています。
iCloudフォトライブラリ機能をつかえば、さまざまなデバイスで撮影した写真をすぐに見て編集することができるのも便利です。
特にいくつかのiOSデバイスやMacをつかっている人にとっては、利便性が高いと言えます。

Yahoo!ボックス

ポータルサイトとして知られるYahoo!が提供する、オンラインストレージがYahoo!ボックスです。
無料で5GBまで使用することができますが、Yahoo!プレミアムに加入している場合は50GBまで使用することが可能です。
Yahoo!プレミアムに加入している人にとっては、非常にお得だと言えるでしょう。
アプリの動作がやや不安定だという意見もありましたが、最近のものはそういったこともないようです。
通信が良好な環境で使用すれば、ローカルと遜色なく使用できると言われています。
使い勝手もよく、操作が簡単なのでオンラインストレージをはじめて利用する人でもストレスなく使えるでしょう。
スマホアプリからの利用に限定されますが、容量無制限となるプランも展開されています。
しかし、パソコンとのファイル共有したいという人には不向きと言えるでしょう。
また、ほかにはあまりないオプションとして、Yahoo!エンディングというサービスもあります。
これは利用者が亡くなったときに自動でデータを消去するというもので、人によっては利用価値が高いかも知れません。

Box

ビジネスマン向けのBoxですが、最近では個人向けのサービスも充実してきています。
Boxの利点は、動作が優秀で描画速度もはやいので、ファイルの閲覧がしやすいということです。
ファイルやフォルダ管理もしやすく、さらに個別にオフラインで利用することができます。
また、リンク先を教えれば、その相手とファイルのシェアも可能となります。
アカウントを作成すれば、ブラウザ版でもファイルにコメントを入れられるので、他の人との共同作業にも最適です。
無料で10GBまで利用可能なので、ほかの無料サービスと比べて優秀だと言えます。
個人向けの有料プランでは、1年で100GBが7,800円となっています。
大容量ファイルを保存したい場合は有料プランを利用したほうがいいでしょう。
ブラウザ版もあるので、そちらを利用するのもおすすめです。

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