シェーブルチーズの特徴や作り方代表的な銘柄のご紹介!

公開日: : 最終更新日:2015/12/25 グルメ.食品, チーズ

ヤギ
『シェーブル』というのは、フランス語で「ヤギ」のことを指し、ヤギの乳で作られたチーズを『シェーブルチーズ』と呼んでいます。
一般的なチーズに比べると、ややマイナーではありますが、歴史はかなり古く、最古の乳製品の1つと言われることもあるほどです。
ヤギの乳は牛乳に比べると脂肪酸が多く含まれているため、特徴的な酸っぱい風味を持っています。
そのため、好き嫌いはハッキリと分かれるかもしれませんね。
ですが、一度食べてみると、やみつきになるという人も多いですから、好みに合えば手放せなくなることでしょう。
シェーブルチーズは、世界中の家庭で作られていて、フランス、スペイン、ポルトガル、イギリス、ギリシャ、ノルウェー、イタリア、中国、オーストラリアなどのものがよく知られています。
代表的なシェーブルチーズには、『サントモールチーズ』、『セルシューレ・シェルチーズ』、『シャビシューチーズ』、『ヴァランセ』、『イボレス』、『インカヴォラータ』、『ヴェズレー』、『エイジドゥ・ステック』、『カベクー・フォイユ』、『カルド 』、『クードベルジェ』、『クロシェット』、『クロタン・ド・シャヴィニョール』、『ケソ・マホレロ』、『ケソ・デ・ムルシア・アルビノ』、『サン・ニコラ』、『シャロレ』、『タランテー』、『トノー』、『トム・アンシエンヌ』、『トレフル 』、『パヴェ・オ・ゼルヴ』、『バノン』、『バラット』、『パラリーナ』などの種類があります。

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サントモールチーズ

『サントモールチーズ』というのは、フランスのロワール地方で作られているシェーブルチーズの一種です。
ロワール河の流域はヤギの飼育が盛んで、この辺り一帯が様々なシェーブルチーズの産地としても知られています。
サントモールチーズもその中の1つなのですが、形はチクワのように細長い円筒形になっていて、真ん中には麦わらが一本通っているというのが特徴です。
周りが白カビで覆われているのですが、この白カビの働きにより香りとおだやかな食感があり、さらにとろみや独特の刺激も楽しむことができます。
もちろん、熟成の度合いによって味わいは変化していきますから、色々な熟成段階で食べ比べてみて、好みに合う一番の食べごろを見つけるようにするといいでしょう。
基本的には、外見も白いものが多いのですが、木炭の粉を吹き付けて外観を黒っぽくしている『サントモール・ド・トゥーレーヌ』も有名になっています。
木炭の粉を吹き付けるのは、酸味を抑えるためや保存状態を良くするためということですが、これにより外観もかなり個性的になっています。
サントモールチーズはロワール地方で作られていますので、やはりロワール産のワインとの相性がいいとされています。
特に、少し酸味のある白ワインと合わせると、サントモールチーズの味をより引き立ててくれると思います。
また、クルミなどのナッツ類や、レーズンなどとの相性もいいですから、1日の終わりにワインとサントモールチーズで、リラックスタイムを過ごしてみるのもいいですね。

セルシュール・シェルチーズ

『セルシュール・シェルチーズ』というのは、シェーブルチーズの一大産地である、フランスのロワール地方で作られているものです。
このセルシューレ・シェルチーズは、黒い粉が円筒形のチーズの表面を覆っているのですが、黒い粉の正体はポプラの木から作られた灰に塩が混ぜられているもの。
これによって必要な水分を維持し、さらに雑菌の繁殖を防ぐなど、チーズの熟成を助けているんですね。
表面の灰が黒っぽい間は、まだ熟成が進んでいない状態で、おだやかな酸味のあるさわやかな味わいを楽しむことができます。
熟成が進むにつれて灰はグレーっぽくなり、コクが出てまろやかな味わいになってきます。
表面の灰も乾燥して硬くなっていきますから、これを見ていれば熟成の度合いを図ることができるんですね。
もちろん、外側の灰の部分も一緒に食べることができます。
セルシューレ・シェルチーズを切ると、とてもキメの細かい質感の純白の中身が現れますから、外側のギャップに驚かれるかもしれませんね。
シェーブルチーズはクセのあるものが多いのですが、このセルシューレ・シェルチーズは比較的食べやすいチーズということが言えるでしょう。
バケットや全粒粉のパンとの相性がよく、ワインは、やはりロワール産の白と合わせるのが最高のようです。
どちらかと言うと、酸味のあるキリッとした味わいのワインの方がよく合いそうですね。
また、スパークリングワインや、辛口の日本酒との相性もなかなかいいみたいですよ。

シャビシューチーズ

『シャビシューチーズ』というのは、フランス西部に位置するポワトー地方で作られているシェーブルチーズの一種です。
「シャビシュー」というのは、アラビア語で「ヤギ」という意味の「シェブリ」が変化したもので、8世紀頃にポワトー地方を統治していたアラブ人によって伝わったと言われています。
ちなみに今では、ポワトー地方がヤギの飼育ではフランスで一番となり、それに伴ってシェーブルチーズの生産でもこの地域が中心地となっています。
そのため、シャビシューチーズの中でも、『シャビシュー・デュ・ポワトー』と呼ばれるものが特に有名です。
形を見ると、まるでワイン樽の栓を思わせるような円筒形になっていて、表面はシワシワですが、中身は真っ白でとてもキメが細かくなっています。
クセの強いシェーブルチーズの中では、比較的穏やかな味わいになっていて、「最もマイルドなシェーブルチーズ」と言われることもあるほどなんですよ。
口に含んだ時に広がる、ほどよい酸味と、ほのかな甘さが絶妙なバランスを保っています。
シャビシューチーズは、ハチミツをかけて食べるのがポピュラーです。
中でも、「アカシア」や「オレンジ」など、味わいの優しいハチミツとの相性が抜群ですので、ぜひ一度、試してみてください。
また、ワインでは白ワインと合わせるといいでしょう。
スッキリした味わいの白ワインと一緒にシャビシューチーズを食べると、それだけで最高の満足感を味わうことができますよ。

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