各金融機関の預金の特徴や上手い利用の仕方などのまとめ

公開日: : 資産運用


銀行の預金の種類にはさまざまなものがあります。
普段何気なく利用しているけれど、どういう特徴があるのかはあまり考えたことがない方も多くいらっしゃると思います。
こちらでは各金融機関で行える預金の特徴や上手い利用の仕方などについて詳しくご紹介しています。
それでは、最も私たちの生活に身近な「普通預金」の特徴から見ていきましょう。

普通預金

最も身近で利用者も多い「普通預金」

普通預金は私たちの生活の中で最も身近なものです。
子供の頃に貯金用の通帳として、自分の口座を作ってもらった人もいるでしょう。
普通預金の大きな特徴は、預金者が自由にお金の出し入れをできるところにあります。
この口座は自分のお金を管理するだけではなく、自分以外の人からの入金や勤めている会社からのお給料を受け取るためにも使われます。
その他、公共料金の引き落とし口座として利用している人が多いでしょう。

金融機関によって呼び名が多少異なる

多くの金融機関では、この口座のことは「普通預金」と呼んでいますが、機関によって多少呼び名に変化があります。
銀行と並び利用者の多いゆうちょ銀行では「通常貯金」、農協や漁協では「普通貯金」と呼んでいます。
普通の貯金口座という名前の通り、預金者が自由に利用することができる口座と覚えておくと良いでしょう。

「普通預金」は銀行が破綻したらどうなる?

普通預金、通常貯金、普通貯金は預金保険制度の対象になっています。
そのため、何らかの事情で銀行が破綻してしまった時に預金の一部を取り戻すことができます。
保険制度で保証される額は定期預金などと合わせ、1000万円までの元本と利息です。
これは一つの銀行ごとに保証される額となっています。
1000万円は大きな保障額ですが、家の購入などのためにもっと多くの預金をしたい場合には、全額が保証される預金のほうが良いケースもあります。
そういった場合には、普通預金の一種として提供されている「決済用預金」などの利用を考えてみましょう。
決済用預金は利子がつかないことを除けば普通預金口座と同じように利用でき、万が一の場合にも全額が保証されます。

当座預金

当座預金とは、主に企業や個人事業主が利用する口座です。
主な特徴として挙げられるのは現金の代わりに小切手や手形での支払いのために利用するという点です。
預金保険法により、銀行に何らかのアクシデントがあった場合に全額が保証されます。

当座預金の開設には審査がある

当座預金は一般的な普通預金や定期預金と違い、金融機関での審査項目があります。
この審査に通り、銀行との取り引きが結ばれれば当座預金の口座の開設ができます。
当座預金には通帳はなく、代わりに当座勘定照合表が企業に送られます。
近年はネットバンキングのシステムも整っているところが多いため、インターネットで見たいときに内容を確認することが可能な場合もあります。

当座預金開設のための審査とは?

審査項目は銀行によってもさまざまな差がありますが、共通して審査されるものには以下のものがあります。
会社の実態調査、過去の預金取り引きの内容の審査、会社の利益・売上などの決算情報、会社の事業内容、現在の事業の状況、代表者のこれまでの経歴において信用力はあるのか、手形取引が必要な企業かどうか、これらの項目についての調査と審査があります。
口座開設後も、全ての機能を利用するためにある程度の取り引き実績を積むことが必要な場合も多くあります。

当座預金の入金・預け入れと出金・払い戻しの方法

入金と出金の方法は普通預金の口座とは異なります。
入金・預け入れは当座預金入金帳やキャッシュカードの利用になるので、感覚としては普通預金との違いはあまり感じられないかもしれません。
口座を開設した銀行によってはキャッシュカードがない場合もあります。
払い戻し・出金の方法は小切手、手形、キャッシュカード、口座振替が利用できます。

当座預金のもっとも大きな特徴

当座預金のもっとも大きな特徴は小切手や手形での支払いの際に利用する口座ということです。
残高の確認や口座の状況の確認は企業側で行い、しっかりと管理することが必要です。

定期預金

口座の利用は普通預金のみでその他の利用はしたことがない、考えたことがないという人は意外と多いようです。
普通預金での運用は生活のほとんどの面をカバーできますし、確かに特に必要ないものかもしれません。
しかし、利用の方法次第でお金を計画的に貯めていく方法として定期預金というものがあります。
若い人の中には定期預金の存在を考えないまま、普通預金口座に残高が貯まっているという人も多いでしょう。

定期預金とはなにか

定期預金とは、一定期間お金を預けていなければならない預金です。
いつでも自由に預金者がお金の出し入れをできる普通預金と違い、定期預金では自由なお金の出し入れができません。
一見不便な預金に思えますが、計画的な貯蓄を進めていくのには大きなメリットがあります。

定期預金は普通預金に比べ金利が高い

定期預金の金利は普通預金に比べると高い設定になっています。
これは預け入れている期間によっても差があり、一般的に預け入れ期間が長いほど金利も高くなる仕組みです。
長期的な貯蓄の計画がある場合や、普通預金の残高がまとまった額になっている場合は、定期預金の利用を考えるとお得になる場合があります。

具体的な預け入れ期間は?

最短で1ヶ月、それ以降は2ヶ月、3ヶ月など比較的短期のものから、半年、一年など計画が立てやすい期間、長期だと10年までが預け入れ期間として設定できます。
これは銀行によっても多少の違いがあるので、定期預金を利用したい銀行に問い合わせると良いでしょう。

定期預金を上手に利用するために

まず、各銀行の金利を比べてみましょう。
いつも利用している銀行だから…と調べずに預けてしまうと、金利の差で上手な運用にならない場合もあります。
金利を調べ、メリットが大きいと感じる銀行を選びましょう。
長期の定期預金にありがちな「預けたらそのまま」というのも、お金を効率的に増やしていくのには向いていません。
定期的な見直しで上手にお金を増やしていきましょう。

貯蓄預金

「普通預金」「定期預金」に加え、個人が利用できる預金口座に「貯蓄預金」があります。
銀行や郵便局でのキャンペーンを目にしたことがある人も多いでしょう。
貯蓄預金口座とはどんな口座なのでしょうか。

貯蓄預金の特徴

貯蓄預金の口座は、普通預金と同じように通帳やキャッシュカードが発行され、いつでもお金の出し入れができます。
普通預金との大きな違いは預け入れ金額によって金利に違いが出てくる点です。
金利のつき方にもパターンがあり、預け入れ残高によって金利が変動する「金額階層別金利型」と、預け入れ残高が一定額以上あることで高い金利を得られる「金額別金利型」の2つがあります。

貯蓄預金と普通預金の大きな違い

通帳やキャッシュカードも発行され、いつでも自由にお金の出し入れができる貯蓄預金。
では、普通預金との違いは金利だけかというとそうではありません。
大きな違いは、公共料金などの引き落とし目的や、給料や年金等の自動受け取りをする目的で利用することができない点です。

どのような利用が効果的?

貯蓄預金の口座を開設する際に便利なサービスを加える事もできます。
スイングサービスと呼ばれ、普通預金の口座から貯蓄預金の口座にお金をスイングしてくれるものです。
指定した金額をスイングするタイプと、普通預金口座の残高の指定を超えたぶんをスイングするタイプ(シフト)があります。
例えば、受け取った年金をスイングし、高い金利を付けて増やしていきたい場合などに利用します。
シフトタイプの場合は、生活費として必要なぶんは普通預金に残し、それを超える金額が入った場合にスイングし、貯蓄預金で増やしていくことができます。

逆スイングというシステムもある

これは貯蓄預金口座から普通預金口座へスイングしてくれるシステムです。
貯蓄預金口座で貯めたお金で家のローン支払いなどに使いたい場合に、指定の金額を引き落としに使いたい口座にスイングするなどの利用方法があります。
銀行によっては、スイング・シフト・逆スイングにその都度手数料を設けている場合もあります。

大口定期預金

大口定期預金とは、普通の定期預金よりも大きな金額を預け入れるのに向いています。
このシステムでの預け入れが可能な最低金額も決まっていて、大口定期預金の場合は1000万円からと大きな額になっています。

まとまった金額を預け入れるのに便利

大口定期預金は、まとまった額のお金をしばらく使う予定がない場合に便利な預金方法です。
預け入れができる最低金額が高いので、そのぶん金利も高く設定されています。
しばらく使う予定がない場合に、普通預金よりも金利の高い大口定期預金にし、増やしていくというのが主な利用方法になります。
預け入れ期間は1ヶ月から10年とさまざまなケースに合わせた設定ができますが、満期まで運用することが条件の一つとなっています。

大口定期預金の注意点

大口定期預金には、通常の定期預金にはない注意点があります。
主なものは、預け入れ金額は1000万円から、預け入れ方法は一括のみ、中途解約の場合には中途解約利率が適用されるなどがあります。

大きな特徴は金利が一定なこと

大口定期預金の大きな特徴は、預け入れをした時の金利がずっと適用される点です。
例えば、高い金利の時期に利用を開始すれば、その後低金利の時期が来ても高い金利のままで維持することが可能です。
これを利用して、低金利の時期は短い預け入れ期間での運用をし、金利ピーク時に預入期間を長く設定するなどで資金を増やしていくことができます。

金利の交渉が可能な場合もある

大口定期預金は最低1000万円からの預け入れなので銀行側にとっても大きな額の取り引きとなります。
これを解約されてしまうと困る面もあるので、ある程度の金利交渉を受け付けている場合があります。
ただし、預け入れ期間の実績があったり、その銀行での取り引きをよく利用している場合のことが多いようです。
交渉面などを考えると、見た目の金利だけに囚われて銀行をしょっちゅう変えるよりも、長い目でのお付き合いを考えて運用したほうが得になるという声もあります。

総合口座

銀行のさまざまな口座の違いを調べていくと「総合口座」というものがあります。
今から新しく口座を作ろうとすると、おそらくほとんどの場合でこの総合口座になります。
総合口座とはどんな特徴を持つ口座なのでしょうか。

普通預金と定期預金の利用が一つの口座でできる

総合口座には何が総合されているの?と考える人も多いかと思います。
普通預金の口座として利用できるのに加えて、定期預金の利用もできる口座が総合口座です。
通帳の後ろのほうを見ると、定期預金の欄があるので、よくわからない場合はそれで判断ができます。
2つのものがまとまっているので管理がしやすく、貯蓄の計画なども立てやすくなっています。

総合口座でも普通預金だけを利用したい

このような利用の方法ももちろんできます。
総合口座だからといって必ず定期預金を利用しなければならないという決まりはありません。

総合口座が便利な理由

総合口座が便利と言われる理由にはいくつかあります。
一つは、2つの預金の通帳がまとまっていて管理がしやすいことですが、もう一つは普通預金の残高がなかった場合に、定期預金から自動で融資してくれるサービスがあるということです。
本来、定期預金は預金者側での自由なお金の出し入れができません。
しかし場合によっては、引き落としの際に普通預金の残高が足りなかったということがあります。
このシステムは口座貸越と呼ばれ、わかりやすく言えば普通預金口座の足りない分を定期預金のお金を担保に借り入れしている状態です。
いわば借金ということなので利息が発生してしまいます。
この利息の水準は一般的に高く設定されているので注意しましょう。

普通預金と総合口座の違いは口座貸越にある

普通預金の口座だけでは、当然ですが口座貸越のシステムの利用はできません。
ただ、このシステムの利用にも注意が必要で、高い水準の利息を払い続ける期間が長くなる見通しであれば定期預金を解約したほうが良い場合もあります。

積立定期預金

積立定期預金は、旅行資金、結婚資金など、必要な金額を計画的に貯めたい場合に便利な預金の方法です。
システムとしては、毎月決まった額の普通預金からの振り替えや、ATMからの都度入金で預金をしていきます。

自分で貯蓄していくのと何が違う?

積立定期預金の特徴は、積み立ての金額を自動で定期預金として運用してくれるところにあります。
普通預金口座を利用し、自分で貯蓄をしていってもお金は貯まりますが、生活に使う費用と同じ口座で管理する場合も多く、どの程度貯まっているのかがわかりにくいことがあります。
また、普通預金は自由にお金の出し入れができる口座なので、貯める前につい使ってしまうということもあります。
計画的にお金を貯めたいのであれば、積立型定期預金を利用するのが良いでしょう。

定期預金と積立型定期預金の違い

通常の定期預金との違いは、預けるお金を自分のペースで徐々に増やしていけるところにあります。
定期預金の場合は、最初からまとまった額を預けることになりますが、積立型定期預金の場合は後からもお金を預けていくことができます。
例えば、普通預金口座の生活費を除いた余剰分を積み立てぶんとして預金したり、生活に余裕があるときだけ預け入れて積み立てをするといった方法があります。
これらの積み立ての方法については、銀行によって大きく差があるので、どこの銀行でも提供しているものではないことは頭に入れておきましょう。

積立型定期預金の注意点

銀行によって選択できる積み立て方法が違うことも注意点の一つですが、それ以外にも頭に入れておきたいポイントがいくつかあります。
定期預金は契約期間中は引き出しができませんが、これは積立型定期預金の場合も同じです。
契約期間=積み立てに使える期間と考えると良いでしょう。
積み立て期間が終了した後も、ある程度の期間据置きされるため、お金を預けておいて、急な出費に使いたいという場合にはあまり向いていません。
「目標金額と使いたい目的が最初から決まっているお金」を貯めたい場合に便利な預金の方法と覚えておくと良いでしょう。

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