脈拍はどこで解る。もしものための脈拍の正しい知識

公開日: : 最終更新日:2015/03/27 健康・病気

脈拍
脈拍とは、心臓が規則的に収縮して血液が押し出されるたびに動脈に伝わる周期的な運動のことをいいますが、一般成人の脈拍の正常値は、1分間に60~100回程度です。
この数字は、あくまでも具体的な目安としての数値ですので、脈拍数が100回より多かったり、60回よりも少なかったりすると不整脈の場合も考えられます。

通常、手首の橈骨動脈の部分に触れることで脈拍を測定することができます。
最初に脈拍を測定する場合は、左右両方の手首に触れて測るのがいいです。
また、緊張していたり、興奮していたりすると、精神状態がそのまま脈に影響しますので、気持ちを落ち着かせてから測るようにしてください。

脈拍数と平均値

脈拍数を測ることで、自分の健康状態を知ることができます。自分の健康状態が解るとても重要なデータとなるのが脈拍数です。
今の自分自身の心臓や血管の状態について、およそ推測することができますが、心臓に重い病気がない限りは、脈拍数は心拍数と完全に一致します。

一般的な脈拍数の平均値は、一般成人男性の場合が1分間に65~75回程度、一般成人女性の場合が1分間に70~80回程度ですので、女性の脈拍数のほうが若干多くなっています。
乳幼児の場合は、正常であっても脈拍数は100回以上を数え、成長に応じて回数が減っていきます。

たとえば、赤ちゃんの脈拍数は130~140回程度ですが、幼児になると110~120回程度、さらに子どもの場合ですと80~90回程度となります。
ちなみに、お年寄りの脈拍数は60~70回程度が標準となっています。

脈拍数の増減

脈拍数は、一般成人の場合、1分間に100回を超えると「頻脈」、60回を下回ると「徐脈」といわれ、いずれも不整脈と診断されます。
著しく興奮した時や熱が出た時などに脈拍が上がりますが、体温が1度上昇すると脈拍数は7~10増加します。

また脈拍数は、運動すると酸素摂取量が多くなり、その酸素を運搬するために上昇します。普段から運動をしていると、心肺機能が鍛えられるため、安静時と運動時の心拍数には、それほど差がなくなります。

もし脈拍数が多いなと感じられるようでしたら、運動をするのがいいでしょう。ある程度は改善できますので。
あまりに脈拍数が多いようなら、もしかすると、何らかの病気の可能性も考えられますので、病院で診察を受けることをおすすめします。

脈拍の正しい測り方

一般的な方法としては、手首の付け根部分の橈骨動脈(とうこつどうみゃく)に、人差し指・中指・薬指を静かに軽く当てて測ります。
手首ではどうしても解りにくいという方は、首の動脈(頚動脈)に人差し指・中指を当てて測りましょう。1分間の脈拍を数えます。

脈を測る際に最も気を付けたいことは、安静にしてリラックスした姿勢で測定することです。
食事や入浴、運動を行ったときは、しばらく安静にしてから測定しましょう。
急いで測定が必要な場合は、3~4回深呼吸してから測定してください。

脈拍が1分間に50回以下だったり、120回以上だったりする場合は、脈拍数だけでなく、脈のリズムに乱れがないか、脈が飛んでいないか、脈の強さは、脈の伝わり方は等を観察しながら測るようにしてください。
何か変化が感じられる場合には、お医者様に相談するようにしてください。
 

不整脈について

思い当たる原因もないのに、脈拍が極端に早かったり、遅かったり、不規則になったりする症状を「不整脈」と言います。
一般成人の場合、一分間の脈拍数が50回以下の場合や100回以上の場合は、心臓の異常をしらせる信号、不整脈と考えられています。

不整脈になると、脈が一定でないために、動悸や息切れ、胸が苦しくなったり、めまいやたちくらみ、疲労感、吐き気などが起こり、場合によっては意識を失うこともあります。
不整脈には、治療をする必要のないものから危険なものまでいろいろありますが、健康な人でも、全く不整脈がないという人はいないといってもよいほどです。

不整脈に対して過剰に反応する必要はありません。
しかし、生死にかかわるような危険を伴うこともありますので、脈拍に変化が見られたりした場合には、早めに診察を受けるようにしましょう。
診察を受けるのは循環器内科です。心電図で波形を調べたり、心エコー(超音波)で画像診断をするなどの検査を行います。
普段から自分の脈拍を測っておくと、もしものためにあわてずに済みますよ。

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