バイク免許教習所ガイド:はじめる前の心構え

公開日: : 最終更新日:2015/12/24 バイク

セーフライダーを目指して

自動二輪教習をはじめる前の心構えとして、“セーフライダー”を目指すことについて十分に理解しておく必要がある。セーフライダーとは、安全なライダー、安全運転ができるライダーという意味だ。これはバイクだろうとクルマだろうと関係なく、公道を走るうえでは当たり前のことなのだが、その当たり前のことが守れていないライダーが世の中には多いものなのだ。

交通ルールを守れるライダー

バイクの運転方法を習うことが教習ではない。交通ルールを守った安全な運転を習うことが教習だ。クルマの免許があるからといって、バイクの教習で交通ルールをないがしろにして良いことにはならない。バイクにはバイクならではの交通ルール、またはベテランとなってくると臨機応変にルールを曲げる必要も出てくる。それにはルールの基本をしっかりと守れるようでないと、できないものなのだ。

他人に迷惑をかけないライダー

交通ルールを曲げる理由の1つに、他人に迷惑をかけない目的がある。例えば法定速度を厳守して走行していては車の流れを過度に悪くさせ、後続に多大なストレスを与えかねない。速度を出し、車の流れに合わせて走ることで迷惑をかけないのも心配りのひとつだ。
もちろん、歩行者や自転車、他の車たちが「ありがとう」と感謝するような思いやりのある運転をすることも大切だ。

危険を感じさせないライダー

本当に上手いライダーは、いかに高速でカーブをクリアできるか、直線を飛ばせるか、すり抜けができるか…… などということではない。いかに危険を感じさせること無く走れるかが、本当に上手いライダーだ。上級テクニックを身につけることは良いことだが、それを日常で行って良いとは言えないものだ。そのようなものは歩行者や他車から危険を感じさせることでしかない。そして格好悪いと思われ嫌われる。危険を感じさせない大人な運転が、ライダーイメージを高めるのだ。

信頼される運転を覚えることが目的

自分では安全運転のつもりでも、他人がそれを認めてくれていなければセーフライダーではない。交通ルールを守り、他人に迷惑をかけず、危険を感じさせない運転を行うことで、他人に信頼され認められるセーフライダーになれるのだ。教習に入る前に、どうかこのことをしっかり理解しておいてもらいたい。

教習の姿勢

さて、自動二輪免許教習を受けるにあたり、教習の姿勢はしっかりと出きているだろうか? バイクに早く乗りたい焦る気持ちや、果たして自分に運転ができるかと不安な気持ちを抱えたりと期待と緊張が織り交じっていることだろうが、以下の大切な教習の姿勢ポイントを頭に入れ、スムーズな教習を目指そう。

予習と復習

教習は学校の勉強と同じだ。習ったことをその瞬間に覚えるのは並々ならぬ難しいことなので、習ったことは予習と復習。これを忘れないように。具体的には次に練習することや、その日に練習したことを確認すること。これだけで次回の教習を受けるときの理解度が深まり、緊張も少なくリラックスして挑むことができる。ただし、あまり先まで予習をしようと思わず、教習ペースに合わせて進んでいこう。

失敗にくじけない

教習中、エンストしたり転倒したり、教官に怒鳴られてしまうこともあるだろう。でも失敗にくじけず、前向きに進んでいこう。失敗こそ上達の最良の糧となるもの。もっと言えば、教習中にまったく失敗をせず免許を取得してしまっては損というもの。公道では失敗が許されないのだから、教習所内で思い切り失敗しておこう。そして失敗しても落ち込んだり焦らず、じっくりと技量を高めていくこと。

指導員の指示に従う

安全かつ効果的に練習するためには、指導員のしっかりと従おう。「俺は原付に乗ってたんだ!」や「実はこっそり私有地で練習していたんだ!」といった秘めた自慢は捨てよう。教官は完全無欠とまでではないものの、超ベテランライダーなのだ。また指示に従うだけでなく、分からないことは遠慮なく相談することも大切だ。教官とコミュニケーションをとっていこう。

焦らずステップアップしていこう

二輪車は、人馬一体ならぬ、人車一体の乗り物だ。ライダーがバイクのバランスを取ってやらなくては真っ直ぐ走るどころか立つこともできない。そんな不安定な乗り物な運転だからこそ確実な操作テクニックが要求されるわけで、それを身につけるには時間がかかるもの。「1ヶ月で免許取るぞ!」と意気込むのも良いが、できるだけ焦らず1歩1歩教習ステップを踏んでいこう。

教習の格好

教習を受けるにあたり、それなりの安全な服装が必要となる。常に自分の体が露出しているバイクでは、万が一の際には服装が自分の命を大きく左右するのだ。ポイントとしては、「動きやすいこと」「転倒時の被害が軽減できること」「他車から目に付きやすいこと」の3つがライダーの服装として相応しい。では以下に大定番のライダーアイテムをチェックしていこう。

ヘルメット

頭を守る重要なアイテムがヘルメットだ。タイプは様々で、最も安心安全なのはフルフェイスだ。ただしフルフェイスだからといって完璧ではなく、安全力の証明でもあるPSマークやJISマークがついているものでなくては安心度が低い。服と同じくサイズがSMLなどとあるが、これは実際に被り、ズレがなくややきつさを感じるサイズを選ぼう。装着の際は顎紐をしっかりと締めること。またヘルメットは一度でも落とすと安全強度が落ちるため使用が推奨されていない。

ウェア

バイクウェアは鎧のようなものだ。カジュアルウェアと違って万が一の転倒時の被害を軽減し、また走行風により体力と体温が低下するのを防ぎ、他車からの視認性を高める細工も施されているため、ライディングの安全性の差が大きい。最低でもジャケットくらいは着なくてはならない。追加でプロテクターを備えればさらに安心だ。

グローブ

素手の感覚は操作性が高く、複雑なハンド操作を必要とされるバイクでは素手の操作が実に行いやすい。だがそれでは万が一の際に手を負傷しやすくなるため、グローブを装着する必要がある。グローブは操作性が高く、グリップとのフィット力が良いものを選ぶこと。カジュアルなグローブではそれらに欠けてしまうので、ライダーグローブの選択が良い。また寒い日のライディングには防寒用、雨の日には防水グローブ等、シーンに合わせたグローブを一通りそろえたい。

ブーツ

オートマは除くが、手と同様に足も複雑な操作を必要とするバイクでは、ブーツも重要なアイテムだ。安全性を高める頑丈なものであれば良いというわけではなく、ライダーブーツは操作のしやすさまで考えられている。靴の裏はフットペグにフィットし、ペダル操作を容易に滑らずに行える。紐などが車体に巻き込まれないように、他車からの視認性を高める反射板が備わっていたりと、細やかな細工が多々ある。

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