再生可能エネルギーとは、世界の再生可能エネルギーについて調べてみた

公開日: : 最終更新日:2015/03/27 生活

風力発電

再生可能エネルギーの種類

ソーラー発電や風力発電など、自然界にある再生可能な燃力として利用できる力を再生可能エネルギーといいます。

これに対して、従来から用いられてきた石油や石炭、天然ガスなどのエネルギーは、枯渇性エネルギーと呼ばれています。

使い続ければいずれは枯れ尽きてしまう可能性のある資源で、原子力発電に利用されているウランも枯渇性の地下資源です。

再生可能エネルギーのメリットは、常にエネルギーが補充されるために枯渇する心配がないという点。

太陽光や太陽熱、水力、波力、風力、地熱などは、永続的に利用できるエネルギーだと誰もが納得できるでしょう。

電力なしには生きられなくなった私達の生活を脅かすのは、近い将来に枯渇性エネルギーが底を尽きてしまうのではないということ。

実際、石油などは数年前から枯渇の恐れが話題になっています。

その点、再生可能エネルギーには、この先長い未来に渡って不足してしまうのではないかと心配することもなく利用できる期待があるのです。

近年では、動植物由来のバイオマス燃料の研究にも力が注がれています。

家庭で生ゴミを肥料などにするのも、バイオマスを資源活用していることになります。

これを燃料として用いることが出来れば、一般家庭にもバイオマス資源による再生可能エネルギーの利用が広がりそうですね。

再生可能エネルギーの使われ方

様々な再生可能エネルギーがあり、それぞれどんな風に利用されているか特徴が異なります。

例えば、太陽光なら太陽電池として電力に変換することができます。

光だけでなく、太陽熱を取り込むことで断熱や蓄熱、温水を作るなどの利用も可能です。

地熱を使って温水プールにしたり、給湯として調理に使ったり暖房にも使われています。

冷暖房への利用では、空気熱もヒートポンプを用いて活用されています。

因みに、風力では、昔から風車を農業揚水の動力源として利用してきました。

地域は限られますが、現代では風力発電が再生可能エネルギーの中で大きな地位を占めています。

バイオマス分野では、動物の糞を乾かして燃料として使う方法が、昔から行われてきました。

現代では、動物に限らず、糞尿や汚泥を発酵させたメタンガスも燃料として使われています。

軽油の代替になり得る燃料としては、菜種やヤシ、ユーグレナとも呼ばれるミドリムシなどの植物類を精製して油脂を抽出し、作った燃料があります。

果実や穀類のブドウ糖や炭水化物を発酵させて、バイオエタノールとして使う動きもあります。

このように様々な再生可能エネルギーの利用が進みつつあるように見えますが、メリットが期待される一方で、再生可能エネルギーにはデメリットも発生しつつあります。

再生可能エネルギーのメリットとデメリット

再生可能エネルギーは、資源として枯渇する心配がないだけではありません。

オゾンや二酸化炭素などの温室効果ガスを出さずに済むエネルギーが多いため、地球温暖化を防ぐことにもつながるメリットがあるのです。

安全性も高く低コストと考えられており、アメリカではグリーンパワーという呼び名も付けられているほどです。

しかし一方では、発電コストが高い、原料の価格高騰、エネルギーの需給にギャップが生じるなどの懸念もされています。

発電コストの高さは原子力や火力と比較した場合で、今後はコスト低下の工夫もされてくるでしょう。

エネルギーの需給ギャップは、例えば太陽光が日中思うように得られない、夜間は太陽が地上を照らさないために発電できないなどの例があり、すでに実感済みの人も少なくないでしょう。

もう一つの問題点である原料の価格高騰には、もっと身近なデメリットを感じる人もいるはずです。

例えば、バイオマス燃料として用いられることのある食品に、サトウキビやトウモロコシがあります。

このような身近な食品が再生可能エネルギーの原料として普及すれば、食料や飼料として販売される砂糖やトウモロコシが値上がりする可能性があります。

地熱発電なども、温泉熱を利用することで観光業と競合してしまう懸念があるのです。

ただし、そのようなデメリットを克服してでも、私達は再生可能エネルギーに乗り換える方向を目指さなければなりません。

国際エネルギー機関では、何も手を打たなければ現状の倍以上の温暖化ガスが排出されると発表しています。

世界が積極的に対策すれば、2050年までには再生可能エネルギーが全体の半量近くを占めることになり、温暖化ガスの排出も半減すると見られています。

国際的に再生可能エネルギーの導入に積極的なことで評価されているのがドイツで、2030年には電力量の半分を再生可能エネルギーで供給可能だと見通しが立っている模様。

日本はこれまで長らく太陽光発電の導入量が世界一でしたが、とうにドイツに追い抜かれています。

また、各電力会社が再生可能エネルギーの新規受け入れを中断するなど、太陽光などで電力の供給を図ろうと投資をした人達にも打撃を与えています。

政府が推進してきた再生可能エネルギーの導入だけに、早く新たな見通しを立ててリードしてくれることが望まれます。

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