犬のがん | 症状・原因・治療など

公開日: : ペット,

乳ガン

『乳ガン』というのは、犬の乳房や乳腺にできる腫瘍のことで、おもにメス犬が発症するものです。

基本的には、10歳を超えた高齢のメス犬によく見られるもので、出産の有無と発症率には関係がないと言われています。

犬の乳ガンになってしまった場合の主な症状としては、1~2ヶ月で急成長する「乳房のしこり」が挙げられますが、それ以外には体重減少やリンパ節の腫れ、微熱などといった、典型的なガンの症状がほとんど見られないということも大きな特徴といえるでしょう。

では、なぜ犬が乳ガンになってしまうのかというと、その原因として「女性ホルモン」が何らかの形で関わっていると考えられています。

というのも、1歳前後で卵巣を除去する避妊手術を受けたメスは、劇的に乳ガンになる確率が低下するのです。

ただし、2.5歳を過ぎてから避妊手術を受けても、乳ガンの予防効果はないようです。

続いて、乳ガンの治療法についてですが、まずは「手術療法が」が挙げられます。

ガン細胞の大きさが1センチ以下であれば、外科手術でしこりを除去すれば、そのほとんどが完治するようです。

しかし、ガンが転移するなどして、すでに進行してしまっている場合や、高齢で体力的に手術が無理な場合などには「化学療法」や「薬物療法」が行われることになります。

具体的には、「抗がん剤」の投与などが中心となるでしょう。

乳ガンだけでなく、ガン全般に言えることですが、“早期発見・早期治療”が重要ですので、ある程度の年齢を超えたら注意しておいてあげるといいでしょう。

肥満細胞腫


『肥満細胞腫(ひまんさいぼうしゅ)』というのは、犬の粘膜下組織や結合組織などに存在している「肥満細胞」が“ガン化”してしまった状態のことを指しています。

基本的には肥満細胞のある場所ならどこでも発生するのですが、下半身にできたものほど、悪性度が強くなるといわれています。

犬が肥満細胞腫になってしまった場合の主な症状としては、「皮膚の隆起」や「皮膚の潰瘍」、「筋肉のしこり」、「皮膚の炎症」、「嘔吐」、「吐血」などが挙げられます。

これらの症状が見られるようであれば、肥満細胞腫の可能性が考えられますので、獣医さんに相談するほうがいいでしょう。

では、なぜ犬が肥満細胞腫になってしまうのかというと、その原因としては「遺伝」が挙げられています。

具体的には、「ボクサー:や「ボストンテリア」、「ブルマスティフ」、「イングリッシュセッター」などの犬種が遺伝しやすいようですので、愛犬がこれらに該当するのであれば、普段から注意しておくといいでしょう。

続いて、肥満細胞腫の治療法についてですが、ガンが小さく、犬に体力があるという場合には「手術療法」が用いられます。

まだ進行していないガンであれば、外科手術でガン細胞を除去することで改善できるでしょう。

ですが、すでに進行してしまっている場合や、犬が高齢のために体力的に手術が無理な場合などには、「化学療法」や「薬物療法」が用いられます。

具体的には、「抗がん剤治療」が施されるということになるでしょう。

扁平上皮ガン


『扁平上皮ガン(へんぺいじょうひがん)』というのは、犬の表面を覆っている“上皮“の一種である「扁平上皮」がガン化してしまっている状態のことを指しています。

また、中でも皮膚に生じて、肉眼で確認できるものに関しては、特に「有棘細胞ガン(ゆうきょくさいぼうがん)」と呼ばれることもあります。

犬が扁平上皮ガンになってしまった場合の主な症状としては、「鼻のしこり」や「鼻出血」、「耳のできもの」、「爪の根元の変色」、「原因不明の皮膚のただれ」などが挙げられます。

このように、“耳”や“鼻の先端”、“爪の根元“などによく発生するのが扁平上皮ガンの特徴と言えます。

これらの症状が見られるようであれば、扁平上皮ガンの可能性が高いですので、獣医さんに相談するほうがいいでしょう。

では、なぜ犬が扁平上皮ガンになってしまうのかというと、その原因としては「紫外線」が挙げられています。

これは、鼻の色素が薄い犬に発症しやすいことから、そう考えられているようです。

他に、“タバコの煙“や“化学薬品の臭い”などが鼻腔を通過することで、腫瘍が悪性化する率が高くなるということから、「生活環境」も発症原因のひとつと推測されています。

続いて、扁平上皮ガンの治療法についてですが、ガンが小さく、犬に体力があるのであれば「手術療法」が用いられることになります。

進行していないガンなら、外科手術でかなり回復するでしょう。

すでにガンが進行してしまっている場合や、高齢のために手術には体力がついていかない場合には、「化学療法」や「薬物療法」が用いられます。

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