タ行のワンちゃん>性格・飼い方・特徴・注意点など

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タイ・リッジバック・ドッグ

『タイ・リッジバック・ドッグ』というのは、タイ原産の犬種で、いつも冷静で理知的な性質を持つ「中型犬」です。
このタイ・リッジバック・ドッグは、すでにおよそ3000年前に存在していたという古代犬種です。
犬種としては「ディンゴ」に近い原始的なものなのですが、その生い立ちについては、ハッキリとしたことはわかっていません。
主に「番犬」として飼われていることが多いのですが、時にはイノシシやウサギをパックで狩ることもあるようです。
最近では、外国にも知られるようになり、「ショードッグ」として飼育されるものも増えてきているようですが、世界的に見ると、まだまだ珍しい犬種であることは変わりありません。
身体的な特徴として真っ先にあげられるのは、なんといっても独特の「リッジバック」でしょう。
このリッジバックというのは、うなじのあたりから尾の付け根まで、一筋の毛並みが逆になっているというもので、これはこの犬種独特のものです。
以前は、南アフリカ原産の「ホッテントット・ドッグ」とタイの土着の犬が交配したことでできたものと考えられていたのですが、最近では自然に発生した個体がもとになったと考えられています。
また、古代犬種と呼ばれるだけあって、原始的な面影を残していることも大きな特徴でしょう。
引き締まった筋肉質の体つきで、リッジバック以外には飾り毛がないということもタイ・リッジバック・ドッグらしいところです。
性格的な面を見ると、自立心旺盛でマイペースなのですが、基本的には家族思いの優しい温厚さを持っています。
警戒心も強いので、番犬としても信頼できるでしょう。

ダルメシアン


『ダルメシアン』というのは、旧ユーゴスラビアのダルマチア地方原産の犬種で、気品と躍動感あふれる美しさが魅力的な「大型犬」です。
また、ディズニー映画の「101匹わんちゃん大行進」で人気と知名度が高まった犬でもあります。
ダルメシアンのルーツはハッキリとはわかっていないのですが、その体形からイタリア産の「ポインター」と「グレートデン」が混血したものだと考えられています。
他にも、古代エジプトやギリシャの美術品に描かれている犬が祖先だという説や、インド起源説などもあるのですが、ジプシーと共に旅をしてきたという長い歴史を持つ犬のため、ヨーロッパ各地で存在が確認されているにもかかわらず、正確な祖先が特定できないようです。
ダルメシアンは、そもそも猟犬なのですが、「牧畜犬」や「番犬」など、様々な役割を担って活躍していたようです。
中でも特にすごいのは「馬を先導して走る」というもので、これは数多い犬種の中でもダルメシアンにしかできないものだと言われています。
ビクトリア朝時代のフランスやイギリスでは、駅馬車が主な旅行手段だったのですが、ダルメシアンは駅馬車の後部を馬と併走することで、馬車を盗賊から守るという役割を果たしていたようです。
身体的な特徴としては、なんといっても全身に表れる黒っぽい斑点でしょう。
これがダルメシアンのトレードマークとも言えます。
性格的な面を見ると、好奇心旺盛で、興味を持ったら納得がいくまでとことん追究するという性質を持っています。
疲れ知らずのタフな犬でもありますので、かなり運動させてあげることも大切です。

ダンディ・ディンモント・テリア


『ダンディ・ディンモント・テリア』というのは、イギリス原産の犬種で、独特の綿帽子のような頭が印象的な「大型犬」です。
ダンディ・ディンモント・テリアのルーツに関しては、ハッキリとしたことはわかっていませんが、イングランドとスコットランドの国境地帯にいたジプシーが、18世紀頃に土着犬と複数の「テリア」を交配したと考えられています。
「ダックスフント」と血縁関係があるという説が有力視されているのですが、真相はわからず、他に「ベドリントン・テリア」や「スカイ・テリア」、「スコティッシュ・テリア」などとの関係も考えられているようです。
ダンディ・ディンモント・テリアは、カワウソ狩りがとても得意だったので、当時の人々に非常に重宝されていたようです。
19世紀以降になると、貴族の寵愛を受けることになり、その影響で宮廷絵画にも頻繁に登場しはじめます。
身体的な特徴としては、なんといっても頭頂部に綿帽子をつけているような独特の冠毛が挙げられるでしょう。
短肢胴長の骨格が、その冠毛を一段と印象づけています。
また、性格的な面を見ると、温厚で従順、賑やかよりは静けさを好む平和主義者という感じです。
普通、テリアといえば、興奮すると手が付けられなくなって、噛み付いたり吠え続けるという独特の騒々しさがあるものですが、このダンディ・ディンモント・テリアに関しては例外のようです。
遊ぶときには、実に楽しげですが、足が短いために背骨を痛めやすい傾向があります。
過激なジャンプや階段の上り下りは避けるようにしましょう。

チェサピーク・ベイ・レトリーバー


『チェサピーク・ベイ・レトリーバー』というのは、アメリカ原産の犬種で、着実に仕事をこなす実働派として知られている「大型犬」です。
このチェサピーク・ベイ・レトリーバーのルーツは、1807年にアメリカ東海岸のメリーランド沖で難破した、イギリスの貨物船から助けだされた2頭の「ニューファンドランド」の子犬だと言われています。
この時に救出された2頭は、難破船の救助にあたった人達に育てられるのですが、成長するにつれ、驚くほどの水鳥の回収能力を見せるようになり、それ以後、数々の犬種と交配が行なわれるようになっていきます。
この交配は、その後も約2世紀にわたって続けられるのですが、水中作業が得意な「イングリッシュ・オッターハウンド」や「フラット・コーテッド・レトリバー」、「カーリー・コーテッド・レトリバー」など、数多くの種類が掛け合わされることで、現在のチェサピーク・ベイ・レトリーバーへとつながっていきます。
身体的な特徴としては、何といっても水鳥の回収に適したように改良を重ねられてきた、その被毛が挙げられるでしょう。
チェサピーク・ベイ・レトリーバーが活躍したチェサピーク湾は極限に近い天候不良で有名な場所で、ここでの作業に耐えられるように頚や肩、背中、腰にかけての被毛は厚く短かくウェーブして密生し、最高水準の耐水性を誇っています。
これにより、悪天候の中でも抜群の狩猟能力を発揮することができます。
性格的な面を見ると、異常に興奮することもありませんし、冷静沈着に仕事をこなしていける実働派タイプの犬といえるでしょう。
訓練での飲みこみがとても早いことも大きな特徴です。

チベタン・スパニエル


『チベタン・スパニエル』というのは、チベット原産の犬種で、喜怒哀楽の感情が目にあらわれることでも知られている「小型犬」です。
チベタン・スパニエルは、チベットのヒマラヤ山脈付近で発展を遂げた犬種であることが分かっています。
およそ1000年以上前からラマ教の寺院で「番犬」として用いられていたようですが、当時の番犬はタイプやサイズが様々でした。
そこで、これらの中でも小型の犬種に、さらに中国から来た小型で短吻・垂れ耳の犬とを交配させることで、現在のチベタン・スパニエルの原型が作られたようです。
また、短吻という共通点があることから、「ペキニーズ」や「狆(チン)」、「シーズー」、「ラサアプソ」、「パグ」といった犬種とも血縁関係があると推測されているようです。
身体的な特徴としては、身体に対して頭が小さく、ドーム型になっていることが挙げられるでしょう。
マズルは短くて丸く、黒い鼻と離れて付いている目も特徴的といえます。
前足はやや弧を描ぎ、足先はウサギに似ていますし、シッポは背中まで跳ね上がって豊富な羽根毛で覆われているという、ユニークな特徴を多く持っている犬種でもあります。
またオス犬には、首筋にたてがみの様な長い毛が生えることもチベタン・スパニエル独特のポイントです。
性格的な面を見ると、飼い主には愛情深く忠実でありながら、見知らぬものや不審者に対しては警戒心を示しますので、番犬としては最高といえるでしょう。
家族には、とても愛情豊かに接しますが、人見知りが強いので、知らない人の前では別の犬のように無愛想になるという面もあります。

チベタン・テリア


『チベタン・テリア』というのは、チベット原産の犬種で、幸運の犬としてチベットでは神聖化されている「小型犬」です。
なお、「テリア」と名付けられていますが、これはテリア種という意味ではなく、単にテリアと同サイズだったことから、こう呼ばれているようです。
チベタン・テリアのルーツは、2000年ほど前からチベットのラマ僧院で「幸福をもたらす犬」とか「神聖なる犬」として繁殖されていた犬種だと考えられています。
その後、時代は進み1920年になると、「A.グリーグ博士」というインドの内科医が、患者を治療したお礼ということで1頭のチベタン・テリアを受け取るのです。
この犬種に興味を持ったグリーグ博士が繁殖を始めるようになり、、チベタン・テリアはインドで認められるようになります。
1937年になると、イギリスのドッグショーにも参加し、1950年代にはアメリカに持ち込まれ、1973年にアメリカ犬種協会である「AKC」で正式に認定され現在に至っています。
身体的な特徴としては、何といっても全身が長い被毛に覆われ、頭部にも菊の花のような飾り毛が垂れていることが挙げられるでしょう。
目を隠してしまっている長毛は、なんとも言えない愛らしさを感じさせます。
性格的な面を見ると、とても賢くて周りの状況を絶えず観察しているという知的さが大きな特徴です。
陽気で明るく、飼い主思いの忠犬ですが、その反面、頑固で融通のきかないところも持っているようです。

チベタン・マスティフ


『チベタン・マスティフ』というのは、チベット原産の犬種で、「虎と犬の混血種」と噂されたこともある「大型犬」です。
チベタン・マスティフは、ヒマラヤ山脈付近の遊牧民とともに暮らしてきたという歴史を持っています。
ネパールやチベット、中国、モンゴルなどの中央アジアで、家畜やテント、村、修道院、宮殿などを守る「番犬」として活躍していたようです。
19世紀になると、ヨーロッパに輸出されることも増え、1828年にはイギリスの「ジョージ4世」がロンドン動物園に贈つたり、1847年にインドの総督が「ヴィクトリア女王」へ献上したりといった記録が残っています。
20世紀に入るとイギリス国内ではほとんど絶滅状態になるのですが、1955年になると、中国がチベットを併合した際に「全てのチベタンマスティフを殺せ」との命令を出し、原産国のチベッでも個体数が激減してしまいました。
ですが、ヨーロッパやアメリカに輸出されていた血統を基にした繁殖計画が立てられたことで、絶滅の危機は回避しています。
なお、「マスティフ」という名前は付いているものの、犬種としてはマスティフとの血縁はなく、大きな犬に対して与えられたあだ名のような意味合いで呼ばれているようです。
身体的な特徴としては、マスティフと比べても遜色なほどの体格が挙げられ、大きいものでは100キロ近くにまで成長するといいます。
性格的な面を見ると、警戒心が強く攻撃性もあるため、番犬としては最高といえるでしょう。
もちろん、飼い主や家族に対しては忠実なのですが、そのしつけには熟練が必要なようです。

チャイニーズ・クレステッド・ドッグ


『チャイニーズ・クレステッド・ドッグ』というのは、中国原産の犬種で、独特の風貌が神秘的な雰囲気を醸し出している「小型犬」です。
このチャイニーズ・クレステッド・ドッグのルーツは、ハッキリとはわかっていません。
14世紀に中南米各地に上陸したスペイン人が見つけた「無毛犬」が祖先だという説や、アフリカの「ヘアレスドッグ」が祖先だという説などがあります。
中でも、最も有力とされているのは「アフリカ原産の犬が中国で改良された」という説です。
この説によると、13世紀頃にアフリカ原産の無毛犬が交易のために中国へと渡り、小型に改良固定された後で中国の交易船が世界中にもたらしたと考えられます。
実際に、かつて中国の交易船が立ち寄ったと考えられる港町には、チャイニーズ・クレステッド・ドッグに似た無毛犬が集中的に発見されているようです。
その後、1800年代になると、チャイニーズ・クレステッド・ドッグは絵画や写真の中にも登場するようになり、1800年代後半には何人かの繁殖家の手によって、徐々にアメリカとヨーロッパで人気が高まっていくのです。
身体的な特徴としては、無毛の「ヘアレス」タイプと、全身に毛のある「パウダーパフ」タイプという2種類があることが挙げられるでしょう。
また、体型も「グレーハウンド型」と「テリア型」という2つの系統があります。
それに、通常の犬には見られない「汗腺」があるということもチャイニーズ・クレステッド・ドッグの大きな特徴です。
性格的な面を見ると、飼い主に忠実で遊び好きですし、他の動物に対しても友好的ですから、家庭犬としては最適といえるでしょう。

チャウ・チャウ


『チャウ・チャウ』というのは、中国の主に広東省原産の犬種で、ぬいぐるみを思わせる風貌が印象的な「中型犬」です。
チャウ・チャウのルーツは、2000年以上も昔の中国広東省にさかのぼります。
基礎犬となったのはこの地の土着犬で、「チベタン・マスティフ」と「サモエド」を交配させて作られたと言われています。
それだけの歴史がありますので、様々な時代に記録が残っているのですが、7世紀頃には唐の皇帝が、なんと2,500組ものチャウ・チャウを獣猟目的で飼育させていたといいますし、以前の満州やモンゴルではチャウ・チャウが食肉用に飼育され、また、毛皮は防寒用に使われていたという説もあるようです。
また、日本ではカラーテレビのCMに登場してブームになったこともあります。
身体的な特徴としては、何といっても、つぶれた顔に小さな奥目があることが挙げられるでしょう。
また、口の中や舌がブルー・ブラックなので、「黒舌犬」とか「熊犬」などと呼ばれることもあるようです。
それに、後肢の形状のために歩幅が狭く、竹馬のような独特の歩き方をすることもチャウ・チャウの大きな特徴といえるでしょう。
性格的な面を見ると、沈着冷静で飼い主にはきわめて忠実なのですが、警戒心が強く人見知りしやすいなど、デリケートな面も目立ちます。
目が奥に引っ込んでいて後ろが見えないため、後方から近づいてきたものには異常なほど過敏に反応します。
そのため、子供がふざけて近づいた時に怯えてしまい、噛みついてしまうということもあるようです。

チワワ


『チワワ』というのは、メキシコ原産の犬種で、嫉妬深いほどに飼い主さんからの愛情を求める「小型犬」です。
チワワのルーツに関しては、ハッキリとしたことはわかっていません。
有力とされているのは、メキシコの先住民族であるトルテック族やアズテック族が飼育していたとされている「テチチ」という小さな犬が原型だという説です。
このテチチは野性環境では地中の穴に住んでいたのですが、トルテック族が家畜化したことでチワワに近づいたようです。
テチチは被毛色によって重要度が分けられていて、被毛がブルーのものは神聖視されていたのですが、レッドのものは儀式の生け贄として使われたと伝えられています。
現在のチワワの直接の先祖に当たるのは、1850年にアメリカ人がメキシコのチワワ市から3匹の犬で、これが後のチワワの基礎犬となりました。
身体的な特徴としては、小さく引き締まった身体に「アップルドーム」と呼ばれる頭、そして黒く大きく輝く瞳などが挙げられます。
全犬種の中で最も小さい犬種とされていて、「セントバーナード」と比較すると体重は100分の1程度になります。
被毛に関しては、短毛の「スムース」タイプと、長毛の「ロング」タイプという2種類があります。
性格的な面を見ると、無邪気で遊び好きな部分と、怖がりで用心深く繊細な面とを併せ持つデリケートな犬です。
常にマイペースで、甘えたい時にはベタベタしてくるのに、気が済むとそっけない態度をとるという、どちらかと言うと猫のような犬といえるでしょう。

チン


『チン』というのは、日本原産の犬種で、日本独自のお座敷犬として知られている「小型犬」です。
チンのルーツについては、ハッキリとしたことはわかっていないのですが、スペイン系の「小型スパニエル」に「チベット犬」や「ラサ・アプソ」などが交配されて作られた中国の「ペキニーズ」という犬種が先祖に当たると考えられています。
その後、遣唐使が日本に持ち帰った「短吻系の犬種」や、琉球から渡来した「大陸系の犬」などの影響を受けながら、少しずつ発展してきたのでしょう。
江戸時代になると、大奥や各地の大名の間でも流行し、町民レベルでもチンを飼うことは一種のステータスとなっていました。
当時の歌舞伎の台詞や落語のネタにも頻繁に登場することから、チンの人気の程が伺えます。
やがてペリーの黒船が来航すると、チンは海外に渡るようになります。
ペリーが最初に持ち帰った4頭の内の2頭は、イギリスのビクトリア女王の手に渡って寵愛を受けたという記録も残っているようです。
チンは「狆」と表記されることもあるのですが、これは漢字ではなく和字とよばれるもので、けものへんに中と書くことから、「家の中で飼育する犬」という意味があるようです。
身体的な特徴としては、チョンマゲのような模様の「サムライ斑」や、頭頂に斑がない「ヤッコ斑」など、背中の模様によって分類されていることが挙げられます。
性格的な面を見ると、陽気で遊び好きなことが真っ先に挙げられる特徴といえるでしょう。
抜け毛や体臭もありませんし、散歩などもほとんど必要ありませんから、理想的な室内小型犬の代表です。

トイプードル


『トイ・プードル』というのは、フランス原産の犬種で、賢くて優しい上に明朗活発な性格を持つ「小型犬」です。
トイ・プードルのルーツは、言うまでもなく「プードル」なのですが、では、そのプードルのルーツはというと、ハッキリとしたことはわかっていません。
プードルの祖先に当たる犬は、かなり古くから中央アジアやポルトガル、ギリシャ、モロッコ、ロシアなど、各地に広く分布していたと考えられ、最終的にはドイツからフランスに入って改良と小型化が行われたようです。
ドイツ原産の「バーベット」という犬が、現在のプードルにもっとも影響を与えたと考えられていますが、小型化された過程などについては不明です。
しかし、16世紀のフランスにはミニチュア・プードルがいたようですし、ルイ16世の時代である18世紀頃には、すでにトイ・プードルがいたとされています。
その18世紀には貴族の間でプードルが流行し、特にフランスでは王侯貴族の寵愛を受けたことから、フランスの国犬にまでなっています。
愛玩犬として一般大衆にも普及するのは19世紀に入ってからですが、この頃にはかなり小型化が進んでいました。
トイ・プードルはあらゆる犬種の中で、もっとも多芸・多才だと言われていて、サーカスなどにも頻繁に登場することでも知られています。
身体的な特徴としては、独特のシルエットであるコンチネンタルクリップというトリミング方法が挙げられますが、抜け毛の時期がなく、体臭が少ないということも大きな特徴です。
性格的な面を見ると、スタンダード・プードルよりは神経質な面がありますが、聡明で明るく物覚えが良いということは変わりありません。

トイ・マンチェスター・テリア


『トイ・マンチェスター・テリア』というのは、イギリス原産の犬種で、飼い主のことが大好きでたまらないという「小型犬」です。
トイ・マンチェスター・テリア、19世紀にマンチェスター・テリアを小型化して作られた犬種です。
ですが、ただ単に小型化したというだけでなく、耳が立ち、より俊足になるようにという改良も併せて行われました。
というのも、単なる愛玩犬として飼育するだけではなく、当時流行っていたギャンブル絡みのネズミ殺しゲームに使うことが目的だったようです。
一見すると、ひ弱そうに見えるのに狩猟能力が高いということで、祖先に当たるマンチェスター・テリアにも負けないような記録を打ち立て、人気を集めたと言われています。
その後、ゲームが衰退すると、ネズミも狩れる愛玩犬として人気を維持しますが、乱繁殖や極端な小型化などにより健康に問題が出始め、19世紀後半には絶滅の危機に瀕します。
それでも、愛好家によって安定した犬質の確保が行われるようになり、その危機を回避して現在に至ります。
身体的な特徴としては、本京のマンチェスター・テリアと同様、流線型のボディで、マズルや首、四肢、シッポが長いことなどが挙げられます。
コートはなめらかな「スムースコート」になっていて、毛色は「ブラック・アンド・タン」か「ブラック・アンド・マホガニー」のどちらかになります。
性格的な面を見ると、好奇心旺盛で明るく、温厚で愛情深いことが特徴です。
飼い主さんのことが大好きなので、かまってもらえると上機嫌ですが、無視されるとストレスがたまりますので注意が必要です。

ドゴ・アルヘンティーノ


『ドゴ・アルヘンティーノ』というのは、アルゼンチン原産の犬種で、勇猛果敢な自信家として知られている「大型犬」です。
ドゴ・アルヘンティーノのルーツは、1925年にさかのぼります。
当初は闘犬として作られていたのですが、初期の段階で嗅覚が鋭く狩猟能力に長けていることが分かったために、ピューマなどの大型獣用の猟犬として作られるようになりました。
最初は闘犬種である「コルドバ・ドッグ」が基礎犬だったのですが、「イングリッシュ・ポインター」を交配させた時点で狩猟犬としての優秀さがわかり、その後は「グレート・デーン」や「ブルテリア」、「オールド・イングリッシュ・ブルドッグ」、「アイリッシュ・ウルフハウンド」、「ボルドー・マスティフ」、「グレート・ピレニーズ」、「スパニッシュ・マスティフなど、様々な犬種を順次交配させることで、ドゴ・アルヘンティーノが形作られていきます。
完成したとされるのは1947年で、主にピューマやイノシシの狩りに使われていたのですが、一部で違法な闘犬として使われたために、凶暴な犬種というレッテルを貼られてしまいます。
このため、無許可での飼育や販売、輸入が規制されてしまうというようなこともあったようです。
ですが、今ではショードッグやペットとして飼育されていて、その不思議な魅力に惹かれる人も少なくありません。
身体的な特徴としては、非常に短いホワイトのスムースコートで、その下から所々ピンクの肌が透けて見えることが挙げられます。
性格的な面を見ると、大変な自尊心の持ち主ですので、そこを上手くコントロールすることが必要となります。

土佐犬


『土佐犬』というのは、「土佐闘犬」と呼ばれることもある高知県原産の犬種で、日本よりも外国で高い人気を誇っている「大型犬」です。
もともとは、高知県の深い山中で「イノシシ狩り」などに使われていた中型の日本犬が土佐犬と呼ばれていたのですが、これをベースに世界最強の闘犬を目指して工夫改良されたのが土佐闘犬です。
今では、両者が混同されるのを避けるために、原種となった中型の方は「四国犬」、そして土佐闘犬の方を単に土佐犬と呼ぶことが多くなっています。
改良する過程の中で、「ブルドッグ」や「ポインター」、「マスチフ」、「グレートデーン」など、様々な血筋が導入されているのですが、その結果、土佐犬は最も大きな日本犬となりました。
今では、秋田犬とならんで日本を代表する犬種のひとつですが、スペインに渡った雌犬がドッグショーのチャンピオンになったり、ニューヨークで護衛犬として活躍したり、またロシアの熱心な愛好家が土佐犬を輸入するばかりかロシア語の専門書を作るなど、海外で大きな人気を誇っています。
身体的な特徴としては、何といっても他の日本犬には見られない、堂々とした筋肉質のボディが挙げられるでしょう。
大きいものになると、体重100キロを超えると言いますから、まさに日本最大の犬と呼ぶに相応しい犬種です。
性格的な面を見ると、飼い主には従順で思いやりを持ち優しく応じるという面を持ちながらも、興奮すると、猛烈な力で徹底的に攻撃してきます。
体力が強い犬ですから、子犬の時からの十分なしつけが必要となるでしょう。

ドーベルマン


『ドーベルマン』というのは、ドイツ原産の犬種で、その精悍な姿から凶暴そうなイメージをもたれやすいのですが、実は優しくて温厚な「大型犬」です。
ドーベルマンのルーツは、20世紀のドイツ・アポルダ市で、「ジャーマン・シェパード」と「ジャーマン・ピンシェル」、「マサチューセッツ・テリア」、「グレイハウンド」、「ワイマラナー」といった様々な犬種を交配して作り出された犬になります。
1910年にはドイツの警察犬として採用されていますし、第一次大戦では軍用犬として活躍、日本でも1930年代には軍用犬として大量に輸入されています。
このドーベルマンという名称は、ドーベルマン自体を作り出した「フリードリヒ・ルイス・ドーベルマン」の名前かに由来しています。
正式には「ドーベルマン・ピンシェル」と呼ばれ、意味としては「ドーベルマン氏が作ったドイツ産テリア」ということになります。
ドーベルマン氏は税金の徴収係だったのですが、徴収した現金を持ち歩くと常に危険が伴うということで、一緒に回る警護犬の必要性からドーベルマンピンシャーを作り出しました。
身体的な特徴としては、何といっても筋肉質で無駄のない体型が挙げられるでしょう。
その姿には、まさに「精悍」という言葉が似合います。
その外見故に凶暴そうなイメージをもたれやすいですが、性格的な面を見ると、とても温厚で従順です。
訓練の飲み込みも大変早いので、たっぷり愛情をかけて育てれば、驚くほど優秀な家庭犬になるでしょう。

ドレーファー


『ドレーファー』というのは、スウェーデン原産の犬種で、顔はビーグル、体はダックス・フントという容姿の「小型犬」です。
『ドレーヴァー』とか『ドレーバー』などと表記されることもあり、別名は『スウェーディッシュ・ダックスブラッケ』です。
ドレーファーのルーツは、1910年にドイツからスウェーデンい輸入された「ウェストファリアン・ダックスブラッケ」だと言われています。
このウェストファリアン・ダックスブラッケに、他の「セントハウンド」が交配されて1920年代にドレーファーが誕生しました。
しばらくは無名だったようですが、1930年代にノロジカによる作物の食害が深刻化したとき、ドレーファーが猟犬として活躍したことで人気も頭数も爆発的に上昇したようです。
その後は愛好家によって手厚く守られてきたため、特に難なく今日まで存在しています。
スウェーデンでは国民的な人気を持つ犬種で、現在でも「猟犬」として活躍していますが、最近では、「ペット」や「ショードッグ」として注目を集めることが多いようです。
また、「地雷探知犬」としての実力も確認されていて、今後はその方面での活躍も期待されています。
身体的な特徴としては、何といっても、その胴長足短の体型が挙げられるでしょう。
足が短いため走るのは早くないですが、筋肉質の身体ですので起伏に強くスタミナが多いと言われています。
性格的な面を見ると、粘り強くて勇敢で、そして油断がないという特徴の持ち主です。
低くよく通る声をもっていることも、大きな特徴といえるでしょう。

トイプードル


『トイ・プードル』というのは、フランス原産の犬種で、賢くて優しい上に明朗活発な性格を持つ「小型犬」です。
トイ・プードルのルーツは、言うまでもなく「プードル」なのですが、では、そのプードルのルーツはというと、ハッキリとしたことはわかっていません。
プードルの祖先に当たる犬は、かなり古くから中央アジアやポルトガル、ギリシャ、モロッコ、ロシアなど、各地に広く分布していたと考えられ、最終的にはドイツからフランスに入って改良と小型化が行われたようです。
ドイツ原産の「バーベット」という犬が、現在のプードルにもっとも影響を与えたと考えられていますが、小型化された過程などについては不明です。
しかし、16世紀のフランスにはミニチュア・プードルがいたようですし、ルイ16世の時代である18世紀頃には、すでにトイ・プードルがいたとされています。
その18世紀には貴族の間でプードルが流行し、特にフランスでは王侯貴族の寵愛を受けたことから、フランスの国犬にまでなっています。
愛玩犬として一般大衆にも普及するのは19世紀に入ってからですが、この頃にはかなり小型化が進んでいました。
トイ・プードルはあらゆる犬種の中で、もっとも多芸・多才だと言われていて、サーカスなどにも頻繁に登場することでも知られています。
身体的な特徴としては、独特のシルエットであるコンチネンタルクリップというトリミング方法が挙げられますが、抜け毛の時期がなく、体臭が少ないということも大きな特徴です。
性格的な面を見ると、スタンダード・プードルよりは神経質な面がありますが、聡明で明るく物覚えが良いということは変わりありません。

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