動悸の原因と色々な対処法、疑う病気は?

公開日: : 最終更新日:2015/08/28 健康・病気


日頃は意識していない心臓の拍動を感じたり、乱れや不快感を感じたりする状態を動悸といいます。
大勢の前で発言しなければならないときや、人前で失敗して恥ずかしいとき、バスに乗り遅れそうになって走ったときに心拍数が上昇するのも動悸のひとつです。
緊張や不安や激しい運動といった、交感神経の働きの高まりにより起こる動悸は問題ありません。
動悸は人によって原因が異なり、なかには健康に注意しなければならないものあります。

カフェインやアルコールによる動悸

カフェインやアルコールを多量に摂取したため起こる動悸もあります。
コーヒーだけでなく紅茶やお茶にも含まれるカフェインは、1グラム以上摂取すると心臓や骨格筋に作用し、動悸を引き起こします。
アルコールは血管を拡張させますが、すぐに血液の流量が変化するわけではありません。
アルコールの摂取により血圧が下がったあと、脳が血圧の低下を防ごうとして血液の流量を増やそうとします。
このためアルコールにより動悸が引き起こされるのです。
アルコールにはほかにも、アセトアルデヒドによって動悸を引き起こします。
お酒を飲むと肝臓でアセトアルデヒドに分解されますが、アセトアルデヒドは強い毒性を持っているので動悸を引き起こすというわけです。
また、タバコに含まれるニコチンも同様に動悸を引き起こします。

薬の副作用による動機

薬の副作用によっても動悸が引き起こされる場合もあります。
低血圧、狭心症に使われる血管を拡張する血管拡張薬や、腸管運動調整薬をはじめとする腸のはたらきを抑える薬に副作用が見られます。
糖尿病の治療によるインスリンの過剰投与も、低血糖に陥ってしまい動悸を引き起こします。
降圧剤や利尿剤といった、高血圧や心臓病の薬の服用を中止したあとに動悸が起こることもあります。

動悸を感じた際の対処

動悸を感じたら、まずは楽な姿勢で体を安静にして様子を見ましょう。
深呼吸を繰り返したり、首の動脈や両目をやさしく押したりすることで治まる場合もあります。
動悸だけでなく呼吸困難や胸部の痛みも感じるようでしたら、すぐに病院へ行ってください。
安静にしているにも関わらず動悸が起こる場合、内分泌ホルモンや心臓に異常のある可能性が考えられます。
内科や循環器科を受診し検査を受けるようにしましょう。
もともと心臓に病気を抱えている方は、可能であれば脈拍数や脈の強さや感覚を記録し、担当医に伝えてください。
カフェインやアルコールやニコチンの多量摂取による動悸であれば、コーヒーやお茶ばかり飲むのではなく水の割合を増やし、お酒とタバコの量を控えて体に負担をかけないようにしましょう。

動悸が関係する不整脈

動悸に関係した病気は多数あります。
主な原因としては心臓病が多く、甲状腺に関するホルモン分泌の過剰あるいは低下による疾患、精神疾患等の可能性もあります。
不整脈も動悸が関係していますが、拍動の標準値は1分間に60回から100回とされており、不整脈では著しく上回ったり低下したりします。
動悸だけでなく低血圧や、失神、意識消失や心停止にまでいたる場合があり、非常に危険です。
不整脈の疑いがある場合、すみやかに専門医へ受診しましょう。

動悸や圧迫感のある狭心症

狭心症も動悸が関係する病気の一種であり、心臓の筋肉に血液を送る血管が動脈硬化によって狭まり、血流が不足して心臓が一時的に酸素欠乏状態となってしまう症状です。
動悸だけでなく、胸の中心あたりから喉にかけて痛みをともなう圧迫感や、呼吸困難といった発作が起こります。

ホルモンの過剰分泌による動機

甲状腺ホルモンの過剰分泌、または分泌の低下によっても動悸は生じます。
甲状腺機能亢進症、別名バセドウ病と呼ばれる全身のエネルギー代謝が異常に高まる病気も、甲状腺ホルモンの過剰分泌が原因です。
バセドウ病は20代から30代の女性に多く見られ、甲状腺の腫れや眼球突出や動悸が主な症状です。

更年期障害でも動悸が起こる

女性特有の症状である、閉経の前後10年間を示す更年期に起こる更年期障害でも動悸が起こります。
ホルモンバランスの急激な変化によって心身に様々な影響を与え、動悸以外にも疲労感や倦怠感、ほてりや苛立ち、めまいや耳鳴りも引き起こします。
女性で状況や症状が当てはまる方は、婦人科を受診しましょう。

精神疾患が原因の動悸

パニック障害、うつ病、適応障害、心気症といった精神疾患が原因となって動悸を感じることもあります。
体を安静にして動悸が治まったら、カウンセリングを受けたり、できる限りストレスから遠ざかった生活を心がけたり、必要であれば投薬による治療を受けたりしましょう。

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