薬剤師の勤務先・・・特徴や内容のまとめ

公開日: : 最終更新日:2017/06/28 ビジネス


こちらでは、薬剤師の勤務先について特徴やその仕事内容などについてまとめています。

薬剤師の勤務先といえば薬局や病院が思いつく事と思いますが、あまり一般的には知られていない勤務先など多くの勤務先や仕事内容が存在します。

ドラッグストア

ドラッグストアは、薬剤師の需要がある職場のひとつです。

最近は街中のいたるところでドラッグストアを目にすることができるようになりましたが、ドラッグストアにも店舗の運営方針によってさまざまな形態があります。

医薬品や処方せん薬を中心に扱い「薬局」としての機能を前面に出している場合、消耗品やコスメ用品、食品まで幅広い商品を取り扱っている場合もあります。

薬剤師としてドラッグストアへの転職を考えるにあたっては、店舗の運営方針について確認するということも大切です。

ドラッグストアにおける薬剤師のおもな仕事内容は、医薬品の販売です。

特に副作用の起こるリスクが高い大衆医薬品である「OTC」について、対面販売を行うことがおもな役割です。

お客さんの体質や求められている薬効に合わせて薬を紹介し、適切な使用方法について説明します。

処方せん薬を取り扱っている場合には、薬の調剤も行います。

ドラッグストアへの転職では、資格を持っている薬剤師が正社員として雇用される傾向にあります。

正社員である以上は、店舗全般の運営を任されるということも多々あります。

薬剤師としての業務だけでなく売上や在庫の管理、パートやアルバイトスタッフのシフト調整、仕入れ、発注などといった店長業務をこなすことも求められることが一般的です。

ドラッグストアへの転職を考えるにあたっては、医薬品の取り扱いに関する業務以外についても考慮しなければなりません。

行政薬剤師

行政薬剤師と言うのは薬剤師の中の就職先の一つです。

主仕事は医薬品のチェック、管理、そして承認や許可などです。

行政の研究機関で行う実験や資料を元に薬の安全性や品質をしっかり確認します。

薬剤師としての専門的な知識をフルに利用することもあれば事務的な作業に追われることもあります。

様々な試験や検査を行うのが仕事であると考えましょう。

行政の薬剤師がしっかり検査することで安心で安全な薬の服用が出来ます。

さらに環境衛生についても調査する事があります。

これは汚染廃棄物にも関与することを表しています。

あまり知られていないのですが行政の一つとして自衛隊や警察で働く薬剤師もいるのです。

この場合は薬剤師という方が気では無く麻薬取締官や薬務官として働いています。

このように薬剤師は行政の中でも大きく活躍しています。

中には薬剤師の資格が無くても行えるものもありますが、多くは専門的知識を活用して働くのです。

飲食関連や病院などの親切の許可を出すのもこうした仕事を行っている行政なのです。

行政で働くためには公務員の試験もクリアする必要がありあります。

試験を二つ受けることになりますから負担にはなりますが安定して仕事を行うことが出来ると言うメリットも存在しています。

自分が薬剤師になってどのような仕事を行いたいのかをしっかり考えていけば、自分にどんなものが向いているか、どこを目指すべきなのかが見えてきます。

しっかり見詰めましょう。

大学教員

薬剤師だからなれるというものではありませんが薬剤師の資格取得後に大学教員として働く方もいます。

これは薬学を多くの人に教育することを望んでいる方々です。

もちろん大学教員は薬剤師の資格を取ったからと言って出来るものではありません。

しかし研究が好きだったり、さらには人に物事を教えることが得意だったりすることによって大学教員を選びます。

大学教員として働く事を選ぶ薬剤師の多くが薬剤についての知識を人に教えたりすることに喜びを感じています。

このように薬剤の知識を未来有る若者に教えることというのは、とても重要なことと言えるでしょう。

これもまた立派な薬剤師の仕事です。

繰り返しになりますが、薬剤師の免許を取得するだけでは大学教員はなれません。

他の学部の大学教員と同じように考えるべきで、研究成果などが重視されます。

薬学部は薬剤師試験の試験勉強に力を注ぎがちですので、研究などもしっかり行っておきましょう。

大学教員になりたい場合は、しっかりそれについての対策を行って置かなくてはならないのです。

そのことを十分理解し、頭の中に入れておきましょう。

就職より難しいと言われているのは、実はこのように薬学部の勉強が研究に対しての情熱より優先した勉学を行う傾向にあるためです。

この傾向は私立大学に多くなっています。

研究職では薬剤師の資格が必要では無かったりする場合もあり、国立大学ではこの限りでは無い事を覚えておきましょう。

医療品等開発支援企業

医療品等開発支援企業で薬剤師が行う仕事は主に4つあります。

その前にまず医療品等開発支援企業とは一体どのようなものなのでしょうか。

これは医薬品の開発を行ったり、医薬品の効果を確かめたりするのが目的です。

治験と聞くとパッと思い浮かぶ人もいるのではないでしょうか。

では、薬剤師が行う4つの仕事とは一体どのようなものでしょうか。

一つは治験の倫理性、科学性、信頼性を保証するための活動を行うことです。

一つは、治験協力者として医師のサポートを行います。

一つは、治験の事前準備や医師への説明一つは、モニタリング業務です。

これらを行いながら薬の安全性や効能をしっかり確認していくのが薬剤師の仕事です。

これらの業務は非常にやりがいがあるものであると言え、それは新しい製薬の開発を行うことが出来る場所であるからです。

またその薬の信頼性や安全性などとても重要な部分を担っているのです。

ですから、医療品等開発支援企業に就職を考えている若者は多いです。

少し前までは製薬会社の人気の影であった医療品等開発支援企業ですが、近年は人気を見せています。

治験と聞くと怪しいと感じることもあるかもしれません。

しかしこれは薬を開発していく上で重要な作業である事は間違いが無いのです。

そのため非常に責任も大きくさらに、やりがいを強く感じられるのでしょう。

しっかり自分で職務内容を確認しておくべきで、それだけ大変で重要性や専門性の高い職業であると言えます。

漢方薬局

漢方薬剤師の資格を持っていない薬剤師が漢方を扱っている薬局や薬店へ転職するとなると、漢方の相談という仕事をすることはできません。

そのほかの部分で販売員、薬剤師として働きます。

一般の薬剤師が販売することのできる薬剤は指定されたものだけであり、アドバイスをしながらの販売については漢方薬剤師の資格がなければならないのです。

漢方薬剤師となるためには「漢方薬・生薬認定薬剤師」の研修を受講し、認定試験で資格を取得する必要があります。

この漢方薬剤師という資格によって生薬や漢方薬に関する専門知識を持っていて、漢方薬剤師として漢方に関する知識と適性があるとして認められます。

資格は更新制になっていて、3年ごとにまた漢方薬や生薬に関する研修へ参加し、一定の単位を取得しなければなりません。

また、漢方薬局での実務経験も重要であり、職場において経験を積みながら資格を取得することによって、将来的な活動の可能性が広がります。

もちろん、転職活動にあたっても大きなセールスポイントになります。

働き方としては漢方薬局の薬剤師、また漢方を取り扱っている通常の薬局やドラッグストアで漢方の相談販売を担当するスタッフとして勤務する場合などもあります。

近年は薬局でもさまざまなニーズに対応すべく、大衆薬や医薬品だけでなく漢方薬、健康食品なども取り扱っている場合が少なくありません。

今後は西洋医学以外の分野についても期待されるところがさらに大きくなると見込まれていて、将来性ややりがいといったことからも、漢方薬局で働くことには大きな意義や可能性があります。

管理薬剤師

薬剤師として重ねてきたキャリアを活かして転職する場合には、管理薬剤師という道もあります。

管理薬剤師は薬局や薬店、製薬会社などといった職場において、勤務している薬剤師の責任者として管理監督にあたります。

管理薬剤師としての職場でもっとも多い場所は調剤薬局であり、管理者としては働いている薬剤師の管理や教育、指導をする役割があります。

それとともに医薬品を適切に管理し、患者さんにとって適切な薬品について判断して服薬に関する指導も行います。

医薬品については効果や副作用に関する正しい知識を常に持っていて、さらなる情報収集も欠かさないことが求められます。

薬剤師として高いレベルの知識を持っていることはもちろん、責任感が強く人間としても信頼されていなければなりません。

そのためにはスキルだけでなく、一定の実務経験があることも重要です。

採用にあたっては新卒を対象にしている場合もありますが、大部分では3年以上の実務経験があることを求められるため、転職して就職するという人がほとんどです。

管理薬剤師として働く上で特別に必要とされる資格はなく、しっかりキャリアを積んできた人にとってはステップアップするチャンスになります。

近年その数が増えているドラッグストアや製薬会社、医薬品卸売業などの企業へ転職する道もあります。

製薬会社では直接患者さんと接することはなく、データを管理するなどの事務的な仕事が中心になります。

新薬の開発や治験などには、欠かすことのできない職種となります。

保険薬剤師

もっとも多くの薬剤師が働いている職場は、調剤薬局やドラッグストアです。

最近は医薬分業が進んでいるために、病院と隣接する場所にある調剤薬局や、一般用医薬品の販売とともに調剤業務も手がけるというドラッグストアも多くなってきました。

薬剤師が活躍する場は広がっていて、転職のチャンスも増えています。

調剤薬局やドラッグストアにおいて調剤を行うにあたっては、医療保険にもとづいた調剤ということになりますから、薬剤師は保健薬剤師としての認定を受けなければならないことになっています。

そのためには大学の薬学課程で6年間のうちに所定の科目を修了し、国家試験に合格することがまず必要です。

その上で居住地か勤務先を所管する厚生局の事務局に対して、保険薬剤師としての登録申請をします。

申請書類を提出して確認が済むと、登録票が送られてきます。

それから改めて厚生局の事務局へ必要書類を提出し、開催される研修会に出席して新規としての指導を受けます。

すでに薬剤師の資格を持っていて勤務経験がある場合であっても、保険薬剤師として仕事をするにあたっては、登録の手続きをしなければなりません。

保険薬剤師の仕事では患者さんと直接、密接にかかわることも多くなります。

薬に関する説明や服薬指導をするほか、薬にまつわる相談を受けることもあり、地域医療にかかわることができる仕事としてやりがいもあります。

専門的な知識はもちろん必要ですが、コミュニケーションスキルや信頼される人間性も求められます。

専門薬剤師

医療の進歩については、常にめざましいものがあります。

あらたな治療法や新薬も常時開発が進められていて、より高度な医療が提供されることで難しい病気に苦しむ患者さんの希望は広がってきています。

そういった中で医療の複雑化や専門化も進んでいて、さまざまな資格を持っているスタッフがチームを組んで治療にあたるというケースが多くなりました。

薬剤師もその一員であり、チーム医療の中でより効果的な薬物治療を実践していくためには、薬剤師にも専門領域で高度かつ最新の知識や技術が求められるようになっています。

このような背景から、専門薬剤師という制度が誕生しました。

薬剤師としてキャリアを積んでから転職する道としても、注目されています。
専門薬剤師の認定は、がん専門薬剤師は日本医療薬学会が認定し、精神科専門薬剤師、HIV感染症専門薬剤師、妊婦・授乳婦専門薬剤師は日本病院薬剤師会が認定、栄養サポート専門薬剤師は日本静脈経腸栄養学会が認定しており、専門薬剤師となるためには、それぞれの専門分野において実務経験や実績が必要とされます。

その上で一定期間にわたる研修を受け、試験に合格しなければなりません。

つまり専門薬剤師を目指すためにはまず、認定期間の中で必要とされる実務経験や実績について確認し、しっかりキャリアプランを描く必要があります。

認定を受けた後についても5年ごとに資格更新をする必要があり、さらなる研鑽を欠かすことができません。

医療品卸業

薬剤師は勤務先によって職務内容が大きく異なります。

ですから、薬剤師は勤務先によってどのような職務内容の違いがあるのか正しく理解しておかなくてはなりません。

医薬品卸業では、その名の通り病院や薬局に薬を卸すのが仕事です。

このように薬剤師は薬の開発から販売まで、どの部分にも深く関係のある職業なのです。

医療品卸業では、薬事法によって厳しく管理されている医療品をしっかり管理し、製品の安全性についての情報、品質情報について情報提供するのです。

医薬品卸業では様々な場所に医薬品を卸していくのが仕事です。

ですから薬局などに比べ活発に動き回ることになります。

薬だけでなく医薬品や劇毒物、医療器具なども取り扱っているのが一般的です。

介護用品の販売も行うことが多くなりました。

営業とは異なるのですが、そのように移動することの多い職場であるということを理解して置きましょう。

生命にかかわる薬を運ぶこともありますので非常に責任ある、そしてやりがいのある仕事でしょう。

また訪問先で専門的な知識を求められることもありますので学ぶ機会といのは非常に多いでしょう。

単に医薬品の供給を行うだけでなく、こうした専門的な説明など医薬品に精通している必要があります。

医薬品卸売業は、薬局の狭い空間では働くのが苦手など活発さを求めています。

元気で明るいといった基本的な部分が高く評価される傾向にあります。

自分に向いている職業なのかはこうした雰囲気や求めている人物像から見つけましょう。

製薬企業

薬剤師は勤務場所によって業務内容が大きく異なります。

製薬会社に勤める薬剤師の仕事は製薬会社ならではのものでしょう。

製薬会社の中で多いのは医薬情報担当者という薬の安全性や品質、効能を確認する仕事です。

製薬会社で努めている薬剤師はこういた研究を行うのが仕事で、時には医薬品の開発も行います。

ですから薬剤師の中でも製薬会社勤務は特殊な仕事だと言うことが出来るでしょう。

製薬会社は昔から薬剤師に人気の職場です。

その一つに給与の高さがあります。

製薬会社で勤務する薬剤師と薬局で働く薬剤師では給与に大きな差があるのです。

この給与の高さから人気だと言われているのです。

しかし製薬会社は残業が多いことでも知られています。

製薬会社では残業が多いと言われ、またリストラや転勤も考えられます。

薬局や病院勤めでは、転勤などはなかなかありまえんからこの辺りをしっかり考えて置くべきでしょう。

製薬会社へ勤務したいと考えている薬剤師の方は非常に多いですが、職務内容などを再度見直す必要があります。

給与が高いと言うだけで考えると後悔してしまうことがあります。

しっかりと勤務内容、メリットデメリットを理解しましょう。

製薬会社の職務内容は病院や薬局とは異なり、一般的な事務などの仕事をこなすことも出てくるでしょう。

また専門的な研究を行っていくのですが、研究に関してはどの様にとらえているでしょうか。

自分の行いたいことをしっかり考えて置くことが大切です。

在宅医療

在宅医療で勤務する薬剤師は実はまだまだ少ないのが現状です。

現在、薬剤師の在宅医療への参加が広く行われるようになってから10年経ちました。

しかしそれでも尚、まだまだ薬剤師の在宅医療への参加は少ないのです。

実際に参加している薬剤師の数は求められている人数より大幅に少ない事が分かっています。

近年、寝たきりの患者数が増えていますし、それによって在宅医療の現場と言うのは発展を遂げてきています。

在宅医療薬剤師が行うのは、調剤した薬剤を在宅医療を受けている患者の家に届けることや服用方法の仕方の指導です。

また薬剤の管理の方法を指導したり薬の処方の仕方を医師へ提案します。

これは患者が粉薬を飲みにくかったり錠剤が飲みにくかったりする場合に相談を受け行うことです。

業務の内容は薬局などと大きくことなりません。

しかし薬局の中で勤務する薬剤師とは違い、さまざまな場所へ足を運ぶ必要があります。

在宅医療薬剤師は通常の場合よりよりコミュニケーション能力が必要です。

コミュニケーション能力が必要である理由は、在宅と言う特殊な場であると言うことです。

在宅医療の薬剤師は患者に合わせて行動する事が多く、また移動時間もあるので残業や不定休になりがちです。

しかし、薬剤師の中では特に行動的なため、多くの若者が在宅医療薬剤師を希望しているという現状もあります。

しかし在宅医療薬剤師自体が都市部を除いて発展が少ないためなかなか就職先が見つからないとも言われています。

薬局

薬局で勤務する薬剤師はどのような仕事をしているのでしょうか。

薬局で勤務する薬剤師に求められるのは患者さんが安全に薬を服用できるように薬を分かりやすく教えてあげる事です。

薬局は病院から離れてはいますが、医師の処方箋の通りに薬を処方します。

病院で処方される薬は一般の方には分かりにくいですから、しっかり薬の飲み方や薬の効果を説明してあげる必要があります。

また医師の処方箋に疑問がある場合は、ほんとうに薬が正しいのか確認する必要があります。

なんらかのリスクがあると懸念する場合や過剰処方が考えられる場合、医師に確認する事が出来るのです。

患者さんのことを第一に考え、薬を適切に処方、説明するのが薬局で働く薬剤師に求められることです。

また患者の薬に対する悩みを聞いてあげるのも薬剤師の仕事です。

粉薬が苦手で飲めないと言う方や錠剤が大きいという悩みに柔軟に対応出来る能力を身に付けておきましょう。

薬局で働く薬剤師の最大のメリットは薬に対する豊富な知識が得られる事でしょう。

様々な疾患の方が訪れますから、知識が増えて行くのです。

また、休みがしっかり取れ残業もほとんどないことから人気があります。

特に女性の方から人気が高く、これは育児明けに仕事復帰する方が多い身体と言われています。

薬局で働くことはドラッグストアや病院勤務と混同されがちです。

どう言った部分が異なっているのか自分自身で考えて見ることも必要だと言えるでしょう。

病院

薬剤師は働く場所によって職務内容が大きく異なります。

病院で働く薬剤師はどのような仕事をしているのでしょうか。

病院で働く薬剤師は扱う医薬品が多いと言う特徴があります。

様々な病気に精通している必要があります。

病院勤務の薬剤師は残業が少ないと言われており、勤務日数や勤務時間、休日がはっきりしていると言われています。

これが病院で働くことの最大のメリットだと感じている薬剤師も多いです。

しかし、同じ患者と長期間同じ薬を通して向き合うことが多い等、身に付けることの出来る知識が少ないとの懸念の声もあります。

そのため病院勤務の薬剤師は自分自身でキャリアアップを目指す取り組みが必要だと考えられています。

混同されがちではありますがドラッグストアや薬局での勤務とどのように違うのか自分でイメージして見るのも大切です。

病院勤務の薬剤師は患者と向き合う時間が長くなるため、患者とのコミュニケーションも大切な時間になります。

ですから患者の状態を自分でチェックしていくことが出来るのも魅力でしょう。

病院勤務を望む薬剤師は多く、そのため求人倍率が高くなると言われています。

せっかく病院勤務になっても病棟勤務になれるかどうかは分からないのも不安ですね。

病院勤務の薬剤師はコミュニケーション能力と多い情報量を処理する能力が求められます。

コミュニケーション能力は患者とだけでなく医師や看護師と連携を取る病院ならではのものですから、覚えておきましょう。

治験コーディネーター(CRC)

薬剤師としてのキャリアを活かし、さらに専門的な職種へとステップアップするための転職先として、治験コーディネーター(CRC)は注目を集めています。

治験コーディネーターの職務には薬剤師に加え看護師、臨床検査技師などといったさまざまな専門職のスタッフがかかわっています。

新薬開発にかかわる薬剤師の役割は大きなものであり、過去の実務経験や身につけてきた知識、技術も存分に活かして貢献することができます。

治験コーディネーターとして薬剤師は、医師やほかのスタッフとの間でこまかな調整業務にあたります。

また、被験者に直接対応する機会も多くあり、相談を受けることも多々あります。

それぞれの案件に対して、適切に対処する必要があります。

そのために専門的で高度な知識を持っていることはもちろんですが、それだけでは事足りません。

コミュニケーション能力やコーディネート能力、リスクマネジメント能力、幅広い視野、信頼されるだけの人間性といったように、多くのものが求められるのです。

そのほかに事務的な作業も多いため、極度に高度なものである必要はありませんが、ワードやエクセルについて基本的なことがわかる程度ののパソコンスキルも求められます。

さまざまなスキルは必要とされますが、実際に薬剤師から転職した治験コーディネーターは多く活躍しています。

新薬はあらたな治療法につながるものですから、医療の進歩に貢献するというやりがいもあります。

臨床開発モニター(CRT)

薬剤師としてのキャリアを活かして転職したいと考える人の間で、臨床開発モニター(CRT)は注目されている職種のひとつです。

臨床開発モニターは治験が正しく実施されているかどうかについて、モニタリングすることが仕事です。

具体的には治験に関するデータを収集し、症例報告書のチェックや回収にもあたります。

治験が終了するときにもさまざまな手続きを担当し、そのためには多くのこまかな作業も必要とされます。

勤務先となる場所は製薬会社、製薬会社から治験業務を請け負っている開発業務受託機関が中心です。

薬剤師のほか看護師やMRなどを前職としていて転職するという人も少なくないのですが、薬学について高度な専門知識を持っている薬剤師には特に適している仕事であるということができ、実際に現場からも必要とされています。

実際の業務では治験を実施している医療機関において、定期的に実施状況や進捗状況に関する打ち合わせなどを行います。

医師との打ち合わせも少なくなく、カルテを読むことができることなども求められます。

また、随時さまざまな職種のスタッフと情報を交換しなければならないため、コミュニケーションスキルがある程度の高さであることも重要です。

そして収集したデータを取り扱う事務作業も大きな割合を占めていて、事務処理能力やパソコンスキルもなければなりません。

臨床開発モニターとして活躍するためには薬剤師としてのスキルアップに加え、そのほかに必要なスキルも身につけておきたいところです。

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