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目次

アイリッシュ・ウォーター・スパニエル

『アイリッシュウォータースパニエル』というのは、アイルランド原産の猟犬の一種で、その起源はとても古いものだと言われています。
「スパニエル」というのは猟犬種のことをさす名称ですが、水泳の得意なポルトガルの猟犬種がアイルランドに上陸したことからアイリッシュウォータースパニエルという名前が付いたようです。
今から1000年ほど前にはこの犬種に類似した犬たちの記録があると言われていますから、スパニエルの仲間ではもっとも古いものと言えるでしょう。
やがて1800年代の半ばになると、ボーツワインという人がこの犬種の発展に大きく力添えしたため、現在の形のアイリッシュウォータースパニエルの起源は19世紀といわれることもあります。
外見的な特徴としては、他のスパニエルよりも体高が高く、細身な体格をしていることが挙げられます。
胴体は横に長く、全体的に長方形の姿形をしていますが、足取りは軽く、それでいて地面をしっかりと踏みしめながら歩いていきます。
被毛は細かくカールした巻き毛になっていて、油脂分が多く耐水性が高いですので、水の中でも平気です。
また、「ラット・テール」と呼ばれる細いシッポも、アイリッシュウォータースパニエルの特徴はといえるでしょう。
性格面を見ると、探究心旺盛ですが用心深く、見知らぬ人には警戒心を示すこともあります。
ですが、もちろん飼い主さんには忠実ですので、聡明な犬種といえるでしょう。
元々が猟犬ですので、たっぷりと運動させてあげることが大切です。

アイリッシュ・ウルフハウンド


『アイリッシュウルフハウンド』というのは、その名の通りアイルランド原産のイヌで、全犬種中最大の体高を持つということでもよく知られています。
歴史は古く、紀元前273年前にはすでに存在していたと考えられています。
元々、大型の犬種だったのですが、紀元前14世紀から15世紀頃までには、ギリシアからアイルランドに渡ってきていて、そのアイルランドでさらに大型化したということです。
堂々とした犬種ですので、ローマ時代には権力者にも可愛がられていたようですが、やがて時代が進むと農民たちの間にも広まり、オオカミやキツネなどから家畜を守る役割を果たしていました。
ところが、アイルランドからオオカミが駆除されると、農民からは必要とされなくなり、一時は絶滅の危機に瀕していたこともあります。
その後、愛好家たちの手によって保護され、他のハウンド種などと交配させるこで、現在のアイリッシュウルフハウンドが作られるようになりました。
前述のとおり、全犬種中最大の体高を持つ大型犬なのですが、その身体に似合う勇敢さを持ち合わせながらも従順で穏やかな性格ですので、家庭向きの犬といえるでしょう。
また、ゆったりとした足取りで歩くその姿には、優美さすら漂っています。
ただし、毎日の運動は欠かせませんので、長めの散歩をさせたり、全力疾走できるような運動を取り入れたりするなどの工夫が必要です。
大型犬ですから、窮屈な思いをさせないよう、それなりの飼育スペースも必要となります。

アイリッシュ・セター


『アイリッシュ・セター』というのは、その名の通りアイルランド原産のイヌで、『アイリッシュ・セッター』と表記されることもあります。
「セター(セッター)」というのは、「高地の猟犬」を表す名称で、ハンターの指示を受けたら最適な位置に獲物を追い出す、つまり「セットする」ことから、この名がついています。
アイリッシュ・セターが発展したのは1700年代と言われていて、セター種の中ではもっとも古いものとされています。
基本的に猟犬ですから、スピードとスタミナを十分に持っているのですが、体長が体高より少々大きくなっていて、スピードをあげて走っても前肢と後肢がぶつからないような体格をしています。
被毛は平らな直毛で、全体的には中くらいの長さですが、耳と脚の後ろ、おなか、胸、シッポなどの毛は、やや長めになっています。
この長めの毛のおかげで、自然の中を走ってもイバラや草木から身体を守れるようになっているのですが、同時にこれは外見上の優美さを感じさせるアイリッシュ・セターの大きな特徴でもあります。
性格面を見ると、従順で優しく、主人には忠実という猟犬らしい気質を持っています。
さらに、社交的で友好的な性格でもありますから、主人以外の人や他の犬とも仲良く過ごせます。
大変エネルギッシュですし、激しい作業に耐えられる体力も持ち合わせていますが、それだけに運動不足になるとストレスを抱えてしまいますので注意が必要です。
最低1時間以上の激しい運動やゲームなどをさせてあげるといいでしょう。

アイリッシュ・ソフトコーテッド・ウィートン・テリア


『アイリッシュ・ソフトコーテッド・ウィートン・テリア』というのは、その名の通りアイルランド原産のテリア種の犬で、単に『ソフトコーテッド・ウィートン・テリア』と呼ばれることもあります。
被毛のバリエーションがいくつかあり、それぞれ「トラディショナル・アイリッシュ」、「ヘビー・アイリッシュ」、「イングリッシュ」、「アメリカン」と呼ばれています。
アイリッシュ・ソフトコーテッド・ウィートン・テリアは、かなり古くからアイルランドの農場で繁殖されていたのですが、アイルランドではじめて公認されたのは1937年と、つい最近です。
体格的には、いわゆる「中型犬」に属し、ゆるくカールしたシルクのように柔らかい被毛と、V字型の垂れ耳などが外見上の特徴になります。
性格的な面を見ると、社交的で愛情深く穏やかな性格をしていて、家の中で一緒に遊ぶのにも、屋外で活発に楽しく過ごすのにもふさわしい、理想的な犬種といえるでしょう。
飼い主さんには忠実ですので普段は扱いやすいイヌですが、時には強情な面を見せることもあり、それがまた独特の魅力でもあります。
ただ、かなり運動量の多いイヌですので、毎日、長めの散歩をさせたり、庭でタップリと遊ばせるなどの工夫が必要です。
安全な場所でなら、リードを外して自由に走り回らせてあげられると理想的です。
温暖な地域なら屋外で飼うことも可能ですが、基本的には室内外のほうが安全かもしれません。
また、1ヶ月おきくらいで、シャンプーとトリミングをして美しい被毛とシルエットを保つことも必要です。

アイリッシュ・テリア


『アイリッシュテリア』というのは、その名の通りアイルランドが原産のテリア犬で、古くから番犬や小型害獣の駆除犬として飼育されていたものです。
アイリッシュテリアのルーツについては詳しいことがわかっていませんが、「ブラック・アンド・タン・テリア」や「ソリッド・ウィートンカラード・テリア」、それに「アイリッシュ・ウルフハウンド」と血縁があると考えられています。
この犬種が注目をあつめるようになったのは1875年のグラスゴーでのドッグショーで、「キルニー」と「エリン」という2頭がチャンピオン犬になったことがキッカケでした。
この2頭から多くの子孫が残されましたので、今では「キルニー」と「エリン」が「アイリッシュ・テリアの父と母」という風に呼ばれるようになっています。
外見的には、適度な長さの胴体で全体的にキリっと引き締まった細身の輪郭を持っていることが特徴です。
その身体はたくましく頑丈ですが、その動きはしなやかで優雅さすら感じさせます。
また、スピードや持久力、機敏性、力強さなど、あらゆる能力に秀でていることもアイリッシュテリアの大きな特徴といえるでしょう。
被毛は、まるで針金のように硬いのですが、あまり長くはありません。
性格的な面を見ると、「向こう見ず」とか「無鉄砲」といわれることもあるほど恐れを知らず何事にも向かっていく大胆さを持っています。
また、運動量も多いですので、毎日、楽しく遊ばせて運動不足にならないよう気をつけてあげるといいでしょう。

アイリッシュ・レッド・アンド・ホワイト・セター


『アイリッシュ・レッド・アンド・ホワイト・セター 』というのは、アイルランドの大型犬で、「アイリッシュ・セター」の基礎になった犬種としても知られています。
アイリッシュ・レッド・アンド・ホワイト・セターには古い歴史があり、16世紀頃には、すでにこの犬種が存在していたという記録があります。
17世紀になると、多くの絵画にも描かれるようになるほどの人気犬種となり、その時期にはかなりもてはやされていたようです。
ですが、長い歴史の中でレッドだけのアイリッシュ・セターが選択繁殖されるようになり、19世紀後半にはアイリッシュ・レッド・アンド・ホワイト・セターに絶滅の危機が訪れていたとされています。
その後、愛好家の力によって復活し、1944年までにはアイリッシュ・レッド・アンド・ホワイト・セターのクラブが出来るほどに復興しました。
外見的には、力強くてバランスが取れ、とても均整のとれている体型が特徴と言えます。
元々が猟犬ですので、筋肉も十分に発達しています。
被毛はロングコートですが、やや短めで少しウエーブがかっていて、その名前が示している通りホワイトの地色に鮮やかなレッドの斑があります。
性格的な面を見ると、優しく友好的な性質とともに、決断力や勇気、大胆さというものも持ち合わせています。
大変、誇り高い気質でもありますが、飼い主さんや家族とは友好的に接しますので、、家庭犬としてもピッタリといえるでしょう。
ただし、運動量は多いので、タップリと遊ばせてあげることが必要です。

アーフェン・ピンシャー


『アーフェンピンシャー』というのは『アッフェンピンシャー』と呼ばれることもあり、ドイツ原産のイヌで、元々はネズミ狩用の犬種として15世紀頃に作り出されたものです。
「アーフェン」というのはドイツ語で「サル」のことを指し、「ピンシャー」は「テリア」のことを意味する言葉です。
つまり、アーフェンピンシャーがサルの顔によく似たテリア系の犬種だったので、このような名前が付けられたのです。
英語圏では、ズバリ「モンキー・テリア」と呼ばれることもあり、時には「ブラック・デビル」という呼び名も用いられています。
原種となっているのは、今は絶滅してしまった「オーストリアン・ワイアーヘアード・ピンシャー」で、そこに数種類の「テリア」や「ワーキング・テリア」などが掛け合わされています。
当初は純粋な作業犬だったのですが、あまりの愛くるしさに品種改良が加えられ、今では愛玩用専門の犬種となりました。
外見的な特徴としてまず挙げられるのは、マズル(鼻口部)がつぶれてサルのように見える顔つきでしょう。
剛毛のロングコートに包まれた身体は、元々が作業犬だったためかスリムで、コンパクトになっています。
性格面を見ると、きわめて陽気で、しかも飼い主さんには忠実な愛情深さを持っています。
それにサルみたいなのは外見だけではなく、とても遊び好きでイタズラ好きでもあります。
特に気をつけなければいけない病気はないようですが、適度に運動させることは大切です。
外で遊ぶことは大好きですが、基本的に屋外飼育には向いていないようです。

秋田犬


『秋田犬』というのは、言うまでもなく日本原産のイヌで、日本犬の中では唯一の大型犬種として知られています。
今では秋田犬という名前を知らない人はいないでしょうが、昭和初期までは「大館犬」と呼ばれていたようです。
基本的には、猟師について獲物を追い立てる「マタギ犬」として飼育されていたのですが、闘犬として、土佐犬とも渡り合えるようにと、「マスティフ」や「グレートデン」などの大型洋犬と掛け合わされることで大型化されていったのです。
ですがその後、秋田県での闘犬の廃止や第二次世界大戦の影響によって、一時は絶滅の危機に瀕していたのですが、戦後になって有志たちが復興し、さらなる改良が加えられていきました。
あの有名な「忠犬ハチ公」も秋田犬ですが、とても優しくて情も深く、主人には命を投げ打つほどの覚悟で忠誠を尽くすその性格は、日本ではもちろん海外でも高い人気を誇っています。
ただ、その一方で見知らぬものに対しては強い警戒心をいだき、時として攻撃的になることもあるようです。
ハチ公のエピソードがあまりにも有名になっているため、その攻撃的な面はあまり知られていないといえるでしょう。
また、秋田犬には十分に運動させることも大切です。
というのも、運動不足になるとストレスが溜まってしまい、それが原因で攻撃性が前面に出てくることもあるのです。
あまりにも過度なストレスが溜まると、突然人に噛みつくという事故を起こすこともあり、それが秋田犬の人気を低迷させている原因にもなっています。

アナトリアン・シェパード


『アナトリアンシェパード』というのは、トルコ原産の大型犬で、正式名称としては『アナトリアンシェパードドッグ』となります。
アナトリアンシェパードドッグのルーツをたどると、6000年以上前からトルコで育種されてきた土着犬が祖先のようです。
土着犬ですから、トルコの過酷な気候にもよく適応し、遊牧民とともに家畜の統率を行っていました。
それが1970年代に、西欧のブリーダーが興味を持ち、この土着犬を輸入して育種されたのが、アナトリアンシェパードドッグです。
土着犬の正確な種類は定かではありませんが、今のところトルコの在来種である「カンガール・ドッグ」と「アクバシュ・ドッグ」の可能性が高いと見られています。
外見的には、筋肉質で頑健な身体を持ち、太い首と幅広お頭、それに三角形に垂れた耳などが大きな特徴といえるでしょう。
被毛は厚いダブルコート、特に首周りの毛が豊富になっていて、これによって敵から噛み付かれるなどの攻撃を緩和させていると言われています。
性格的な面を見ると、飼い主には忠実でありながらも、知らぬものには強い警戒心をいだくことがよく知られています。
これは牧羊犬としての歴史から、飼い主の家族や家畜を守るために発達した、高い防衛本能といえるでしょう。
また、鋭い観察力を持っていることも大きな特徴で、相手に悪意がなければ観察だけで終わりますが、少しでも悪意を感じた場合には当然ながら攻撃的になります。
決して気性が荒いわけではないのですが、あまり子供とは遊ばせないほうがいいかもしれません。

アフガン・ハウンド


『アフガン・ハウンド』というのは、その名の通りアフガニスタン原産の大型犬のことです。
このアフガン・ハウンドの歴史は極めて古く、あの「ノアの方舟」に乗ったのはこの種類の犬だという伝説があるほどなのです。
アフガニスタンが古代エジプトの支配下にあった紀元前5000年頃には、すでにアフガン・ハウンドの祖先に当たる犬種が存在していたようです。
長い時を経て、1881年にアフガニスタンがイギリスの植民地になった時、アフガン・ハウンドはイギリスに渡ったのですが、その時には「ペルシャ・ハウンド」とか、当時この犬種を独占していた貴族の名前をとって「バルグジー・ハウンド」などと呼ばれていました。
アフガン・ハウンドの身体的な特徴は、なんといっても貴婦人のような気品が漂う独特の美しさにあるでしょう。
ですが、とてもしなやかな身体を持っていて、運動能力が高いことでも知られています。
元々、猟犬としても使われていて、起伏の多い原野でも獲物を追いつめるスピードを持っていたといいます。
性格的な面を見ると、独立心が旺盛なことが一番の特徴です。
アフガン・ハウンドは足が速く、猟の時に主人の馬を追いぬくこともあり、その場合には自分自身の判断で行動する必要がありましたので、そこで独立心が養われたのでしょう。
このように、猟犬としての能力が大変高いアフガン・ハウンドですので、飼う時には長時間の散歩や運動など、身体を動かす機会をたくさん与えてあげることが大切です。

アメリカン・アキタ(グレートジャパニーズドッグ)


『アメリカン・アキタ』というのは、『グレート・ジャパニーズ・ドッグ』と呼ばれることもある犬種で、その名が示している通りアメリカにわたって品種改良された秋田犬のことです。
当然ながら、ルーツとなるのは日本の秋田犬なのですが、このアメリカン・アキタが米国に渡ったのは、第二次世界大戦後のこと。
当時の進駐軍だったアメリカ軍人が日本で秋田犬を飼い、そのイヌをアメリカに持ち帰ったのが今のアメリカン・アキタの祖先となります。
最初のうちは、単に「アキタ」と呼ばれていたようですが、後に元々の秋田犬と混同しやすいということから現在の名前となりました。
ただ、海外の畜犬団体では、秋田犬とアメリカン・アキタを特に区別せず、「アキタ」と呼ぶことも多いようです。
ルーツが秋田犬ですから、体格的な特徴などは基本的に同じで、身体つきも四肢もがっちりとした大型犬です。
また、性格的な面を見ても、秋田犬から引き継いだ、主人に対する忠誠心と忍耐強さを持っています。
一見すると、無表情で無関心な印象を受けるのですが、それは装っているだけで、実は耐えず主人の行動を目で追い、何かが起きれば、すぐにでも駆けつけるという、まさに忠犬と呼ぶに相応しい愛情深さがあります。
ただし、その忠誠心が裏目に出て、主人や家族を守ろうとするあまりに、他人が不用意に近づくと攻撃してしまうということもあります。
実際に、アメリカン・アキタに噛み付かれたという事故も少なくはありませんから、特に子供さんやお年寄りの方は気をつけたほうがいいでしょう。

アメリカン・ウォーター・スパニエル


『アメリカン・ウォーター・スパニエル』というのは、その名が示している通りアメリカ原産の犬種で、とても知的な姿が印象的な中型犬です。
このアメリカン・ウォーター・スパニエルのルーツは、ハッキリとはわかっていないのですが、「アイリッシュ・ウォータースパニエル」と「カーリー・コーテッド・リトリバー」を交配させた犬種に、さらに「オールド・イングリッシュ・ウォータースパニエル」を掛け合わせたものが基本となっているようです。
なお、アメリカン・ウォーター・スパニエルは、数少ないアメリカ原産の犬種で、現在はウイスコンシン州の州犬にもなっているということです。
また、アメリカン・ウォーター・スパニエルは「「ミシシッピーの鳥猟犬」と呼ばれることもあり、ミシシッピー河の周辺で大きな発達を遂げてきました。
つまり、鳥猟を行う主人のお供として活躍してきたのですが、それが身体的な特徴としても表れていて、大きな水鳥でもくわえられるほどの広くて丈夫な鼻口部や、水中でも大きな推進力を得られる頑強な四肢などが、特に目立つところでしょう。
性格的な面を見ると、忠実で温和であるだけでなく、知的で有能でもあると言われています。
この知的さを活用して、複数の獲物が水面に落ちた時でも瞬時に認識し、最も効率的に獲物を回収できるルートをはじき出していたといわれるほどですので、その能力の高さが伺えるでしょう。
それほどの高い能力を持っている犬種ですから、アメリカン・ウォーター・スパニエルを飼う時には十分に運動できる環境を与えてあげることが大切です。

アメリカン・エスキモードッグ


『アメリカン・エスキモードッグ』というのは、アメリカ合衆国原産の愛玩用犬種ですが、「エスキモー犬」との関係はまったくないようです。
アメリカン・エスキモードッグのルーツはハッキリとはわかっていないのですが、ドイツ系の移民がアメリカに持ち込んだ、「ヴォルピーノ・イタリアーノ」や「キースホンド」、「ジャーマン・スピッツ・クライン」、「ポメラニアン」などの、いわゆる「スピッツ系」の犬種だとされています、
そのため、当初は「アメリカン・スピッツ」と呼ばれていました。
「スピッツ」というのは、元々ドイツ語の「「尖った」とか「炎」という言葉に由来しているものなのですが、第一次世界大戦のころにアメリカ人の反独感情が強くなり、そこでアメリカン・エスキモードッグに改名されたようです。
なぜ「エスキモー」だったのかは不明ですが、雪が好きだったことなどが理由ではないかと推測されています。
身体的な特徴としては、ふさふさした厚めのロングコートがあげられるでしょう。
とても可愛らしくエレガントな中型犬ですが、これを小型化した「ミニチュア種」と「トイ種」なども作られているため、元々のアメリカン・エスキモードッグは「スタンダード種」と呼ばれています。
また、性格的な面を見ると、賢くてとても人懐っこいのですが、番犬として品種改良されたという歴史のためか、警戒心が強いという一面も持っています。
ですから、よく吠えますし、声が大きいことも特徴のひとつです。
太りやすい体質ですので、適度に運動させるよう気をつけてあげましょう。

アメリカン・コッカー・スパニエル


『アメリカン・コッカー・スパニエル』というのは、アメリカ原産の中型犬で、とても人なつこくて、初対面の人にでもものおじしない愛らしい犬種です。
「スパニエル」と呼ばれている通り、この犬種のルーツは14世紀頃にイギリスに持ち込まれたスペイン系の猟犬種だと考えられています。
スパニエルは、サイズや狩猟のタイプによって、「ランド・スパニエル」や「ウォーター・スパニエル」、それに「トイ・スパニエル」などに分類されているのですが、アメリカン・コッカー・スパニエルはランド・スパニエルの血統だと推測されているようです。
当初は、イギリスで「イングリッシュ・コッカースパニエル」という犬種が生まれたのですが、それがさらにアメリカに渡り、現在のアメリカン・コッカー・スパニエルへと続きます。
身体的な特徴としては、丸みをおびた頭や短い鼻先で、とてもかわいい美人顔といわれることが多いようです。
また、かわいいのは顔だけでなく、明るく陽気で、初対面の人であっても愛想をふりまくので、大変多くの人から好かれる性格も持ち合わせています。
甘えん坊で、飼い主さんにはベタベタとまとわりつくような姿もよく見かけますが、それでいて周囲の状況などの判断力も高く、イザとなれば的確な行動をとるという賢い面も持っています。
ですから、しつけや訓練などには何の問題もなく、飼い主さんにとっては可愛くて仕方がない犬になるでしょう。
ただ、皮膚が弱いという傾向がありますので、そこには注意して上げる必要があります。

アメリカン・スタッフォードシャー・テリア


『アメリカン・スタッフォードシャー・テリア』というのは、アメリカ原産の犬種で、とても闘争心の強い「生まれながらのファイター」と呼ばれることもある中型の闘犬種です。
このアメリカン・スタッフォードシャー・テリアの起源とされているのは、「ブルドッグ」と「フォックス・テリア」を交配させたイギリスの犬種である「スタッフォードシャー・ブル・テリア」です。
スタッフォードシャー・ブル・テリアも闘犬種なのですが、闘犬の場合は体重が重いほうが有利になるということから、さらに体格を大きくするように改良されたのがアメリカン・スタッフォードシャー・テリアというわけです。
闘犬種らしく、身体の下の方に重心があるため非常に安定感があり、それでいて機敏に動くこともできます。
頑丈なアゴや、筋肉質で強力なボディも、まさに闘犬種として生まれてきたアメリカン・スタッフォードシャー・テリアならではのものといえるでしょう。
ですが、性格的な面を見ると、先天的に攻撃的な素養を持っていますので、飼育には注意が必要となることは言うまでもありません。
基本的には、徹底した服従トレーニングと、充分な運動が必須となりますので、初めて飼う犬としては決してお勧めできません。
飼育経験豊富な、熟練者向きの犬と言えるでしょう。
実際に、国や地域によってはアメリカン・スタッフォードシャー・テリアの飼育に制限を設けているケースもあります。
ですが、適正なトレーニングさえ行われていれば、極めて優秀な番犬になることでしょう。

アメリカン・フォックスハウンド


『アメリカン・フォックスハウンド』というのは、アメリカ原産の犬種で、「セントハウンド犬種」のひとつとされています。
アメリカン・フォックスハウンドの起源は1650年頃で、当時キツネ狩り用の猟犬としてイギリスからアメリカに輸入されたものが祖先だと考えられています。
その後、1700年頃になると、乗馬しながら猟犬の後についてキツネ狩りをするといことが、アメリカの上流階級の娯楽として、一種のステータスのようになりました。
そこで、より足が早く、自分でキツネや鹿を見つけ出して仕留められるような犬がほしいということから開発されたのが、このアメリカン・フォックスハウンドだったのです。
アメリカン・フォックスハウンドの直接的なルーツとしては「ウォーカー・ハウンド」という血統が確認されています。
このウォーカー・ハウンドは、当時のシカ狩猟場から盗まれた1匹の狩猟犬を基礎として作られたフォックスハウンドで、この犬種が繁殖する流れを記録していたウォーカー兄弟の名前からウォーカー・ハウンドと呼ばれるようになったということです。
アメリカン・フォックスハウンドの直接的なルーツが盗まれた犬だったというのは、面白いところですね。
猟犬らしくスリムで、筋肉質の引き締まった体格をしています。
性格的な面でも、勇敢で狩猟本能が高いという猟犬らしさのうえに、飼い主には性格は忠実で愛情も深く、友好的な面も併せ持っています。
しかし、小動物や小型犬を見ると狩猟本能が出て見境がなくなる場合もあるので注意が必要です。

アラスカン・マラミュート


『アラスカン・マラミュート』というのは、アメリカ・アラスカ地方原産の犬種で、忠誠心あふれる献身的な性質を持つ犬種です。
アラスカンマラミュートのルーツに関しては定かなことはわかっていませんが、アラスカ北西部・海岸地方の「ノートン・サウンド」で暮らしていた「マラミュート族(マールマット・イヌイット)」が、「そり引き」や「狩猟」、「漁業用」などのために長期間かけて飼育されていた犬だと考えられています。
アラスカで1896年に金が発見されると、多くの人が押し寄せるようになりました。
そこで、娯楽として犬ぞりレースなどが開催されるようになり、「レースに勝てる犬を作る」ために異種交配が盛んに行われるようになります。
そのため、純粋なアラスカン・マラミュートは絶滅の危機に瀕することになるのですが、1920年頃にニューイングランド・ドッグレースの愛好家の手によって伝統的なマラミュートの繁殖が始められました。
その後このアラスカン・マラミュートの評判は広がり、1933年には南極探検の旅をに同行する犬の中にも、数頭のアラスカン・マラミュートが選ばれることになります。
体格的な特徴を見ると、何といってもオオカミを思わせる外観ですが、粗いオーバーコートと分厚いアンダーコートの二層被毛で覆われており、これによってアラスカの厳しい寒さから身を守っています。
性格的な面では、オオカミのような外見とは裏腹に、穏やかで人なつこい上に平和主義で愛情溢れる従順な犬ですので、家庭犬としても向いています

イタリアン・グレーハウンド


『イタリアン・グレーハウンド』というのは、イタリア原産の犬種で、俊足で弾けるような動き方が特徴の「中型犬」です。
イタリアン・グレーハウンドのルーツについては、確かなことは分かっていませんが、「グレーハウンド」が小型化されて作られたのではないかと考えられています。
ですが、かなり古い時期から存在していたようで、古代エジプトの墳墓からはイタリアン・グレーハウンドと推測されるミイラが発見されていますし、紀元前のローマやギリシャでは、当時の貴族たちペットとして飼っていたことが記録に残っています。
また、イタリア・ポンペイの遺跡から、鎖に繋がれたイタリアン・グレーハウンドの化石も発見されていますので、当時から広く民衆に飼われていたのでしょう。
ですが、第二次世界大戦後になると、小型化だけに重点を置いた無計画な繁殖で犬の健康に支障をきたすようになったため、一度絶滅の危機に瀕します。
それも、1800年代にアメリカに渡っていたイタリアン・グレーハウンドが逆輸入されることで、再び頭数を増やし現在に至っています。
身体的な特徴としては、グレーハウンド系の中では最小であることが挙げられます。
また短毛種なので寒さにはとても弱く、冬の外出時にはファッションとは無関係にコートが必要です。
性格的な面を見ると、温和で従順なのですが、感覚は鋭敏で走るものを追跡するという狩猟本能は十分に残っています。
ですから、毎日の軽い運動や散歩は欠かさないようにしましょう。

イビザン・ハウンド


『イビザン・ハウンド』というのは、スペイン原産の犬種で、非常に適応能力が高いことでも知られる「大型犬」です。
イビザン・ハウンドのルーツは、地中海のバレアレス諸島に属するスペイン領のイビサ島だと言われています。
長い間、古代エジプト時代の猟犬が先祖だと考えられていたのですが、最近になってDNA解析の結果、どうやらこの説は間違いであることがわかりつつあるようです。
ですが、紀元前8世紀ごろにエジプトと地中海とを往復していたフェニキア人商人の手によって、イビザン・ハウンドの祖先をイビサ島に持ち込んだとする説は依然として有力ですので、古い歴史を持つ犬であるということは間違いないでしょう。
このイビサは環境が過酷で、食料も少なかったようです。
そのため、犬たちは優れた嗅覚や視覚、聴覚、それに類まれといえるほどの狩猟能力を獲得していくことで生き残ってきたのでしょう。
その後、1950年代になると、イビサ島に近いマジョルカ島に住んでいたスペイン人のドッグショー審査員が、イビザン・ハウンドに興味を持つようになり、その審査員の手によって熱心な繁殖計画が進められ、イビザンハウンドはヨーロッパ、北アメリカなどに徐々に広まっていきました。
体格的な特徴としては、細身で長い首と大きく直立した耳などが挙げられ、その姿はまるで「鹿のよう」だといわれることも少なくありません。
性格的な面を見ると、聡明で活発ですし、いたずら好きですので、人を楽しませることにも長けています。
ただし、厳しいトレーニングが必要ですので、初心者には扱いにくいでしょう。

イングリッシュ・コッカー・スパニエル


『イングリッシュ・コッカー・スパニエル』というのは、イギリス原産の犬種で、忍耐強くとても賢い性質を持った「中型犬」です。
このイングリッシュ・コッカースパニエルのルーツについては、14世紀頃にイギリスに持ち込まれたスペイン系の猟犬種だと考えられています。
この犬種が、いわゆるスパニエルで、狩猟タイプやサイズなどによって、「ランド・スパニエル」や「ウォーター・スパニエル」、「トイ・スパニエル」といった種類に分類されているのですが、コッカースパニエルの先祖に当たるのは「ランド・スパニエル」の中でも、さらに小型の犬種だと言われています。
17世紀頃までは、同じランド・スパニエルの代表犬種である「イングリッシュ・スプリンガースパニエル」という犬種と区別されていなかったのですが、1892年に「イギリスケネルクラブ」というところが、イングリッシュ・コッカースパニエルとイングリッシュ・スプリンガースパニエルを別の犬種として認定しました。
なお、このイングリッシュ・コッカースパニエルがアメリカに渡ってから、やや小型サイズの「アメリカン・コッカースパニエル」も作られます。
体格的な特徴としては、猟犬種ですので、獲物をくわえて運びやすいように鼻口部が幅広くなっていることが挙げられます。
また、被毛はまるでシルクを思わせるように柔らかく、まっすぐのものと、いくらかウェーブがかかっているものとがあります。
性格的な面を見ると、極めて温厚で人なつこく社交的で、控えめな奥ゆかしさと状況をわきまえながら自制心を持って行動できるというところが大きな特徴と言えるでしょう。

イングリッシュ・スプリンガー・スパニエル


『イングリッシュ・スプリンガー・スパニエル』というのは、イギリス原産の犬種で、とても優れた瞬発力を持つ「中型犬」です。
イングリッシュ・スプリンガー・スパニエルは鳥猟犬として発展してきた犬種で、16世紀後半に陸地の猟で使われていたランド・スパニエルとして初めて文書に登場しています。
その後、1800年前後になると、このイングリッシュ・スプリンガー・スパニエルの改良が慎重に行われるようになりました。
特に、ノーフォーク公爵が作ったスプリンガーは、その後の犬種に大きな影響を残し、一時は「ノーフォーク・スパニエル」と呼ばれたほどだったと言われています。
ですが、1900年に「スプリンガー・スパニエル」という名前に落ち着くことになったということです。
俊敏で優れた走行能力を持っていたスプリンガ?・スパニエルは、鳥を追い立てて回収するなどの作業をこなせる優秀な鳥猟犬として重宝されてきたのですが、最近ではショードッグや一般家庭のペットとしても、大きな人気を集めています。
体格的な特徴としては、均整が取れたがっしりとした体格で、堂々とした身のこなしをすることが挙げられるでしょう。
美しく長い四肢を持っていて、疲れ知らずでハンティングできる力強さと耐久力、それに機敏さを持っていることも大きな特徴です。
性格的な面を見ると、快活で遊ぶことが大好きな、とてもエネルギーに満ち溢れています。
そのエネルギーがあり余ってストレスがたまらないように、毎日たっぷり運動をさせてあげることが大切です。

イングリッシュ・セター


『イングリッシュ・セター』というのは、イギリス原産の犬種で、鳥猟犬の代表選手として広く知られている「大型犬」です。
イングリッシュ・セターのルーツについては、14世紀頃にイギリスに持ち込まれたスペイン系の猟犬種である「スパニエル」だと言われています。
その当時、スパニエルと言えば、猟をする時に鳥を驚かせて飛び立たせることが仕事でした。
ですが、イギリスの貴族が、獲物を見つけるとその居場所を主人に知らせる犬を見つけ、その動きから「伏せるスパニエル」という意味で「セッティング・スパニエル」と呼ばれるようになります。
やがて15世紀に入ると、セッティング・スパニエルと「ポインター」や「ウォーター・スパニエル」、それに「スプリンガー・スパニエル」などを交配させて現在のイングリッシュ・セターの原形が作られました。
その後、1825年から「エドワード・ラヴェラック」という人が計画的な繁殖に取り組んだことで、現在のイングリッシュ・セッターへとつながっていきます。
身体的な特徴としては、白地に黒や褐色の斑がある「ベルトン模様」が挙げられます。
性格的な面を見ると、温厚で優しく、子供や他の動物に対しても友好的なことが大きな特徴といえるでしょう。
特に、飼い主と遊んでいると、まるで人間の子どものように瞳をキラキラと輝かせて、最高に幸せそうな表情を見せます。
もちろん、子どもと遊ぶのも大好きなので、家庭犬としては最高と言えそうです。

イングリッシュ・フォックスハウンド


『イングリッシュ・フォックスハウンド』というのは、イギリス原産の犬種で、キツネ狩り専門に生み出された「大型犬」です。
イングリッシュ・フォックスハウンドのルーツについては、ハッキリとしたことはわかっていません。
ですが、イングリッシュ・フォックスハウンドが歴史上に登場するのは18世紀のイギリスになります。
当時、「グレーハウンド」を使った鹿狩りが上流階級の間では娯楽として盛んでした。
そんな流れの中で、かすかな獲物の匂いにも反応できて、しかも何時間でも追跡できる持久力を持つような猟犬を求めるようになり、イングリッシュ・フォックスハウンドが登場するのです。
ですが、時が経つと猟犬に求められるものが、狩りの能力よりもルックスに変わってきます。
より具体的に言うと、一頭だけを見た時の美しさだけでなく、群れになった時にも美しく見える猟犬が求められるようになったのです。
すると、多くの犬たちは背中の後部だけが黒く、体全体が黄褐色に白の斑点という色合いになるように改良され、それが現在のイングリッシュ・フォックスハウンドの外見的な特徴として受け継がれています。
性格的な面を見ると、飼い主に忠実で普段はおおらかな気質であることが特徴と言えます。
ですが、元々が狩猟犬ですので群れになる性質が強く、社交性はあるのですが、トレーニング不足だと、ケンカが多くなるようです。
厳しいトレーニングが必要となりますので、 一般家庭には不向きといえるでしょう。

イングリッシュ・ポインター


『イングリッシュ・ポインター』というのは、イギリス原産の犬種で、とにかく楽しく遊ぶことが大好きなことで知られている「大型犬」です。
また、単に「ポインター」と呼ばれることも少なくありません。
初期のポインターは17世紀頃に登場し、主に野ウサギの居場所を示させるために使われていました。
やがて18世紀に入ると、鳥を銃で打ち落とす狩猟が人気を集め、そこにポインターが卓越した能力を発揮し始めます。
鳥猟の場合には、獲物の居場所を猟師に教え、その獲物を猟師が撃ち落とすまでじっとしていられるということが猟犬には要求され、それに応えられるのがポインターだったのです。
当時は火打ち石銃でしたので、かなりの時間待つ必要があったようです。
ですが、19世紀になると銃も進化し、それと共に動作がゆっくりとしてポインターの人気は落ちてきて、獲物を捕まえるよりも、もっと訓練しやすい犬を目指して、優秀なセッターとの交配が行われていきます。
その後も、イングリッシュ・ポインターは猟犬として活躍するのですが、最近でも競技犬や狩猟犬として多くの愛好家からの支持を集めています。
身体的な特徴としては、ぜい肉のない筋肉質の体と気品溢れる身のこなしが挙げられ、滑らかながらも力強い足取りが印象的です。
優れた運動神経と力強さ、そして優美さを兼ね備えた犬種といえるでしょう。
性格的な面を見ると、いつも誰かと遊ぼうと待ち構えているくらい遊び好きで、一緒に遊んでくれる人なら、すぐに心を許という天真爛漫さを持っています。

ウィペット


『ウィペット』というのは、イギリス原産の犬種で、いつも飼い主のことを第一番に考えるような愛情深い「中型犬」です。
ウィペットのルーツについては、18世紀頃のイギリスと考えられています。
当初は、小型の「グレー・ハウンド」に「マンチェスター・テリア」や「ベドリントン・テリア」といったテリア種を交配して作られたようです。
元々は害獣駆除を目的として飼育されていたのですが、後にドッグレースなどにも用いられるようになり、最高のスピードを出せるように改良が行われてきました。
そのスピードは、短距離であれば「グレー・ハウンド」にも負けないほどの実力を誇っています。
ただ、ドッグレースの場合、グレー・ハウンドなら楕円形のコースが一般的ですが、ウィペットはカーブが苦手なので直線のコースとなっています。
そのためウィペットのレースは狭い会場でも開催できるということから、ランカシャーやヨークシャー地方などの鉱山労働者のギャンブルとして高い人気を集めてきました。
ちなみにウィペットという犬名は英語で「鞭で飛ばす」という意味の「whipped up」から来ていて、ウィペットが走る姿が鞭を打たれて走る馬のように早かったからだと言われています。
身体的な特徴としては、筋肉質で、とてもスリムな体格が印象的です。
性格的な面を見ると、もっとも指示をよく聞く従順な犬種といえるでしょう。
また、愛情深く落ち着きがあり、子供に対しても大変穏やかですから、理想的な家庭犬といえる犬種です。

ウエスウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア


『ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア』というのは、イギリス・スコットランド原産の犬種で、「ウエスティー」という相性でも親しまれている「小型犬」です。
ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアのルーツについては、その名前が示している通り、スコットランドのウエストハイランド地方が発祥と考えられています。
血統的に見ると、「スコティッシュ・テリア」や「ケアン・テリア」、「ダンディ・ディンモント・テリア」などと関係があるようですが、この中でもケアン・テリアの中から選別が行われた結果生まれたのがウエストハイランド・ホワイトテリアとなります。
また、1907年に「E.D.マルコム大佐」が60年かけて繁殖させた短い足のホワイト・テリアが注目を浴び、この犬は住んでいた地名にちなんで「ポルタロッチ・テリア」という名前で呼ばれていた時期もあるようです。
身体的な特徴としては、ケアン・テリアより一回りほど大きく、四肢は短いことが印象的です。
被毛は硬い毛質の純白であることも大きな特徴といえるでしょう。
性格的な面を見ると、陽気で屈託がなく、いつも楽しいことはないかと捜し回っているように見えるほど好奇心旺盛です。
ですが、その愛くるしい外見とは裏腹に、気が強くて短気で頑固な面もありますので注意が必要。
気にいらないことや嫌なことを無理強いすると、突然攻撃的になって噛み付いてくることもありますので気をつけてください。
献身的で、家庭犬として理想的な犬種と言えますが、しつけには時間がかかるので、初心者向きではありません。

ウェルシュ・コーギー・カーディガン


『ウェルシュ・コーギー・カーディガン』というのは、イギリス原産の犬種で、野性味あふれる活動的な「中型犬」です。
ウェルシュ・コーギーのルーツについては非常に古く、紀元前1200年頃に中央ヨーロッパから移住したケルト民族が、イギリスのウェールズ地方に持ち込んだ犬が先祖だと考えられています。
この中でも「カーディガンシャー地方」で発展した犬種がウェルシュ・コーギー・カーディガンとなり、ペンブロークシャー地方に移住して発展した犬種のことは「ウェルシュ・コーギー・ペンブローク」となりました。
当初は、ウェルシュ・コーギー・カーディガンとウェルシュ・コーギー・ペンブロークの間には多くの類似点があったため、同一犬種として扱われたこともあったようです。
そのため、2つの犬種の混血も促進されていき、結果として両犬種は更に類似性を深めていきます。
ですが、1927年になるとウェルシュ・コーギーのクラス分けが行われるようになり、1934年にはカーディガンとペンブロークが別犬種として分類されます。
その後は、カーディガンとペンブロークの違いを強調する方向で作出が続けられているようです。
身体的な特徴としては、四肢が短いのですが尾は長く、耳の先端が丸いという、何とも愛らしい体型をしていることが挙げられます。
性格的な面を見ると、野性味あふれるほど活動で、やんちゃなきかん坊ということができるでしょう。
ただ、好奇心旺盛で熱中すると一瞬で極度の興奮状態に陥るという点があります。
しかし、それも無視していればすぐに冷静さを取り戻しますので、覚えておくと便利です。

ウェルシュ・コーギー・ペンブローク


『ウェルシュ・コーギー・ペンブローク』というのは、イギリス原産の犬種で、飼いやすさ抜群の優秀な家庭犬として知られている「小型犬」です。
ウェルシュコーギーのルーツはとても古く、紀元前1200年頃に中央ヨーロッパから移住したケルト民族が、イギリスのウェールズに持ち込んだ犬が先祖だと言われています。
この中でもカーディガンシャー地方で発展した犬種は「ウェルシュ」コーギー・カーディガン」と呼ばれ、ペンブロークシャー地方で発展した犬種のことをウェルシュ・コーギー・ペンブローク」と呼んでいます。
元々は牧畜犬として用いられ、牛や羊、ポニーなどの大型家畜のとりまとめに秀でていました。
身体的な特徴としては、短い四肢に短いシッポ、それに先端が尖った耳などが挙げられます。
性格的な面を見ると、人間が大好きで温厚従順、とても友好的な犬といえます。
元が牧畜犬でしたので、的確な状況判断をするという点でも優れていますので、自分で判断して行動できるという賢さも備えています。
訓練に対する適応能力も高く、一度興味を持ってしまえば、自分から積極的に取り組んで、あっと言う間に習得してしまいます。
ただ、逆から見ると、興味が起きないと積極的に動かないので、運動不足になって肥満が進むという傾向があるようです。
また、飼い主のことは大好きなのですが、ベタベタ甘えるわけではないので、長い期間出かけるなどの留守番もできますので、番犬としても優秀です。

ウェルシュ・スプリンガー・スパニエル

『ウェルシュ・スプリンガー・スパニエル』というのは、イギリスのウェールズ地方原産の犬種で、家庭犬としてもピッタリということでも知られている「中型犬」です。
このウェルシュ・スプリンガースパニエルのルーツはハッキリとわかっていないのですが、その歴史は古く、石器時代からウェールズやアイルランド、スコットランドで「最初の猟犬」と言われるほどです。
1300年頃のウェールズ地方の法令を見ると、ウェルシュ・スプリンガー・スパニエルの先祖と思われる犬のことが書かれているのですが、この犬種が「イングリッシュ・スプリンガー・スパニエル」と同時に発達していったという説もありますし、イングリッシュ・スプリンガー・スパニエルと「クランバー・スパニエル」と交配させることで発達していったという説もあるようです。
その後は、17世紀の絵画にも猟犬として描かれるほど活躍し、19世紀の終りまでは「ウェルシュ・コッカー」と呼ばれていたのですが、1902年に現在のウェルシュ・スプリンガー・スパニエルに解明されました。
この名前の由来は、「スプリング(スプリンギング)」という獲物を隠れ場所から飛び立たせたり追い出したりする猟芸から来ていて、意味合いとしては「ウェールズ地方のスプリンギングが得意なスパニエル」ということになります。
身体的には、レッドとホワイトの被毛色が特徴といえます。
あらゆる気候に適応でき、しかも激務に耐えられる強い身体をもっていることも大きな特徴と言えるでしょう。
性格的な面を見ると、とても温厚で優しく、何にでも好奇心を抱くということが挙げられ、つねに楽しそうに走り回っていることが印象的です。

ウェルシュ・テリア


『ウェルシュ・テリア』というのは、イギリス原産の犬種で、エアデール・テリアの小型版のような外見で知られている「小型犬」です。
ウェルシュ・テリアのルーツにあたるのは、ウェールズを発祥地とする、18~19世紀にイギリスで人気を博していた「オールド・ブラック・アンド・タン・ラフ・テリア」だと考えられています。
その後、ウェルシュ・テリアが正式な犬種として認定されるのは1886年のことなのですが、そこに至るまでに独特の経緯があったようです。
1700年代末の北ウェールズには、主としてカワウソ猟のために飼育されていた「アニスフォー」という名の血統種があり、同時期の北イングランドに行くと、「オールド・イングリッシュ・ブロークンヘアード・テリア」という犬が存在していました。
この2つの犬種はとても似通っていて、たまたま同じドッグショーに参加した時には、ショーの審査員が混乱するほどだったといいます。
その時に、2種類の犬はその起源の違いに関係なく、「ウェルシュ・テリア」という単一の犬種に統括しようということが決まり、新犬種として認定されたのです。
身体的な特徴としては、 長い顔や前方に倒れたV字型の耳、緩やかなアーチを描く首、そして短い背などが挙げられ、全体的にはエアデール・テリアを小型にしたような外見となっています。
性格的な面を見ると、いつも元気いっぱいで好奇心旺盛なことが特徴といえるでしょう。
普段は主人の命令によく従う従順な犬ですが、その一方で警戒心が人一倍強く、かなりの頑固者という一面も持っています。

エアデール・テリア


『エアデール・テリア』というのは、イギリス原産の犬種で、忍耐強く状況判断に優れた賢い犬として知られている「大型犬」です。
エアデールテリアのルーツとされているのは、19世紀後半に主としてカワウソ猟をするために作り出された犬種です。
その当時、イギリスのエア川渓谷では、カワウソなどの小動物猟が盛んで、「ラッテング・テリア」をはじめとする各種のテリアが飼育されていました。
そんな中で、猟師はカワウソ猟に適した泳ぎのうまい大型のテリアを望むようになり、テリア犬種に「ハウンド犬種」や「ブル・テリア」などを交配させ、「ワーキング・テリア」や「オッターサイド・テリア」、それに「ビングレー・テリア」といった新しい犬種が次々に作り出されていきました。
この内、古いタイプのテリアと水中作業が得意な「オッター・ハウンド」を交配させることで、カワウソ猟に特化した能力を持つようになったのがエアデール・テリアなのです。
第一次大戦のときには、イギリスやドイツで伝令犬としても使用されていました。
またイギリスで最初の警察犬として選ばれたのもエアデール・テリアですし、日本でも昭和初期にイギリスから輸入されたことで軍用犬として採用されています。
また、アメリカでも人気が高く、ディズニー映画「わんわん物語」のキャラクターに使われたことでも有名です。
身体的な特徴としては、テリア犬種の中で最も大きいことが挙げられ、「テリアの王様」と呼ばれることもあります。
性格的な面を見ると、忍耐強く温順で聡明ですので、家庭犬としては理想的といえるでしょう。

オーストラリアン・キャトルドッグ


『オーストラリアン・キャトル・ドッグ』というのは、オーストラリア原産の犬種で、持久力があって忍耐強い牧畜犬として知られている「中型犬」です。
オーストラリアン・キャトル・ドッグのルーツは、19世紀の中頃にイギリスからオーストラリアに持ち込まれた牧羊犬だと言われています。
オーストラリアが植民地となった1800年頃は、現在のシドニーにあたる地域で規模の小さな牧畜が営まれている程度ったのですが、牧場の規模が拡大してくると、牛が半野生化してしまうという新たな問題が生じて来ました。
そこで、牛を管理して集め、目的地まで移動させる犬、つまり「ヒーラー」の必要性が高まり、オーストラリアン・キャトルドッグが生まれたとされています。
オーストラリアン・キャトル・ドッグは、スコットランドから輸入された「ハイランド・コリー」に野生犬の「ディンゴ」や「オーストラリアン・ケルピー」、「ダルメシアン」、「ブルテリア」といった種類を交配して、ハイランド・コリーの知恵とディンゴの体力にダルメシアンの忠誠心を併せ持つとまで言われるほどの、極めて優秀なヒーラーです。
身体的な特徴としては、全体的に筋肉質で骨太であり、均整がとれていて機敏に動けるということが挙げられるでしょう。
また、ディンゴから受け継いだと考えられる性質が、地中に穴を掘って出産することや、身を低く伏せて危険を避ける点、離乳が早い点などです。
性格的な面を見ると、主人に対しては忠実でありながら、見知らぬものに対しては警戒心が強く、攻撃的になることもあるという特徴があります。

オーストラリアン・ケルピー


『オーストラリアン・ケルピー』というのは、オーストラリア原産の犬種で、地味ながらも能力抜群なことで知られている「中型犬」です。
オーストラリアといえば、その広大さが大きな特徴ですが、かつては「格子のない牢獄」と言われるほど厳しい自然を持ち、内陸に入ると生物の影さえも見ることのないアウトバックと呼ばれる砂漠地帯にでした。
そのため、約200年前の入植者たちは、この自然の中で牧畜を営んでいくためには、新大陸の自然環境に適した牧羊犬が必要と考え、そこでオーストラリア独自の牧羊犬として品種改良されたのがオーストラリアン・ケルピーだったのです。
1860年代に「エリオット」という人が、スコットランドから短毛で耳の立った2頭を輸入し、その間の子供が生まれた子犬が、後にオーストラリアン・ケルピーの始祖犬といわれるようになります。
その後、その犬の子孫がオーストラリアの歴史上初めてのシープドッグトライアルに出場し、圧倒的な成績を修めたことから、オーストラリア各地で人気を集め、現在のオーストラリアン・ケルピーとなったと言われています。
以後、オーストラリアン・ケルピーの人気は、世界中に広がり、国によっては警察犬としても使われているようです。
身体的な特徴としては、V字型に立っている耳やブラシのようなシッポが挙げられ、性格的な面を見ると、ふだんはめったに吠えることもないほど、おとなしいことが挙げられます。
平和主義な犬ですが、警戒心も強いので、不審者に対しては、激しく威嚇するという一面も持ち合わせています。

オーストラリアン・シェパード


『オーストラリアン・シェパード』というのは、アメリカ原産の犬種で、遊びを通してどんどん賢くなる牧羊犬としても知られている「大型犬」です。
オーストラリアン・シェパードのルーツは、1800年代にヨーロッパのバスク地方からオーストラリアに移住した人々が、羊と一緒に持ち込んだ牧畜犬だと言われています。
やがて、この犬は移住者と共にアメリカに渡るのですが、1950年代までは、ほとんど目立つことのない存在でした。
ですが、カウボーイが荒馬乗りや投げ縄などの腕を競うロデオ大会で、芸を披露する犬として活躍すると、それが映画化されることになります。
それをキッカケに知名度が上がり、人気を集めるようになりました。
なお、この時の犬の多くは俳優のジェイ・シスラーが所有していたもので、これらが現在のオーストラリアン・シェパードの血統の基礎となっているようです。
ちなみに、オーストラリアン・シェパードという犬名は、「オーストラリアから来た牧畜犬」という意味から付けられたと言われています。
身体的な特徴としては、コリータイプの体型をしていて脚は長く、垂れ耳であることなどが挙げられます。
性格的な面を見ると、活発で大胆、忠誠心が強く愛情豊かなところが特徴といえるでしょう。
とにかく陽気で明るく、人間が大好きな優しい牧羊犬です。
主人には忠実で、何か指示されればビックリするほどの軽快なフットワークで命令をこなしていきますし、遊ぶことが大好きなので、遊びを通して訓練すれば色々な仕事をこなせるようになります。
ですが、見知らぬ人間に対しては警戒心が強く、攻撃的になることもあるようです。

オーストラリアン・シルキー・テリア


『オーストラリアン・シルキー・テリア』というのは、オーストラリア原産の犬種で、その名の通りシルクを思わせるように美しい長毛が印象的な「小型犬」です。
オーストラリアン・シルキー・テリアのルーツは、1800年代後半にイギリスからオーストラリアに持ち込まれた「ヨークシャー・テリア」です。
ヨークシャー・テリアは、目にも鮮やかなスチール・ブルー(鋼青色)とタンの被毛が特徴的ですが、そこにネイティブ・ブルーとタンの被毛を持った「オーストラリアン・テリア」とを交配させ、より一層美しい被毛を持つようにと改良が行われました。
そして誕生したのがオーストラリアン・シルキー・テリアです。
オーストラリアン・シルキー・テリアは、サイズも被毛の長さも、ヨークシャー・テリアとオーストラリアン・テリアのちょうど中間というところで、両方のいいところを受け継いだ犬種と言えます。
ただ、この犬種はオーストラリアの2つの地域で別々に開発されていたので、それぞれの地域で主に体重が違う別々のスタンダードが作成されるという状況になります。
その後、1926年にすべての地域で受け入れられるスタンダードに修正されることになったのですが、当時のオーストラリアでは、「シドニー・シルキー・テリア」という名前で人気を集め、1955年に現在の「オーストラリアン・シルキー・テリア」という名前に変更されます。
身体的な特徴としては、小型犬でありながらも狩猟犬としての特徴を受け継いでることがあげられ、小さなげっ歯類をしとめられる力強い肉体を持っています。
性格的な面では、好奇心旺盛で遊び好きであり、時には攻撃的になることもあるようです。

オーストラリアン・テリア


『オーストラリアン・テリア』というのは、オーストラリア原産の犬種で、オーストラリア開拓時代の万能作業犬としても活躍していた「小型犬」です。
オーストラリアン・テリアのルーツは、「スカイ・テリア」や「ダンディ・ディンモント・テリア」、「スコッチ・テリア」、「ヨークシャー・テリア」、「マンチェスター・テリア」といった多種類のヨーロッパの犬種と、地元のテリアである「ラフコーテッド・テリア」がこうはいされたもので、オーストラリア南東のタスマニア島で誕生したと言われています。
「シルキー・テリア」と並んで、オーストラリア大陸で初めて作られ、公認された犬として知られています。
1903年にオーストラリア国内のドッグショーに登場したのですが、その後、イギリスでもショーに出たり、ペットとして飼われるようになります。
やがて1925年にはアメリカに渡り、大人気を博すようになりました。
身体的な特徴としては、硬い被毛をもち、小型でたくましく、足が速いということが挙げられます。
被毛のカラーは、ブルー・アンド・タンが最も有名でしたが、レッドやサンディーカラーも、増えてきています。
性格的な面を見ると、勇敢で自信家、活発ということが特徴ですが、それと同時に飼い主に対しては愛情深いという一面も持ち合わせています。
小柄ですが、不審者には、ねばり強く排除しようと頑張りますし、感情が高じすぎるとコントロールが効かなくなり、攻撃的になる場合もあるので注意が必要です。

オッターハウンド


『オッターハウンド』というのは、イギリス原産の犬種で、以前はカワウソ猟専門の猟犬として知られていた「大型犬」です。
オッターハウンドのルーツは、ハッキリとはわかっていません。
カワウソ、つまり「オッター(otter)」を狩る犬種として作られたことは確かですが、「サザン・ハウンド」と「ウェルシュ・ハリア」が起源だという説や、「ブラッド・ハウンド」起源説、それに「ウォーター・スパニエル」起源説など、色々な説が唱えられています。
以前、イギリスではカワウソ猟が伝統的に行われていて、退治したカワウソの数が競われるというようなこともあったようです。
19世紀後半になると、カワウソ猟を通して猟犬の訓練技法が競われるというスポーツが行われていた地域もあり、そうした経緯の中でオッターハウンドが生まれるのですが、1970年代になるとイギリスでカワウソ猟が禁止され、それと共にオッターハウンドは頭数が激減しました。
現在では、アメリカなどで「アライグマ」や「ミンク」、それに「クマ」などの猟に使われるようになっています。
身体的な特徴としては、体温の低下を防ぐための分厚いタブルコートを持っていることが挙げられます。
中でもオーバーコートは密生していて硬く、また粗くて縮れているので外傷から身を守る役割もしています。
アンダーコートは脂質を含んでいる羊毛状で、防水性や断熱性に富んでいることが特徴です。
性格的な面を見ると、勇敢で粘り強く頑固なのですが、飼い主や家族に対しては親切で、協調性も豊かですから家庭犬に向いているといえるでしょう。

オールド・イングリッシュ・シープドッグ


『オールド・イングリッシュ・シープドッグ』というのは、イギリス原産の犬種で、優雅でおっとりとした見かけによらず、お茶目で短気な「大型犬」です。
オールド・イングリッシュ・シープドッグのルーツは、ヨーロッパ、またはロシアの牧羊犬とスコットランドの牧羊犬が混血することで生まれた犬といわれていますが、その外見から「ビアデッドコリー」と関係があるという風にも考えられています。
当初、オールド・イングリッシュ・シープドッグは、家畜を狼から守る番犬として作られたのですが、19世紀の中頃には、家畜をスコットランドからロンドンまで移送するための「家畜追い」として活躍をはじめます。
当時は、まだ鉄道が無かった時代のため、家畜の移送は全て実際の足によるものとなり、家畜を確実に目的地に送り届ける「家畜追い」の役割は、とても重要なものだったようです。
やがて1960年頃になると、イギリスの某塗料メーカーがオールド・イングリッシュ・シープドッグをテレビコマーシャルで使用します。
これにより、オールド・イングリッシュ・シープドッグのブームが訪れるのですが、その時のメーカー名から「DuluxDog」とも呼ばれることもあるようです。
身体的な特徴としては、過酷な気象条件から身を守るために分厚い被毛が全身を覆っていることが挙げられますが、頭部から垂れ下がる被毛は、全く顔が見えないほどです。
性格的な面を見ると、穏やかで愛情深く、トレーニングにもよく反応しますが、喜んでいるのか怒っているのがわかりにくい面がありますので、近づく時には注意が必要です。があることが大きな特徴です。

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