酒を飲み過ぎると記憶が飛ぶのはなぜ

公開日: : 最終更新日:2015/12/25 お酒, 酒コラム


お酒を飲んだ翌日に朝起きてみたら酒席の途中からの記憶が全くないのに、家にきちんとたどり着いていたという経験を持つ方も多いと思います。

後で同席していた人に自分の様子を聞くと、記憶がないにもかかわらず泥酔していたわけではなく、案外ちゃんと行動できているので自分でも不思議に感じることがあります。

英語ではこうした、お酒を飲んで時間的には数分から数時間の記憶がない、一時的記憶喪失現象を「ブラックアウト」と呼びます。

アメリカの大学教授らが発表した研究では、過度な飲酒によるアルコールが脳細胞を殺してしまうので記憶がなくなるのではなく、アルコールによって、神経細胞間の接続を強化し学習と記憶に不可欠な長期増強プロセスを抑制するということがわかりました。

教授らはラットの脳にある海馬の細胞を使って、アルコールが神経細胞に与える影響を研究したのです。

その際、神経伝達プロセスを詳しく分析したところ、アルコールがニューロン間の信号伝達に関与するグルタミン酸を透過する受容体の活動を、半分まで低下させていることがわかりました。

さらに、ニューロンにステロイドを産生させ、そのステロイドがニューロンのはたらきを阻害して、記憶の形成が損なわれるというプロセスが明らかになったのです。

科学的に判明していることから、やはりお酒はほどほどに、というのが一番の結論なのかもしれません。

宴席でもなんでも、はめを外しすぎて呑み過ぎるとこういったことが起こりやすいので、気をつけるようにしたいですね。

スポンサーリンク

関連記事

「一気飲みの問題」について

お酒の一気飲みが大学生や社会人の歓迎会などで一時期もてはやされたことがありました。 しかし

記事を読む

ダイエットとお酒の関係について

みなさんは、「お酒のアルコールはエンプティカロリーなので太りません」という言葉を聞いたことはない

記事を読む

子供がお酒を飲むとなぜ悪いのか

現在日本では、未成年の飲酒は法律で禁止されています。 それでは、子どもがお酒を飲むことはな

記事を読む

「料理酒って飲んでもOKなのか」について

お酒の種類に「料理酒」とういうものはなく、一般的に売られている「料理酒」は調味料の種類に分けられ

記事を読む

お酒が「強い」「弱い」の違いについて

お酒が強い、弱いといった人がいますが、その違いとはなんでしょうか?通常、お酒を飲んだ時に体内に吸

記事を読む

酒はどうすれば強くなるのか

簡潔に言うと、お酒は訓練で強くなることはありません。 飲酒により体内に入ったアルコールは肝

記事を読む

「御屠蘇」について

お屠蘇とは、正月に一年間の邪気を払って長寿を願うために飲むお酒です。 悪鬼を屠り魂を蘇生さ

記事を読む

「ハブ酒」って本当に効くのか?「ハブ酒」とハブについて調べてみた

ハブ酒はハブを焼酎に漬け込み密封したもののことです。 沖縄の名物としてよく知られていますが、な

記事を読む

ワインには色々な種類(製法)が有ります。それぞれの特徴とは・・・

スティルワイン(非発泡性ワイン)の特徴とは・・・ スティルワインは、葡萄を発酵させる際に出る炭

記事を読む

主な産地とワインの特徴 世界のワインのご紹介

フランスの産地やワインの特徴について フランスと言えば、イタリアに並ぶワインの生産大国として知

記事を読む

お得がいっぱい!【ふるさと納税】を利用してみよう!

ここ最近急速に認知度が高まった「ふるさと納税」。ふるさと納税と

オタク女子の婚活事情を考察

オタク女子の婚活事情 昔からアニメ・マンガ・ネットのサブカル

no image
実写化はあり?なし?実写ドラマ、映画化されたコミック

最近、人気コミックの実写化が相次いでいます。 つい最近も、人間社会に

副業したいけどばれたくない!大切なポイントまとめ

毎月の給与だけでは生活が大変だから、副業をして少しでもお金を稼

メリットがたくさん!【米国株】について紹介

米国株の魅力を知らないのは損! 米国株と聞くと、「日本株より

→もっと見る

PAGE TOP ↑