DVDの種類とそれぞれの特徴をまとめました

公開日: : 最終更新日:2015/10/26 趣味


DVD(デジタルバーサタイルディスク)は現在の代表的記録媒体として定着、浸透している第二世代型光ディスクです。
光学ドライブ装置を用いて記録を読み書きするシステムを実現したCD(コンパクトディスク)やLD(レーザーディスク)の次代を担い登場したのは1990年代のことです。
それまで定番として活躍したCDと比べて記録用量は約6倍と画期的存在となりました。
その後BD(ブルーレイディスク)の登場によりさらなる高性能媒体が登場することとなりましたが、普及度や利便性、価格制などの総合点からBDに完全に活躍の場を奪われることなく、DVDも利用され続けています。

映画ソフトやご家庭での映像保存媒体として利用されているDVDですが、そのタイプは複数存在します。
市販されている商品は「DVD-R」というように後にアルファベットが追加されています。
これはどんな特徴と役割に適しているかをあらわしています。
少々複雑な情報となりがちですが、簡単にご理解いただけ、それにより目的に応じたDVDの選択もできます。
以下にDVDのバリエーションをご紹介しますので、ぜひご参考になさってください。

DVD-R

最も一般的なタイプ

DVDのうち最も定番で親しみあるのが、こちらの「DVD-R(ディーブイディー・アール)」です。
データを1度だけ記録することが可能で、パソコン内のデータや映像や音楽など、さまざまな情報を手軽に大量に保存する際に役立ちます。

その活躍の場は私生活の娯楽用から仕事上の情報保管など様々です。
仕事場の場面をあげると、かつてはフロッピーディスクやMD(ミニディスク)、CDなどに重要な情報を保管していましたが、時代が進むにつれて扱う情報量は膨大となり、それに対応するようにDVD-Rへの保存が定着化していきました。
CDと比べて約6倍の保存料によりデータ管理スペースの削減にもつながっています。
また1度しか書き込みできないデメリットは上書きの心配がないメリットにもなり、安心して管理することが可能です。
そして自宅においても、パソコン内の肥大化する映像や音楽データの保管先として活躍しています。

そもそもDVDの仕組みは?

DVD-R、ならびにDVDへのデータがどのように記録されているかを、こちらで簡単に説明しておきましょう。
DVDの記録面は人間の目や手にはとても滑らかな平面に感じられますが、実際は無数のランドと呼ばれる丘とグルーブという溝の2つが仕組まれています。
ここに記録したい情報をレーザーの光を焼き付けていくことで形状に変化を与え、それがディスクに記録されるデータとなります。
簡単な仕組みではありますが、人体では決して分かりえないとても小さく繊細な作業の繰り返しにより、膨大な情報が1枚の薄い円盤に詰め込まれてゆくのです。

録画用とデータ用の違いって?

DVD-Rに限らずディスクを店舗で見かけると、「録画用」と「データ用」の二種類があることに気がつきます。
この両者の違いは、テレビ番組を録画できるかどうかにあります。
テレビで放送されている映像には著作権があり、それを侵害した場合は補償金を支払う義務が発生してしまいます。
録画され各所に映像が広まってしまえば著作権は侵害となります。
そのため、テレビ番組にはコピー制限がかかっており、それをクリアして録画でき私的に楽しむことができるのが、「録画用」となります。
「データ用」では一般的にはコピー制限をクリアできず、テレビ番組を録画できません。
テレビには録画用、パソコン等の動画や音楽などであればデータ用と使い分けます。

リーズナブル価格でお手にしやすい

あらゆる場面で情報を手軽に保管したい場合に、DVD-Rがあればとりあえず事足ります。
価格も非常に安く、1枚100円以下となる数十枚、100枚単位でのまとめ購入も一般的です。
値段による違いの差は、DVDの質があげられ、保管寿命の長さなどに差があらわれます。
また、記録する際のスピードの倍速、たとえば4倍速や8倍速、16倍速と高性能になるにつれ便利となり、値段も高くなる傾向にあります。
信頼性の高いブランドの高品質DVD-Rが無難に推奨されますが、記録するデータの質に応じて適切な製品を選択すると良いでしょう。

DVD-R DL

二層式で記録用量を高めている

DVD-Rと基本的には同じ役割を担う「DVD-R DL(ディーブイディー・アール・デュアルレイヤー)」ですが、大きく異なる点は名前から明らかな通り、デュアルレイヤー、つまり“二層式”にあります。
記録層を二層設けることで、記録用量をDVD-Rよりも大きくしています。

DVD-Rは一層式と呼ばれ、記録面が一段階に設定されています。
そのためDVDの記録限界である最大4.7GBを越えることはできません。
これでも十分な記録用量でしたが、映画などの長時間映像を可能な限りきれいに保存したいという場合は無理が生じました。
そこで記録面を二層式としたDVD-R DLが登場し、従来と比べると約1.8倍となり8.5GBの大容量を実現して対応可能となったのです。
データの記録に関する仕組みは変わりがなく、レーザーの光に情報を乗せることで書き込みを行います。
また、一度しか記録できない特徴もDVD-Rと共通です。

1本の映画の保存媒体として

1本の映画の長さは1時間30分~2時間が一般的で、この長さを情報量に変換してご自宅のテレビで楽しむとなると、DVD-Rの4.7GBでは質を大きく損なってしまいます。
そこで市販されている映画DVDソフトでは二層式を採用することで、よりきれいな映画を楽しめるようにしています。
これはご自宅で同時間の映像を連続して保存したい場合にも同じく役立ちます。
現在ではより高品質な映像をBDで楽しめるようになりましたが、市販されているDVD-R DLによる映像ソフトの割合が多い点から、その需要が移り変わるにはまだまだ時間がかかることでしょう。

DVD-Rと変わらないリーズナブル性

DVDが普及しはじめ、まだBDが店頭に並ぶまでは手軽な大容量保存メディアとして活躍していました。
記録用量が優れているためDVD-Rと価格の違いも大きくあらわれてもいましたが、複数枚セットでは単価100円を切り、その価格差も落ち着きついています。
そのため購入側としては保管したいデータの量に応じて、DVD-Rか、DVD-R DLかを選択するようになっています。
記録スピードも倍速が違うタイプが展開していおり、ただし商品数としてはDVD-Rより控えめです。

DVD-RW

繰り返し保存できるDVD

DVD-RとDVD-R DLは一層式と二層式による記録容量の違いこそありましたが、一度しか書き込みができない共通点がありました。
それらに対して、書き換えが可能で何度も記録できる特徴を持つのが、「DVD-RW(ディーブイディー・アールダブリュー)」です。

記録のメカニズムは基本的にDVD-Rと同じで、レーザーにより情報を記録面に焼き付けていきます。
ただし記録材料となる皮膜にアモルファス金属を採用することで、レーザーによる加熱情報照射に対して結晶化を行っています。
結晶化された部位は光の反射率に変化を与えて情報としますが、結晶に再びレーザーを照射することで結晶は溶かされ非結晶化し、これによりデータが消去され、新しく結晶化を施して書き込みが可能となります。
この方式での書き込みではDVD-Rと比べて読み込みに難があるといわれることもありましたが、改良が加えられ問題のない商品に新化しています。
ちなみに容量はDVD-R同様に最大4.7GBです。

映像データの上書き保存に最適

たとえば映像データを保存する場合、DVDの登場以前はビデオテープが活用されていました。
こちらはテープに映像を記録し、繰り返し映像を上書きすることが可能でしたが、新たに登場したDVD-R等では1度保存したら上書きができず、新たに媒体を用意する必要がありました。
そして不要なデータに上書きできないという点をクリアして、ビデオテープの利便性を取戻したのが、DVD-RWと言えます。
登場経由も映像の繰り返し保存が目的としてあげられており、その可能階数は1000回以上と、DVD-RAMと比べると性能は劣るものの家庭でテレビ番組などを上書きし続けるにはまず支障がありません。

定期的に上書き保存する方にオススメ

毎週欠かさずチェックするテレビ番組等の録画用であったり、ご自分で撮影した映像等の一時保存など、繰り返し保存が可能な映像保管媒体として用いることが多いタイプです。
活躍のシチュエーションは上記の通りビデオテープと同じです。
価格もリーズナブルな商品が目立ちますが、繰り返し長く使うことが目的となりますので、高品質なブランド商品を選んだほうが万が一の問題が少ないでしょう。

DVD+R

DVD-RとDVD+Rの違いって?

各種DVDソフトには、特徴をあらわすアルファベットが後尾に備わっています。
そのあいだに「-」が表記されているのが一般的ですが、稀に「+」という表記も目にしたことがあるのではないでしょうか? これはどちらも同じというわけではなく、互いの違いを示している表記なのです。

DVD-RとDVD+Rの違いを結論から言いますと、厳密には違いますが、同じと考えて差し支えがありません。
そもそも両者の違いは、登場時期の違いでした。
規定団体が異なり、「-」が先行して普及したのに対し「+」はあとから登場しました。
「+」は高速での書き込みに優れるメリットがあげられていましたが、扱える機種が対応していないケースがありました。
しかしながら、現在ではスピードの違いは取り立てるほどのものではなくなり、また対応機種も定着しました。
よって、両者の違いを気にすることはなくなりました。
ただし、細かい点をあげると「-」のダミーデータの容量確保が差としてあげられ、「+」のほうが優れているという見方ができます。

機種が対応していれば問題なし

DVD+RはDVD-Rと同じように活用できます。
1度だけの書き込み機能を持ち、一層式の記録容量を備えています。
日本の場合は「-」タイプが主流となりますが、大抵はどちらにも対応するレコーダー・プレイヤーが市販されています。
稀にマイナーに位置する「+」には対応していない機種がある注意さえ除けば、神経質にどちらかにこだわる必要はないでしょう。

DVD+R DL

DVD-R DLとDVD+R DLの違いって?

DVD-R、DVD+Rの2つ同様に、DLディスクにもDVD+R DLが存在して使用者の混乱を招きがちですが、やはりどちらも企画の制定企業団体が異なるという大きな違いを持つだけで、現在においては使用に関して重大な差が問題になるほどではありません。

DVDの規定団体が異なる両タイプですが、DVD+R DLの特徴は変わりません。
通常のRディスクと基本構造を同じとしながらも二層式とすることで記録用量を8.5GBに拡大し、扱えるデータ量を増しています。
そのため特に重くなりやすい連続した映像データ(映画など)の保存に適しており、また大量のディスクを保管する際には場所の節約にもつながります。
書き込みは一度だけしか行えず、繰り返し記録する場合はRWを用いる点も共通です。
「+」は表示のイメージや、「-」よりもあとに商品化したため改良版という印象をもたれがちですが、絶対的なクオリティの差があるわけではないと理解しておきましょう。

やはり対応機種だけ気にすれば大丈夫

全ての「+」モデルに共通することですが、1つだけ注意するのが手持ちの機種が対応しているかどうかです。
DVDの登場初期は後出しとなった「+」は機種が対応しておらず困ってしまう場面が見られました。
そのため対応機種に買い換えるなどの手間や出費が発生し頭を悩ませました。
普及が安定した現在では両規定対応が一般化しているので問題は目立ちませんが、念のための確認は必要です。

DVD+RW

DVD-RWとDVD+RWの違いって?

書き込みが何度も可能なRWタイプにもDVD-RWとDVD+RWの2タイプが存在しますが、やはり基本的な性能については同じと考えても差し支えはありません。
DVD+RWも繰り返し書き込みが可能のため、テレビ番組のように定期的に録画を繰り返す場面で活躍します。

そもそもの2タイプの違いは規定団体の違いです。
さまざまなDVDには規定が制定されており、「-」がアルファベットのあいだに表記されているタイプは、DVDフォーラムが定めているDVD規格となります。
一方のDVD+R DLのように「+」が表記されているタイプは、DVD+RWアライアンスが定めている規格となります。
前者は日本の大手メーカーを中心に展開することで広く日本に普及していますが、後者は海外企業が目立ちます。
この両者の差が日本への普及の違いにあらわれることとなり、また早期に製品化されたこともあり「-」は一般的となり、「+」に関しては理解に少ない方を増やしてしまった要因とも言えるでしょう。

手に入りやすい「-」モデルで十分

「+」モデルは「-」に比べて馴染みが薄く、同時に手にする機会にもあまり恵まれません。
そのため、特別なこだわりがない限りはDVD-RWのほうを無難に使用するほうがお手軽です。
これはRWに限らずRやDLにも同じことが言えます。

DVD-RAM

パソコンでの活躍が重視された機能DVD

「DVD-RAM(ディーブイディー・ラム)」は、ハードディスクのように自由に保存データの更新や削除が行えるRAM(ランダムアクセスメモリー)機能を備えた特別なディスクです。
「-」を表記するDVDフォーラムの規格製品ですが、他ディスクとは互換性を持たず一般再生機器では使用できない特徴があり、主にパソコンでの記録媒体として特化しています。

製品としてまず特徴的なのが、ほかのディスクとは違い専用のカートリッジに内蔵されている点です。
パソコンでの利用を考え重要なデータの取り扱いに関して保護力を高めています。
ディスクの記録面は特徴的な細かく短い線が一定模様のように広がっており、これによりDVD-RAMの特徴であるランダムアクセスの高速性を実現しています。
性質上どうしても小さなピットを作れないため記録量が制限されますが、独自技術により他のディスク同様に4.7GBの記録量を確保し、また両面タイプであれば倍の9.4GBを実現しています。

書き込み可能回数は同じ機能を持つRWの約1000回に対して10万回以上と、半永久的に近い数値を実現しており、先述したカートリッジによる厳重保護性能など、DVDカテゴリの中ではトップクラスの性能を誇っています。
ただし弱点として書き込みに時間を要してしまい、DVD-Rの32倍速のように高速書き込みはできません。

DVD-RAM対応機種が必要

DVD-RAMの最大のメリットは、同じく繰り返し書き込みが可能なDVD-RWと比べて書き込み可能回数が膨大である点と、ファイル単位でのデータ消去等の複雑な管理が可能な点があげられます。
ただし互換性の問題でDVD-RAM対応のレコーダー・プレイヤーが必要となるため、そのポイントだけ注意が必要となります。

記録媒体として馴染み深いDVDですが、その幅は広くさまざまな種類が存在します。
そのため目的に応じてベストのDVDを選択することが可能です。
BDの活躍の場が増えてはきましたが、その普及の広さからまだまだDVDの活躍の場が完全に奪われるには長く時間を要することでしょう。
また必ずしも膨大な情報量の保存が求められるとは限らず、一層式であれば4.7GBは必要にして十分な用量という点が、親しまれている理由の1つとしてあげられるはずです。
こちらをご一読いただいたことでそんな親しみあるDVDの豊富な情報の触り程度ではありますが、ご理解のためにお役立ていただけたのであれば幸いです。

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