ハーレーダビッドソン(HARLEY-DAVIDSON) 2013 バイクモデルカタログ

公開日: : 最終更新日:2015/07/05 バイク


ハーレーダビッドソンは常にわが道を進む、そんなスタンスが伝わってくるラインナップを毎年見せてくれます。このメーカーに限っては、バイクの流行というものにまず流されません。それでこそハーレーですし、そうでなければハーレーじゃないとも言えますね。

さて、昨今のハーレーは原点回帰の姿勢が色濃く見えます。スポーツスターのセブンティーツーやフォーティーエイト、そして今年新たに加わったダイナモデルのストリートボブリミテッド。オールドスクールテイストと最新スペックが見事に融合したモデルが、今のハーレーの1つの顔になりつつあります。その一方で、ソフテイルモデル、CVOモデルにて鮮烈デビューを果たしたブレイクアウトのようなニュースクール系の存在感も見逃せません。

そして2013年はなんといっても2つのビックイベントが重なった年となりました。1つはハーレー生誕110周年記念、そしてもう1つはハーレー日本上陸100周年記念。この2つを記念した特別カラーモデルを人気モデルにてラインナップ。新たにハーレーを手に、また乗り換えるには絶好にタイミングでは無いでしょうか?

目次

FLD スイッチバック | DYNA FAMILY

長らくFX系ダイナモデルが当たり前であった中、突然とラインナップに現れた初のFL系ダイナのスイッチバックには多くのファンが驚いたことでしょう。ウインドシールドにサドルボックスを装着し、見た目にはツーリングモデル。しかし走りはダイナ。とても美味しいモデルです。

見た目には確かにロードキングのそれに近いものがあるのですが、スペックを確認すればホイールベースは明らかにツーリングモデルより短く設定されています。これによりクイックで痛快なダイナらしい走りを楽しむことができあます。ルックスが似ているとはいえ、ツーリングファミリーと一緒にしてはいけません。

スイッチバックの売りであるアイテムは何といってもウインドシールドとサドルボックス。この両アイテムはワンタッチで脱着が可能となっており、時には外して軽快に、時には装着して快適にと楽しむことができます。

快適装備といえばダイナでは珍しいフットボードを装着しているのもまた特長です。しかし、フットボードとの組み合わせが定番のシーソーペダルではなく通常のリターンペダルと組み合わせているのがダイナらしいポイントです。また、左側フロントフォークに高性能シングルカードリッジ式を採用している点にも注目です。良質なサスペンションを搭載するなど、走りを意識するダイナモデルらしい目論見がゴージャスなフォークカバーの下に隠れています。

車両税込価格は203万円。カラーはモノトーンのみを3色ラインナップしています。

FLHR103 ロードキング | TOURINF FAMILY

ツーリングファミリー中、カウルモデルのように先進的快適スタイルではなくオールドルックを突き進んでいるモデル、ロードキング。その堂々とした外観と走りっぷりはまさに’道の大様’です。

登場は1994年。前年までラインナップされていたエレクトラグライドスポーツの後継的存在としてデビューし、古き良き時代のツアラー系ハーレーの祖先イメージを伝え続ける貴重な存在として活躍し続けています。

フロントにはなセルを装着した7インチサイズという超特大ヘッドライトを備え、左右にはフォグランプと大型ウインカー。さらに極太のフォークガード、デタッチャブル式ウインドシールドの装備により、圧倒的な重厚フロントを演出しています。フロントカウルですっぽりと覆ってしまうモデルでは決して発揮できないオールドテイストは、このフロント部で決まっています。

リアにはサドルボックスを装着し、その下には左右2本出しサイレンサーを装着。ツアラー系ならではのリアボリュームになっています。ノーマル状態ではシンプルにまとまっていますが、オプションでキャリアやシーシーバーを装着することで快適性とオールドルックはさらに高まります。

ルックス的にはソフテイルモデルのヘリテイジと若干似通っており、またソフテイルをベースにサドルボックス等を装着したモデルと同じようなイメージをもたれるものの、それは大きな間違いです。ツーリングモデルならではの直進安定性と運動性能にエアサスペンションの快適性。ただオールドルックなだけでなく、走りも完璧という、優秀なオールドツアラーなのです。

車両税込価格はモノトーンモデルが246万円で3色、ツートーンモデルが252万円で1色のラインナップです。また、2013年は110周年アニバーサリーエディションモデルもラインナップ。こちらは256万円となっています。

FLHRSE5 ロードキング | CVO

クラシカルなツーリングモデル、ロードキングのCVO版。快適性の重視、ストリート性の重視といったコンセプトはひとまずさておき、独自のアイデアをロードキングに詰め込んでみたという遊び心というものが感じられるスタイリングに仕上がっています。

クロームメッキ輝くツインカム110エンジンに装着されるエアクリーナーはコンパクトなオーバルタイプ。スクリーミングイーグル製パフォーマンスエアクリーナーを装着する他CVOモデルと比べれば、落ち着いた上品なエンジン周りとなっています。設定カラーもモノトーンということで、派手な印象は強くありません。

ではCVO版ロードキングの魅力はどんなところかというと、独創的なツーリング装備チョイスと言えるでしょう。まずフロントにそびえるウインドシールドは、ベースのクラシックな大型タイプから比べて低くスタイリッシュな形状のタイプへと変更。クラシカルなフォグランプも取り外されています。そしてエンジンガードにはロワフェアリングを装着。これはクラシカルなロードキングとしては一見すると不似合いな選択ですが、車体を下方を重厚演出することに見事成功しています。後方には地を這う重厚感を求めているかと思いきや快適なパッセンジャーバックレストを装着。一言でコンセプトをいいあらわせられない面白いカスタムチョイス。それが率直な感想です。

新車税込価格は358万円。車体色はバーガンディーブレイズとクラッシュドサファイアの2色を用意。なお2013年モデルは110周年記念ダイアモンドダスト&オブシディアンカラーモデルも同時ラインナップし、新車税込価格は371万円です。

FLHTCU103 ウルトラクラシックエレクトラグライド | TOURINF FAMILY

ツアラー最高峰モデルの1つ、ウルトラクラシックエレクトラグライド。豪華快適装備を存分に搭載し、さらにクラシック感の強い外装が車体のクラシックテイストを高めています。

ツアラーの代表格になっているエレクトラグライドシリーズ。フロントには伝統的なフェアリングが装着されており、ライダーの上半身を雨風、さらには虫をも防いでくれます。カウルの下のエンジンガードにはロワフェアリングが装着され、こちらは下半身のディフレクション効果を発揮しています。

快適の極みが求められたハンドルにスイッチポジション、シートは肉厚で腰のホールド性も抜群なだけでなく、パッセンジャー側はトップボックスに装着されたバックレストと相まって高級ソファー並の空間となっています。ライダー側、パッセンジャー側共に足元にはフットボードを採用しています。

リアには3点ボックスが備わり、最高レベルの積載力を発揮。一人旅はもちろん、タンデムでの二人旅にも余裕です。その他、4スピーカーオーディオシステムによりライディングの楽しみは向上、オートクルーズコントロール、ABSなども標準装備されています。快適装備の多くはエレクトラグライドウルトラリミテッドと共通していますが、サドルバッグとフェンダーに装着されたクラシカルなバンパーはオリジナルです。

車両税込価格はモノトーンモデルが319万円で3色のラインナップ、ツートーンモデルは325万円で2色となっています。

FLHTCUSE8 ウルトラクラシックエレクトラグライド | CVO

ツーリングファミリーの最上級クラスをベースにCVOならではの豪華究極カスタムが与えられたモデルが、FLHTCUSE8(ウルトラクラシックエレクトラグライドCVO)。ツーリングモデルならではの豪華デコレーションパーツから快適装備までもが与えられた、至宝モデルです。

ベースのウルトラから、エンジンはさらに排気量が拡大してツインカム110を搭載。排気量1801ccを備えることでさらに高速巡航時のゆとりフィーリングを増しています。スペックでは、最大トルク143Nm/4000rpm。ベースモデルのツインカム103エンジンと比べて14Nmアップとなっています。

装備面では、カスタム・サスペンデッド・デュアルコントロール・ヒーテッドシートやヒーテッドハンドグリップ、バックレスト、ナビといった快適装備に加え、各種上質感を高めるクロームメッキパーツを惜しげもなく追加しています。ベースモデルから比べて100万円近く価格が上がっているだけのことはある追加装備です。

新車税込価格は428万円。車体色はトライバルオレンジ&ダークスレイト&インフェルノオレンジ、スターダストシルバー&ダークスレイト&チタニウムダスト、タイフーンマルーン&ブラックダイアモンド&バーガンディーブレイズの3色を用意。なお、2013年モデルは110周年記念ダイアモンドダスト&オブシディアンカラーモデルも同時ラインナップし、新車税込価格は441万円です。

FLHTK103 エレクトラグライドウルトラリミテッド | TOURINF FAMILY

最高峰ハーレーダビッドソンツアラーの1つ、エレクトラグライドウルトラリミテッド。旅に必要な装備は全て揃っており、バイクに乗るというよりも旅に出たいという人にこそ最も相応しいモデルです。

ツーリングファミリーにはいくつかのモデルが存在しますが、その中で最もベーシックなのは、エレクトラグライドと呼ばれるシリーズモデルです。1966年のパンヘッドエンジン搭載時代にセルスターターを採用したモデルと言うことで’エレクトラ’と名づけられ、発売当初からヒットを記録、その後半世紀近くもエレクトラの名はハーレーのトップイメージとして伝わり続けています。このエレクトラグライド系の上位モデルとして快適装備を存分に盛り込んだモデルに付けられた名が’ウルトラ’でした。

そして2010年、ウルトラをベースに排気量1689ccを誇るツインカム103エンジンを搭載してブラッシュアップされたのが、エレクトラグライドウルトラリミテッドというわけです。現行モデルではツーリングファミリー全てにツインカム103エンジンが搭載されていますが、登場した年にはツインカム96を上回る排気量に多くのファンが圧倒されました。

もちろん、ブラシュアップ後も’ウルトラ’の名に相応しい豪華装備をしっかりと備えています。象徴的なフェアリングにリア3点ボックス、ロワフェアリング、快適性を高めるクルーズコントロールやオーディオシステム、安全性を考慮してABSも標準で装備されています。

車両税込価格はモノトーンモデルが336万円で1色のラインナップ、ツートーンモデルは342万円で4色となっています。また、2013年はハーレー生誕110周年記念特別カラーモデルもラインナップ。こちらは346万円です。

FLHX103 ストリートグライド | TOURINF FAMILY

大陸横断をものともしないツアラーハーレーとして名高いエレクトラグライドをベースにストリートテイストを高めたモデルが、ストリートグライドです。2007年に登場以来、若者やシティライドにも活躍を期待するツアラーユーザーを中心にヒットを記録し続けています。

ストリートグライドを語る上でバガースタイルとの関係性は避けられません。フロントフェアリングにサドルボックスを装着したバガースタイルは現在進行形で流行中のカスタムジャンルの1つです。よりスタイリッシュなアイテムの装着や派手なカラーリングを施すカスタムベースとして、ストリートグライドはこれ以上無いモデルともいえるのです。

もちろんツアラーとしても優れた魅力を持っており、伝統的なエレクトラグライド系フェアリングは上半身の高い防風効果を発揮。ルックスを最優先したショートスクリーンをロングタイプに換装すればさらなる快適性を高めることが出来ます。ちなみにこのカウルはシリーズ共通ではなく、ストリートグライド専用設計品です。

シートはホールド性の高い幅広シートを採用し、サドルボックスは十分な積載力を発揮。またサドルボックスの裏に備わるエアサスペンションは優れたショック吸収と乗り味を提供してくれます。また、過剰な重さから開放されることで、痛快なライディングも楽しめるようになっています。快適性と痛快性を見事両立しているツアラーというのが、バガールックス以外のこのモデルの人気の秘密です。

車両税込価格は270万円。カラーはモノトーンのみのラインナップで、5色が用意されています。

FLS ソフテイルスリム | SOFTAIL FAMILY

昨年は2012年に新たにソフテイルファミリーに加わったニューフェイス、ソフテイルスリム。シンプル、そして低プライスという魅力を引っさげるモデルですが、しっかりと深いコンセプトを持つカスタムモデルに仕上がっています。

外観のつくり、そして’スリム’というネーミングから分かるように、確かにシンプルさが際立つモデルです。このシンプルのコンセプトとなっているのは、50年代風ボバースタイル。FL系スタイリングをベースに余計なものを簡略して仕上げられた姿は、豪華外装で飾るFL系カスタムとは全く別の路線にあります。

シンプルさが最も伝わってくるのは前後輪でしょう。もともとFL系定番サイズであった16インチサイズホイールにワイヤースポークを選択、そこに被さるフェンダーはFX系のような小型タイプ。ファットなタイヤを大きく露出しています。また、ソロシートでタンデムシートを廃している点、テールランプ一体型ウインカーを採用するリア周りも、シンプルさを一層高めています。

そのほか特長部位としては、専用デザインが施されたクロスバーを備えるハンドル。古風なイメージを演出するナセルに半月型フットボードなど。また、古風スタイリングには定番のテーパード型2本出しマフラーや一本出しタイプが似合うものの、あえてスタイリッシュなスラッシュカットマフラーを選択している点は変わった組み合わせとなっており、さしずめ古さと新しさの融合といったイメージでしょうか。ABSを標準装備、加重時シート高605mmという低さなども、また魅力です。

車両税込価格は207万円。モノトーンモデルのみを4色ラインナップしています。

FLSTC ヘリテイジソフテイルクラシック | SOFTAIL FAMILY

ヘリテイジ(遺産)という名を冠する伝統的スタイリングが魅力的なハーレー、ソフテイルヘリテイジクラシック。美しいクロームメッキの輝きがなければそれはビンテージバイクと間違えるほどのクラシックテイストで、これこそまさに伝統と先進技術が融合した見事なハーレーといえるでしょう。

このモデルの起源を辿るとなると、それは1940年代にまで戻らなければいけません。当時発表されたFLモデル。このスタイルが今のヘリテイジモデルの元祖なのです。やがて時代は流れて1984年、ソフテイルフレームと呼ばれる古き良きリジットフレーム風ルックスを持つ骨格が誕生したことで新たなハーレーの歴史が始まりました。まずは1987年にヘリテイジソフテイルが誕生。そしてこのモデルが大ヒットを受けて翌1988年に豪華モデルとしてラインナップに加わったのが、このヘリテイジソフテイルクラシックとなります。

スタイリングは見事なまでにソフテイルフレームの魅力を発揮。クラシカルなデザインを部分的に見てみると、まずはフロントにそびえるデタッチャブルウインドシールドにクロームメッキナセル備えるヘッドライト、その左右にはフォグランプと大型ウインカー。シートはラグジュアリーな鞍型。タンデムシートもたっぷりサイズでバックレスト付きシーシーバーにより快適性を高めています。足元にはフットボードとシーソーペダル。極めつけは左右のレザーサドルバッグ。

車両税込価格はモノトーンモデルが229万円で3色を用意、ツートーンモデルは234万円で2色を用意しています。また2013年モデルではハーレー生誕110周年を記念した特別カラーエディションもラインナップしています。

FLSTF ファットボーイ | SOFTAIL FAMILY

1990年に登場したカスタムソフテイルモデル、ファットボーイ。名前どおりのファット感に加え、映画『ターミネーター2』の劇中で活躍したこともあり大ヒット進行中のモデルです。

1990年に登場以来、前後に装着されたディッシュホイールにナセル装着の大型ヘッドライトという重厚感溢れるボディスタイルは変わることなく今に続いています。しかしながら、2007年に大きな変革が行われています。新型ツインカム96Bエンジン搭載に合わせてホイールインチサイズを16から17へとアップ。また、リアタイヤは200mmという現在主流のワイド化を果たしています。伝統的なスタイルに大きな手が加えられることは危険な冒険ではありますが、より’ファット感’が増すことに成功しています。

先述したように、ファットボーイの特長は前後に装着されるディッシュホイール。走行時に横風を受けやすいというデメリットはあるものの、見た目のインパクトは絶大。FL系ハーレーのイメージにディッシュホイールをあげる人も少なくなく、いかにファットボーイ、そして映画『ターミネーター』の影響が大きいかが分かります。

ディッシュホイールに次いで、フロントフォークカバーにナセル、大型ヘッドライトで演出されるフロントの重厚感もファットボーイの魅力です。フォグランプやウインカーなどで余計に飾られていないシンプルなまとまりが逆に、インパクトを高めています。そして重厚フォルムにピッタリの堂々としたポジションが、肉厚シートとワイドなハンドルによって提供されています。

車両税込価格はモノトーンモデルが214万円で3色を用意、ツートーンモデルは219万円で1色となっています。

FLSTFB ファットボーイロー | SOFTAIL FAMILY

映画『ターミネーター2』の恩恵もあり、ソフテイルファミリーの大定番となっているファットボーイをベースにカスタムテイストを更に高めたモデル、ファットボーイ・ロー。名前の通り低いモデルに仕上がっているのですが、ただ低いだけではありません。

ベースとなったファットボーイについては別でお話しするとして、このモデルは「より低く、より黒く」というコンセプトの元仕上げられました。まず低さですが、ローダウンサスペンション、さらにシートのくぼみを強めたバッドランダージオメトリーシート採用することで、シート高620mmという超低いフォルムと足つき性の良さを実現しています。

次に黒さ。こちらは車体各部にブラックデニム、サーメットブラック、グロスブラックといった数種類のブラックカラーを絶妙に配合することで上質なブラック感を演出。特にファットボーイならではのディッシュホイールに施されたブラックカラーは車体イメージを大きく変貌させるに大きく貢献しています。

ただ黒に塗りつぶされた車体というわけではなく、要所にサテンクローム仕上げを施すことでアクセントを加えているのがポイントです。バイクの大きなシンボルの1つであるエキゾーストシステムのエキパイ部をブラックで、サイレンサー部はサテンクロームで仕上げている点などは、絶妙です。

車両税込価格はモノトーンモデルが219万で3色を用意されています。また2013年モデルはハーレー生誕110周年記念カラーも用意されており、こちらは229万円となっています。

FLSTN ソフテイルデラックス | SOFTAIL FAMILY

ソフテイルフレームの持つ良さをシンプルに活かしたヴィンテージルックスモデル、ソフテイルデラックス。2005年に登場以降、ビッグネームに隠れがちながらも扱いやすさや足つき性の良さが受けて根強い人気を獲得。ラインナップに加わり続けています。

パッと見てすぐにヴィンテージ感が伝わってくるのは、足回りのインパクトが大きいでしょう。前後16インチワイヤースポークホイールにホワイトウォールタイヤの装着、そこに覆いかぶさるはディープフェンダー。前後輪を観察するだけでもビンテージ感は抜群です。

さらに足元にはFL系ハーレー定番のフットボードとシーソーペダルの装着、シートは前後セパレートタイプの鞍型シート。前後の間にはクロームメッキ輝くクロムバー、さらにタンデムシートの後ろにはクラシックテイストの強いシンプルなキャリアを装着しています。マフラーはトラディショナルな2本だしテーパードを採用しています。

ハンドル選択がまた絶妙で、ワイドながら取り回しにも良好。それでいていわゆる重厚ハーレーらしいどっしりと構えられるポジションを堪能でき、スピードを出したい欲求をどこかに捨て去ってしまう気持ちにもさせてくれます。小柄な女性に人気のモデルと言われていますが、その理由としてこのハンドルポジションの絶妙さが大きく影響しているのではないでしょうか。

車両税込価格はモノトーンモデルが224万円で3色を用意、ツートーンモデルとハードキャンディカスタムモデルが共に229万円、前者は2色、後者は1色を用意しています。また、2013年度は日本上陸100周年記念限定カラーモデルも揃えています。こちらは車両税込価格250万円です。

FLTRU103 ロードグライドウルトラ | TOURINF FAMILY

デュアルヘッドライトを装備する大型フロントカウルを備える個性ルックスツアラー、ロードグライドシリーズ。このシリーズの最高峰モデルが、ロードグライドウルトラです。

現在存在するフロントカウル装着モデルはエレクトラグライド系とロードグライド系に大きく分けられ、どちらかというと前者が長らくハーレーらしいイメージを担ってきました。一方のロードグライド系はかつて1980年に発売されたツアーグライドを起源とし、90年代に一旦モデルの歴史を閉じ、1999年に現行まで続くロードグライドモデルとして復活しています。

一時期’不人気’というレッテルを貼られるほどのモデルでしたが、近年は先進的なデザインが受け入れられ、さらにバガーカスタムの人気も相まって悪いイメージは払拭されています。そして起源の1980年からおよそ30年経ち、エレクトラグライドと同じく、最高峰ツアラーに許された’ウルトラ’の名を冠するモデルがラインナップされるまでになったのでした。

特長としては、ロードグライド系ならではのフレームマウントフェアリング。独自のルックスを発揮すると同時に高度なウィンドディフレクション効果を発揮し、さらにフレームマウントの恩恵で痛快なハンドリングにもなっています。独自のスタイリングと等しく、この操作性の満足感もロードグライド系の魅力となっています。その他、ロワフェアリングにリア3点ボックス、快適なシート、4スピーカーオーディオ、ABSなど、’ウルトラ’に相応しい装備となっています。

車両税込価格は319万円。モノトーンカラーモデルのみのラインナップで、4色が用意されています。

FLTRX103 ロードグライドカスタム | TOURINF FAMILY

エレクトラ系とはまた違った個性を発揮するロードグライド。そのモデルをベースに近年流行のバガースタイル性を高めて2010年に誕生したのが、ロードグライドカスタムです。

バガースタイルとは、ツアラーのようにフロントカウルとリアにサドルボックスを備えるスタイリングをベースに、ロー&ロング感やスタイリッシュ感を高めたカスタムスタイルです。このバガースタイルの流行は、これまで快適に旅を行うことが当たり前のツーリングファミリーに新たな風を取り込んだともいえるでしょう。

エレクトラグライド系では先に装備を簡略化してスタイリッシュ感を高めたストリートグライドをラインナップして大成功。一般ツアラー愛好者だけでなく、若者やシティライドを中心にツアラーを楽しみたい方の支持を獲得しました。そして不人気の汚名を払拭して人気が高まりつつあったロードグライド版ストリートモデルとして、ロードグライドカスタムが誕生したというところでしょう。

ベースは登場前年までラインナップされていたロードグライド。こちらもすでにバガー系スタイルであったものの、さらに向上したロー&ロングフォルムにカウルの装着位置変更、テールランプ内蔵型ウインカーの採用、そしてフロントホイールサイズの18インチ化など、バガースタイルに大幅ブラッシュアップが施されています。

車両税込価格は270万円。カラーはモノトーンのみのラインナップで、4色が用意されています。

FLTRXSE2 ロードグライドカスタム | CVO

バガースタイルの流行を意識してラインナップに加わっているロードグライドカスタムのCVO版です。バガースタイルならではの外装カスタマイズはオーナーの楽しみのひとつではありますが、CVO版ではハーレーカンパニーの手によってすでにパーフェクトなカスタムが施されています。

バガーらしい演出は、まずシートの変更に見られます。快適性よりも車体の流れるラインに重点を置いたともいえる薄型シートに変更されており、カウル、タンク、シート、そしてリア周りへのラインがよりスムーズになっています。車体後方に向けて低さを際立たせながらも、カウルに装着するスクリーンはベースよりも高めのタイプを装着して後ろ下がりのイメージを強めているのも特徴的です。

スクリーミングイーグル製パフォーマンスハイフローエアクリーナが主張するエンジンにも注目です。シリンダーヘッドと腰下にブラックアウトとすることでシルバーやクロームメッキとの絶妙なコントラストを演出。ただ煌びやかなカスタマイズではなく、ダークワイルドなイメージを強めています。その外、タンクパネルの変更やスカルメダリオンの装着など、細かな部位にまで徹底した作りこみが目立っています。

新車税込価格は380万円。車体色はアトミックオレンジ&ギャラクシーグレイ、ロマンゴールド&バーントエメラルドの2色を用意。なお2013年モデルは110周年記念ダイアモンドダスト&オブシディアンカラーモデルも同時ラインナップし、新車税込価格は393万円です。

FXDB ストリートボブ | DYNA FAMILY

エイプハンドルにソロシートというワイルドな装い、さらに低プライスという特長からも高い人気を獲得しているストリートボブ。2013年は各部の完成度を更に高めての登場となりました。

2006年のダイナファミリーは大きな変革によって生まれ変わった年でした。車体構成の各部が見直され、さらに全モデルにインジェクションを採用。ルックスでは伝統的なヘッドライトバイザーが取り外されるなど、長らく定着していたスタイリングから離れた新ダイナは、賛成のみならず不賛成の声も聞こえました。そんなダイナ新デビューの年に、ストリートボブはデビューしたのでした。

それから年月は流れて新ダイナもストリートボブも定着化した2013年、ストリートボブは装いを再び新たにしました。まず、ライザーとトリプルツリーが一体化していた点が別体式へと変更。これにより、ライザー交換によるカスタムのしやすさが向上することとなりました。リア周りを見てみると、レトロスタイルテールライトがテール&ウインカー一体式へと変更。スマートなリア周りのイメージを一層高めることに成功しています。

細かい点までみてみると、もともとブラックリムやエンジン腰下のブラックパウダーコートなど黒さが際立つ車体でしたが、今年よりエンジンヘッドカバーにトリプルツリー、フロントフォークアウターなどもブラックアウトすることで、一層車体のダークイメージを高めています。

車両税込価格はモノトーンモデルが174万円で3色を用意、ツートーンモデルとハードキャンディカスタムが179万円で、共に1色ずつ用意しています。

FXDBA ストリートボブリミテッド | DYNA FAMILY

エイプハンドルにソロシートを装着したワイルドスタイル、そしてシート高655mmという低さや低プライスも人気の秘訣となっているストリートボブをベースに仕上げられたカスタムモデル、ストリートボブリミテッド。派手なレッドカラーがスペシャルテイストを高めています。

当初の2013年のダイナファミリーラインナップは6台でしたが、春よりこのストリートボブリミテッドが電撃発表されてラインナップに加わりました。ソフテイルファミリーのブレイクアウトとの同時発売です。

基本ベースはストリートボブということで、エイプハンドルとソロシート、そして今年ブラッシュアップされたウインカー&テールライト一体型のリア周りなども同じく共通しています。H-D1カスタマイゼイションプログラムにて新たな手が加えられたのは、前後レッドリムレースホイール。ブラックアウトが際立つスタイリッシュだったベースから一変して、ホットロッドな雰囲気に仕上がっています。またフューエルタンクにはレッドストライプにオリジナルロゴが描き込まれています。

ルックスのがらりとした変化が目立ちますが、足回りにはABSを標準装備して安全面を大きく強化している点も見逃せません。なお、その他基本構造やスペックはベースのストリートボブと共通しています。

車両税込価格は198万円で、ツートーンカラーモデルの1カラーラインナップとなっています。価格はベースのツートーンモデルの19万円増しです。

FXDC スーパーグライドカスタム | DYNA FAMILY

スーパーグライドの派生モデルとして2005年に登場して依頼、ロングセラーを記録しているスーパーグライドカスタム。ベースモデルはすでにラインナップから消えているため、スーパーグライドの名を担う重要なモデルでもあります。

2005年にファクトリーカスタムモデル的存在でデビューし、登場した翌年には大掛かりな仕様変更を経験。ダイナ定番のヘッドライトバイザーやミッションの6速化、フレームの調整、フロントフォーク径にレイク角の調整、さらにリアタイヤもワイド化も図られました。極めつけはキャブからインジェクションへの変更です。その後もマイナーチェンジを毎年経験しています。

スーパーグライドの特長としては、特にスポーツライディング性に優れたモデルという点です。フロントブレーキこそシングルディスクではあるものの、サスペンションはダイナファミリー中でも特にロングストロークとなっています。ゆったりとしていながらもアクティブな動きの邪魔とならない絶妙なハンドルポジションも優秀です。

スポーツ性と並んで特長的なのが、シンプルな上質感です。ローライダーやワイドグライドといったビッグネームに比べれば落ち着き感が大きいものの、クロームエンジンはブラックアウトエンジンには無い美しさを放ち、さらにバッテリーカバーのネームロゴもスペシャル感を存分に発揮しています。

車両税込価格はモノトーンモデルが179万円で3色を用意、ツートーンモデルは184万円で1色となっています。また2013年モデルは110周年記念カラーモデルが特別に用意されており、そちらは194万円となっています。

FXDF ファットボブ | DYNA FAMILY

ダイナファミリーモデル中最も異色な存在感を発揮しているのが、ファットボブ。2008年に発売開始以降、その独特なスタイリングは好きものに人気を得て、今ではダイナの1つの定番とまで成長しています。

まずルックスで一番に異色な雰囲気を放っているのが、フロントに備わる個性的デュアルヘッドライトです。これはダイナファミリーはもちろん、ハーレー純正ラインナップ全てから見ても異例のアイテムです。ワイドフォークの間に小型マルチリフレクターが横に2つ、このルックスだけで、ファットボブが普通のモデルではないことが分かり知れます。

次いで特徴的なのが、全体的の重厚感。’ファット’という名は伊達ではなく、前後に16インチディッシュホイール&ワイドタイヤを装着することでFL系を彷彿とさせる堂々さを発揮し、フェンダーは小型でタイヤを大きく露出、ボバー系の装いとしています。

また、専用デザインによって誕生したトミーガンマフラーも全体のファット感にベストマッチ。リアサスペンションには振るカバータイプを装着。また、制動面ではフロントにダブルディスクを装着するなど、スポーティな装いを追加しているのもポイントです。

車両税込価格は195万円。カラーは4パターンのモノトーンをラインナップしています。FL系の装いから登場当初はかなり異色でしたが、今ではスイッチバックが登場し、そちらではネーミングにとうとうFLの名が冠され、高い人気を獲得しています。スイッチバックの成功の陰に、ファットボブありともいえるのではないでしょうか。

FXDL ローライダー | DYNA FAMILY

ダイナといえばローライダー。そういうイメージを持つほどのビッグネームです。実のところ、本国アメリカではすでにローライダーの名を冠するモデルはファミリーから消えています。にもかかわらず日本では当たり前のようにラインナップされ続けているのは、いかに日本人が「ダイナ=ローライダー」、そう思っているかがうかがえます。

このモデルのルーツを遡ると30年以上前にもなります。1977年に登場したFXSローライダー。かの有名なウィリーGがデザインを手がけて大ヒットを記録したモデルです。これがやがて1993年にFXDLローライダーとして生まれ変わり、現在に至ります。

名前こそ変わっていないもののタイヤサイズやフロントフォーク、デザインなどがいくつか変革していますが、最もなローライダーの魅力は相変わらずです。それは車体の低さ。655mmとラインナップの中でも極めて低く抑えたそのスタイリングは格好良いと評判で、さらには日本人の背丈でも扱いやすいと高評も得ています。

エンジンはビッグツイン定番のツインカム96エンジンを搭載。ラバーマウントならではのエンジン振動によりアイドリング時には生き物の鼓動のように震え、いざ回転数を高めて走り出すと大きすぎる振動は安定して快適なライディングが可能となります。

また、フロントブレーキはシングルディスクとリッターオーバーの車両としては不釣合いの制動装置となっていますが、これはシンプルの極みとも見られ、ローライダーの魅力ともなっています。もちろん、シングルとはいえ制動力を十分に確保しています。

車両税込価格はモノトーンモデルが196万円で2色ラインナップ。ツートーンモデルは201万円で1色のラインナップとなっています。また、2013年モデルでは日本上陸100周年記念限定

FXDWG ワイドグライド | DYNA FAMILY

1980年に初めてその名が登場したワイドグライド。長い年月を経た現在でもそのビッグネームは健在で、古き良きイメージを踏襲しつつも、新たな目論見により現代版ワイドグライドとして生まれ変わっています。

伝説的ハーレーデザイナーのウィリーGに手がけられたワイドグライドは、ファクトリーチョッパーの代表モデルとして長らくラインナップを続けましたが、2007年を最後に一旦姿を消してしまいました。そして3年後の2010年に新たに現代版ファクトリーチョッパーとして生まれ変わり、現在までのラインナップに至っています。

基本イメージはオリジナルのワイドグライドを踏襲。フロント21インチ大口径ワイヤースポークホイールに寝かせたフロントフォーク、そしてミッドコントロールが基本のダイナファミリーでありながらワイルドなフォワードコントロールを装着。カラーバリエーションにフレイムパターンを加えるなど、初代をしっかりと意識しています。

現行ワイドグライドの特長としては、ブラックアウトされたライザーに装着される専用ハンドルには配線中通しの細工が施されています。リア周りチョップドフェンダーを装着してスパルト型LEDテールライトを装備。シーシーバーは小ぶりで控えめなワイヤータイプとしています。マフラーはファットボブ譲りのトミーガンマフラーを装着。リアの重厚感を存分に高めています。極めつけはバッテリーカバーにある「Wide Gride」の刻印。スペシャルテイストを存分に発揮しています。

車両税込価格はモノトーンモデルが188万円で1色のラインナップ、フレイムカラーモデルが193万円で4色のラインナップです。

FXS ブラックライン | SOFTAIL FAMILY

2011年に登場したシンプルかつダークなイメージを発揮するFX系ソフテイルモデル、ブラックライン。ソフテイルスリム同様に低価格ながら、チョッパーFXらしいつぼをしっかりと押さえ、さらにブラックの魅力が際立つモデルに仕上がっています。

名前にブラックラインとあるように、黒のイメージが強いモデルです。これは近年主流のブラックカスタムの流れによるものというのは大きいでしょうが、かつてFX系ソフテイルとしてラインナップされていた同じくブラックカスタム系モデルのバッドボーイ、ナイトトレインといった歴代モデルの意思を次ぐブラックFXモデルとして見るのが正しいところでしょう。

基本スタイルは、フロントに21インチ大口径ホイールを装着したベーシックなFXソフテイルといったイデタチです。前後ホイールのブラックリムにヘッドライト、トリプル、リアサイドレールなど、通常クロームが選択されがちの部位が黒く仕上がっています。

ブラックなのが魅力だけではありません。オリジナルのスプリットドラッグセパレートハンドル。ケーブル類を内部通しとすることでシンプルなハンドル周りにもしています。リアにはテールランプ一体型ウインカーを装着してスマートに演出。加えてリア144mmタイヤという近年主流のワイドタイヤに反するサイズが逆に個性となっています。シートはセパレート型で、必要に応じてソロ仕様にしてよりシンプルに、という考慮を感じさせます。高さは610mmと中々の低さも演出。また、ソフテイルロッカーCに採用されていた手榴弾型イグニッションコイルのワンポイントアクセントも見逃せません。

車両税込価格はモノトーンモデルが207万円で2色を用意、ツートーンとハードキャンディカスタムモデルは212万円。前者は2色、後者は1色が用意されています。

FXSB ブレイクアウト | SOFTAIL FAMILY

2013年春にラインナップに加わったFX系ソフテイルの新星、ブレイクアウト。CVOファミリー版ブレイクアウトのニュースクール系ロー&ロングスタイルを見事踏襲。ただの廉価版とは思わせない完成度を誇っています。

通常、一般ファミリーの人気モデルがCVO版として登場するのが一般的なのですが、ブレイクアウトに関しては逆でした。先にCVO版が発表され、続いてソフテイル版の登場です。これは、CVO版が発売1ヶ月ほどで完売したという圧倒的な人気を受けてというのがイメージ的には大きいでしょう。

CVOモデルと比べてしまうとインパクトにかけてしまうのは無理はありませんが、実際にオーナが手にして親しみを感じられるのは、オーナーが手を入れる隙のあるソフテイルモデルとなるでしょう。実際にソフテイル版ブレイクアウトも各店舗にて入荷後即完売というヒットを記録しているようです。

仕上がりはしっかりとCVO版を踏襲しており、流麗な美しきロー&ロングフォルムにリアには240mmワイドタイヤを装着。目立つ変更装備としては、エンジンはツインカム96Bを搭載、ハンドルはワイドバーからドラッグバースタイルに変更、スクリーミングイーグル製エアクリーナーはベーシックなラウンドエアクリーナーに変更、ヘッドライトナセルの廃止、その他ミラーやホイール、カラーリングなどがシンプルなものに変更されています。

車両税込価格は224万円。カラーモデルはモノトーンのみで、3色を用意視しています。

FXSBSE ブレイクアウト | CVO

2013年唯一のツーリングファミリー外からのCVOエントリー、FXSBSE(ブレイクアウト)。この年一番の大注目を集めたモデルは、このロー&ロングなドラッグマシンでした。後に簡易版のソフテイルブレイクアウトもワインナップに加わり、そちらも大ヒットを記録。2013年はブレイクアウトの年と言っても過言では無いでしょう。

ツーリングファミリーモデルのように快適装備を持たないソフテイルベースのブレイクアウトは、純粋にルックスの完成度が高められています。基本スタイリングはフロントに21インチホイールを装着してリアには240mmワイドタイヤを装着するというニュースクールチョッパー。かつてソフテイルロッカーが使用していたトリプルツリーとフロントフォークを採用し、ホイールベースは1710mmを誇っています。

そのベーススタイリングに加わっているのが、CVOならではの豪華外装。CVOソフテイルのみに採用されるツインカム110Bエンジンに装着されるスクリーミンイーグル製ヘビーブリーザー・パフォーマンス・エアクリーナーキットをはじめ、ホイールやミラーといった各部に上質な美レットパーツを多用。シートにはワニ革を使用するといった純正としては異例のアイデアも惜しげもなく使われています。

新車税込価格は295万円。車体色はクリムゾンレッドサングロ&スカーレットレース、ハードキャンディゴールドダスト&リキッドサン、ブラックダイアモンド&モールテンシルバーの3色を用意。他のCVOモデルと違い、110周年記念カラーモデルは用意されていません。

VRSCDX ナイトロッドスペシャル | V-Rod FAMILY

2007年にバリエーションモデルとして登場して以来、V-Rodファミリーを代表するモデルとして人気を獲得し続けているのが、VRSCDX(ナイトロッドスペシャル)。ダークスタイルと圧倒的なパフォーマンスクルーザー性能を武器に、ハーレーの中でも特別なオーラを放っています。

2007年に登場、そして2012年の仕様変更によってその完成度を高めています。デザイン面ではリアテールをシャープなスタイリングに変更し、前後ホイールは新作を採用して前後共に1400gもの軽量化を実現、絵前後別体式のシートもデザイン変更が行われました。また、フロントフォークを倒立化、ハンドルグリップとステップバーを手前に移動されています。

特に日本人に嬉しい変更となったのは、ポジションがきつすぎるという、ナイトロッドスペシャル唯一の弱点を克服するポジションの変更点でしょう。ハンドルは約76mm手前へ、ステップは約25mm手前へと移動したことで、ハンドルやステップが遠すぎて扱いにくいという理由で避けていた人も不満なく乗れるようになっています。

仕様変更後も、それまで通りの魅力も引き継いでいます。排気量1247ccを備える水冷V型2気筒エンジンは123hpを発揮、リア240mmワイドタイヤによる圧巻のリアビューも健在です。

新車税込価格は218万円。車体色はモノトーンモデルのみで、ビビッドブラック、エンバーレッドサングロ、ブラックデニムの3色を用意。

VRSCF Vロッドマッスル | V-Rod FAMILY

2009年に登場した比較的新しいV-Rodファミリーモデル、VRSCF(Vロッドマッスル)。マッスルという名前に相応しいボリューム感あるデザインが特徴的で、その姿はまさしく筋肉を纏ったマッスルボディそのもの。過去にラインナップされてきたモデルの中で唯一の左右2本出しマフラー採用という点も特徴的です。

もともと近未来クルーザーデザインが魅力的なファミリーですが、その中でも一線を画すほどの個性的フォルムとなっています。ハンドル周りは配線をバーに中通しとすることでスマート感を高め、力強さをアピールする極太倒立フロントフォークを採用するフロント周り。オリジナルデザインとなるサイドエアインテークにラジエターカバーも無骨な力強さを演出しています。

リアには240mmワイドタイヤに幅広リアフェンダーを装着。ボリューム感はあるものの、フェンダー一体式LEDコンビネーションライトを採用するなど、小物による野暮らしさが出ないように工夫されています。そしてツーリングファミリーのような左右2本出しマフラーがリアビューのインパクトを高めています。筒状ストレートというサイレンサーデザインも、男らしいムードが伝わってきます。

新車税込価格はモノトーンモデルが208万円、ツートーンモデルが213万円。モノトーンにはビビッドブラックとホワイトホットデニムとキャンディーオレンジの3色、ツートーンにはミッドナイトパール&ブリリアントシルバーパールの1色を用意。

XL883L スーパーロー | SPORTSTER FAMILY

スポーツスターモデル中最もベーシックなモデルとして人気の、XL883L(スーパーロー)。ローダウンモデルとして足つき性に優れている点から女性ライダーからの支持が高く、また大型フューエルタンク採用により発揮される長距離航続性も魅力のスポーツスターです。

元々XL883Lというモデルは、スポーツスターモデルの中で最も簡易的なモデルとして人気でした。かつては88万3000円というリーズナブル価格設定だったこともあり、若者を中心にヒット。しかし2011年にモデルチェンジが行われて現在のスーパーローへと進化。これにより、ツーリング性の高い新たなXL883Lとして生まれ変わったのでした。

まず注目すべき点はフューエルタンクのサイズ。容量17Lを確保するティアドロップタンクはビッグツインモデルのような大柄なイメージを演出。ニーグリップがしやすくなったことで安定性を支持しやすくなり、長距離航続性も大幅に向上しています。そのほかにも、足回りの強化が図られ、アップハンドルバーとホールド性の高いシートにより快適なポジションも演出。車高の高さはモデルチェンジ前よりも僅かに高くなってしまっているものの、総合的な魅力では大いに向上しているという、まさに’スーパー’なモデルです。

新車税込価格はモノトーンモデルが94万円、ツートーンモデルが97万円。モノトーンにはビビッドブラックとビッグブルーパールの2色、ツートーンにはバーチホワイト&ミッドナイトパールとキャンディーオレンジ&ビアボトルの2色を用意。

XL883N アイアン883 | SPORTSTER FAMILY

ハーレーダビッドソンダークカスタムも出るの代表格、XL883N(アイアン883)。ブラックパウダーコート仕上げのパワーユニットをはじめ、ブラックが際立つモデルで、フォークブーツやテール一体ウインカーを装着するなどワンポイント個性も際立っています。特に純正の状態で完成度が高いと評価されているモデルでもあります。

まず際立つのがブラックイメージ。エンジン、そしてホイールのブラックカラーを中心に、フロントフォークアウターにヘッドライトバイザー、リアショック、エアクリーナーカバーなど、各部が黒で統一されています。車体色でブラックを選択するのはもちろん、パールカラーやキャンディーカラーといったカラーリングも引き立ててベストマッチです。シリンダーヘッドカバーやプッシュロッド、マフラー、ポイントカバーなどのシルバーやクロームメッキとの対比も見事です。

フロント部はクラシカルなイメージを演出するフォークブーツを装着、ハンドルバーは短く低く、コンパクトな車体演出と軽快なライディングポジションも提供。シングルシート採用、そしてテールランプ一体型ウインカーを採用するリアは、フェンダーの流れが際立つシンプルなデザインにまとめられています。シンプル感が、ダークカラーの主張を大きくしていると言えます。

新車税込価格は110万円。車体色はモノトーンのみのラインナップで、ビッグブルーパール、キャンディーオレンジ、ブラックデニムの3色を用意。

XL883R 883R | SPORTSTER FAMILY

レーサー志向の強いスポーツスターカスタムモデル、XL883R(883R)。オリジナルのチェッカーデザインが施されたフューエルタンクはいかにもスポーツスターらしいレースイメージを演出。車高の高さやコーナリング性の高いライディングポジションなど、ルックスよりも走りを中心に完成されたスポーツスターです。

2002年に登場し、2004年のスポーツスター大変革の年に合わせてマフラーを1本出しから2本出しへと変更を行い、2008年にはインジェクション化を果たしています。シリーズ共通の変革は行いつつも、イメージが大きく変わることなく10年以上もラインナップを続けているベストセラーモデルでもあります。

ハーレーではとにかく車高の低さを際だたせる傾向が強いカスタムモデルの中、レーサー的な走りの要素に重点を置いた883Rの車高はやや高めです。しかしながら、ロー&ロングという特長は逃しはしているものの本来のスポーツスターらしい運動性を獲得しています。ある意味ラインナップ中最も正統なモデルとも言えるでしょう。

装備は非常にシンプルです。いわゆるスポーツスタータンクと呼ばれるタイプにはオリジナルのチェッカーロゴが備わり、シートはダブル。リアはウインカーとテールが別体と、近年目立っている一体型ではなくオーソドックスにまとめられています。883Rらしい装備というと、フロントのダブルディスクがあげられます。

新車税込価格は99万円。車体色はモノトーンのみのラインナップで、ビビッドブラックとブリリアントシルバーパールの2色を用意。

XL1200C 1200カスタム | SPORTSTER FAMILY

スポーツスター定番のカスタムモデル、XL1200C(1200Cカスタム)。近年主流のファットスタイリングをベースに、クロームメッキが輝くパワーユニットと拘りのカラーリングが見事に調和して上質なモデルに仕上がっています。セブンティーツーやフォーティーエイトのようなコンセプトカスタムモデルに比べても、決して引けをとらない魅力を持っています。

このモデルが登場したのは1996年。当時からクロームメッキ輝くエンジンが美しく際立つモデルでしたが、フロントには21インチホイールを装着するといったチョッパーモデルでした。それが2011年にブラッシュアップが施され、ファットスタイルへと生まれ変わったのが、現行XL1200Cとなります。

ファット化が施されたことにより、スリムかつ軽快なスポーツスターというイメージを過度に損なわない程度にめー時チェンジを果たしています。前後ホイールは16インチを装着し、フロントは130mmのファットタイヤを装着しております。ティアドロップ型フューエルタンクは見た目の大きさを主張するだけではなく、容量17Lというツーリングに頼もしいスペックを確保しています。絶妙なプルバックハンドルとミッドコントロールにより日本人に合った無理の無いポジションです。堂々としたフォルムは、同時にロングツーリングに活躍しやすいスポーツスターと評価することもできます。

新車税込価格はモノトーン(2モデル)が134万円、ツートーン(1モデル)が137万円。さらに2013年はハーレー生誕110周年記念ヴィンテージブロンズ&ヴィンテージブラックカラーモデルもラインナップされており、そちらは144万円となっています。

XL1200CA 1200CAリミテッド | SPORTSTER FAMILY

カスタムオーダープログラムによって誕生したXL1200Cのファクトリーカスタムモデル、XL1200CA(1200CAリミテッド)。鮮やかなレッドツートーンカラーをベースにドラッグスタイルが施されたことにより、直線での痛快な乗り味が楽しめるモデルに仕上がっています。

2013年、ハーレーは日本向けにXL1200Cをベースに、XL1200CAとXL1200CBの2台の新スポーツスターモデルを打ち出しました。どちらも同じモデルをベースとしていながらも、要所を変更することで待ったく別の個性を生み出すことに成功しています。

XL1200CAのテーマはストリートドラッガー。カラーリングにはかつてハーレーがレースで活躍していた頃のデザインが踏襲された、刺激的なレッドカラーが際立つツートーンを採用。そしてハンドルには一文字に近いドラッグハンドルバーを採用。コーナリングは犠牲になっているものの、その代わりストレートでの爽快感はまさにドラッグマシンそのものです。ベースがワイヤースポークであるのに対して5本ワイヤーキャストホイールを装着、シートには「SINCE 1957」の刻印が入れられている点も、より個性を高めているポイントです。

新車税込価格は141万円。車体色はツートーンのワンカラーのみで、キャンディーオレンジ&ビアボトルデラックスとなっています。ベースのXL1200Cのツートーンモデルと比べると、4万円高くなっています。

XL1200CB 1200CBリミテッド | SPORTSTER FAMILY

カスタムオーダープログラムによって誕生したXL1200Cのファクトリーカスタムモデル、XL1200CB(1200CBリミテッド)。エイプハンガーとフォワードコントロールを装着し、車体はエンジンから外装までをブラックで演出。ダークイメージが強いワイルドチョッパースポーツスターに仕上がっています。

2013年、ハーレーは日本向けにXL1200Cをベースに、XL1200CAとXL1200CBの2台の新スポーツスターモデルを打ち出しました。どちらも同じモデルをベースとしていながらも、要所を変更することで待ったく別の個性を生み出すことに成功しています。

見るからに’チョッパー’というイメージを与えてくれるポイントは、主に2つ。両腕を高く上げるエイプハンドルに、両足を前に投げ出すフォワードコントロール。これぞワイルドハーレーというライディングスタイルが、XL1200CBには与えられています。そしてワイルドイメージを高める車体全体のブラックカラーリング。要所にクロームメッキを配置することで見事なコントラストを生み出し、またフューエルタンクに備わるオリジナルエンブレムのブルーがアクセントとして輝いています。シートには「SINCE 1957」の刻印が施されています。

新車税込価格は138万円。車体色はモノトーンのワンカラーのみで、ブラックデニムが用意されています。ベースのXL1200Cのモノトーンモデルと比べると、4万円高くなっています。

XL1200V セブンティーツー | SPORTSTER FAMILY

1970年代のオールドスクールチョッパーテイストを与えたスポーツスターカスタムモデル、XL1200V(セブンティーツー)。ワイルドなライディングポジションに無駄の無い装備に派手なカラーイメージ。オールドルックを追求しつつも中身は最新技術の賜物。古き良きと新しきが融合した、ハーレーの原点回帰精神を感じることができるモデルの1つです。

2012年に登場したセブンティーツー。名前の由来となったのは、伝説的なクルージングコースとして名高いルート72です。登場するや否や、先にラインナップに加わっていたスポーツスターカスタムモデルのフォーティーエイトと並ぶ人気を獲得。その理由は、高い完成度を誇るチョッパースタイルに他なりません。

ベースはもちろん現行高性能で環境性にも優れる最新技術。そこに1970年代のチョッパーカスタム、いわゆるオールドスクールチョッパースタイルを見事に調和させています。タンクには車体のスリムをアピールすると同時に無駄を極限可能な限り削った容量7.9Lピーナッツタンクを装着。シートはソロ、リアはテールランプ一体型ウインカーを装備することで無駄を排除。そしてチョッパー大定番のエイプハンドルとフォワードコントロール、フロント21インチ大口径ホイール。メカニズムが現代的というのを除けば、1970年代のカスタムマシンそのものです。

新車税込価格はモノトーンモデルが137万円、ハードキャンディカスタムモデルが140万円です。モノトーンには3色、よりオールドスクールテイストが高まるハードキャンディカスタムも3色用意しています。

XL1200X フォーティーエイト | SPORTSTER FAMILY

2010年に登場し、驚きのファクトリーカスタムスタイルによって一躍大人気モデルの仲間入りを果たしたXL1200X(フォーティーエイト)。名前の由来にもなっている1948年当時のハーレー単気筒モデルのフューエルタンクを踏襲したピーナッツタンクに、前後16インチホイールとファットタイヤの組み合わせ、ミラーマウントをハンドル下に施すなど、フォーティーエイト登場以前のスポーツスターカスタムモデルとは比べ物にならない完成度となっています。

まず注目すべきポイントは容量僅か7.9Lという長距離航続性を犠牲にしてまでもルックス重視で装着したピーナッツタンク。スリムなスポーツスターの印象を更に高めています。ハンドルに装着されるミラーがアンダーマウントされていることで、車体の低さを演出。これによりハンドルからタンクへと流れるようなラインが生まれ、さらに専用設計のソロシート、テールランプ一体型ウインカーが備わるすっきりとしたリアリアフェンダーまで美しい流れが続いています。

足回りはスリムな車体に反してファットな印象なのも特長です。前後16インチホイールとファットタイヤを組み合わせ、特にフロント130mmタイヤはショートフェンダーによってファット感を思う存分アピールしています。

新車車両税込価格はモノトーンモデルが137万円、ハードキャンディカスタムモデルが140万円です。モノトーンにはビビッドブラック、ビッグブルーパール、エンバーレッドサングロの3色、ハードキャンディカスタムには頃魔ゴールドフレークの1色が用意されています。

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